バニラへの日々
TOPメール意見や感想おしらせ

 2002年06月30日(日)   サドとマゾ 


先週土曜にある会社の中途採用の面接を受けた.結果は1週間以内に連絡されるとのこと.高校や大学の受験ならその合否発表の日程は明確に示されていることが多いが,会社の社員やアルバイトの採用結果が伝えられる日はこのように曖昧にされることが多い.おそらく人事担当者はその業務内容の性格上必然的にサドっ気を持つからだと思うね.被選考者をじらせることを楽しみにしているのだ.そのため意地でも選考結果を伝える日を内緒にしたいはず.だが僕には彼らの手の内は全て読めている.例えば僕の場合は1週間以内だが,その最後の日,すなわち土曜に連絡が来ることはありえない.何故なら金曜が終わった時点で「もう明日に連絡がくるのだな」とたやすく想像できるからだ.それなら金曜はどうかというと,木曜が終わった時点で「土曜はありえないから間違いなく金曜だ」と悟ることになるのでこれもありえない.同じ理由で木曜もダメ.同様に水曜火曜月曜日曜も会社は僕に連絡することはできないのだ.どうだざまあみろ,と思っていたら,1週間経ったのになんの連絡もない.放置され過ぎてじりじりしてきた.僕はどうなるのだろう? お願いします連絡ください.


 2002年06月29日(土)   悩みの大小 


先日テレビの討論番組で「貧しく飢えて死んでいく人間がいるという現実の前では『生きる意味がわからない』などとホザく若者は傲慢だ」との意見が出ていた.発言者は10代男性で,1年間高校を休学しインドを中心に放浪の旅を続けていたという.OK.君の言いたいことはわかる.だがインドにはインドの,日本には日本のリアリティがある.日本の中でもそれぞれの状況に応じた現実がある.10代の現実,40代の現実,バツイチ女性,エリートサラリーマン,モテる奴モテない奴,孤独な老人,ゲイ,お笑い芸人など,皆それぞれの状況の中で生きており,それぞれの問題を抱えている.確かに日本で飢えて死んでいくことは滅多にないし,これらは豊かであるが故に生まれてくる悩みなのだろう.だがそうした問題が飢えの苦しみよりも些細なことだとなぜ断言できる? 「生きる意味がわからない」という空虚さや絶望感,自らのエネルギーや情熱を注ぎ込むことのできる場所を見出せない苦しみは,時として当人を死に追い込むこともある.個々の悩みや苦しみの大きさは同じではないが,比較不能なもの.「傲慢だ」と言い切るその姿勢が傲慢だということに早く気づくべきだ.


 2002年06月28日(金)   引越し計画 


ご承知の人も多いと思うが,このホームページは「魔法のiらんど」というサイト内の無料HPスペースに設置されている.その名前の通り,このサイトのHPはPCでもブラウズすることは可能だが,携帯電話からの利用を主眼にその骨格が作られている.僕のHPはほとんど日記のみだし,これで特に不満はない.だがどうにも窮屈でしかたがないと感じることがひとつ.1日あたり全角500文字までという日記の字数制限だ.新聞のコラムと同程度の文字数で,充分と言えば充分なのだが,多く書いてしまった日など字数を調整するのに骨が折れる.昨日の日記などは漢字を多用し句読点を全て削除しそれでも枠内に収まらずええい糞とばかりに(以下略)を使いオーバーした分をすっぱり切り落とした.せめて6畳一間くらいのスペースは欲しいのだ.よって現在HPの引越しを検討している.もちろんその際はPCでも携帯でも問題なく見ることのできるサイト構成にするつもりだ.


 2002年06月27日(木)   ブルーな理由 


昨日気分がすぐれぬ為1日分日記の更新をサボることを宣言したがその理由は就職活動の結果とは無関係でありそれならば何か異性関係特にフラれたなどの原因も考えられるがそれも異なりそういえば婦女子に自らの思いを告げる行為というものをもう年単位で行っておらず年単位というとそれは1年とも10年とも解釈可能であるが今からほぼ正確に3年前の1999年6月「人類滅亡前の最後の一時を君と過ごしたい」との私の言葉は彼女の失笑を誘い同時に私の涙を誘ったがそれが最後であったろうかいやもう一度くらいあったかも知れぬが果たして昨日の気分のすぐれ無さは一体何が原因であろうか全ては私という人間に起こったことで個々の事例は密接にして不可分でありいずれも無関係であるとは言い切れぬ部分はあるがもっと別の理由でそれは「ただなんとなくダルかった」気分転換の為深夜散歩に出掛け行き交う人々を眺めやりコンビニでは普段煙草など全く吸わぬ身であるのに「マイルドセブンライトひとつ」などと注文しコンビニを後にすると「あああ俺はライターというものを持っていないこのばば馬鹿」と思い直しコンビニに戻るも店内入口のアイスモナカ(以下略)


 2002年06月26日(水)   ..... 


管理人ブルーなため今日の日記の更新はお休みします.この文章は仮の日記.はあ...


 2002年06月25日(火)   から騒ぎの夜 


「恋のから騒ぎ」を見ていた.テーマは「あてにならない恋愛のアドバイス」.ある女の子は「『君はかわいいから充分今のままで大丈夫だよ〜』ってまわりの男の子から言われるけど結局うまくいかないんです」と発言していた.その女の子は確かにかわいいのだが,とりようによってはイヤミに聞こえる.というか笑っていたのは2,3名で,明らかに会場で(コイツ自分で自分のことかわいいって言ってるよ)という不穏な空気が共有されかけていた.その時,別の女の子の発したカラッとした言葉が場の空気と彼女の立場を救ったのだ.「ぶっちゃけててイイと思う」.そう,番組を見ていた人ならわかると思うんだが,明らかにその子はブリッコ系ではなく天然をキャラにしているわけでもなかった.少し淋しげなその表情からは,自らのルックスの良さをもてあましているがゆえに不器用にぶっちゃけキャラをこなそうとしているように僕には見えた.発言の内容そのものを問題にして感情的に反発するよりも,どういう意図の元にその言葉が発せられたかが大事なのだ,ということを改めて認識した.それと同時に,彼女を救った女の子の優しい視点に僕自身も救われた気分になった.


 2002年06月24日(月)   身だしなみ当日2 


(→続き)
午後の部が始まり自分の面接順が3番目であることを知る.そういえば高校受験の面接で僕は遅刻したのだった.しかも当時いくつか受験した中で受かったのはその遅刻した学校だけ.今考えても何かおかしいと思う.そんなことを思い出しているうちに自分の番が回ってきた.小さな応接室らしき部屋に通されると,そこには50代と40代らしきふたりの男性が待っている.年齢が高い方が人事の人,若い方が僕が希望している部署の責任者だった.人事の人からの定番質問が一通り済んだ後,現場の人との突っ込んだ話に入る.開発中の技術に問題があり,他社に大きく水を空けられているという.何とか自分の経験がその問題解決に役立つとアピールしたいところだ.「それはですねえ」話し始める.「間違いないですねデプレッションが原因です」「デプレッションとはまだあまり知られていない効果ですがとても重要.日本で詳しいのは私ぐらい」などと,あることないことしゃべりまくった.さあ,果たして僕のすすめたツボを買ってくれるかどうか.結果は1週間以内に伝えられるとの話.特別な御利益があるかはわからないけど,花を生けるくらいのことはやりますよ.


 2002年06月23日(日)   身だしなみ当日1 


僕は現在職探し中で,今日は現在第1志望の会社の面接の日だった.会社の受付でその旨を伝えると,新卒者の会場に案内されそうになる.ちょっと気分がよかったのだが,自分の年齢があと5歳上だったらスネていたかもしれない.学校の教室程度の広さの部屋に通され説明を受ける.担当は人事部の20代後半らしき女性で,午前中が適性検査,午後が面接とのこと.午前中は一般常識や知能テストのような問題をひたすら解きまくった.中途採用の選考を受けた仲間は全部で16人だったのだが,皆すさまじく礼儀がいい.机が近い人間同士は会社が配るプリントを回しあったりするが,両手で渡す人,両手で受け取る人,深々とおじぎして渡す人などばかり.普段もそこまで礼儀正しいのかなあキミタチと思いながらも,僕ももちろん日本人.「よろしくお願いします」と小声で添えながらプリントを渡したりしていた.昼休みには会社が用意してくれた弁当をむさぼり喰う.担当の女性は部屋の隅の座席に腰掛けてすさまじい速さで携帯をいじっていた.僕は弁当に添えられていたお茶を一気に飲み干し,面接のイメージトレーニングに入る.もうすぐ昼休みが終わるのだ.(続く→)


 2002年06月22日(土)   身だしなみ前日 


職探しのために買った厚手のスーツがさすがに着られない時期となって,先日夏用のスーツを購入した.風通しをよくするためか,生地が薄いので陽にかざすとスケスケ.明日はこのスーツを初めて実戦投入する日,すなわち久しぶりに採用のための面接を受ける日だ.冬用の活動スーツを購入したのはちょうどこのHPを開始したころで,もう4ヶ月ほど前のことになる.再び冬用スーツを実戦投入する日は来るのだろうか? 明日は集合時間が朝早いこともあり,今日のうちに準備を整えておくことにする.筆記用具や会社の資料をカバンに詰める.勝負ネクタイや勝負パンツも選んでおく.どちらも1000円前後のものだが非常に気に入っている.パンツはほどよい緊張感を維持できるブリーフタイプのものにした.ヒゲも忘れず剃っておこう.無精ヒゲがすっかり顔に馴染んでしまっているので,つい剃り忘れそうになる.以前の面接では家を出た後に気づき,あわててコンビニかみそりで剃り落としていた.さあ,これでやることはやった.明日はうまく行くといいな.


 2002年06月21日(金)   トルシエ総括2 


(→続き)
結局トルシエ監督とは親戚の困ったおじさんなのである.声が大きく我を通し,強情で融通が利かない.皆は扱いに困っているのだが,本人はおそらくそれに気づいていないのだ.結婚式のスピーチで「新婦がここまでいい娘に育ったのは叔父である私のお陰.がははははは」と話してしまうようなおじさんなのだ.親戚中を見渡せばひとりぐらいいそうな,そんな人.そんなおじさんも会社ではそれなりのポジションとある程度の社会的地位も得ているように,トルシエもW杯前のさまざまな国際大会で結果を残してきた.だからこそサッカー協会は首を切りたくても切れなかったのかもしれない.

そんなトルシエだが,トルコ戦敗戦直後のインタビューで涙ぐむ映像を観て,これまであまり彼のことを好きになれなかった僕も,彼が日本から離れること,彼が日本に残したものなどについて想いを巡らせてセンチメンタルな気分になった.スピーチに苦笑いしていた新婦や列席者も,新郎の最後の挨拶を聞いて泣いているおじさんを見るとグッとくる.4年間お疲れさま.日本を決勝トーナメントに導いてくれて感謝しています.
でももうスピーチは頼みたくないなあ.


 2002年06月20日(木)   トルシエ総括1 


W杯の決勝トーナメント初戦で日本は敗れ,約4年間続いたトルシエ体制も終わりを迎えた.彼に対するメディアの論調は「よくやってくれた」などの好意的なものが多いが,「結果は認めるが二流の監督」「もっと早く解任すべきだった」などの厳しいものもある.特に専門誌ではそうした意見を多く見かける.確かにハタから見ていても話題というか問題がとても多い人だった.

・母国で,俺は日本で最も人気のあるフランス人だぜ,と語る.
・練習中グラウンドに生えていた雑草をひとつかみむしり取り,笑顔と共に選手にわたす.
・他の選手やスタッフが見ている前で選手を怒鳴りつけ平手打ちにする.
・試合前の会見で結果を残せなかった場合の予防線を張り,負け試合のあとでは言い訳めいたコメントを残す.
・中村俊輔や中田ヒデが活躍しメディアに露出するとイイ気になるなとばかりに精神的に圧力をかけていく.

あのトルコ戦の不可解な采配も,前日の報道陣からの質問にムキになったことがきっかけで,自らの監督としての立場と力をあらためて誇示しようとしたからだとの見方も出ているようだ.(続く→)


 2002年06月19日(水)   次回W杯必勝戦術 


残念ながら終わってしまった日本のW杯.この結果をなかなか受け入れられずちょっとブルーな気分に浸っている人も多いだろう.そんなあなたのために次回のW杯で日本が優勝する作戦をお教えする.まずは背が高く体格にも恵まれている人間をスカウトしてくるところから始まる.この場合年齢や運動能力の高さはさほど重要ではなく,何よりも背が高いことが大事だ.目標は2m10cm,100kg程度の体格.バスケやバレーの経験者の中には2mを超える選手も珍しくないので,有望な候補が見つかればあらゆる手段を使って口説き落とす.次に4年間かけてその選手の髪をじっくりと伸ばす.決してはさみを入れてはいけない.あとはW杯開幕にあわせて選手の髪をアフロヘアに整え,頭頂部の髪の量だけを大幅に減らす.そうすれば選手の頭はもう立派な鳥かごだ.試合が始まれば味方のキーパーに鳥かごの中にボールを入れてもらい,敵のゴールに向かって歩いていくだけ.敵の選手が何をしようと,2m10cm,100kgの巨体はびくともせずボールをゴールへ運んでいくだろう.ルールにも抵触しないしどこにも隙がない.サッカー協会は今すぐこのプロジェクトを始めるべきだ.


 2002年06月18日(火)   世界最速人間2 


(→続き)
僕の高校時代の同級生Hは「自分の瞬発力が最高に発揮されるのは家でエロ本読んでいて親が階段上がってくる音が聞こえたときだ」との言葉を残した.すなわち,記録への動機付けよりも危機的状況に対する反射的な応答にこそ人間の潜在能力は最大限に解放される.これをうまく記録に結びつけたいところだ.
しかしスポーツ医学によれば,現在の100mの世界記録が人類史上最高の記録であり,同時に人類の限界に近づいている可能性が非常に高いという.トレーニング理論や用具の開発を含め,他の競技に比べタイムを削り取るための研究がさまざまな角度から広く深く行われているからだ.現在であれ過去であれ,とんでもない才能を持った人間がいても,これらの恩恵などにあずからなければいい記録は出せないのかもしれないね.
しかし.しかし理屈ではわかるのだが,この広い世界と長い人類の歴史,何かあってもいいと思う.全世界の人々を横一線にスタートラインに並べ「ヨーイ,ドン」とやったとしようよ.60億人もいる.全く無名の選手が次々と記録を更新するような気がしないか? アフリカ系黒人の選手あたりが歓喜している情景が目に浮かんでくるよ.


 2002年06月17日(月)   世界最速人間1 


世界で一番速い人.何が速いのかいろいろ部門はあるが,ここでは100m走に話を絞ろう.世界で一番足の速い奴だ.世界で一番速い球を投げる奴と同様に,その人間の存在やその称号がかかった勝負には多くの人が理屈抜きに興奮する.しかしその興奮の陰で「世界のどこかにもっと速い奴が潜んでいるんじゃないか?」と考えたことはないだろうか? 本格的に100mに取り組めばとんでもない世界記録を出す人間の存在だ.あるいはタイムをまともに測ったことはないけれど,実は生活の中で気づかぬうちに世界記録を出している人間だ.例えば元サッカー日本代表の快足FWとして有名な野人・岡野.彼は起きぬけのジャージ姿にバスケットシューズという格好で,100mを11秒切るタイムを記録したという.また,犬に追いかけられながらその距離をみるみる広げていったという話も残っている.本当かよ? 世界記録は無理かもしれないが,彼なら日本記録の10秒00は充分ねらえたかもしれない.犬に追いかけられたときに実は記録していたのかもしれないね.(続く→)


 2002年06月16日(日)   チューブたちの話 


古い整髪料が大量に余っている.しばらく使っていたが,そのうちなんとなく使わなくなる.買ってみたはいいけど,匂いが思ったよりキツいことに気づきほとんど使わなかった.そんな整髪料たちだ.もう年単位で放置されているものばかりなので処分することにした.
ムースを洗面台に盛りつけ,ジェルをマヨネーズのようにしぼり出していく.楽しいね.でもちょっとやらしいかもね.しかし,もったいないという意識はほとんど感じないんだな,これが.
でも,これがはみがき粉だったら?
中身を全部しぼり出すなんて,とても楽しむことなどできそうにない.僕は罪悪感でいっぱいになると思う.そしてその罪悪感は,マヨネーズ,ねりからし,わさびなどの食関係のチューブをしぼり出すことを想像したものにとても近く,決して絵の具や木工用ボンドのそれではない.
はみがき粉は,口に入るということで無意識のうちに僕らの頭の中でマヨネーズたちと同様のポジションにシードされているようだ.


 2002年06月15日(土)   最も古い記憶 


「最も古い記憶」とは,今も鮮明に思い出すことができるし,おそらく死ぬまで覚えているであろう記憶のことだ.僕の場合は確か3歳の頃.部屋のなかで転げ回って遊び,勢い余ってガラス戸に頭をぶつけたときのものだ.後頭部を少し切り,じいちゃんにおんぶされて病院へと向かった.ただ,記憶の中ではおんぶされている自分を「後ろから」眺めている……これがどうも腑に落ちない.誰かに記憶を操作されたのだろうか? もしそうだとしたら,それは両親やじいちゃんによってなのだろう.そのときの状況を繰り返し聞かされることで,話のイメージが記憶の一部として定着する.可能性あるよね.さて,これに対抗するのは「最も新しい記憶」だ.とはいっても,昨日の晩ご飯のおかずや駅で見かけた女の子のことなんか1週間後には忘れてる.長らく印象に残る「最も新しい記憶」とは,多くの人にとっておそらく昨日チュニジアに勝って決勝トーナメント進出を決めたことなのだろう.そしてそうである人もそうでない人も,またそれぞれの生活の中でそれぞれの印象に残る出来事を体験し,新たな記憶を重ねていく.僕やあなたが同じ時代に生きるとは,そういうことなのだと思う.


 2002年06月14日(金)   牛だらけ 


帽子・透視・動詞・格子
空襲・吸収・昇進・重心
教師の方針・入試の重視
公私混同・むこ養子

小心者講師の伊藤伸一
そうした態度はとてもあやうし
エステで痩身する彼女の容姿
それは見事な8頭身

光子・量子・陽子・粒子
病死・急死・焼死・凍死

漁師は銚子でのぼり調子
九州男児はソープで傷心
両親は放心して宇宙と交信
上司は酔うしモー大変

どうしようかなチュウしちゃおう
申し訳ないですもうしません


 2002年06月13日(木)   美しい文字 


その女性は50代で,以前の職場で僕がお世話になっていた人.多くの人から慕われ,同時に信頼される存在だった.常に明るく快活で,誰に対しても同様に接し,気分が沈み勝ちの人からも自然に笑顔を引き出させる,そんな人だった.昨日僕はその女性が亡くなったという知らせを受ける.数年前に手術した際のガンが再発した結果だという.僕は2ヶ月ほど前彼女に手紙を書いていた.年賀状以外の手紙を書いたのは何年ぶりか,自分にとっては記憶に残っていないほど久しぶりのことだった.その内容は僕の近況報告と,再び病院の世話になり始めたと人づてに聞いていた彼女の見舞いを兼ねたものだった.その返事の末尾に,流れるような美しい文字で「どうぞ体に気をつけてすごされますように」と書かれていたことが,どうしても忘れられない.もうお会いできないのがとても残念です.お疲れさまでした.さようなら.


 2002年06月12日(水)   そっくりW杯 


昨日の試合で残念ながら敗退してしまったフランスとウルグアイだが,それぞれのチームには注目すべき選手がいた.ウルグアイの中心選手であるレコバは,南米出身ではあるけれどもそのアジア系とも言える顔立ちで見る者の多くに非常にもやもやした感じを抱かせる.僕はもやもやしたあげく「元ちとせ」だと結論づけたが,知人は「アホの坂田」師匠と断言する.確かに横顔は師匠に軍配が上がるかもしれない.フランスDFリザラズは日本代表MF森島寛晃だし,ジョルカエフはNHKサッカー解説者長谷川健太だ.おまけ.ベルギー戦で同点ゴールを決めたFW鈴木隆行は福山雅治だろう.チュニジア戦では口を菱形◇に開けてプレイする彼に注目だ.以下は2002/6/6のクイズの答え.以下の色の組み合わせはそれぞれ何を表すかという問題だった.(1)左から右に緑/白/赤,(2)左から右に青/黄/赤,(3)上から下にオレンジ/緑/赤.僕が予定した答えは(1)イタリアの国旗,(2)信号,(3)セブンイレブンだったが,いずみさんが寄せてくれた答えの中に(1)ガチャピン/お兄さん/ムックというのがあり,これも正解とする.ナイス! 答えてくれたみなさん,ありがとう.


 2002年06月11日(火)   祈りの効果 


サッカーに限らず,何かのスポーツイベントのたびにときどき考えることがあって,それは「自分が観に行くと試合の進行に何か影響を与えるのか?」というものだ.先日のW杯日本×ロシア戦では無数のサポーターがスタジアムを埋めていたが,そこに自分が加わり声を張り上げるとする.選手に届く声の量もほんの少し多くなり,選手の動きもほんの少しだけ変化するはず.サッカーボールは丸いので,1mmの何分の1かでも蹴るポイントがずれれば30m先のパスの届く位置はボール半分くらいずれそうだ.そのずれがさらに大きなずれを産み…,と,理屈では可能性を認められるのだけど,一人増えただけでは最初のきっかけとなる変化すら与えられそうにないようにも感じる.本気なら裸になってピッチに乱入するぐらいでないとね.日本×ロシア戦では,直接観戦した人たち以外にも,自宅や街頭はもちろん試合のないスタジアムなどからも無数の応援が送られていた.これら全部が無かった場合,試合内容は変わったのだろうか? 遠く離れた場所ではあるけれど,誰かのためを想いある熱を込めた行為が行われる.影響は全くないのだろうか?


 2002年06月10日(月)   発想の違い 


神社かどこかに大きい机くらいの大きさの平べったい石があった.「こういう石を見つけたら何をする?」と連れに聞かれ,ちょっとひねった解答を期待されてるなと感じた僕は,

「大きい石だから,まだ誰も触ったことのない部分がきっとあると思うんだよ.それらしいところを触って,その部分で史上初を目指すなあ」と答えた.すると連れは,

「自分はこの石にすわって,昔の人はここにすわって何考えてたんだろうとか,そういうことを考えるな」との返答.

びっくりした.自分からは絶対出てこない考えで,普遍的だけどいつも新鮮に感じられそうな発想.

そういえばこんなこともあった.ガスタンクを見て僕が「普段想像もしないけどホントに爆発したら怖いな」と言ったら,連れが「転がってきたほうが怖い」と.「それは...」

それはとても怖い.


 2002年06月09日(日)   街づくりの話2 


(→続き)
知人の話を聞いて思うのは,あまりに機能優先的な場所の中にいると煮詰まったときのガス抜きが難しいのだろうなということ.管理のきびしい学校の中で24時間生活していくイメージで,息が詰まりそうだ.新しい街を設計するとき,設計者は自分が住みたいと思うようなものを作っているのか,かなり疑問.街には「計算された感のない息抜きの場所」を盛り込んでほしいと強く思うね.ひとつは2002/5/24の日記にも書いたのだけど,河原や土手のようなリラックスできる場所を作ることだろう.公園は「計算された感」があるのでイマイチだ.もうひとつは人が多く集まる場所に特有の,雑多な中からよくわからんものが生み出されそうな期待感を持った場所を作ることだと思っている.僕の中では,下北沢,学食,歌舞伎町などのイメージ.それら機能主義的でない魅力をもった部分を人工的に設計し,機能優先的な街の中に組み込み機能させていくことは可能なのか,という疑問があるのだけれど,つくばでパーになる人の話を聞いて以来このことはときどき考えている.


 2002年06月08日(土)   街づくりの話1 


東京から常磐自動車道を北上して約40分,茨城県の南部につくば研究学園都市は存在する.東京の地価が高いこともあって,30年ほど前からこの地に国や企業の研究施設を集中させちまおうとする街づくりが行われ始めたとの話だ.僕は知人宅を訪問するためにここを何度か訪れたことがあるが,極めて機能的に設計された街との印象を受ける.市内中心部を走る道路はどれもこれも太くまっすぐで,街路樹や歩道も整備されている.研究施設の間には大型電気店やホームセンターなどが点在し,さらにコンビニやファミレスがそのすき間を埋めていく.車がないと暮らしづらい街だ.こういった整然とした街並みは比較的新しい住宅街などと共通したものなのだろうけど,誰が設計した結果なのだろう? つくばに住む研究者の知人から「仕事行き詰まってもんもんとしたあげく頭パーになる同業者も結構いる」との話を聞いた.そういえば,あの酒鬼薔薇事件の犯人の中学生も新興住宅街に住んでいたらしい.(続く→)


 2002年06月07日(金)   アナウンサー賞賛 


今日ワールドカップのデンマーク×セネガル戦を観ていたら,「バビブベー」という選手が交代で登場していた.サッカーよりドラゴンボールのほうが似合ってると思う.戦闘力もかなり高そうな感じだ.カメルーン×サウジアラビア戦では,アナウンサーが「ほえー」「ほえー」と連呼している.選手名鑑をみると「FOE」という選手の名を発見.これか.そういえば1ヶ月ほど前,テレビのニュースでアナウンサーが「ほげー」を連発していた.下関で国際捕鯨委員会が行われていたのだ.どんなにまじめな顔をしていても「国際ほげー委員会」は力が抜ける.気づいているのかいないのか.「ほえー」にしろ,「ほげー」にしろ,他の語呂がいい言葉にしろ,本番中にこらえきれず笑い出してしまうアナウンサーを見たことがない.無理無理無理.僕には絶対無理です.彼らのプロ意識はすごいと思う.


 2002年06月06日(木)   国旗とクイズ 


左から右に向かって青/白/赤の3本の帯が縦に並ぶと,それはフランスの国旗を表す.だけども上から下に向かって同じ色の帯が横に並ぶとそれはユーゴスラビアの国旗だ.日本はもちろん白地に赤丸だよね.世界の国の国旗が一覧できるホームページを見ていたら,緑地に赤丸の国旗があることを知った.バングラデシュだ.サッカーにしても他のスポーツにしても,たいていの国の代表チームのユニホームは国旗に使われている色を前面に押し出した配色がされている.でもサッカー日本代表のユニホームは青が基調だし,日本代表の他のスポーツのユニホームとの間にも統一感がないのはちょっと疑問.ここでクイズだ.以下の色の組み合わせはそれぞれ何を表すでしょう.(1)左から右に緑/白/赤.(2)左から右に青/黄/赤.(3)上から下にオレンジ/緑/赤.3つとも有名だと思います.正解は近日中に日記の中でお知らせの予定.


 2002年06月05日(水)   訃報の洪水 


~最近著名人の死亡記事を目にする機会が増えた気がする.若くして亡くなる人もいるけどその多くは高齢で,若い世代からみれば「名前は知ってる」という程度のなじみの人が多い.つまり数十年前を中心に活躍してきた人たちがそろそろ寿命を迎え始めたということなのだろう.当時は世の中に流れる情報量が現在よりはるかに少なかったはずだけど,それでも多くの有名人が生まれている.それに比べ現在では,当時より顔や名前を知られるようになった人は飛躍的に増えているはずだ.ちょっと考えただけでも,俳優,ミュージシャン,ジャニーズ,野球選手,サッカー選手,CMタレント,お笑い芸人,フードファイター,国会議員,オウム関連,アナウンサー,芸能リポーター,料理研究家など,無数に乱立したジャンルにそれぞれ印象に残る人が10人はいる.100ジャンルとしたって1000人だ.1年が50週間あまりなことを考えると,現在活躍している人たちが寿命を迎えるころは毎週毎週悲しい記事ばかりになってしまう.冗談ではなく,新聞に「訃報面」が設けられる日は近そうだ.


 2002年06月04日(火)   サポーター来日 


今日夕方電車に乗り込むと,比較的空いた車内に外人7人ぐらいの集団がいた.そのうちのひとりは大きなメキシコの国旗をマント代わりにしている.おそらくワールドカップのために来日した人たちなのだろう.でも全員同じグループといった雰囲気ではなく,違う国から来たファンたちが途中で知り合い連れだって行動しているといった様子.何人かは非常に大柄で体の動きひとつひとつも大きい.ひとりはひっきりなしに膝をゆすっていたが,とても貧乏ゆすりとは呼べない感じ.彼らも興味深いけれど,周りの日本人の乗客を見ているのもおもしろい.居心地悪そうな人,全く気にしない様子の人,伏し目がちになる人などが多いが,途中から電車に乗り込んできた女子高生らしき集団は彼らに興味しんしんの様子.ちらちらと見ながら「どこの国かな」「フーリガンかな」「え−ちがうよ」「だったらコロせよ」「きゃはは」などと結構大きな声で話していた.彼らが日本語わからなくてもフーリガンっていう単語は知ってると思うなあ.


 2002年06月03日(月)   16通りの告白 


昼頃テレビをつけると,ニューハーフの元男性が自分が思いを寄せる男性に告白に行くシーンが映し出されていた.その元男性は画面で見る限り全くの女性で,美しく魅力的.男性の返事は「人間としては好き.でも女性としては付き合えない」といったものだった.自分が告白されたらどうするだろうといろいろ考えてしまうが,この告白され問題をあえて一般化してみる.3つの要素[告白者の生物学的な性別/告白者の精神的な性別/被告白者が認知していた告白者の性別]を考えよう.告白を受ける側から見て同性か異性かに注目すると,テレビで放送されていたのは[同/異/異]からの告白だ.組み合わせは8通りあるし,告白者が同性愛者か異性愛者かを考慮すると16通りになる.自分が16パターンの告白を受けた場合を全部考えようとしてみたが頭が混乱してきた.ただ,結局相手の告白を受け入れるかどうかは,相手をどれだけ恋愛対象や人生のパートナーとして見ることができるのか,という根本の一点に集約されていくような気はしている.


 2002年06月02日(日)   豆知識3種盛り 


今日は何にも思いつかないので豆知識を披露.

太らない体質の人は無意識のうちに無駄な運動を多くこなしており,それによりカロリーを消費しているとのこと.たとえば話しながら鼻をこする,声がやたら大きいなど.真偽は不明.

宝塚歌劇団の定年は60歳.定年まで舞台を勤めた人がいるかどうかは不明.

ポケモンの映画がアメリカで公開されたとき,タイトルが本来の[Pocket Monster]ではなく,[PokeMon]に変更されていた.なんでも[Pocket Monster]だと「俺のポケットの中のモンスター」という意味になるらしい.男性はポケットにななめに深く手を突っ込んでこのセリフをしゃべってみてください.なるべく偉そうにね.真偽は不明.


 2002年06月01日(土)   超動く歩道 


新しい移動手段を考えた.名前はまだ思いつかないが,仮に「超動く歩道」としておく.動く歩道とは大都市の駅周辺部などでときどき目にするあの段差のないエスカレータのことだ.動く歩道を継ぎ目なしで横に何本も並べ,歩道から歩道へ横に移動できるようにしておく.隣りあう歩道のスピードを時速5kmきざみにすると,100本並列にした場合1番速いレーンは時速500kmになる.東京ー大阪間の移動が1時間ですんでしまう計算だ.途中下車は自由で,自分の目的地が近づいてきたら遅いレーンへと移動し減速していけばいい.同じく途中乗車もどこからでもOK.技術的には可能だろうし,どこかで誰かが思いついていそうなアイデアだ.でもまともな移動手段として実現するのは相当難しそう.短い距離でいいから遊園地のアトラクションとしてどこかで作ってくれないかな.


目次(TOP)<過去未来>

■過去日記サンプル
東京タワー/ 写真嫌い/ 史上最高の尿意/ 中身と外見/ ほっぺにチュー/ 河原の魅力/ パチもん教授/ 16通りの告白/ アナウンサー賞賛/ 次回W杯必勝戦術/ チャンネル1995/ 緊張のアノミー/ 学歴社会という現実/ フジロック'02レポート/ 新しいかもしれない口説き文句/ 現役モラトリアム生/ ばったりしあう関係/ 黒髪という選択/ ゲイ雑誌購入/ ごきげんドライバー/ 結婚式に思う/ 味覚の手触り/ 変拍子の人/ 自己プロデュース
管理人: vanilla