デコラのひとりごと。
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2004年07月29日(木) 雷が鳴らなかった日のこと。

1日中、空のどこにも雨雲がなくて、
雷が鳴らなかったのは
たぶん、
けっこう久しぶりのことだと思う。

帰り道、なんとなく気が向いて
いつもと違うコースへ自転車のハンドルをかたむけてみた。
ほそい路地を行くと短い坂道があって
うへー、とは思ったけれど降りるのは悔しいから、
数年振りに自転車立ちこぎ。
ぜいぜい言いながら坂道のてっぺん。
いきなり夕陽が目にささる。
道路の向こうの大きな川にオレンジの光が反射して。
そういや、この川辺で花火を見たんだっけ。
うちのすぐそばの風景なのに、はじめて見たような気分。
車でしょっちゅう通ってるのにね。
風がびゅうびゅう吹いていて、けっこう必死に自転車をこぐ。
左へ曲がるといつもの風景。うちの前。
なぜか新鮮な気分で階段をのぼる。

ものごとっていうのはきっと、
たまに角度を変えて見てみるほうがいいんだと思う。
そのことを忘れないのが大切。
忘れっぽい私だから気をつけなくては。

家のドアを開けたとき、
そういえば今日は雷の音を聞かなかったなぁと
ふと思ったのでありました。





2004年07月26日(月) まつりのあと。月

昼過ぎに、Mは帰って行った。
私も午後から仕事に出た。
すっかり日常。いきなり現実。

客人の帰ったあとの家の中は静かで淋しい。

でも、こういうのがいい。
先週の長崎とか。今週の夏祭りとか。
毎日が大変でも、時々楽しいことがあれば
それで頑張ってゆける。

今までの私、そういうのが欠けていた。
でもまた当分はなんにもないんだよね。

日常に埋もれて苦しくなる前に、
またなにかを見つけなくては。

もっと身近にそれを見つけることができたなら
きっともう大丈夫なのにな。

がんばろう。


P.S 福岡からわざわざ来てくれたM。本当にサンキュ!






2004年07月25日(日) なつまつり。日

日曜日。

昼前に起きて、朝食兼昼食を食べ、身支度をした。

祭りの御輿を見学に行く。
うちのダンナも御輿をかつぐので晴れ姿を観に。
いろんな団体の御輿が次々とやってくるので
ホースやバケツで水をぶっかける。
(近所のオジサンなんかはバケツで水をかけるのも
 上手にアーチを描いているのだが、うちらはバチャン!となってしまう。
 Mなんて、思いっきり一人の人の首の後ろにバチャンとやってしまって
 あの人がムチウチになっていたらどうしようかと本気で心配していた。笑)
水はかけるのも楽しかったけど、かけられるほうも楽しそうだった。
いいなぁ。こういうの。

御輿が終わると夕方まで暇なので
うちの近所の、びっくりするくらい水がキレイな池へ行った。
水に足をひたしたり売店でかき氷を買って食べたり
ぼけっと過ごす。
とりあえずヒマだからドライブでも行こうかと提案した。

Mの大好きな坂本竜馬の縁の地に行ったり
高原を車で走っていたら野生の鹿に遭遇したり
めちゃめちゃキレイな湖を見つけてしまったり
山を下ったら思いもよらぬ遠いところに出てしまって
焦って高速にのって帰ってきたり。

帰ってくると、町はすっかり祭り色だった。
にぎやかな音楽が流れ、色トリドリの衣装をつけた人々が踊ってる。
川の土手のほうには出店がたくさん出ているようだ。

花火の前に御飯を食べようと、鰻の蒲焼を買ってきて
御飯の上にのっけてタレかけて即席うな丼を作って食べた。
家を出ると空に一発目の花火が上がった。

花火は川の向こうで上がっているので
とっても近くて大きく見えた。
ふと、この場所でこの花火をMと一緒に見れているのが
ちょっと不思議で嬉しくなった。

花火も終わった帰り道。
祭りの片付けをしているうちのダンナ様と遭遇。
この花火の間も、ずっと警備の役をしていて。
お疲れさま、の気持ちで彼のためにイカ焼きを買って帰る。

この夏祭り、彼は準備やら御輿やら片付けまでずっと大変。
でも頑張ってる姿にちょっと惚れ直したかも。
帰ってきたら抱きしめてあげたい。













2004年07月24日(土) なつまつり。土

日曜日は夏祭りでした。なので、
土日月の3日間、親友Mが遊びにきてました。
なんか夢のように楽しかったんですけど。

土曜日。

とあるアーティストの個展をやってる森の美術館に行ったり。
(芸術ってよくわからんがやっぱり紙一重だと思った)

そこの中庭の芝生の上でMがハマッてる冬ソナの話を延々と聞いたり。
(見たことないけど、見たらやっぱりハマるのか?)

森の美術館の片隅にある崖に突き出た四角いトンネルを歩いたり。
(光のほうへ行くと海があるんだと信じていた。でもなかった。がっかりした)

いつになくご馳走を作ってみたり。
(初めて人をもてなした。Mは初めて私にもてなされたと言っていた。笑)

ダンナと3人でしばらくテレビ鑑賞したり。
(まともに2人が対面したのは初めてだったけど、違和感はなく)

部屋いっぱいに布団をしいて、ゴロンゴロンと転がりながら
やっぱり明け方までおしゃべりをした。
(ダンナは実家に帰ったので気がねナシ)





2004年07月23日(金) 夕立。

いきなり雷が鳴り出して。
みるみるうちに雨が降る。
稲光がくっきり見えて
数えないうちに雷鳴った。
近いぞ。近いぞ。
ほんのり恐いがでも平気。
夏ってかんじでいいじゃない。




こっそり新婚旅行の日記書きました。
ヒマだったら読んでってください。
5月あたりにあります。





2004年07月19日(月) ながさき。3

早いもので、長崎滞在も今日が最後。
楽しい時間っていうのは、どうしてこんなに早く過ぎるのか。

母や伯父夫婦を見送るために港へ行った。
私はこちらの人じゃないのに見送るなんて
なんだかヘンな気分だったけど。
かき氷をしゃかしゃかしながら船を見送る。
またね。お母さん。お盆にはまた帰れると思うから。
ずっとずっと元気でいてください。

相も変わらず炎天下。
かき氷もすっかりとけてしまった。

寝不足と暑さにやられて午後にはダウン。
従姉妹とふたりでお昼寝タイム。
こういうのもなんだか昔を思い出しちゃうね。

あっというまに帰る時間。
最終の飛行機に乗らなければ。
空港行きのバス停まで従姉妹と叔母が送ってくれた。
なんだか実感がないままお別れだ。
さみしいなぁ。帰りたくないなぁ。
それでも時間は確実に過ぎるのです。

長崎に来てよかった。
彼女に会えてよかった。
みんなに会えてよかった。
素敵な時間を過ごせてよかった。

ありがとう。ながさき。
また来るよ。
それまで頑張って
また頑張るために
また来るよ。





2004年07月18日(日) ながさき。2

目が覚めると頭上の窓に青空がみえた。
もくもくと白い雲。
夏なんだよなぁとしみじみ思う。
むくりと起き上がると窓の外にパノラマで
長崎独特の風景がみえた。
小学生の夏にも中学生の夏にもみた風景。
坂道だらけの長崎のまち。

従姉妹はもうとっくに起きていて
さわやかな顔で「おはよう」と言った。
私もこの寝起きのぶっさいくな顔と寝癖の髪を
どうにかしなくては、と階下におりた。
今日はお母さんに会える。

そもそも今回長崎に来たのは祖母の七回忌が行われるからで。
お昼頃に叔父の家に行くと、みんながもう揃っていた。
久々に見る母の顔。嬉しいやら照れくさいやら。
向こうの生活はどう?と聞かれて
危うく涙ぐみそうになるのを必死にこらえた。
心配だけはかけたくないもんね。
もうだいぶ慣れたしみんな良くしてくれるし元気だよ。
そう答えたのも嘘ではないし。

みんなでお経をあげてご馳走を食べて。
お墓参りに出掛けた。
おばあちゃんのお墓は最近たてたもので
私は初めて行ったのだけど。
郊外の高台にあるその場所は、広い海が遠くまで見渡せて
海の向こうにはおばあちゃんの故郷がはっきりと見えた。
こんないい場所で眠ることができて、おばあちゃん幸せだね。
みんな口々にそう言った。
それにしても炎天下。陰ひとつないコンクリートの上。
夏ってこんなに暑かったっけ???
みんなで汗だくになりながら坂道を降りて
帰り道にアイスクリームを食べた。

夜は夜で長崎中華街。和気あいあいと食事会。
お母さんも久しぶりに自分の兄妹に囲まれて嬉しそうだ。
今回の法事には小さな男の子の兄弟2人も来ていたのだけど
貸しきりの畳の間で、そりゃあもう大騒ぎさ。
昼間にしゃぼん玉したり仮面ライダーの人形で遊んだりしたけど
子供ってホント大変だなぁと思ってしまった。
なんというかもう、日本語が通じない(笑)
いつか私もこんな大変な想いをする日がくるんだろうか。

食事も終わって。
みんなはタクシーで帰ったけれど
私と従姉妹は遠回りして帰ることにする。
何故だか彼女は元気がなくて。
元気のない彼女を見るのは私も辛くて。
せっかくこんな近くにいるのだから、少しでも力になりたいと思った。
いつもなら遠くてできないことも今日はできるかもしれないじゃない。
眼鏡橋に腰かけて、つれづれなく語る。
彼女の話をできるだけたくさん聞きたくて。
ぼんやりとした街灯のあかり。
さらさら流れる川のおと。
風がふいて柳がゆれる。
みんながしあわせになれますように。

元気なんだか元気じゃないんだかわからないまま家へ戻って。
夜はこれからと言わんばかりにまた語る。
昔読んだ漫画の話から最近起こった事件の話や戦争の話。
ほんとにもうよくそんなに話すことがあるよねってくらいに
しゃべりたおす2人。でも私たちって昔からそう。
本当はお互いちょっとブルーな気分だった。それぞれの事情。
自分の気持ちをごまかし半分。でも楽しくて。
結局またしらじらと夜が明けるまで起きていてしまった。

でも正直、まだまだ足りないくらいなのだ。
私が私の言葉で
考えるよりも先に口から言葉を吐いて
心から笑う。
そんなあたりまえで簡単なことに
最近はとんと飢えていたのだから。






2004年07月17日(土) ながさき。1

家を出た時には、やっぱり多少の後ろめたさがあって。
仕事を休むこととか。ダンナを置いてゆくこととか。
なんだかイロイロ。

長崎空港からバスに乗って長崎市へ向かう。
空港の近くは海。キラキラしていた。まぶしいくらい。

長崎駅でバスを降りて従姉妹に電話。
迎えを待っている間、駅前の通りをぼんやりと眺めた。
人がたくさんいて、でも私のことを知ってる人は
誰もいなくて。・・・・・解放感!!!

しばらくして現れた従姉妹は思ってたよりも
ずっと元気な顔を見せてくれて、なんだか嬉しくなってしまった。
早速、駅のショッピングモールで買い物することに。
街はバーゲン。
誰かと一緒に買い物するのって久しぶり。
そうしてそれがとっても楽しいってことを思い出す。
これかわいい〜!これ安い〜!
お互いのお気に入りをいちいち見せあって
それいいねぇと色違いの服を買ってみたり。
あぁ。なーんて楽しいんだろ!
つい先日まで落ち込んでた2人なのに、すっかり元気だ。

日が暮れてきた頃にグラバー園へ行った。
夜はライトアップされていて綺麗らしいよと聞いて。
ゆっくりと夜が始まってゆくのを感じながら
それと同じくらいの速度で坂道をのぼった。
ベンチを見つけては座り込み、
暮れてゆく長崎の街並を眺めながら延々と語った。
昔から、語る話に尽きない私たちだから。

夏の夕暮れ。そして夜。
こんなふうに過ごすことに私は飢えていた。
こんなふうな時間や空気が私にはどうしても必要だったと
今さら気づく。

気がつけば、すっかり夜は深まっていて
広場のジャズの生演奏も終わってしまっていた。
それでも私たちの話は終わらなくて
閉園の時間になってようやく腰をあげる。
そういえば園内の石畳に2ヶ所だけハート型の石があって
それを見つけると願いごとが叶うらしい。
出口までの道すがら、ちょっとだけ一生懸命探してしまった
悩み多き私たちである。
ハートの石は2つとも無事に見つけることができて。
そっと触って願いごと。
しあわせになれますように。

さて。グラバー園を出てもまだまだ帰りたくない。
今度は埠頭で真っ暗な海を見ながら語り合う。
語りながら元気になったり落ち込んだり。
でも最後にはふたりとも元気になってタクシーに乗った。
深夜2時のこと。

お家についてお風呂に入って。
体はドロドロに疲れていてすごく眠い。
それでもまだ足りないのか、布団の上でまたしゃべる。
窓の外には長崎の夜景。
自分ちからこんな綺麗な夜景が見れて羨ましいと思いつつ。
そうして、街が明るくなりはじめて。
ようやく安心したのか(?)私たちは眠った。





2004年07月16日(金) 料理教室。

例の料理教室に行ってきた。
さすが地域の企画。
中学生からお年寄りまで勢揃い(笑)
でもいろんな人と話ができて楽しかった(^−^)

料理教室なのだけど、料理を教えてくれる人はいなくて(!)
あらかじめ用意してあったレシピを見ながら
全員で全員分の料理を作るといったかんじ。
ちょっとでもボーッとしていたら、
ただ見ているだけの人になってしまう(笑)
とりあえずなにかに参加していようとケーキの分量量りに
参加していたら、ケーキの係にされてしまって
メインのフィッシュ&チップスは知らないうちに
出来あがっていた。(」゜ロ゜)」


知らないおばあちゃんに話しかけられたり
今日初めてご一緒するお寺のお嫁さんとも
前からの友達のようにおしゃべりしたり。
なんだか視野が広がった感じがして
かぶさってたカラやら気負いやら全部取っ払って
気がついたら以前の私になっていて
ジェームズ(今日の講師?)やら中学生やら
そこらへんの人だれかれ構わず話しかけていた。

すべてが終わった帰り道。
ふと、こんな夜に外を歩くのは久しぶりだと気づく。
4階の自分チを見上げると、そのさらに上には
びっくりするくらいキレイな星空が広がっていた。

「これからだ。きっとこれから」
自分にそう言い聞かせ、階段をのぼった。





2004年07月15日(木) 今日は元気。

今日はなんだか元気です。
というのも週末から3日間、長崎に行くのです(^−^)
大好きな従姉妹にも会えるし、ちょっと羽を伸ばしてこようと思います。
楽しみなことがあるせいか、テンションも高くて
今日は1日、私らしく過ごせたような気がします。
長崎からまたパワーをもらってこよう!

ところで、うちのベランダに鳩が子供を生みました。
いや、いつのまにか生んでました(泣)
うちにはベランダがふたつあるのですが、
ひとつは洗濯物干したり花の鉢植えがあったりするから
よく外にも出るんだけど、もひとつは滅多に窓すら開けません。
卵の時期も雛の時期もあっただろうに、
気がつけば中途半端にでかくて全然可愛くない鳩の子が2匹・・・。
でも、ついつい朝昼晩と窓を覗いて見てしまう(笑)
巣立ちの日は近い???

寝相が悪い、ということは先日も書いたのですが
ダンナに言わせればもう、それは夢遊病に近いものがあるそうで。
昨夜はあまりにも寝床が定まらず、
(自分の意志で)クーラーの部屋のソファに移動して
寝てたんですが、朝早くにダンナが血相を変えて探しにきました。
夢遊病の私が外に寝てたらどうしよう???と
真剣に心配したそうです。ンなわけあるかい!
ていうか、私が早起きして家事をしてるとは微塵も思わなかったのか?
(確かにありえないけど・・・)

でもそういえば、小学生の頃の友達が
朝起きたら家の前のベンチにタオルケット1枚で寝てたという
話を聞いたことがあるっけな?
・・・・・私も気をつけよう。(いや、ありえないけど)





2004年07月12日(月) なにが悪い。

なにが悪いのか。
なにが問題なのか。

「やらされてる」という意識が強いこと。
そのことにふと気づいた。
多分、それがひどく苦痛なんだと思う。毎日。
もともと仕事は好きなほうだと思う。
前の会社では休日出勤もそれなりに楽しんでたんだよね。
ひとつは「好きな仕事を辞めさせられて」
「別の仕事をやらされてる」という意識があるのかな。きっと。
だから、毎日が憂鬱なのかも。
とにかく毎日ガムシャラに働いているけれど、
時々、自分が彼のところにお嫁にきたのか
彼の両親のところに働きにきたのかわからなくなる。

「わからせたい」という気持ちが強いこと。
価値観の違う人にいくら言ってもわからないのに
わかってもらおうとして、伝わらないとそれが悲しい。
それはちょっとしたことなんだけど。
ふとしたひとことにも。
「私」というものを知っている人が(彼以外に)
ここには誰もいない。きっとそれがひどく悲しいのかも。
時々、自分というものがわからなくなる。
「私は私だ」と胸をはっていられたらどんなにいいだろう。

友達がいないことが淋しいわけじゃない。
それはひとつの口実に過ぎない。
いっそ、彼とふたりきりでまったくの未知の場所にいたほうが
きっと気分は楽なんだと思う。

ただ、今の場所はなにもかもが決まりきっていて
できあがっていて、そこにうまくまじわれない私がいる。


夏の夕暮れ、空の色が変わってゆくのを見るのが好きだった。
陽射しの強さと日陰に吹く涼しい風ひとつにも心を揺らすことができた。
でも今はそういう日常のささいな感動も見つけることができない。
こんな自分はあまり好きじゃない。


前の仕事が好きだった。
前の環境ではみんなが「私」をわかっていた。

たぶん、いつまでもそこにこだわってる
私がいちばん悪い。


ごめんなさい。すべてに。




2004年07月08日(木) 勇気を出してみた。

町の新聞に気になる広告があった。
国際交流で来ているイギリス人が
イギリスの郷土料理「フィッシュ&チップス」の
作り方を教えてくれる料理教室が来週行われるらしい。

こういうのに参加すれば、友達とかできるんではないの?
なんてことを、ふと思いついた。
ダンナも「行ってくれば?」としきりに勧めてくる。
うーん。友達できるなら行ってみたいな。
でもな。まわりはグループばっかりでひとりでポツンと
なったらイヤだな。どうしよう。どうしよう?

以前の私なら、こんなのひとりだろうがなんだろうが
へのかっぱな人だった。どんどん行ってしまう人だった。
ところがこちらに来てからというもの、
なんというか内気になってしまってダメなのだ。

そんなこんなで悩んでたときに、ふと思いつく。
お寺のお嫁さんを誘ってみよう。
お義父さんの友人が住職をやっているお寺のお嫁さん。
彼女は私よりもひとつ年上で、私よりも少し前に
この町にお嫁にきたらしい。
ダンナさんの職業柄、あまり外を出歩くこともなく
やっぱり友達ができなくて淋しい想いをしていると聞いた。
先日、お店に買い物に来てくれて、その時に
「今度、遊びましょうね」と電話番号を交換したのだけど
なかなかきっかけがなくてまだ連絡はしてない。
でも、これは良い「きっかけ」なんじゃないのかな?
それにフィッシュ&チップスといえば、
先日の新婚旅行のロンドンで食べてきたばかり。
思い出の料理、でもあるし・・・・・。
これは、もう誘うしかないのかも知れない。

なんてことを思いついたのは数日前。
でも、やっぱりなんとなく電話をかける勇気がなくて。
そのままになってたのだけど。

今日も雨は降ったりやんだり。
でも何故か私が外に出るときには
太陽が顔をみせる。
そうだ。私ってば晴れ女なんだよな。
ちょっとしたことなんだけど、そう思ったら妙に嬉しくなってきて。
部屋に西日がさしこむ夕方頃にはむくむくと元気がわいてきた。
今だ!と思う。
明日になったらきっともうできないような気がして。
思い切って受話器を手に取った。


彼女は喜んでOKしてくれた。
あとは明日、申し込みをするだけだ。
定員オーバーしてなければいいな。
楽しみがひとつ。
勇気、出してみてよかった。





2004年07月07日(水) たなばた。

今日は七夕。
しかしあいにくの雨。
なぜだか毎年、七夕には雨が降ってる気がする。
でも、鹿児島の七夕は旧暦で8月7日にやることが
多いそうだ。7月にやるとこもあるみたいだけど。
というわけで、まだまだイケると思って
今日は店先に飾る七夕飾りを作ったりした。
なんだか懐かしかった。
昔はいろいろ作れたけれど、案外覚えてないもんです。
とりあえず、願いごとはまだ書いてないけれど。
今夜にでも考えてみようかな。


落ち込んでいても仕方ないので
最近は本ばかり読んでいる。
中学生時代に大好きだったシリーズものの小説を
ひっぱりだしてきて。
自分は読書家だと思っていたのは昔のことで。
ここ数年はとんと読んでいなかった。
たぶん、現実世界のほうがずっと興味深くて
楽しかったから。
でも、やっぱり本っていいな。おもしろい。
その世界にどっぷりと浸ってしまうと
本を閉じた後もしばらくはぼんやりしてしまう。
その時間は、なにもかもを忘れていられる。

なかなか時間はないけれど、
これを機にまたいろいろ読んでみよう。





2004年07月02日(金) 昨年の私。

ふと昨年の日記を読んでみた。

昨年の私はキラキラしていた。
たぶん、
大きな声で笑って
大きな声で言いたいことを言って
大好きな人たちに囲まれて
好きなところに好きなときに行って
好きなことをして
思いっきり落ち込む日もあったけど
空を見上げて自分を励ましては
イヤなことなんてクソくらえと
笑い飛ばすくらいのパワーがあった。

今年の私はイマイチだと思う。

来年の私がきっとまたキラキラしていますように。
そう願って今は小さくなっていよう。





decora