デコラのひとりごと。
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2003年11月28日(金) やめどき。

「俺も辞めるから」
仲良い営業のヒトがそう言って驚いた。
そういえば、私が辞めると言ったときに
いいなぁ、と羨ましがってたので
淋しいなぁの間違いでしょう?と
笑って話したのを覚えてる。

最近、仲良い営業のヒトたちが
みんなしてやる気をなくしてるのが目についてた。
多分、私たちくらいの歳って女にとってもそうだけど、
男の人にとっても、微妙な年頃なのかもなぁと思う。
新しいことを始めるか。ずっとそこにいるのか。
他の数人からも、辞める意志があることを
こっそりと聞いたりしている。
私は彼らが仕事に燃えてキラキラしている時期も
よく知っていたので、最近のそんな彼らをみて
なんとなく淋しいような苛立ちにも似た気持ちを
密かに抱いていたんだけれども。
(私なんて、続けたいのに続けられないンだぞぅ)
でも、人それぞれ。人生いろいろ。
男の人なんて、なおさら。
いろいろと考えることもあるんだろう。
簡単に決めたことでもないんだろう。

反面、ちょっとホッとしている自分もいる。
ここからいなくなるのは、私だけじゃない。・・なんてね(苦笑)
彼らよりも少しだけ早くいなくなれるのも救われた気がする。
先にいなくなるのも辛いけど、
残されるのはもっと辛いだろうから。きっと。
昨年、仲良い同僚が何人か辞めたときの淋しさを思い出す。
そうやって考えたら、私も辞めどきだったのかなぁ。
すべてはタイミング。そうなるべくしてなる。

そういえば絵を書いてくれなかった。と彼が言って。
なんの話かと思ったら、私が入社したての頃、
よく彼は私に商品のスケッチを頼みにきてたんだ。
まだ仕事の量が少なくて手持ち無沙汰だった私に
めぐんでくれていた仕事(笑)
でもなかなか上手く書けなくて、結局は
途中でごめんなさいと断わってたんだ。
そんな昔の些細なことを覚えてたんだーと、
懐かしくて、嬉しくもあったし、じんときて、淋しくなった。
その頃は、みんなまだペーペーでさ。
毎日が必死で一生懸命だったよね。私たち、みんな。
あの頃、辛かったけども、でもなんか、まぶしい記憶だ。

うちの会社にも、若い子がたくさん入って
一番若かったはずの私たちももう既に上の立場になっていて。
私たちの小さな社会にも、世代交代の時期が来てるのかもしれない。
そんなことをふと思った。








2003年11月25日(火) 温泉旅行。

連休の後半。
温泉に行って来た。女4人旅。
いやはや。しあわせしあわせ(^−^)
とにかく、食べて飲んで食べた。

薔薇の花がたくさん浮かんだお風呂に入った。
腕いっぱいに薔薇の花を集めてみんな大はしゃぎ。
露天風呂では澄んだ青空と紅葉をのんびりと眺めた。

食事は6時からなのに、私達はお腹がすいて仕方なくて
ついついフロントに「食事を早めにしてください」と
頼んでしまった。(そして無理だと断わられた)
5時過ぎてからの時間の流れの遅いこと。
時計とにらめっこの私達。
そうしてようやく食べれた御飯の美味しいこと!
旬の果物を使った料理や川魚や地鶏のたたきに豊後牛。
どれもこれも美味しくて、あっというまに平らげた。
それでも足りなかったのか、食後もお菓子をボリボリ食べた。
私は飲めないお酒をたくさん飲んで、真っ赤になっていた。

まだ9時にもならないうちに、上司の2人がゴロンと転がったまま
眠ってしまった。私とSちゃんはドラマを見ながらキャッキャと騒ぐ。
するとどこからか、チャルメラの音。
見ると、外に屋台のラーメン屋さんが来ていた。
ものすっごい迷ったけど、寒かったしあまりにも食べ過ぎてたのでやめた。
後で、食べればよかったと後悔したけど。(すごい食欲)
他の2人が起きてたら絶対に食べてたはず。

10時すぎに寝ていた2人が起きて、みんなでうるるんを見た。
それが終わると酔いも覚めてたので、再びお風呂へ。
今度は洞窟のあるお風呂へ行った。
ぼんやりとした灯りしかない洞窟の中は、
最初、湯けむりでなんにも見えなくてなんとなく恐かったけど、
目が慣れてくるととても居心地がよかった。
寒くないし、温度もちょうど良くて。
時々、露天に出て夜空の星を眺めたりして。
随分と長い間、お風呂に入っていた。
お風呂から上がると、みんなで美溶液やらを顔にたっぷりたたき込んで
あっというまに眠ってしまった。

翌日は、朝御飯たらふく食べてから
気ままにぶらぶらドライブ。
私は前日のお酒が残っていたのか車にも少しだけ酔ってしまって
なんだか眠たくもあって、全体的にあんまり覚えてないのだけど
でもどこかにあったアスレチックで遊んだのが楽しかった。
歳も忘れてみんなではしゃぎまくった。
黒川温泉はどこも人がいっぱいで車も停めれないかんじだった。
Sちゃんが知ってる穴場の露天風呂へ行って、これまたのんびりとした。

お天気も良くて、ホントしあわせな2日間だった。
私の上司と同僚は素敵で楽しくて面白くて飽きない人たちで。
またこのメンバーでどっか行きたいなぁ〜。
って思う。


2003年11月22日(土) 寒くなりました。

昨夜から、急に寒くなったと思う。

窓をあけると、つめたい空気がスーッと入ってきて
部屋のなかが洗われたような気分になる。
それで、寒いのを我慢してベランダで煙草を吸った。
ふと見上げた空があんまりにもきれいな青で、
大きな雲とのコントラストがすごくいい感じだったので
写真を撮りたいなと思った。
けれど、すぐに風に流れて形が変わってしまった。

今年は比較的、薄着で過ごしてきたけれど
そろそろセーターを出さなくては。
そう思って服の整理をはじめた。
窓をあけっぱなしにしてたので、すっかり凍えてしまった。

寒くなると、動けなくなる。
用事があるのに、外に出る気になれなくて。
それでも夕方暗くなってから、ようやく出掛けた。
自転車で20分位のとこに行って戻るだけの用事だったのだけど。
私が持ってる一番の防寒服を着ても丁度良いくらいの寒さだった。
失敗したのは、手袋をしなかったこと。すっかり手がかじかんだ。

でも、つめたい空気は気持ちいい。
寒いのは大嫌いだけど。
ちょっとだけなら、気持ちいい。


明日から一泊で小旅行。
ちょっと温泉に入りに行って来ます。
会社の上司&同僚の女4人旅。
ありそでなさそなこの組み合わせ。初です。仲良いんだけどね。
それぞれ多忙な人々なので、都合あわせるの大変だった〜。
この時期、旅館とるのも大変だった。
やっとの思いで決めた旅行だもん。
楽しんでくるぞ〜。





2003年11月21日(金) 東京ばなな事件。

ところで私は、東京ばななが大好きです。
だから、いっつも東京出張に行く人には
「東京ばなな買ってきてね〜!」とおねだりします。
しかし、買ってきてくれたことありません。(高いから)
でした!!今までは。


今朝、まだ通勤途中の私にひとつのメールが。
『急いで会社に来てください!隊長が!隊長が!とうとう!』

隊長とは営業の人なのですが、彼がサンプルの帽子をかぶってる姿が
あまりにも時代を飛び越えた存在だったので、それ以来
私とKちゃんは彼のことを「隊長!」と呼び、崇め奉っていたのです。
(彼が敬礼をする姿は本当に素敵すぎます)
いつものように東京に旅立つ彼。私は敬礼をして彼を見送りました。
「隊長!無事のご帰還をお待ちしてます!東京バナナもお待ちしてます!」
「おう!生きて帰れたらな!いつものように国旗を振って待っててくれ!」
そんなことを言いつつも、どうせまた買ってきてくれないんだろうと
期待もなにもしてなかったんですが。今回の隊長は違った!

会社に着くと、Kちゃんが私を待ち受けてました。
「遅いですよ!見てくださいよ、これ!」
見ると、それは東京ばなな。大好きな東京ばななの黄色い箱。
わーい!わーい!すっごい!うれしい!隊長大好き!マジ惚れた!
(↑食べ物に引っかかる安いオンナです)
喜んだ私は隊長が掃除をしてる3階まで走って行きました。
隊長!ありがとう!!しかし満面の笑顔の私に隊長は言いました。
「おまえに買ってきたんじゃないから、おまえは食っちゃダメだ」
またまた。そんなこと言っちゃって。
私がお願いしたから買ってきてくれたくせに!

隊長の言葉はまるで無視の私はゴキゲンで仕事してました。
思えば、隊長が旅立つ前日。
「展示会で使うポスター作って」と頼まれてたのに
「忙しいから無理です」と、冷たく言い放って彼に逆らいまくってた私。
そんな私のお願いを聞いてくれた隊長。
もうあんなことはしません。頼まれた仕事はちゃんとやりますから。
そんな謙虚な気持ちにすらなってました。嗚呼、東京ばなな。

その時、事件は起きました。Kちゃんが私のところに来て言うのです。
「大変ですよ!東京ばなながあと1個しかありませんよ!」
見ると、既に包装紙を破り取られた箱にぽつり。東京ばななが1コ。
なんで?まだ午前中なのに!恐るべし、うちの会社。
もらったお菓子は一瞬でなくなるという伝説すらある会社です。
「ひどい!誰?私の断わりもなく!」(←カンチガイ)
ショックで叫ぶ私の手に、Kちゃんは最後のそれをそっと手渡しました。
「いいですよ。あんなに食べたがってたんだから。これ貰ってください。
 私、誰にも言いませんよ」
「え?いいの?でも最後なのに」
そう言いつつ、私は最後のそれを自分のロッカーに隠しました。(最低)

あーあ。でも本当はみんなで「美味しいね」って食べたかったのに。
あーあ。ガッカリ。みんなにも食べさせてあげたかった。(←じゃあ、返せ)

しばらくして、Kちゃんが再び私のところにやって来ました。
「ごめんなさい」いきなり謝りました。え?なにが?
「じ、実は・・・」
東京ばなな。本当はまだたくさんありました。
隠してあったのです。それもこれも、隊長の命令で。
「だって、やらないと脱隊だって。脱隊したら射殺だぞって」
つまり、私は騙されてたわけで。
「でも、面白かったです」
・・・・・Kちゃん?

すべては隊長の策略だったのです。
私はからかわれてたのです。笑われてたのです。
く、悔しい!!!
「人間不信になりそうです」
隊長にそう言うと、彼は
「俺に逆らうと、こうなるんだ!」
そう言って高笑いをしていました。
チ、チクショウ。

でもおかげさまで、ブレイクタイムには
みんなで美味しく食べれました。麗しき東京ばなな。むふー。


・・・こんなおバカな会社生活も残りわずか。
なんだかとっても淋しかったり。




今日は、思いがけない贈り物が自宅のほうにも届いていて。
なんだかとっても嬉しかったのでした。



「東京ばなな事件」完。








2003年11月20日(木) イロイロ。

最悪な気分でとっとと会社を出てきたけれど。
その後に久々の友達と待ち合わせてたので
なんだかとっても助かった。
ていうか、楽しかったのです。
買い物して〜。御飯食べて〜。
あっというまにゴキゲンになりました。

しばらく逢わないうちに、
彼女にはいろんなことが起こってました。
ヒトの色恋沙汰は聞いててなかなか楽しい。

話は尽きなくて時間は足りなくて
あっというまの出来事でした。

また遊ぼうね!





2003年11月19日(水) プラマイ0。

落ち込んでるとこに
さらに突き落とすようなひとことを
言うのがその人であれば
落ち込んでるとこを
気づいてくれて、なにげにやさしく
してくれるのもその人だったりして。

プラマイ0で、結局キライになれない。
そんな不思議な存在。





2003年11月18日(火) ぐるぐるまわる。

この3年くらい
おんなじトコをぐるぐると
まわってる気がする。
ちょっとは前進したつもりだったんだけど。
それでもやっぱり、ぐるぐると。
最後まで、ずっとまわりつづけるんだろうな。
私って。





2003年11月17日(月) ふっかつ。

ふとしたことをきっかけに、先週はずっと
疑心暗鬼状態に陥ってしまってたんですが。
(それはもうホントに辛くて仕方がなかった)
(なにをしていても、そのことが頭から離れない)
今週に入って、心機一転といった感じ。
すべては私の思い込みだった(ハズ)。
・・・思い込みって恐いよね?

霧が晴れたような気分。すっきり。
今週もがんばりましょう。






2003年11月16日(日) 阿修羅のごとく。

この土日は母と姉が遊びに来てました。
私が独身のときにこちらへ遊びに来るのは
きっと最後だということで、
フンパツしてハイアットにお泊まり♪
すっごい優雅だった〜。うっとり。
(疲れてすぐ寝たけど)

土曜はキダムを観に行って、
今日の日曜は映画「阿修羅のごとく」を観ました。
まさに母娘3人で観に行くのにふさわしい映画ってかんじ。
結婚前で不安定なせいでしょうか。
なんてことない場面で泣き、みんなが泣く場面でも泣き。
・・・なんというか、女って悲しくせつない生き物ですね。
映画の中の誰の気持ちもわかってしまって。
私もこういう女心の解かる年齢になったのだなぁと。
(3年前なら泣かなかったと思う。きっと)
映画のあと、お茶しながら
「お父さんって、浮気したことあったのかなぁ?」という話になる。
母は「知らな〜い。お父さんに聞いて」と笑ってたけど。
実際のとこ、どうなんだろうね。知りたくはないけども。

ところで、母はすごい晴れ女です。
雨の日、室内にいるときは降ってても
外を移動するときは何故かやんでしまったり。
今回もそんな感じで傘を持たずに過ごすことができました。
「お父さんが見守ってくれてるからね」と笑う母を見て、
・・・お父さん、どうか私のことも見守ってくれ〜。
と雲の晴れ間の青空を見上げて思ってしまったのでありました。





2003年11月14日(金) 曖昧な日々。

もう少しだけここに居たいけど
すぐにでも立ち去ってしまいたいとも思う。

そんな毎日。





2003年11月10日(月) 頭が忙しい。

結婚のこととか
仕事のこととか
あのひとのこととか
あのこのこととか

いろんなことを同時に考えすぎて
頭の中がいっぱいいっぱい。

いっぱいいっぱい。





2003年11月09日(日) 今夜は早く眠ろう。

・・・風邪をひいてしまいました。

昨夜から高速バスに乗って
親友Mのところに行ってたのですが。

昨年の今頃はディズニーシーに行って
その写真ではブルゾン着てマフラーぐるぐる巻き
だったのに、今年はやけにあったかいよね。
なんてことを言って薄着だった私は
まんまと今日の寒さにやられてしまいました。

曇り空の航空ショー。
途中、体調はどんどん悪くなるのに
ミストのような雨が降る。
あぁ〜乾いた肌に水分を〜。
なんて、ふざけて笑ってたけど
実はかなりしんどかった。
でもすぐに止んで助かった。
Mが「眠い」と言ってビニールシートの上に
転がって、あっというまに眠ってしまう。
私はその間、ぼんやりとしていて
本当にもうぼんやりとしていて
空も飛行機もなにも見てなくて
なにかを考えていたのに、なにを考えていたのか
まったく覚えてないありさま。
さっきまで夢をみてたのに、どうしても内容を
思い出せないかんじ。
起きたまま夢みてたんじゃない?と
寝起きのMが笑った。
あんまり寒かったので、車に戻ることにする。
今年はいいポジションに車を停めれたから
そこからも飛行機が見れるのだ。
ところがどっこい、今度は私が眠ってしまった。
最後の見せ場のとこでは起こしてもらったけど、
なんとも不完全燃焼な航空ショー。
たぶん、最後なのに。とほほ。

Mが私にどうしても食べさせたいと言った
ロールケーキは売り切れていて。
代わりにシュークリームを買ったらプリンをおまけしてくれた。
ラッキー。しかも美味しい。
しばらく車でぶらぶらして、少し早いけど帰ることにした。

高速バスではすっかり眠りこけていて
天神に着く頃にはどっぷり暗くなっていた。
ソニア・リキエルの化粧下地をどうしても買いたかったので
ぼぅっとした頭のままで、ふらふらとソラリアを抜けて
岩田屋Z−SIDEへ向かう。ソラリアを出たところで
あ。と思って足を止めた。
街がキラキラしている。
クリスマスのイルミネーションだ。
それはそれはもう、本当にきれいで。
びっくりするくらいに。
寒いとかダルいとかいうのを忘れて
暫し、ぼんやりと見とれていたのでした。

うう。明日は月曜。薬飲んで寝ます。
風邪なんてひいてる場合じゃないのにな。






2003年11月08日(土) 招待状作り。

この2日ほど、寝る間を惜しんで頑張りました。
というのも、今日の夜から遊びに行くから。
土日に出来ないなら平日にやるしかないわけで(泣)

でも、やり始めたら止まらないってのも事実で(笑)
楽しみながら頑張ってます。

結婚式の準備をはりきり始めた私ですが
その先には結婚生活が待っているということに
まだまだ実感がありません。

そんなもん?





2003年11月05日(水) ようやく焦りはじめました。

今夜は雨が降っています。

通勤途中の桜並木もすっかり色を変えて。
連休前にはもっと緑が多かったように思うけど。
会社の休憩室に置いてある水栽培の球根も
こないだ芽が出たと思ったらグングン大きくなっている。
(最初、それがハナワに似ていて、私たちはそれを
 「ハナワ」と呼んだ。今は違ってしまったけれど)
そういえば、どんな花が咲くんだっけ。
(私はそれを見ることはないだろう。きっと)

時間の流れはとっても早い。
同じような毎日の中で、気がつかないうちに
どんどんどんどん過ぎてゆく。

急になんだか焦りはじめた。
会社辞める前に。福岡を離れる前に。結婚式の前に。
あれをやって。これをやって。
いろんなやるべきことが頭の中に浮かんでは消える。
あぁ。忘れてることはないかな。やり残してることは?

ゆっくりなんてしていられないな、と実感した今日。
まずは目の前のことを。じっくりと。







2003年11月04日(火) ワガママ娘。

今回の3連休中に父の三回忌が行われたわけですが。
悲しみもだいぶ薄れ、父は思い出の中にいて。
時々、やっぱり信じられないような気分になるけれど。
私たちはこれからも生きていくわけで。
・・・ひとって強い生き物だなぁとしみじみ思う。


今回は、婚約者である彼を親戚の皆さんに紹介する機会でもありまして。
なんだか私まで緊張してしまったのであります。
法事のほうは滞りなく終わり、彼も親戚の皆さんに
「好青年」だと良い印象を残せたみたいで、ホッとひと安心。


前日に大喧嘩をしてたのが嘘のように仲の良い私たちです。
彼も人が変わったかのように優しくなってました。
招待状のことも「好きなようにしていいよ」って!マジ!?ヤッタネ!
しかし。だがしかしです。敵は他にいたわけですよ。
母&兄&姉。ま、まさか身内が!?いや、むしろ身内のほうが残酷です。
「バカ」だの「アホ」だの「ワガママ」だの「くだらない」だの
叱られて呆れられて、散々です。

すっかり凹んだ私はコタツにもぐって泣きました。(←いい歳した大人なのに・・・)

その光景がたいそう面白かったのでしょう。
彼氏、ゲラゲラ笑いながら、泣いてる私をつついたり覗きこんだり。
それがうちの家族の目にはどう映ったのか。
姉曰く「あんなに優しい男の人はいない」「普通は呆れて愛想つかされる」
いや、ヤツは単に面白がってただけだと思うんだけど・・・。
(叱られて泣く、というガキンチョな私を)
それでもなんでも、うちの家族には

「こんなワガママなうちの末娘の相手を出来るのは彼しかいない!!!」

と、このうえもない好印象を残してしまったわけです。ていうか大絶賛です。
・・・フン。悪かったね。バカでアホでワガママで!!わーん!


人から見たらくだらないと思われることも、私には大切だったりするわけで。
それをワガママだと批判されてしまうのはとても悔しい。とても悲しい。
私がおかしいのかな?私が間違ってるのかな?私は普通じゃないのかな?
思い通りにならないことよりも、自分が間違っているのかも知れないということが
ショックで。悲しくて。彼が帰った後もずっとそのことについて考えていた。

好きなようにしていいよ、と言われてしまうと
果たして自分の意見は本当に正しかったんだろうか?と自信がなくなってしまう。
もしかしたら、私ってホントとんでもないワガママなのかもって。


夕方、母がお経をあげている後ろに座り込んで、ぼんやりと仏壇の父を見上げる。

お父さーん。私ってヘン?ワガママ?間違ってる?どうしようもない?
もしもお父さんが生きてたら、やっぱり同じように叱られてたかなぁ?

いつまでもその場所にいる私を、母が振り返って笑った。
「なんね。今日はやけに長いねぇ」
「うん。お父さんの命日やけん。もう少しここにおる」
母は頷き前を向いてから、もう一度私を振り返る。
「お父さんもお母さんも、いつもあんたの味方やけん。心配しなさんな」
とにかく後悔のないようにしなさい。それでいいから、と。
それから思い出したように、法事のときの彼のお経がとても上手くて驚いたと感心していた。
「良か人やないね」
・・・うん。良い人。すっごく良い人です。素直に私も頷いた。


私が彼と喧嘩して、家族に叱られたり泣いたりしたことは、
多分、本当にもうくだらないことなのでここには書かないけれど。
(恥ずかしいから(* v v)。)
いろいろと考えた結果、互いの希望を取り入れた形で
手作りの招待状を頑張って作ることにしました。
私は私のこだわりを、やっぱり曲げることはできないよ。
それがたとえ、ワガママでくだらないことでもね。
だから頑張る。(大変だけど)





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