あまおと、あまあし
あまおと、あまあし
小さな命は 2008年10月26日(日)


真夏の夜中に生まれた子供は、
二月と半分を迎えることができました。
眠るか泣くかだった生き物は
目が合えば笑い、一人で何事かをつぶやき
時に不思議な声を上げて
いちにちいちにち、人になってゆきます。

何事かをしゃべりながら必死に乳を吸う幼子が
いつかは歩いていってしまうのかと
今から寂しくなるのは愚かだと思いますが
ただ、健やかに大きくなって私よりも長く生きて
しあわせ、という言葉をいつか知ってくれるようにと
柔らかな身体を抱きしめるたびに思います。

生まれてきてくれてありがとう。
幸いがお前の上にありますように。







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 著者 : 和禾  Home : 雨渡宮  図案 : maybe