遠距離介護日記

2005年06月20日(月)



チビが6月19日午後10時半に永眠しました。(1才と9ヶ月)

1年過ぎたあたりで1回は健康診断に動物病院行こうと思っていましたが
元気だったのと、動物病院が遠方だったのが重なって受診したのが体調を
崩してからだったのが、悔やまれます。

結局動物病院を受診したのが少し食欲がなくなり,動きが悪くなって3日
後。病院でエコーとレントゲン検査の結果腹部にかなり大きな腫瘍がある
のが判明。積極的治療としては手術があるといわれましたが弱っている上
に老ハムなのでそんなかわいそうなことはできないと断りました。

それで腫れを引かせるための抗生剤と食欲増進剤を処方されて帰宅それが
12日です。両方の薬は目薬を入れる容器のようなもので扱い易く、チビ
の口に入れても甘いので嫌がらずに飲んでくれました。薬のおかげで食欲
が少し回復し動きもよくなってほっとしたのもつかの間土曜日には受診前
と同じようにほとんど食べない、動かない状態に。

日曜日の夕方に投薬のため触ったら、体温が低下していて生きているのが
やっとという状態でした。薬を口に運んでも受け付けなかったので、もう
チビが嫌がっていると判断し、投薬を中止、そのまま両手で包みながら体
をマッサージしてあげましたがほとんどなすがまま。

ついこの間まで元気だったチビが両手の中で死を待っているなんて考えら
せんでした。一時間以上両手で暖めましたが、その甲斐もなく変化がない
ので、締め切りが迫っているレポートに取り掛かりました。

一時間後にチビをケージに見たときはすでに天国に旅立った後でした。
死後硬直が始まっていて、両目を閉じてあげようとしましたができませ
んでした。チビの旅立ちには直接立ち会えなかったものの、長時間外出か
ら帰るまで待ってくれたチビのおかげで最後の時間を豊かに過ごすことが
でき本当に感謝です。変な罪悪感をおかげでもたなくてすんだし。

ほんとうに安らかな顔で旅立ったチビ。母の介護で遠距離介護をしている
私に余計な負担をかけまいと早めに旅立ったような気がしてかなりジーン
と来ています。

当分自分の体調や母の介護などでハムを十分健康的に飼える自信がないの
で寂しいけれど、チビが使っていたケージやハム用品をすべて処分しまし
た。買ったものの1回も使わなかった3面ヒーターだけは取ってあります。

今日チビを火葬場につれていったので、明日お骨を家に迎えます。7月に
実家に帰った時に庭に埋葬するつもりです。チビの目に見えない配慮の
ためか、寂しいけれど、悲しくはありません。きっと天国があるとすれば
そこでチビは元気に回し車を回している気がするからです。


 < 過去  INDEX  未来 >


kasiwa600 [HOMEPAGE]

My追加