告白は喉の奥
L.ニトロ



とりあえず今、


あなたのことが好きなのかどうかすら、私には判らない。

メールを送ってみたり、携帯を鳴らしてみたり。
寂しいだけなのかもしれない。
羨ましいだけなのかもしれない。

なにか。
それでもなにか、話したいことがある時に、あなたを選ぶ理由は。
恋人のいるあなたでなければいけない理由は。
話がすごく合うとか、そういう感じでもなくて。
安心感の隅っこに、いつも違和感を残した会話なのに。

本当は私、あなたから離れたいんじゃないだろうか。


躊躇しながら誘うみたいに、触れた指先の理由も考えたくない。
期待したくなるような言葉の裏も、見たくないから。
気付かないでいたい。


ねえ私、拗ねてるだけ?

2004年04月30日(金)
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