迷い心


2003年06月29日(日) 惰性

死にたくは無いけど
生きたい理由も無い

だろ?




2003年06月28日(土)

肉と脳が分離
制御を離れた体に心が悲鳴をあげる

繰り返す嘔吐
胃袋は空っぽであっても煽動をやめようとしない

心も体も吐き出す事により楽になる事を覚えてしまっている

胃液精液感情

出し尽くし疲弊するまで

そのうち意識は薄れていく

個が拡散しどこにもいなくなる




2003年06月26日(木) 夜気

冷えた空気に音が響く
生産性は低下し
活動は停止

夢の扉がノックされ
一夜限りの宴が始まる

深く眠る者
浅く夢見る者
雑談に更ける者
眠れぬ時間を過ごす者

思い思いに時は静まっていく

全てにGood night




2003年06月24日(火) 虚勢

肩肘張って
何も求めず

上っ面に付き合い
酒を友とす

関係を捨て
一人の道を

一人磨耗し
一人崩れる

何も必要ない

ただ一人生きる




2003年06月23日(月) 衝動

希望
渇望
絶望

羅列が意味をなさぬ

求めそのたびに
何を求めるか自問する

この飢餓はどこから?
何を満たそうというのか?

欲求に疲弊する




2003年06月22日(日) なんで

偽りの心が
寂しがり
愛を求めるのだろう?




2003年06月21日(土) 虚像

手で触れ
鼻で香り
目で眺め
口で交わす

入力し出力され出力し入力される
inPutOutpuTInpUtoUtpUt

情報は整合性を求め
空白に想像を埋め込み
疑問を消し産み出す


現実は意味を無くし
僕は思考にさ迷う




2003年06月18日(水) 夜道

帰り道をトボトボと
君は優雅にさっそうと
出会う視線
止まる歩み

人懐こく擦り合い
愛撫に酔いしれ
閉じた眼に陶酔をみる

堪能ののち
別れお互いの家路へ

暗い夜道をトボトボと

服に香るは君の髪




2003年06月09日(月)

道は長く長く先はない
歩く歩く君と僕
スタートも目的も覚えてはいない
元からそんなものがあったかすら

たわいもないお喋りは続く
僕らどこから来たの?
卵がさき?鶏がさき?
箱の中に猫はいるかな?
壁から落ちて元に戻らないのはなんだっけ?
パンダって白地?黒地?
僕の名前君の名前
疲れてる?元気?
豆が出来た豆が治った
君と僕以外に誰かいる?
君のこと嫌いな僕だとしたら僕のこと好き?

僕のことを君が守っている
君を守るのは?

少し休もうか?

 まだ行けるよ

無理するなよ

 無理は してない 多分

合わせる必要はないよ

 僕には必要がある

きついだろう?

 一人で歩く事に比べたらまだ

もとから一人さ

 知ってる

嫌気が差すだろう?

 たまにね

正直だな

 君に嘘は吐かないさ

自分に吐けてもね

 痛いとこつくね

自虐だよ

 一人芝居だな

まったく

 所詮一人さ

世捨て人?

 どっちが捨てられてる?

どっちもだろうな

 そう感じてるだけかも

そうだね

 わからないままにしておくよ



息は整った?

 うん

ペースは?

 まだまだきついな

行けるよ

 行くよ

先へ

 動く限り



眠り歩み交わし眠る




2003年06月08日(日) 相互

愛し
愛され
暖め
暖められ
寄り添い
寄り添われ
抱き締め
抱き締められ
語り
語られ
手を取り
手を取られ

眠りたい


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