三楽の仕事日記
DiaryINDEXpastwill


2003年03月31日(月) 平成14年度終了日

あっという間の1年間。年齢を重ねるにつれて1年を短く感じると言われるが、本当にその通り。体調を崩し大変な時もあったが、やりたいことをやらせてもらえた1年。回りの方々に感謝、感謝、感謝。そして明日から小牧中で6年目を迎える。一つの学校で教頭職6年は実に珍しいこと。さすが6年いるだけのことはある!と言われる働きを肝に銘じる。やりたいことはいっぱいある。課題には困らない。

午前中はPTA支出調書のまとめ。110項目を超える調書の整理には3時間ほどかかった。いたしかたない。未払いのところを回り、今日ですべて完了。あとは監査へ。


午後にエドウェルの伊藤さんが来校。1週間ほど前にマキネット更新のための簡単ツールの設定をお願いしておいた件。4月1日までにという約束を守っての来校にまず感激。そして見せてもらって大感激。これまでのマキネットをふまえての痒いところに手が届くシステム。こちらの予想を遙かに超えたアイデアに思わず頭が下がる。何度、すごい!といったことか。これだけでもうれしい1日となった。学校のことがよく分かった上でのシステム支援は本当にありがたい。

用務員さんがエクセルで切手受払簿を処理するシートづくりのレクチャ。コンピュータ処理をする前に決まった書式に合わせてのシートづくりはなかなか大変。必要な情報がきちんと整理されていればいいわけだが、こういった悩みはドンドン起こってくるだろうと思う。柔軟に処理して良い部分を聞き、いいものができた。満足。


2003年03月30日(日) 早起きと思いきや

「貧乏性やなあ、明るくなると体は起きてしまうものだ」と時計を見たら、10時を回っていた。やっと朝寝坊ができた!と妙なことに満足。

いわゆる春休み中の日曜日。なぜこんな日に学校へと思いながらも、あれもこれもまだやれていないので、しかたがない。何人かの職員は仕事中。静かな職員室で集中でき、PTA会計決算書完成。ここのところ目の疲れが激しく、時折、目薬を差しての仕事。健康にいいわけがない。

それと出校した楽しみはライブカメラの状況。無理を言って金・土曜日の二日間かけて設置してもらった。予想以上によく分かる映像に満足。手元のコンピュータでも鮮明にみえる。確かに使える。手応え十分。

生徒指導主事から思いのこもった文章を見せてもらう。互いの思いがますます共有できる学校にしたいと意を強くする。

帰りに久々に本屋へ。ここのところ本はすべてインターネットで購入していたので本当に久しぶり。「俺がつくる!」という本を購入。それとコンプマートで「ミニプリンタ」を購入。なんと980円。山積み状態の1品。さっそく使ってみる。これは便利。HPの自己満足コーナーに掲載予定。


2003年03月29日(土) どんよりした土曜日

早朝から体育館開放のため学校へ。

時間割編成委員会は今日も開催。昨夜は11時頃まで奮闘のこと。頭が下がるばかりである。こちらは申し訳ないが仕事への集中力がなく、ロッカーの片づけ第2弾という日になってしまった。


2003年03月28日(金) 早朝から原稿書き

昨夜ダウンしたこともあって、今日の夕刻の会議に間に合わせようと午前5時から原稿書き。ブラインドを開けてみて、初めて区画整理のために、家の周りの風景が変わっていることに気づいた。志水塾のビデオを見て、あのときの熱気を思い出し、原稿書きは快調に進む。

気持ちよく出勤。いよいよ押し詰まってきた年度末。諸々の事務をてきぱきとは言えないが、順次処理。部活動関係の書類もまとまり、随時、担当者の手元へ。

新任の主事さんが来校。初々しさ、はきはきとした対応に新年度を迎えるこちらの気持ちも整う。

職員室のあちこちで整理が始まっているので、こちらもついロッカーや戸棚の整理。しまったままで触れてもいない書類がどさどさと出てくる。思い切って処分。丁寧に分別処理。

職員室グループウエアの機能にライブカメラを取り入れる作業を頼んだ。その仮設置が始まった。思ったより鮮明で、これなら使えそうだと思った。これは徳島の池田小視察の成果。いい取り組みはどんどん取り入れたい。さらに調整が進めば、新学期から重宝することと思う。

16時30分から環境講演会へ。京都教育大学教授 山下宏文氏「地球環境とエネルギーを環境教育から考える」。環境教育で大切なことは、まわりとよりよい関係を作らせること、簡単に言えば、これは僕の〜といった愛着を持たせることと、一人一人の判断力を育てる教育が必要だと締めくくられた。

そしてすぐに大学へ。志水塾まとめの原稿検討と志水塾の会則検討など。原稿はできていたので気楽に参加できたが、やはり何人もが書いてきた原稿をまとめて1冊のものにするには、大変である。

志水先生からは最新刊の著書『「ずれ」で創る算数の授業』をいただいた。また、夢現大というメールマガジンには自分が書いた「学校のネットワーク活用がわかる本」を紹介していただけた。実に幸せなことだ。ありがたい。





2003年03月27日(木) う〜ん、この忙しさはなんだ!

学校に着くなりフル稼働。視聴覚協会の配慮で借りていたマグネットスクリーンの報告書提出忘れの連絡あり。さっそく数学の実践例と使用感をまとめ、メールにて送信。それにしても最近はうっかりが多い。気を引き締めなければと自戒。

職員室配置換え前の掃除。無駄なものが多い、多いと思っていたが掃除を始めるとあらためて、そのことに驚きを感じる。5インチフロッピーソフトも大切に保管されていて、これがその当時は10万円を超えていたと思うと、進化のすごさを感じるばかり。

恒例の時間割編成会議が始まる。若い頃はいつもその作業に関わっていたが、さすがにこの年になると頭が働かない。編成委員の先生方の奮闘に頭が下がるばかりである。毎年、条件も付加され、大変さが増しているが、それでもなんとか作り上げてしまう人間の能力に感服する。自分がこの仕事に10年以上も関わっていたと思うと、あのころはよく頭が働いていたものだと不思議な気持ちになる。

教師力アップセミナー運営に関しての連絡をいくつか。二年目を迎えてさらにセミナーはバージョンアップ。仕事の分散化もでき、運営委員会そのもののバージョンアップはすでに完了。

夜は市民活動センター設立にむけての会議。過去2回欠席で今回初の参加。いろいろなところでお世話になっている方が多く、楽な気持ちで参加。市民活動見本市をやってみようかという話題には特に興味を持った。ふっと6月のエコライフのうた普及コンサートの会場での開催が浮かび提案。思ったことはまずやってみるという主義でいけば、まず実現。焼き鳥屋さんで・・・というお誘いは残念ながら断り、帰宅して明日の志水塾原稿検討のための原稿書きに。やはり前日になってしまった。


2003年03月26日(水) 企画委員会と教師力向上の手だて

今日から薄手のスーツ。春らしさを感じながら出勤。

第2回目の企画委員会。昨年度より、さらに熱い思いを込めた運営機構。若干の意見をいただき、さらによりよい案に。職員会議がある意味、楽しみ。

続いて教師力向上のための企画検討。「不平等宣言」=「若い者と経験豊かな者との加重のかけ方不平等」の具現化が図れそうな案が出来た。これも職員会議が楽しみ。

午後は職員会議提案文書の印刷、綴じ。健全育成会の実績報告書づくり。会長を訪ねて認めをもらい少年センター訪問。会長の術後も順調で一安心。再び学校で事務処理を続行。

ゴミ収集方法の変更について、ごくごく一部のレクチャーを受けるが複雑。体にしみ込むまでかなりの時間がかかりそうだ。

夜は教師力アップセミナー運営委員会。15年度の各セミナーの責任分担やPR方法について決定。300名を超えるセミナーをめざして動くことを合意。運営委員も増え、教師力アップの会として、さらに活動を広げられる予感。


2003年03月25日(火) 早朝からフル回転

昨夜はとうとうダウン。早朝からコンピュータに向かうが、はかどらず。

転任者の方が来校。書籍「正門からどうぞ」、小冊子「学校のネットワーク活用が分かる本」「平成15年度小牧中学校の教育」そして特別名刺を渡す。これだけの資料が渡せることは自慢。これまでの歩みの確かさを実感しながら、小牧中のあり方についてレクチャー。

午後からは、明日提案の学校組織案づくり。学年の意向も聞きながら、さらに調整が必要なこともあり、なかなか進まない。ここのところ、ずっと走り続けていなければならない状態で、思考力、集中力とも欠けてきていることを体中で感じている。

素案をもとに校長以下4名で検討。平成15年度の教育については冊子で明らかにしてきたが、その具現化に向けて、どう組織を作っていくか。組織に命を吹き込む大切な検討。こうした時間はしんどいが夢がふくらむ充実した時間でもある。

夕刻から組織案執筆。昨年から各分掌について、自分の思いを書いているので時間がかかる、かかる。しかし、この作業の手を抜くことは昨年はいったい何だったのかということになる。昨年の提案文書を見ながら、なかなか俺も熱いじゃないかと思いながら、しょぼつく目をこらしながら仕事続行。22時30分ようやく11ページにわたる組織案完成。退校。


2003年03月24日(月) 息子の入学説明会に出席

午前中は休みをとって、息子の入学説明会に出席した。その中で、「本校でよく言われる言葉に『舞台は主役を待っている』という言葉があります」と説明があった。これには感動した。なぜなら、かつて自分が勤めていたときに自分が子どもたちに呼びかけた言葉だからである。離れてから7年経つが、こうして今なお言葉が息づいていることが分かり、なんとも言えない気持ちになった。息子に説明したが、当然「ふうん」とだけ。当たり前といえば当たり前なのだけど・・・。

午後の企画委員会から勤務。平成15年度の組織や年度当初の計画確認を主な内容。これまで以上の会議の質の向上とスピーディさをねらうと一言。最初の会議はまずまず。

相変わらずバタバタと細かな仕事の処理。明日には転任者が来校。その準備もまだだが、会議があって退校。明日までに必要なやらなければならない仕事の時間をどう生み出すか!ああ苦しい。


2003年03月23日(日) 三連休とも仕事

休みだから寝坊でもと思っても、あれもこれもやらなければと思うと、つい目が覚めてしまう。貧乏性。

学校へ。何人かが来ていて仕事中。午前中はメールの処理と講師さん方の採用のための書類づくり。来年度は陣容も増え、さらに大所帯の学校に。書類を整えながら、パワーの集約の手だてをあれこれ考える。市教委に書類提出。日曜日にもかかわらず市教委でもお仕事をしている方あり。書類を見てもらい不備の指摘。ありがたい。

午後は視聴覚協会の配慮で借りていた機器のモニター報告書作成。以前に報告用にと撮っておいたはずの画像が見つからず、無駄な時間が過ぎる。そのうち気力もなえ、エネルギーを沸き立たせるのにまた時間がかかる。今日はなかなかはかどらない。夕刻、メール送信で終了。

その他、細々とした仕事の連続。なかなか終わらないが、暗くなってきたこともあって学校を退散。


2003年03月22日(土) 志水塾とNPOのKEC

昨日のフォーラム成功で気持ちのよい朝。だが妙に胃が重い。食べ過ぎのせい。

学校に行き事務処理をいくつか。

大学での志水塾ガイドブック作成会議に遅れて参加。自分は執筆分担がなく、できた原稿をチェックするのみと思っていたが、ちゃんと分担あり。ところが、1月に行った志水塾の詳細が思い出せない。コンピュータに向かうが原稿は進まず。原稿執筆中に飯島研究室に行き授業検討方法などを話題に雑談。ビデオ+テロップ再生用にソフトをもらう。再び原稿書き。集中できない。進まない。あきらめて自宅で完成することにして終了。

しばらく顔を出していなかったNPOのKEC事務所に「学校のネットワーク活用がわかる本」を15冊ほど持参して訪ねる。小牧中学校のIT活用を見学したいとのこと。見てもらえるのはありがたい。さっそく日程調整をすることに。また次年度以降の運用について相談を受ける。NPOのあり方は難しいことを痛感。悩み増える。

帰宅して、原稿書きを始めるが、調子が出ない。


2003年03月21日(金) IT活用による元気な学校づくりフォーラム

快晴。息子は早朝から部活の試合に。

今日はIT活用による元気な学校づくりフォーラム。コーディネータの堀田先生から、教育の情報化のうち,校務の情報化はまだ遅れている分野で、今回のセミナーは大げさにいえば「歴史に残るセミナー」になるよとのメールが届く。さらに元気が出た。

10時30分頃に会場到着。すでに熱気があり気持ちが十分に高まる会場に、またもや元気が出る。11時30分から打ち合わせと昼食。

13時フォーラム開始。250席が埋まり、立ち見も少々。こんなにもよく集まったものだと感心。

最初は教務主任と実践発表。この1年、何度も視察の方にプレゼンをしてきたので二人の息はぴったり。1度きりしか打ち合わせしなかったが、時間もぴったり。

シンポジウムは堀田先生の取り回しのよさに唸った。笑いもたくさんあって、実に楽しい1時間となった。こちらが楽しかったので、見ている方も楽しんでいただけたことと自己満足。テーマの「元気が出る」は具現化できたのではと思う。

そして懇談会。徐々に回りに人が集まってきて、かなりの声でずっと話し続けた。反応のよさにこちらもいっぱい元気をもらった。しかし、さすがに疲れた。

会場を移し、御苦労様会。いいお酒を飲んで帰宅。小牧落語を聴く会のHP作成を気持ちよく。


2003年03月20日(木) 小学校卒業式

小学校の卒業式に列席。明るい元気のよい声が体育館中に響き渡る。我が子も今ごろ卒業式。大きな声で歌っているだろうかと思いながら、一人ひとりの子どもを眺めていた。

現職教育のあり方について、ふっとアイデアが浮かぶ。次年度の楽しみが増してきた。

次年度のPTA地区委員名簿づくり。プライバシーを考え、これまで以上に情報を押さえた名簿に変更。まだ連絡のない地区への確認は母親代表さんが献身的に動いていてくださる。ありがたい。

職員から訴え。実に納得することばかり。胸中は察してあまりあるもの。時期を見て伝えるべきところへ伝えねばと決意!

次年度の講師さん採用のための書類づくりに追われる。もう少しのところで時間切れ。「たくみの会」のために学校を出る。

19:15たくみの会
日程設定のまずさ露呈。これまでの最低参加者数。授業ビデオをどのように見たら力量が高まるかを話題に。ほとんどは各校の情報交換に終わってしまった。

続いて、明日のフォーラムの打ち合わせ。一つのプロジェクトを行うための水面下での動きについて、つくづくその大変さを実感。視点の持ち方について学ぶ。
23:30帰宅。


2003年03月19日(水) 忙しさの2乗

どうして?と思うほど余裕のない毎日。今日も始まる。

2年生は基礎学力テスト返却。項目表にチェックして自己評価させる。これで1年間の数学授業が終わる。子どもたちから温かいメッセージをもらう。だが最後の授業で平行四辺形になる条件の見落とし。大ミス。反省。

21日のフォーラムの打ち合わせを教務主任と行う。

午後からは相模原市より視察2名。我が校のIT活用について教育新聞を見て来校。21日のフォーラムのリハーサルもできた。いい流れであると自信もできた。

夕刻から次年度の学校組織について再び検討。今年ほど検討を重ねて変更をしている年はない。いろいろな要素があって本当に難しい。

次年度のPTAの事務連絡等でかなりの時間をとる。帰宅しても、その仕事の続き。ああ、しんど!


2003年03月18日(火) 体が重い

久しぶりに朝から体が重い。用心、用心。

心の相談員さんの会計処理や事業報告など。電話等で仕事が分断されるのは致し方ないが、それでももっと集中できたらと思うことはしばしば。

適応指導教室の先生との情報交換。不登校生徒への対応や来年度のスタートに向けての学校体制について話し合う。

2年数学。基礎学力テスト実施。もう一人の先生に実施のお願いをする。

市役所での市民まちづくり活動顕彰事業の交付式に出席。これまでの市民活動に対して報奨金がいただけた。ありがたい。今後の市政について懇談。そして学校へ。

ここのところ休んでいた職員に自分の思いを強く伝える。どれほど伝わったことか。

1年数学。今年度最後の授業。立体の体積。特に、錐体の体積については3分の1であることが分かっているという説明に自分自身毎年悔しい思い。すると立方体を三つの錐体に分けられるよ、という生徒。大感激。最後は空間での位置関係を押さえて授業を終える。1年の最後は10分間の落語。定番の動物園。子どもたちに楽しい1年だったとお礼を述べる。子どもたちからも温かいメッセージ集をもらう。充実した1年生の授業だった。

頼まれていた作文の添削。子どもを呼んで再構成の仕方について助言。

その後、入院されている他校の教頭先生をお見舞い。再び学校に。

市教委から提出文書の確認。担当者のもとに走って市教委に届け、またもや学校へ。

基礎学力テスト採点。分析。帰宅。今日も忙しい1日。


2003年03月17日(月) 新しい学校づくりプレゼン

いつものように忙しい月曜日。

朝から間髪を入れず電話が入り、次から次へ対応。ああ忙しい。

2年数学。
確率の単元テスト返却。テスト直しと明日の「基礎学力テスト」に向けての自己学習。質問のほとんどは一次関数。関数が苦手な生徒が多い。式とグラフとの関連がどうも結びつかないらしい。うむ、どう指導したらよいのか?

1年数学。
円錐の表面積の求め方を考える時間。いい発言が続く、続く。ずっとこの子どもたちと授業をしていたいと思えるほど。非常に簡潔な見方ができて、興奮気味に話す子どもを見て、こちらも自然に力が入る。

午後は、パークアリーナで「新しい学校づくり」のプレゼンテーション。各校の取り組みたい提言を聞くのは、やはり参考になる。1校わずか5分というプレゼンの時間をどう使うか、どう戦略を練ってきたかもおもしろい。総花的で伝わってこない提言もいくつか。プレゼン=パワーポイント作成と思いこんでいる方もあるのでは。自分はあくまで自分流。的を絞ったプレゼンができたと自己満足。相手の立場をいかに理解しているかだと思った。

夜は懇親会。いろいろな方から話を聞いた。我が校の底力はオープン性にあると確信。次年度に向けての力をもらった。ありがたい。






2003年03月16日(日) 昨日に続いて休みとはいえ・・・

朝から学校へ。

年度末事務や会計事務整理を中心に昼をはさんで、かなりの時間がかかった。恒例とはいえ、毎年もう少し能率的にとは思うのだが、進歩がないね。反省。

数人の職員も事務処理で学校に。途中で市教委からも訪問。情報交換。また、小牧中恒例のS先生の力作「○○ファン」が配られた。学校組織作りのヒントも多くある。楽しみに持ち帰る。

確率の単元テスト採点。1年間の積み上げは大きく、自分の考えをかなりしっかりと書ける子どもが増えてきたことがうれしい。きちんと書き出してみて確かめている様子がテストからもよく分かった。

教師力アップセミナーの運営委員会の開催日決定や「みんないこまい寄席」の打ち合わせメールなど、いくつかの連絡。

昨日に引き続き、スキャンスナップで書類のデジタル化。


2003年03月15日(土) なかなかのんびりとは・・・

休みとはいえ、いつもと同じように学校へ。午前中、説明ならびに懇談会。よく理解していただき、ありがたい言葉もいただけた。やって良かったと思える会になった。

せっかく学校に出てきたので・・・というわけではないが、来年度の組織案を再び検討。ほぼ固め、さらに詳細な組織案づくりに入る。

17日の新しい学校づくりの準備やメール処理などをして帰宅。直後、学校から再び連絡。ファイルサーバーの具合が悪いとのこと。すぐに引き返すことを伝え、再び学校へ。

どうも誰かがファイルをうっかり動かしてしまったようだ。検索機能で発見。とんでもないフォルダ内に移動されていた。ほっとした瞬間。

喫茶店で書籍「子どもよりも親が恐い」を読破。タイトルから描くイメージと違い、教師も子どもも親も人間関係づくりが難しい時代になってきたことから発生する様々な事象や解決策が提言された本だった。帰宅。

ようやく2週間前に買ったスキャンスナップを設置。これは実にいい。机の上に積んであった文書が次から次へデジタルに。満足。



2003年03月14日(金) 二日間空けると山のような書類

朝の打ち合わせで、鳴門教育大附属中での授業報告を一言。学びを支える基礎・基本を大切にしようと呼びかける。

1限2年数学。確率の単元テスト。

2限1年数学。立体とは何かから、面を積み重ねたり、面と点を結んだり、面を回転させたりしてできることを説明。その中で立体の高さや母線を確認。最後は表面積、側面積、底面積を求める練習を終える。時間がないため、やや急ぎすぎたのを反省。

3限生徒指導部会。
1年間の生徒指導に関する反省と次年度への確認。何事も全職員で対応しようとする現体制を大切にしていくことなど、重要なことが再確認できた。全職員の共通理解に努めたい。

二日間あけていたため、山のようにある書類を処理。

金沢シンポジウムの記録の校正依頼あり。三度ほど読み返し返信。

午後は次年度に向けて小牧市小中学校PTA連絡協議会の事務引き継ぎに。そして本校PTA組織の相談と続く。

そして明日の保護者会の打ち合わせと来年度の組織作り検討で遅くまで学校に。視点を変えると本当にいろいろな案が出てくるものだ。なかなか決まらない。明日もう一度検討することにして帰宅。


2003年03月13日(木) 池田小から三好郡教育ネットワークセンター

徳島で迎えるオフ日。

小林さんと柳瀬さんと合流して、12時30分に徳島県の池田町立池田小学校を視察。日本で一番有名な教育情報化コーディネーターと言われる中川先生がみえる学校である。たっぷりと時間をかけて現場を見せていただいた。いろいろな工夫の蓄積がよく分かる。ぜひこれは我が校でもやりたいという工夫がいっぱい。大いに刺激を受けた。

続いて、三好郡教育ネットワークセンターを視察。池田町の情報教育の現状をうまくまとめたテレビ番組を視聴。教室でのコンピュータ活用やセキュリティーについて、いろいろと論議。

最後は教育委員会へ。本校の職員室グループウエアについて紹介。そこでケーブルテレビを使って学校からコンテンツ発信をする取組を聞き、ここでも大いに刺激を受けた。

帰路は瀬戸大橋を渡って岡山から名古屋へ。帰りの新幹線では教師の力量向上の手法についてあれこれと論議。実に楽しい二日間が終わった。

帰宅したら、自分の評価実践が掲載された雑誌、「指導と評価」(図書文化)が届いていた。苦労した結果が形となるのはやはりうれしい。


2003年03月12日(水) 鳴門教育大学附属中にて

名古屋→徳島へ飛行機で。10時30分頃から21時頃まで附属中の先生と終日一緒。実に楽しい1日。

駅前ホテルでまず懇談。数学の授業論を中心に。そして附属中に。コンピュータを使った授業のため、プロジェクターや教材の準備に入る。スムーズにいく。

2年4組の子どもたちと1時間きりの授業。作図ツールを使っての授業。個人追究の場面で考えを見て回ると、さすがよくできている。ところがおとなしいクラスで、なかなか意見を発表してくれない。そして声が小さい。これだけの考えが交流できたらもっとおもしろくなると思いながら、意図的指名で授業を作り出す。見方や考え方をクローズアップしながら課題を広げ、授業を終える。

見ていただいた先生方と今日の授業をもとにした話し合い。ネタのおもしろさ考え方を大切にした授業展開に賛同を得て、気持ちのよい会議に。普段の授業でいかに見方や考え方を育てるかが勝負と強調。

続いて、附属中の研究委員の先生方と評価についての懇談。小牧中の実践を紹介しながら意見交流。B基準の考え方や補助簿の利用について自分の考えを述べる。いいとこみつけが個人内評価の方法として有効であると紹介。

ホテル近くの店でさらに懇談会。わざわざ「三楽」という店での設定に感激。評価論、課題設定力について研究委員長らと情報交換。楽しい1日が終わる。


2003年03月11日(火) いよいよ授業もまとめの段階へ

修了式まで秒読み段階。それぞれの授業もまとめの段階へ。1時間たりとて無駄にできない。密度の濃い時間にせねばと出勤。

年度末。教頭の仕事としてもまとめの段階。朝から通帳と調書との照合など時間がかかる。

数学部会では1年基礎学力テストの検討。そり落として、そり落としていく。核の核は何かと問いかける作業。

1年数学。
おうぎ形の弧の長さや面積を求める。円周や円の面積をもとに効率よく求める考えを出させ、習熟練習へ。

2年数学。
GCを使って面積を求める課題。取り組みやすさと深みのある課題で、よく子どもは考えた。いい発問も浮かぶ。また子どもの考えをまとめる基軸も決まった。

午後は、学校近くの合瀬川の堤防や河川内の清掃。市役所の方や地域の方も参加。短い時間であったが大いに成果が上がった。強い風の中、子どもたちはよく頑張った。

明日の鳴門教育大学附属中で行う授業案や資料づくりに入る。どんな子どもたちとの出会いがあるのか、明日が楽しみ。評価の資料をいくつか整える。

夕刻からの会議のため学校を出る。

CBCテレビで小牧中学校の通知表の取組が紹介された。ポイントを押さえたいい番組。ありがたいことだ。

明日の最終チェックをして帰宅。


2003年03月10日(月) いつものように相談事が多い月曜日

春らしさを感じる朝。1週間の始まり。

新しい学校づくりの企画書再確認のうえで提出。今度はプレゼンの準備。我が校はコンピュータを使わず、資料と口頭で説明することに決定。
あわせて来年度の組織案の検討をぼちぼちと。

2年数学。
円に内接する四角形の性質を発見、証明に入る。数値での検証をもとに一般化を図る。分かりやすい内容であり、円の性質により興味をもつところでもある。なぜ教育課程からはずされてしまったのか。残念。

来年度の宿泊学習地とのやりとりの中で、問題発覚。すぐさま関係機関等に連絡。とりあえずできる手をうつ。夕刻には問題解決。ほっとする。

学習個別対応システム開発について、開発チームと打ち合わせ会議。先月に方針が決まったのを受けて、かなり具体的な打ち合わせができた。予想以上に開発が早い。感動。

3月21日のフォーラムの打ち合わせ。フォーラム参加者も予定以上の集まり。会場での対応にうれしい悲鳴が出そうだ。シンポジウムの進行や発表のポイントを確認。

来年度の組織検討会議。なかなか進まず、22時を超えて終了。帰宅。


2003年03月09日(日) 学校のネットワーク活用がわかる本

昨日の疲れで朝寝坊。

昨日届いた「学校のネットワーク活用がわかる本」原稿の最終チェック。読めば読むほど、ここもああしたい、こうすれば良かったという思いが出てくる。こういうものだと思い、訂正は最小限にしてメールで報告。

学校に出向き、メールチェック。いくつかのメールへ返信。新しい学校づくりの企画書資料づくり。再びCD化となった「エコライフのうた」の発送作業など。休みでもやることは多い。

帰宅して、さらに企画書資料づくりや昨日の落語鑑賞報告などに没頭。


2003年03月08日(土) 落語鑑賞を兼ねての打ち合わせ

朝から「新しい学校づくり推進事業企画書」作成。基礎基本を定着させるための取組を企画。

大阪サンケイホールへ「桂雀三郎独演会」に出かける。もちろん落語鑑賞が目的だが、諸々の打ち合わせも兼ねてのこと。
楽屋で雀三郎師匠に出会い、「これまで同様に小牧をよろしく」と挨拶。1400人あまりの席を満席にする落語家さんが、わずか70人ほどの小牧落語を聴く会に出演してくださる。これもこれまでのおつきあいがあってのこと。
紅雀さんには前回の小牧落語を聴く会出演のお礼を一言。楽屋廊下で次回来訪を願った落語作家の小佐田さんにも出会え、ご挨拶。そして、リピート山中さんの楽屋で「小牧市小中学校巡回環境コンサート」の進み具合を報告。なんと小牧オリジナルソング「エコライフのうた」をCDに入れるとの話。話は広がる。気持ちよく落語+コンサートを楽しみ、深夜帰宅。


2003年03月07日(金) 卒業式当日 小雨

昨日から降り続いている雨は上がらず。しかし快方に向かっている天候にほっとした朝。6時出勤。何事もないことにほっとして、朝当番の職員と軽い朝食。

第56回卒業証書授与式挙行。2時間にわたる式となったが、主役の卒業生たちの大合唱団の歌声が響き渡り、来賓の方々の目にも涙が浮かぶ感動的な卒業式だった。歌はいい。みんなで歌えるのは本当にいい。

午後からは卒業式第2部。第1部と同じように職員で式を挙行。明るく話す子どもの顔に思わず応援歌が心の中で流れる。

卒業式の無事終了を関係機関に報告。ならびにお礼に出かける。

あるベンチャー企業から、学校のメール配信について視察を受ける。学校を開くための一手段としては実に有効であると伝えた。今後はこうした手法を取り入れる学校は多いと思う。先んじて行ってきた強みはあり、こうした一つのことでも30分ほどは話せることができる。やってみることである。

夕刻、帰宅。疲れを感じて眠る。


2003年03月06日(木) 春日台養護学校卒業式に列席して

3年前の本校卒業生が無事高等部を卒業するとのことで、卒業式の案内をいただき喜んで参加してきた。
卒業生の入場から心ふるえた。一生懸命さは見ているだけで伝わるものだ。それを温かく見守り介助する姿にも感動を覚えた。本校卒業生も立派な姿を見せてくれた。

午後は卒業式の全体練習。最初で最後。1度キリできちんとできた。この体制をいつまでも保っていきたい。歌も体育館に響き渡り申し分ない雰囲気。明日は子どもたちの気持ちがさらに高まると思うと実に楽しみ。

夕刻から発問研究会。出版に際しての打ち合わせ。計画はできた。あとは書くだけ。これが難しい。次回は6月14日。この3ヶ月をどう生かすかだ。

卒業式前と言うことで23時を回っても学校で。依然、雨はやまず。1日を終える。


2003年03月05日(水) 巣立ちの会

いよいよ卒業まで秒読み。今日は巣立ちの会。しかし立場上、教頭は職員室で留守番。いつも体育館から帰ってくる子どもや職員の顔を見るのが楽しみ。顔を見るだけで、その様子は十分に分かるものだ。

午前中は教頭会議。
ジュニア育成やジュニアクラブの運営でたくさんの質問が出る。もう少し事前に整理しておくと会議の効率も上がると思うのだが。小中学校巡回環境コンサートや、ブックレット「小牧中学校の教育」の経緯を話す。学校反省のあり方などの情報交換もしたいと思うが、諸連絡が多く、それだけで時間をとるのも残念。

午後は巣立ちの会。
職員室で留守番。3年生の会だけは体育館へ。教師の特徴をとらえたコンパクトな寸劇。子どもはよく見ているなあと感心。あたたかい感謝の手紙ももらう。ありがたい。1年生の数学授業での思い出が多く書いてあった。そして落語のこと。

めずらしく電話も少なく、会計処理などの仕事が集中してできた。年度末の恒例行事。

遅くまで体育館で、卒業式の代表者が練習。詰めの詰め。生徒にも職員にも感謝。


2003年03月04日(火) 視察の方の日記に喜ぶ

昨日、視察された方のWEB日記に、視察内容と感想が述べられていた。本質をとらえた記述を読み、話した甲斐があったと思った。

今日は午前中使って、1年・2年の授業担当クラスの成績関係処理。一人一人の記録の確認や日常の授業での発言や様子を重ね合わせて、基データづくりに時間をかけた。正式に決定するにはまだまだ。

卒業式関連の仕事をいくつか。葉書の整理や来賓名簿、座席表、配布する印刷物の作成など、けっこうはかどった。

体育館では遅くまで明日の巣立ちの会の準備、リハーサル。いよいよ学校中が卒業式モード。

こまきみらい塾から講師の打診を受ける。「落語の楽しみ方」といったテーマで5回。若手落語家なら呼べるようで、小牧落語を聴く会世話人で引き受けることに。

朝からメールサーバーの調子が悪く、夕刻には完全にマヒ。サポートに連絡。復旧に来ていただいたが症状は深刻。22時30分を回ってもまだ。大変。


2003年03月03日(月) 視察対応から始まる1週間

早朝から、徳島県、石川県からお二人の視察。お二人ともそれぞれの地では、ネットワーク活用の牽引者で経験も豊か。こちらの説明にもより力が入る。ネットワークを支えるのは、やはり思想がしっかりしていることだと自分自身で事例を挙げながら実感。あっという間に3時間が経った。

2年数学。確率。
二つのサイコロを扱った問題を条件換えをしながら考える。論理的にきちんと説明できる子どもがいるが、その発表を共有化していく段階がなかなか難しい。人から学ぼうという意識がもっと強いといいのだが。

年度末休業・年度始休業中の会議日程等の検討。いよいよ新年度も近づいてきた。

職員会議は10分遅れで始まったが、終了は予定通り。ちょうど50分間の職員会議。会議はこれくらいでよい。

そのほか、週明けにいきなり増える事務処理に必死に取り組む。


2003年03月02日(日) 今日も忙しい日曜日

風は強いが晴天。気持ちがいい。

朝から原稿書き。「教育の効率と質を高める職員室グループウエア」ようやくできて、10時からのエコネット会議へ。

エコネット会議では「不法投棄」「産廃」問題が話題に。自分の担当しているエコライフのうた普及活動については進行状況をメモして退座。そのまま小牧落語を聴く会の準備に出かける。

第54回小牧落語を聴く会は大盛況。満員のためお客さん3名にお帰りいただく。こんなことは15年間で初めて。菊之丞さん、紅雀さんとも絶好調。お客さんも反応良し。大満足の会になった。疲れも吹っ飛ぶ。

続いて場所を変えて、新聞社からの取材。1時間半ほど。教師力アップセミナーのことを核に、教師の力量向上のために自分の試みについて二回目の取材。

「学校のネットワーク活用がわかる本」の表紙画像探しで1時間ほどかかる。いい写真はなかなかないものだ。さらに校正原稿チェック。まだまだ続く。結局、横になれたのは深夜遅く。


2003年03月01日(土) 高校の卒業式

小雨の降る寒い土曜日。

高校の卒業式に来賓として出席。とてもよい卒業式。晴れやかな高校生の顔と歌声で心があったかくなった。式場を出るときに、教師とふれあう高校生の姿に充実した3年間の様子が浮かぶ。

学校ではやはり土曜日とはいえ、多くの職員が仕事や部活。自分は原稿の続き。時間の経過と共に先行きの見通しが立つ。普通は時間だけが過ぎていくのだが、今日は上出来。

帰宅すると、校正原稿が2本届いている。特にネットワーク活用原稿はレイアウトや章立ててもなるほどというもので、さすがプロだと感心。

附属時代の数学関係者との懇親会に名古屋へ。いつものように楽しい会。大学の先生から「やろうと思えば、回りから雑音が聞こえてもやればよい。動くことだ。不平や不満は言う人はやった試しがない。まさに0という数字と同じ。0はどうしても0だ。しかし動く1という数字は2,3になる可能性がある」と言われた。まず動くこと。そこから何かが見えてくる。そのとおり。