...ねね

 

 全てフィクションです

【父との秘密】今夜はこの人と - 2002年06月30日(日)

「今日は、だれもいないの?」

「いないよ。親は夜仕事だから」

「・・・そう」

今日はこの為に来たのだ。
今更時間ばかり引き延ばしても、何もならない。
男をその気にさせる為に、ミニスカートをはいてきた。
思ったとおり、男はあたしの足をさり気なく見ている。

・・・気持ち悪い

その下心に満たされた視線が痛い。気持ち悪い。
男なんか・・・やっぱりセックスさえ出来れば
女であれば何だって抱くのね。
あたしも同じだ。
男なら誰だって良かった。
もう汚れてしまった体なんだから、この男と寝たからって何も変わらない。


覚悟は、してきたはず。


会話もそこそこに、彼はあたしの体に手をかけた。
父と違うところは布団を顔にかぶせられていない事だけだった。
後は同じだ。
あたしの体を不気味に撫で回して、舐め回して
入れて、動かして、一人で果てる。

やっぱりいつもと変わらない。ほら大丈夫だ。なんてことない。
自分に言い聞かせながら目をつぶっているだけで、事は終わった。

「また連絡くれよ」

冗談じゃない。
一度だけで充分だ。


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【父との秘密】慣れたふりしないと - 2002年06月29日(土)

皆が散り散りに帰りだした頃
あたしはその男と一緒にその部屋を出た。
そして男の家について行った。

道中、男は馴れ馴れしく肩を抱いたり腰を抱いたりする。
あたしは顔は笑っていたが気分は悪かった。
さっさとこの男に抱かれて、妊娠の相手をこの人にしてしまおう。
彼には罪は無いけどあたしだって必死なんだ。
もし誰とも寝ていないのに妊娠が発覚したら、
あたしは父との関係を言わなければならない。

冷静になって考えれば
もし妊娠していたとして、
新たに別の男に抱かれたとしても、一ヶ月の狂いがある。
例えば今妊娠1ヶ月だとしたら、今この人に抱かれて孕むのなら
次に「生理が来ない」と言う時には妊娠は2ヶ月になっているだろう。
いや、普通は3ヶ月くらいにならないと気付かないものだから
もしかしたらあたしは既に3ヶ月になっていて、
この男に責任を取らせる頃には4ヶ月くらいになっているかもしれない。

騙せるだろうか

おなかは大きくならないのだろうか

あたしは罪を人に擦り付ける事の罪悪感より
自分の心配ばかりしていた。

色々な事を考えているうちに、男の家についた。

「入って」

古臭い狭いアパートの一室。
家族は今誰もいないらしい。
これから自分の身に起こることを考えて
あたしは部屋に案内されていった。



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【父との秘密】初めて男を誘う - 2002年06月28日(金)

性的な関係が乱れきっているその仲間達に紹介され
あたしは一人の遊び好きそうな男を見つけた。
この人なら、誘えばすぐにあたしを抱くだろう。
その男はあたしの好みでもなく、それほどかっこよくもなかった。
だけど外見を選んでる場合ではないし、なにより急がなくてはいけない。

なにしろあたしはこういう仲間と付き合った事が無い。
夜の街を遊んだ事も無い。
どうやって男を誘うのかも知らない。
だけど色々考えをめぐらせながら、この人達が普段たむろしている部屋について行った。

「ねぇ、お前、処女だろ」

隣に座った、さっきあたしが目をつけていた男が
あたしの肩を抱きながらタバコ臭い息で話しかけてきた。
女の子達は「やめなさいよぉ、そんな事言うの〜」と笑い合う中
「ううん。もう経験済み」
おおーという歓声が上がった。
意外にやる事やってんだ、とか、全然そんな風に見えない、とか
そんな言葉を浴びせられて、あたしは中途半端な顔で笑った。

あたしは出した事も無い媚びた声と作った事も無い媚びた顔で
隣の男に「今日の夜、遊んでよ」と言った。
知ってる先輩が、ちょっとこちらを見て意外な顔をしていた。

あたしは、初めて父以外の男と寝る。



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【父との秘密】なんとかしなければ - 2002年06月27日(木)

次の日もあたしは暇さえあればおなかを叩いていた。
だけど相変わらず生理は来ない。

なんとか、相手が父だと知られずに中絶する方法を考えた。
中学一年のあたしはその時、今では思いも寄らないような結論に至る。


そうだ、相手を探そう。


父以外だったら誰だって良い。
今すぐ他の誰かとセックスして、既成事実を作れ。
そして妊娠の責任を取らせてしまえ。
相手が父だとさえ知られなければいい。
妊娠して母に叱られたっていい。
少しくらい殴られたっていい。
とにかく、父以外の「父親」を探せ。
誰か、今すぐにあたしを抱いてくれる人を探せ。

とんでもない考えに取り付かれて、あたしはその相手を探した。
相手なんか誰でもいいのだ。
女慣れしてて、童貞ではなく、責任を押し付けられる人。
あたしはすぐに、学校内でいわゆる不良と呼ばれるグループに近づいた。
上手い事に、そのグループには仲のいい先輩がいて、
近づくのには苦労はしなかった。
そしてその中に、女と見れば誰でも感情抜きで抱ける男が数人いて
あたしはその内の一人に目をつけた。



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【父との秘密】生理が来ない - 2002年06月26日(水)

鍵が無くなってから、また父の訪問は始まった。
あたしは中学生になっていた。

そして
生理が来ない日が続いた。
生理が遅れて2、3日目
その頃には、だいたいきっちり生理の日が決まっていて
3日も遅れたことが無かったのであたしは焦っていた。
妊娠したとしたならば、相手は父に決まっている。
それ以外に居るわけが無い。


どうしよう


どうしようもない。
誰にも相談できない。
当時、中学の先輩の話の中に、
彼氏との間で妊娠してしまい、中絶費用を用意するために
友達同士でのカンパや、親に殴られながらも金の無心をしたなど
妊娠の処理についての話を耳にする事もあった。
中絶には10万円が必要らしいとも聞いていた。

あたしに10万円も用意できるわけが無い。
もしこのまま生理が来なかったら・・・
誰も頼る人がいない。誰にも言えない。
母に相談するわけにもいかない。

どうしよう。どうする?どうしたらいい?

あたしはまとまらない頭で一生懸命考える。
だけど答えなんか出てこない。
あたしは、泣きながらおなかを叩いていた。
両手のこぶしで代わる代わるにおなかを叩きながら
「たぬきみたい」
とぼそっと呟いた。



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【父との秘密】 - 2002年06月25日(火)

チクショウ!こんな鍵なんかつけやがって!

そんな事を叫びながら、布団に隠れるあたしに覆いかぶさり
無理やり布団を引っ張り上げてあたしを掴んだ。
服の背中を掴まれて起こされ、顔を叩かれた。
何発も叩かれて顔がしびれて、逃げる力が失せていった。
それでもあたしは言い返そうと口を開きかけたが
父の物凄い形相に何も言う事は出来なかった。

「分かったか!生意気言いやがって」
気が済んだらしい父はそういい残して出て行った。
あたしを見て母は「どうして口答えするの」と言いながらあたしを撫でたが
その手も不快な気がして払いのけた。

それからしばらく、あたしは嗚咽が止まらなくて布団に伏していたが
ドアのことが気になって起き上がった。

ドアノブが取れて、穴が開いている。
内側に付いていた鍵のあった場所は、木が剥がれてささくれ立っていた。
ドアの外側を見てみると、所々に蹴ったような穴があり
ドアノブのあった場所は何度も金槌で叩かれ
ベニヤが粉々になっていた。
ドア全体に、激しく叩きつけた穴が残っていた。

何度もドアを開けたり閉めたりしてみる。
それはただキィキィ音がするだけで、カチリと閉まることは無かった。
何度閉めてみても、完全には閉まらずに薄く隙間をあける。

あたしはなんだかそのドアに自分の無力さを投影して悲しくなった。
顔の痺れが取れてくるにつれて痛みが増し
体の痛みと心の痛みで、また涙が出てきた。




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【父との秘密】鍵 - 2002年06月24日(月)

ある時思い立って、自分の部屋に鍵をつけた。
木製のドアに、内側から南京錠のようなものをつけてみた。

夜寝る前にその鍵をかけ、あたしは眠りについた。
ウトウトし始めた頃、父が部屋に入ろうとしたが、
父が諦めて自室に戻る足音を布団の中で息を殺して聞いていた。
鍵の効果は絶大だ。

それから数日、父の訪問は当然無く
あたしはまた安心して眠れる日々が続いた。


その素晴らしい日々を壊したのはあたしが原因だった。


あたしは学校から直接友達の家に遊びに行って
かなり遅い時間まで帰らなかった。
叱られるのを分かっていて、恐る恐る帰ったあたしに
心配していた母は大声を出してあたしを怒り、
父も激昂してあたしに殴りかかろうとした。

こわくなったあたしは、自分の部屋に逃げてドアを閉め、鍵をかけた。
すると父が追いかけてきて何か叫びながらドアを叩いた。
後ろで母がもうやめてと父をたしなめていたが、
父はそんなことに構いもせず、あたしの部屋のドアを叩きつけていた。
何度も叩いたり蹴ったりしても開かないはずのドアだ。
しかし父はそうと分かると何か道具を持ってきてそれでたたき出した。

そのうち大きな音がしてドアが開いた。
鍵をつけていた金具がネジごと引っこ抜けていて
ドアノブも取れていた。
息を切らせた父の手には大きな金槌が握られていた。



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【父との秘密】誰かに言えたら - 2002年06月23日(日)

「もしも離婚したら」なんて事を自分でシュミレート。
想像するのも嫌だったが、実際に起こりえるかもしれないと思い、
どうなるのかを考えてみる。

母はあたしを許すだろうか
もしかしてあたしのほうが悪いと責めるだろうか
男をたぶらかす悪い子だと言われるだろうか
施設や少女苑の様な所に入れられるだろうか
可愛がってくれる祖父や祖母にも言うだろうか

皆に知られてしまうんだろうか
・・・あたしが父親と寝ている事を。

結局誰にも言えないままでいた。
この頃、電話帳に子供のための相談の電話があるという事を知るが
そこに秘密で相談しても、
きっと調査員かなんかが家にやってきて色々聞きだすのだろう。
そして父と母にそういう事実があったのかどうかを尋ねるだろう。
しかも、どんな風に今まで父に犯されてきたか
それも自分で説明しなくてはいけないかもしれない。

それに父は、素直にそんなことがあったと言うだろうか。
簡単に認めるわけも無い。
誰かに相談したとして、解決するとは思えなかった。
母は疑惑を持つだろうが、父は認めないだろう。
父を目前にして、あたしは多分「こういうことをされました」とは
言えないかも知れない。

あたしが我慢して、穏便に暮らしていく他無いのかもしれない。




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【父との秘密】言ったらどうなるんだろう - 2002年06月22日(土)

一通り泣いた後
激情にかられたあたしは使っていたラジカセを壊してしまった。
何を思ったのか、ベランダから投げた。
テープを引っ張ったあと、ラジカセの存在すら憎くて、傍に置いておきたくないと思い
発作的に投げ出してしまったようだった。

後で母がそれを知って、なぜそんな事をしたのかと責められたが
そんな事言えるわけが無い。
いや・・・言ったらどうするんだろう。
母は、あたしを責めるだろうか。
父にそんないやらしい事をさせていると、怒るだろうか。

きっと、誰かに言おうと思えば言える。
話すだけなら誰だって聞いてくれるだろうと思う。
だけど。
なんて言えば。
信じてもらえるんだろうか。

こんな話、だれも信じない。
前に弟が母に喋ったときも、父は弟を殴ったじゃないか。
きっと殴られて終わるんだろう。
嘘をつくなと父が殴るに違いない。
どうせあたしの話は信じてもらえない。
きっとあたしの事を誰も信じない。

それに母は、あたしを子供にしておくのを嫌がるかもしれない。
こんないやらしい子供なんかいらないと言われるかもしれない。
それとも・・・
父に肉体を裏切られた母は、離婚を考えるだろうか。
まだ小さい弟は母についていくだろう。

あたしは?

自分の夫を「浮気」させた娘を、母は引き取る?
もし父に引き取られ、二人きりの生活になんて事になったら・・・

駄目。言えない。やっぱり言えない。
絶対言えない。




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【父との秘密】テープ - 2002年06月21日(金)

両親の寝室を見てしまった次の日
やっぱり母は仕事に出掛けていて、父は来た。

その日も父はあたしに布団をかぶせ、犯した。
多分。
多分と言うのは、その時あたしは寝ていたから。

あたしはその日は夜更かししていて、ラジオ番組を聴いていた。
番組をテープに録音していたので、布団に入りながらうとうとしていた。
枕元にラジカセを置いたまま、録音が終わらないうちに寝てしまったらしい。
父がここにやって来たのは、その後だ。
多分いつものように布団を捲り上げて事を済ませたのだろう。

次の日、学校から帰ってきてそのテープを聴く事にした。
当時好きなアイドルが出ていたので
明日学校で皆でその番組の話をする予定だった。
テープを巻き戻して最初から聴く。

番組も終わりに差し掛かった頃、テープが途切れた。
あれ、テープ足りなかったかな?と思い、ラジカセに顔を近づけたとき
テープは回ったままで、雑音に混ざって人の気配がする感じがした。
なんだろう・・・
音量を大きくしてみる。

これは・・・

父だ。

いつもあたしを犯すときの父の息遣いだ。
荒い息の合間に聞こえる低いうめき声。間違いない。父だ。
一体・・・何のつもりで!
腹が立つような、悔しいような、悲しいような
そんな複雑な気持ちが一気に駆け巡った。
父の声だと分かった瞬間、声にならないような叫びが口から出た。
同時に涙が出た。
どうして涙が出たかは分からない。
その時の自分が、何を思って何を考えたのか、覚えていない。
ただごちゃまぜになった脳みそで、
あたしは泣きながらテープの中身を引っ張り出していた。



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【父との秘密】両親のセックス - 2002年06月20日(木)

そういえば、この頃一度だけ両親が裸で抱き合ってるのを見たことがある。
その時の母の慌てようったら。

あたしは夜中にトイレに起きて、両親の部屋の前を通った。
すると変な声が聞こえてくる。
「ママ?なにしてんの?」

馬鹿なことに、あたしはそのままドアを開けてしまった。
二人は素っ裸で抱き合いながら、顔だけ驚いた風にこちらを向いていた。
そして母は大慌てでなにか言いながら、布団を頭まで引っ張りあげていた。
父は

父はそんな母とあたしを見て嫌な笑い方をしていた。
ニヤニヤした、気分の悪くなる笑いだった。
何がオカシイんだろ。
そう思ってあたしはそのまま部屋に戻った。

その日も母はアルバイトに行っていたが、
あたしの部屋に父の訪問は無かった。
なるほどね。
母とする予定の日は、こっちに来ないのか。
毎日母と一緒に寝てくれればいいのに。
そうすればあたしの役目は何も無いのに。


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【父との秘密】セックスに関する知識 - 2002年06月19日(水)

小学校も6年生になると、エッチな話題も盛んになる。
エロ本なんかを持ち込む男の子も出てきた。
思春期に入り、男の子も女の子も、異性の体に興味を持つ。
そして、色々な情報が入ってきた。
あたしもその頃にセックスに関する知識を手に入れた。

それは知識と言うよりも、好奇心を前面に出したものばかりだ。
面白おかしいものや、エッチな写真や、セックスの気持ち良くなる方法
男がどんな時にセックスしたくなるのか
特別好きな相手じゃなくても、「やりたくなったらヤル」ということ
アイドルの水着や女優の裸やアダルトビデオで一人で「抜く」こと。


性欲の為なら、女ならなんでもいい
金を払って風俗店に行く
街で声をかけた女の人とセックスする
女の人が嫌がっても無理やりする

そんな男達の存在も知る事になる。

ああ、なんだ。
父も、性欲の捌け口にあたしの「穴」を使ってるだけなんだ。
でもそれが分かったからと言って
その男達のする事は褒められたものじゃないし
父のすることが正当化されたわけでもない。
結婚したら、互いに他の人とはセックスするものではないのも知ったし
それを「浮気」と呼ぶのも知った。

父からは無言のプレッシャーを感じている。
これも、無理やりっていうのかな
とぼんやりと考えた。



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【父との秘密】セックスはしても、初めてのキス - 2002年06月18日(火)

小学生の可愛い恋愛の中で
あたしは初めてキスをした。
相手の男の子は緊張ぎみで、彼も初めてだったのだろう。
両手を繋いで向き合い、キスの仕方も良く分からない、
ぎこちない口を合わせるだけのキスをした。

セックスはもっとずっと前から、毎日のようにしてきたのに
キスは初めてだった。
好きな人とするキスがこれだけ嬉しくて気持ちよくて心地よい。
きっと、セックスする相手も大好きな人だったなら、
嬉しいものなのかもしれない。
抱き合うのが心地よいのかもしれない。

だけど、父とする行為はちっとも気持ちよくなくて
それどころか気持ち悪い。
当然だろう。
あたしは父が大好きではないし、愛していない。

どうして父は、母としない?
父と母は夫婦で好き合ってるんだから。
愛し合って結婚したんだから、二人ですればいい。
なぜあたしを抱くんだろう。
父は、あたしを愛しているというんだろうか。




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【父との秘密】好きな人が出来た - 2002年06月17日(月)

6年生になると、クラスの中でも
「あの人が好き」「この人がカッコイイ」「あの娘が好き」
という話題も多くなってきた。
この頃、あたしにもクラスで好きな男の子が出来た。

あたしは自分で「クラスの皆と自分は違うもの」と思っていたが
それでもやっぱり皆と同じに男の子を好きになった。
ある時意を決して、好きな男の子に告白した。

返ってきたのは嬉しい返事。
小さな恋が始まった。
その日からしばらくは、偶然だったのか父の寝室への訪問も無かった。
あたしは安心して、男の子との恋愛を楽しんでいた。
自分を好きだと言ってくれる人がいる事が
新鮮で楽しくて嬉しかった。

少しだけ頭の中で
「セックスは愛し合う二人がするもの」
という、あの医学書の言葉がよぎった。
でもあたしたちはまだ小学生。
お互いに好きでも、まだ結婚するわけじゃない。
セックスしなくてもいい。
この人とは、セックスしなくてもいい。
手を繋ぐだけの付き合いが、本当に楽しかった。


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【父との秘密】淡い期待 - 2002年06月16日(日)

初めての生理が終わると
また父は夜中にあたしの部屋にやってきた。
何事も無かったかのように、あたしの中へ挿入する。
生理が来た事は・・・知っているはず。
父に躊躇する様子は無い。
いつもと変わらない。

実はあたしは妊娠を恐れながら
少し期待していたのだ。
もしかしたら、生理が来てしまったあたしには
もう手出しはしないのではないかと。
父だって、あたしが妊娠したら困るに違いない。
もう、「親子では妊娠しないのではないか」と言う幻想も吹き飛んでいた。

でも、その淡い期待も打ち砕かれた。

それからも何一つ変わる事は無かった。
何も変わらない。
あたしは父に犯され続ける。



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【父との秘密】妊娠のしくみ - 2002年06月15日(土)

生理が来た事にショックを受けたあたしは
慣れない腹の痛みも伴って、次の日学校を休んだ。

そして、いろんな事が頭の中をめぐっていた。

さあ、これからどうしよう。
とりあえず、この出血の間は父は手を出してこないだろう。
まだ鮮血と言えるほどの経血ではなかったけど
それでもシーツは汚れるだろうし。

セックスをすれば、必ず妊娠するのだろうか。
セックスからどのくらいの期間で妊娠するのだろうか。
セックスしても妊娠しない手立てはあるのだろうか。

ろくな性教育も受けていない時代
小学5年生のあたしには、考えても解決できない問題だった。
そこであたしは、医学書を探した。
前に、見かけたことがある。
妊婦についての本だったような気がする。
多分母が妊娠していた頃に買ったものだろう。

本を開くと、そこには受精のしくみ、妊娠のしくみが
難しい言葉で書き記してあった。
理解できない事だらけだ。
それでもあたしは一生懸命それを読んだ。

次の日も、その次の日も読んだ。
同じところを何度も繰り返し読んだ。

あたしがここで理解できたのは
「コンドーム」「リング」「ペッサリー」「避妊フィルム」
という妊娠しないための道具がある事
妊娠すると、生理が来なくなる事
それから、セックスとは

愛し合う二人がするものであるという事だった。



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【父との秘密】初潮 - 2002年06月14日(金)

5年生のある日の朝

トイレに行くと、下着が汚れていた。


なんだか赤茶けたような色が染み付いていた。
あたしはそれが何か分からず、動転して母に訴えた。
母は「あら」と言ってその下着を洗面所に持って行き、あたしに

「生理が来たんだね」

と言った。
初潮だった。
「今夜は赤飯炊いてあげるから」
という母の言葉にも反応できず、その事実を反芻していた。

生理が来た。

ということは


あたしは妊娠する


その夜、母は嬉しそうにこの事を父に話していた。
あたしは早々に部屋に篭り、ふすま越しに母の声を聞いていた。
父は「そうか」と言ったきり、何も言わなかった。



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【父との秘密】こんなお金、いらない - 2002年06月13日(木)

それから父は
普段なんでもないときにもお金を置いて行くようになった。
ある日も、あたしの部屋から
「散らかしたままだぞ!ちょっと来い!」
と言う声が聞こえてきて父の元へ行ってみると
机の上にまた1000円が乗っていた。

あたしは父の顔が見られなかった。

そういう時、父はどういう顔をしていたんだろう。
見た事がないし、想像も出来ない。
どんな風にあたしを見ていたのか。


想像・・・したくない。


実は、お金を貰っても嬉しくなかった。
母にお小遣いは貰っていたし、必要なものは買ってもらっていた。
なんといっても小学生だし、
その頃はコレクターズアイテムもなかった。
子供が遊びに行くような店も近所にはなかった。
どうせ使い道のないお金だ。
あたしの財布に千円札が入る事は普通ならまずありえないので
母からも隠さなくてはいけない。
こんなお金なら、欲しくない。

まして、このたった数千円で
あたしは父に買われていたも同然だったのだから。



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【父との秘密】これが、精子 - 2002年06月12日(水)

その夜、やっぱり父は眠っているあたしの布団を取り払いに来た。
そして初めて、あたしは抵抗した。

抵抗と言っても、向こうには弟が寝ている。
物音に気づいてこの光景を目にすれば、また母に何か言うかもしれない。
そうしたら、弟はまた父に殴られるだろう。
今度はあたしも、同じ目に遭うかもしれない。

そう考えると、派手な抵抗は出来なかった。
いつもと同じように、父は布団をあたしの頭にかぶせたままだ。
あたしが起き上がろうとしても
やっぱり布団を押さえつけるだけだった。
むき出しにされたあたしの下半身は父の体の下で動けない。
気持ち悪い感触が自分の股に感じられるが
バンザイをさせられたまま布団で押さえつけられて動けないあたしは
息苦しい布団の中で息を殺して泣くしかなかった。

父の行為が終わり、眠ってしまった後
あたしは静かにトイレに向かった。
父はその行為が終わっても、あたしの汚れたあそこを拭く事はしなかったのだ。
あたしの下着には粘りけのある液体がついていた。

これが・・・精子。

やっぱりこの奇妙な液体は、おしっこなんかじゃなかった。
この液体が、あたしの体に入って赤ちゃんになる。
生理が始まれば。

生理が来たら、あたしはどうなってしまうんだろう。


朝起きると、机の上にお金が乗っていた。
2000円も。
当時のあたしのお小遣いが500円。これは大金だ。
置いていったのは父だろう。
そのお金は、あたしには


「大人しくしていろ」


という意味に見えた。


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【父との秘密】妊娠が怖い 生理が来るのが怖い - 2002年06月11日(火)

セックスによる妊娠が怖いのは確かだったが
それでもあたしの生理はまだである以上、妊娠の可能性は無い。
だけど、いつ生理が来るのか
もし明日生理を迎えてしまったら、すぐさま妊娠してしまうのだろうか
いや、もしかしたら、親子では妊娠しないのかもしれない
そんなわけない、あたしの中の小さな卵に精子が届けば妊娠するんだ
生理が来てしまったらあたしはどうすればいいのか
いや、父がその事を知らないわけが無い
きっと妊娠しないようにする手立てがあるに違いない
そんな方法はあるの?
セックスをして妊娠しない方法なんかあるの?

怖い。怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。



当時は今と違って、セックスに対する知識は
子供の間ではそれほど広まっていなかった。
女の人が裸になって写っている「エッチな本」の存在くらいは知っていたが
男がそれを見て喜ぶのだという事以外、
何に使用するのかまでは知らなかった。
これは、あたしじゃなくても大概の子供はそうだっただろう。
性に対する物事を教えてくれるメディアが少なかったのか
子供の目に触れる機会が今より少なかったのか
そういう時代だった。

あたしは急に父が怖くなる。
というより、その行為をすることが怖い。
今夜もまた、母はいない。


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【父との秘密】父はセックスを何の為に - 2002年06月10日(月)

ある日学校で、女子だけを集めて保健の授業をした。
隣のクラスと合同授業で男子はその時間、体育館で別の授業をする。
初めて、「生理」と言うものの存在を知り
何の為にセックスをするのか、どうやって子供を作るかを知る。

あたしにとって、先生の話はショッキングなものだった。

生理と言うものは赤ちゃんを迎えるため女の体が準備するのに必要な事
女の体の「卵子」に「精子」がたどり着く事で赤ちゃんが出来る事
精子を受け入れる方法は、


男の人のおチンチンを、自分のあそこに入れる事



・・・なんて事だ。
父があたしにしている事は、赤ちゃんを作るための行為だったのか。
なんて事。なんて事。なんて事!
この時あたしにはまだ生理は無かったが、
もしこの先生理が始まれば、父の赤ちゃんがあたしの体に宿るはずだ。
親と娘の間に子供が出来て許されるはずが無い。
何も分からないあたしでも、それくらいは分かる。
あたしのような子供が、赤ちゃんを産めるはずが無い。
だったら、
父は何の為に・・・?

その答えは、しばらくあたしには分からなかった。
ただ、

「生理が始まれば妊娠する」

という事実だけが、あたしの心に重く圧し掛かっていた。


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【父との秘密】初めて学校でSEXの話題が挙がった時 - 2002年06月09日(日)

どんな子供もそうだっただろうけど
あたしのクラスでも、SEXに対する知識を持たないまま
卑猥な話に花を咲かせ始めた頃があった。
小学校5年の頃、
どこでそういう知識を身につけてくるのか、クラスの男の子が言った。

「セックスって、裸で抱き合う事だろ」
「お父さんとお母さんもセックスしたんだな」

クラスの中でも気の弱そうな女の子を捕まえては
「お前なんかクマの人形とでもセックスしてんだろー」

彼らは、その時まだ「裸で抱き合ってる」という事以外
セックスに関する知識は無かったようだ。
知っているのは、あたしだけ。

「セックスなんてね、チンチンを女の子のあそこに入れて動かすんだよ」

突然そう言い放ったあたしに、彼らは奇異な視線を浴びせた。
と同時に、好奇心に満ち溢れた目を向ける。
「お前、セックスしたことあんのかよ」
ある…なんて言えるわけが無い。
言えば相手は誰なのか、矢継ぎ早に質問が来るだろう。
相手が父だなんて言えない。



言えばきっと殴られる



それに、この頃初めて分かったのだ。

「普通は子供はセックスなどしない」という事を。


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【父との秘密】一人でお風呂に入りたい - 2002年06月08日(土)

普段はものすごく優しい父なのだ。
周りの大人に言わせると

よかったね。ねねちゃんはお父さんに可愛がられて。
ねねちゃんは本当にお父さんっ子で。
まだ一緒にお風呂に入って貰えるんだって?いいねー。

母ですら、
「あんたたち仲良し親子なんだから」
と、何をするにも父とあたしを一緒に居させたがった。
あたしは、学校で「おつまでお父さんとお風呂に入ってた?」
という話題が飛び交う年頃の真っ只中だったので
実は心中穏やかではなかった。

まして、父と一緒にお風呂に入ると必ず父はあたしの体を洗いたがり
ひざに乗せて頭を洗うフリをして
あたしの中におチンチンを入れるのだ。
あたしはやっぱり、かたく目を閉じている事しか出来なかった。
お風呂場はリビングから離れていて、
誰かが近づいてくるとすぐにドアの開く音で分かる。
そんな時父は、何事もなかったかのようにあたしの頭を洗い出す。

一度、「一人で入れるよ!」と母に頑張った事がある。
だけど、やはり後から父が入ってきて
母には「子供の癖に恥ずかしがっちゃって」と言われただけだった。


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【父との秘密】父としている事は悪い事かもしれない - 2002年06月07日(金)

父があたしにしている事がいい事なのか悪い事なのか
なんとなく人に言ってはいけないような気はしていた。
悪い事だと分からなくても
なんとなく秘密にしないといけない気がしていた。
それに、自分のアソコを見られたりいじられたりする事は
恥ずかしい事だというくらいは知っていた。

だから、ずっと母にも言わなかった。

ある日あたしはリビングでうつ伏せになったまま寝てしまった。
その間に母は仕事に行ってしまったようだ。
父はまた、あたしの体に悪戯しようとかぶさってきた。
あたしはそのまま、寝たふりをした。
いつもの様に父のおぞましい行為は続く。

その時、弟がトイレに起きてきた。
あたしはとっさに、ヤバイと思ったのを覚えている。
見られてしまった。困る。あたしはそう思った。
だけど父は、その行為をやめる気配もなく。
ただ動きを止めてあたしの背中に張り付いていた。

次の日
その日は母の仕事が休みの日だったので
母と弟と父は隣の部屋で布団を敷き、談笑していた。
あたしはいつも4畳半の部屋で一人で寝ていたので
そういう時の団らんには参加することは一度もなかった。
その時、弟の声が聞こえてきた。

「ママ、昨日パパがね、お姉ちゃんのお尻にチンチンくっつけてたの」

ハッとした瞬間、父の怒声が聞こえた。

そんなことするわけないだろう、とか
お前はなんて事を言うんだ、とか
そんな事だったと思う。
弟は父に殴られたらしく、大きな音がした後
ものすごい声で泣いていた。
母は
怒る事ないじゃない!あんたがいつもパンツでウロウロするから!
だから子供がそう思うんでしょう!
そう言いながら弟に、「そんな事あるわけないでしょ」となだめていた。


あたしは
あたしはただ、この事を誰かに言ったら殴られるんだ。
きっと誰かに話しても信じてもらえないことなんだ。
さっきの弟と同じ目に遭うんだ。

この瞬間、あたしの中で父のあたしに対する行為は
「なんとなく人には言えないこと」から
「絶対に人に知られてはいけないこと」へ変わった。


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【父との秘密】父のおしっこは変だ - 2002年06月06日(木)

朝起きると、父は普段と同じ。
あたしもいつもと変わりなく起き出す。

でも、前の晩にそんな事があった日は
朝トイレに行ってパンツを下ろすと
ネバネバした父のおしっこがついている。
あたしのおしっこはいつも通り黄色くて普通の水だ。
けれど父のおしっこはネトネトして気持ち悪かった。
なぜ父のおしっこはこんなに変なのか。

当然だ。おしっこなんかじゃないんだから。

でもその頃のあたしは、
それがなんなのか、分からない。


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【父との秘密】おしっこ - 2002年06月05日(水)

毎回

毎回同じだ。

父は濡らしたタオルであたしのアソコを拭く。
舌先でクリトリスを舐める。
アソコにつばをつける。
おちんちんを入れる。
動かして何かを出す。

あたしも毎回同じだ。
布団を顔に掛けられて息苦しい。
自分の股に舌が這うのが気持ち悪い。
でも何も言わない。

いつもそうしてきた。

父は事が終わる頃、何か液体で濡れたあたしの局部を
拭きもせずにそのままパンツをはかせた。
あたしはずっと、その液体がおしっこだと思っていた。
なぜ父は、いつもあたしの股の間でおしっこするのか
あたしは全然分からなかった。


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【父との秘密】あたしの初めての日 - 2002年06月04日(火)

あたしは自分がいつ処女を失ったか知らない。
気がついたら、処女じゃなかった。

今残っている最初のセックスの記憶は
9歳の頃。
その時あたしはそれがセックスというものだと知らなかった。
母が夜アルバイトにせいを出すその時間
あたしたち兄弟は別々の部屋に戻って休む。
すると、父が静かに部屋に入ってきて
あたしの布団をめくるのだ。

気がつけば、それは当たり前のことだった。

父はあたしの布団を顔から上にだけ掛け
体を撫で回すのだった。
あたしはただ、寝たふりをするしかなかった。
いつも優しい父だけど、この時だけは

何も言ってはいけない様な気がしていた。


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