翠の日記

2004年12月26日(日) 年末に向けて→

 年内更新がどんどん難しくなっていきます……
 今日は何をしていたんだっけ?
 ガッシュを観て、洗濯干して、広告に出てた超音波クリーナーを買いに行ったら、一日が終わってしまいました。
 突然欲しくなった超音波クリーナーは、貴金属の洗浄用です。ネットとか電気店の広告とかチェックしてたんですが、ようやく手ごろな値段のものが近場で出たので、飛びついてしまいました。
 同じコーナーに「洗浄革命」が売っていて、どっちにしようか迷ったんですが、注意書きを読んだら、銀製品は曇りますとあったので。貴金属を洗おうというのに、それでは意味がありません;
 でも、銀製品の黒ずみはとれなかったのが、ちょっと残念です。でもこれでようやく、「買わないのにクリーニングだけ頼む」ということをしなくて大丈夫そうです(嬉)



2004年12月24日(金) メリークリスマス

 クリスマスイブですね。早々と会社を出て向かった先は、ケーキ屋さんです。夕食後に食べるケーキを買う担当なのでした。
 新聞記事を読んでいたら、アメリカではキリスト教徒以外の人を尊重して、クリスマスの文字を使わないことがあるとか。デパートでは「クリスマスセール」はしないのに、「アフタークリスマスセール」があるのはおかしいという理由で、抗議行動とかもあったりするそうな。なんて面白い国なんだろうとは、日本に生まれたから言えるんでしょうね。クリスマスって冬祭りだと思うのですが、どうでしょう?
 「神様はいるんだよ」とは、最近人づてに聞いた言葉です。人に言われると、まるで自分に信心がないみたいで、ちょっと…反発かな。(ある!とはいえない苦笑)八百万の神様は信じてますけどね。

 画像は妹が作ったアレンジメントです。作りたての時にはバラの代わりに百合が挿してあったのですが、クリスマスまで持ちませんでした。ピンクのバラの方がケーキのデコレーションみたいでかわいいです。





 
 



2004年12月21日(火) 『Xmas Concert2004〜SILENT NIGHT〜』

 辛島さんのクリスマスコンサートです。
 仕事とか、他の舞台の予定が入らなければ行こうと思っていたので、チケットも最後の最後、17日に取ったくらいで、席は3階の端っこでしたが、まぁ音楽ホールですから。
 それに、去年の席はオーケストラに近すぎたせいで、辛島さんの声が効きづらかったのですが、今年は良いバランスでした。

 季節を感じさせる曲から、クリスマスメドレーまで、1年の締めくくりのクリスマスコンサートらしい選曲でした。辛島さんのクリスマスの曲はかなりあるのですが、私が一番好きなのは、『Summer Christmas Night』です。この頃(94〜97年)のアルバムが一番好きだったりします。仕事をするOL向けだからかな。最近はもっと広い対象の曲が多い。家族とか人とか。

 ゲストが宗次郎さん(オカリナ奏者)ということで、「りんご追分」の笛はオカリナでした。他にも3曲ほど、オーケストラとの演奏があったのですが、オカリナがこれほど響く楽器とは知らず、とても素晴らしかったです。
 それにしても美登里さん「今までオカリナにまったく興味がなくて」とは、正直すぎます(苦笑)
 オカリナの思い出は小学校のころ。学研のおまけについてきたプラスチック製のオカリナで、一生懸命練習した記憶があります。懐かしい…。楽器店で見掛けるたびに、気分転換に吹くには手ごろかもと思いつつ、気になっていたんですが、未だ未購入です。今度こそ買おう!

 このコンサートの編曲担当の千住明さんを迎えて、『宿命』の裏話なども聞かせてもらえました。
 依頼を受けて、昨年のクリスマスコンサートの真っ最中に第一楽章を書いていたとか。
 1月末までにレコーディングしなくてはならず、指揮者の方(名前忘れたけどその方がこのコンサートの指揮者でもあったんです)に、ぎりぎり何日前まで大丈夫ですかと聞いたら「1週間」という、素晴らしい返事が返ってきたとか。普通オケで合わせるには1ヶ月くらいかかるそうです。そうですよね。いくらプロで初見で弾ける方々でも、合わせるとなると時間必要ですよね。スケジュール調整とか。
 ピアノは素敵でした。

 今日のコンサートで今年のステージ関連は終了です。いったい何本行ったんでしょう? 映画除いて26本、まぁそんなとこでしょうか? 来年もすでに元旦から予定入ってるので、色々幅広く観て周りたいですね。
 それにしてもこの一週間で4本はさすがに疲れた。でも、十二分に楽しんだけどね!



2004年12月20日(月) 謎の小人さん

 今朝机の上にはるか昔の、漫画家のイラスト展のパンフレット(しかも付録ポストカード付き!)が置いてあって、ちょっと焦りました。
 周りに聞いても誰も知らないというし、夜中にこっそりと小人さんがきたかと思っちゃいましたよ。
 たぶん、担当の営業さんだとは、思うんですけどね。私の趣味が、それほど社内に知りぬけになっているのかと(今更)思うと、胸が痛いです(嘘)
 この間はR25が置いてあったんですよね。ゲーム特集だったからなぁ……。ゲームはしないんだけど; 同じ人かしら? メモとか、メールとかくれればいいのに;



2004年12月19日(日) 『TAPE』その2

 エイミのセーターがVネックになってました!
 やっぱりアンケートで苦情(;)が来たんですよ。でも、まだ開きが甘いと思うの! でも、わりとぴったりしたセーターなので、ラインが現れて、観ててちょっとドキドキ;(すっかりオヤジ的発想になってますが、それが人というものでしょう!)

 この回、私の最も好きなエイミのセリフが噛んでしまって残念でした。ジョンに呪いの言葉(ですよね?)を吐くんですが、聞いててほんとドキドキするセリフです。好きなセリフはわりとエイミが多いですね。
「あなたが私に何を言わせたいのか全然わからない」とか「あなたのこと理解してると思ったことない」とか。

 それでどうなの?という終わり方でしたが、あのあとも二人の友情は続くんでしょうね。17歳のときに大丈夫でしたしね。



2004年12月17日(金) 『Smile & Tears』ツアー その2

 e+のチケットプレゼント(地元公演)に申し込んで思わず、当たってしまいました。嬉しいような複雑な気分でした。
 平日なので、半休とって、デパートに寄って冬物のパンツを1枚買いました。もう少し経てば、バーゲンが始まるんですが、なかなか合うパンツってないので、今度いつ気に入ったものに会えるかわからないので、まぁいいかと。年内に活用しなくては!

 ツアーの内容は10月のものとそう変わらないのですが、会場の広さが違うので印象は違うのでした。
 リクエストはやっぱり『幻』が多いそうです。東京近辺は何故かこの曲が多いんですよね。「春が虚しく桜を散らすわ」という歌詞なので、美登里さんも「歌う時期は慎重になっちゃうんですよね。年内くらいが限度でしょうか」と笑いながら言ってました。「サクラチル」ですからね。
 あとは『まだ見ぬ人へ』これも異性を思い描いて書いた曲なのに、貰う手紙は「生まれてくる赤ちゃん」が多いそうです。「本人の思惑とは違った受け止め方あるんだと、改めて皆さんに気づかされます」ということでした。
 リクエスト3曲分の枠なんですが、この日は芸術劇場でのクリスマスコンサートに弾くことになっているという、『砂の器』の『宿命』の触りを弾いてくれました。何か企画をということで、千住明さんから「じゃあ、『宿命』どうですか」という意見があって、そのまま決まってしまったそうです。
 そういう話とか、実際の『宿命』を聞いてしまうと、行きたくなるのが人情ってもので……。

 結局、終演後に販売していたクリスマスコンサートのチケットを購入したのでした。他の予定入らなくて良かった。



2004年12月15日(水) 『LIFE GOES ON 〜銀座ナイト〜』

 辛島さんが参加するというので、行って来ました。
 他の出演者は村上ゆきさん、杉真理さん(どちらも初めて聴きました)、それからスペシャルゲストで稲垣潤一さん。
 その中で、何故か辛島さんがナビゲーターということで、とてもはらはらして観てました。杉さんの方が適役だと思ったのは、きっと私だけではないはず…;
 どんな歌も聴くのは好きです。歌詞のわからない歌(洋楽全般)はちょっと苦手ですが、声をひとつの楽器として聴けるものなら好きですね。
 ゲストの稲垣さんは、まず辛島さんと「ホワイトクリスマス」
 とっても素敵でした。(たまに、タイプの違う歌手が個性のままに同じ曲を歌うと、悲惨な結果になりますよね;)
 その後、「稲垣さんといえばアレ」ということで、「クリスマスキャロルの頃には」を歌ってくれて、生で聴けて本当にラッキー!と心の中で思いましたね。続けて、「では、辛島もアレを」ということで、「サイレントイブ」を歌ってくれました。
 最後に4人と各々のギタリストで「星に願いを」をやったんですが、ギタリストってどうしてみんなあんなに足が細いの! そっちのインパクトがありすぎでした(笑)



2004年12月12日(日) 『TAPE』

 特殊ステージが作られることは、事前にサイトで調べてあったんですが、元々のステージをまったく使わないとは思いませんでした。(あ、室外のバスルームと廊下で使ったか;)張り出してるので、本当に近く感じます。
 学生時代の親友という設定は地でいけるので、軽口の言い合いはとっても自然でいつ見ても微笑ましいです。むしろはしゃぎすぎ?
 特にヴィンス! ベッドの上で飛び跳ね回るのが小猿のようで、可愛かった。で、ジョンに「バカ」扱いされるんですよ! 演技じゃないでしょうって;

 エイミがなかなか出てこなくて、三角関係の実態が明らかになるのが、待ち遠しくて仕方ありませんでした。でも、ようやく登場したかと思ったら、ハイネックのセーター着込んでましたよ! そこはせめてVネックだろう!とは、男でなくても思うところ……。
 それにしても、顔ちっちゃい〜。TVの何倍も可愛い。声も通ってたよ。(他が男二人だから余計にそう感じるのか?)でも、地方検察局(?)勤めなので、言うことはキツイ。

 青春を懐かしむというには、ちょっと重い同窓会でした。
 オチは…あれは、ヴィンスはバカで可愛いってことなのかしら?

 90分1幕という、今まで観てきた舞台の中で一番短かいお芝居でしたが、会場を出たら2時間以上経っていたので、ちょっとは延びたのかな? アドリブ入ってそうだったし。他の日を観ればわかるかしら?



2004年12月09日(木) 育ち方と、少年少女

 今日聞いた、一言がちょっと衝撃でした。
 「育ち」って今も使うのかな? 人格形成に関わる思春期までを全部ひっくるめた言い方だと私は思ってました。環境とか、親のしつけとか、友人関係とか、でも、あまり良い会話の中では使われないような言葉でしょうか?

 今となっては昔話ですが、客観的に視れば自業自得で苛められていたA。どんなに苛められても、いつも笑顔だったのが、えらいなあと思っていたのです。
 ところが、友人Bが「よく怒らないでがまんできるね」と聞いてみたら、
「可哀想だと思ってるから、腹も立たないよ。そういう育ち方したんだなぁって」
と、苛めていた子を哀れんでいたとか……あ〜なるほど〜
 Aの唯一の美点は、その鈍感ともいえるほどの大らかさだと思っていたので、そんな考え方をしてたことを知って、ちょっとショックだったのでした。今更な考え方っていうのは自分でもわかるんですけど、自分が「良い」と思っていたものが、崩れてしまい、まったく知らぬが仏ってこのことです。
 裏があったというのではなくて、Aにとって、それが当然の表の考え方だっていうのがね。唯一の美点の元がソレかい!と思ったら、ははは;
 それにしても、人の本音を聞き出すBの話術の巧みさに脱帽でした!

で、育ち云々に関係あるような、ないような。
 最近読んだ児童書の感想です。
『THE MANZAI』1.2
『NO.6』1.2.3
(ともに、あさのあつこ著)
 バッテリーが面白かったので、『THE MANZAI』も読んだのですが、本気か!?というくらい、男の子が同級生に向かって「好きだ」と言い張ってました。「漫才の相方として」なのか、本人も迷ってますよ。
 でも、好きなのは本当だから、悩んだりはしていない。秋好(だっけ?漫才組もうと言い出す方)がいるだけで、周囲の空気がとても良くなって、本当にいい子で読んでて元気になれます。
 2の中で「学校なんて無理して行く所じゃない」っていうセリフがあって、ちょっとドキっとしました。
 私にとって学校は無理しても行く所でしたから。少なくても義務教育中はそう思ってましたね。今はそうでもないかな? でも、自分の子ども(いないけど)にそんなこと言われたら、やっぱりショック。

『NO.6』は〜…。
 完全統制されたドーム「NO.6」内の生活と、ドーム外の生活のギャップがすごいです。
 近未来の話なんですが、これ、前者より友人関係の微妙さがグレードアップしてますよ。「好き」だと言って怒られたからって「だったら、愛してるって言えばいいのか」って、おかしいって; でも、言ってるほうは好意を伝えようと、大変真面目なので、本当にタチが悪いとしか言い様がありません。誰か紫苑をどうにかして。ネズミはとても可愛いです。老若男女、誰でも言うこと聞かせられそうです(方法が脅迫から誘惑まで幅広ーくっていうのがまたツボ;)。なんて素晴らしい。

 『NO.6』が好きな人なら、京極夏彦の『ルー・ガルー』も好きじゃないかな? 統制された近未来とか、危険に巻き込まれる(&自ら飛びこむ)子どもたちとか。でも、決定的な違いは、『NO.6』は少年もの、『ルーガルー』は少女もの。(あえて【美】とは言わない;)
 ……もしかして、その違いがかなり重要?



2004年12月07日(火) 『エリザベス・レックス』

 エリザベス女王、シュイクスピア、一座の女形ネッドの3人がメインの舞台です。(他にも色々いましたが、いなくても十分成り立つ舞台に見えました)
 感想一言で言うと、難しかった。観るというより、聴く舞台だったからでしょうか?

 女王は、恋人エセックス伯を処刑するのを明朝に控えていて、気をまぎらすために(?)シェイクスピアの一座を城に招きます。その夜一座が泊まることになった納屋を女王が訪れ、3人が共に過ごした一夜を、晩年のシェイクスピアが回想する(それとも書かなかった芝居を回想する?)という話なのですが…。

 今までに上演したセリフや、書き掛けのセリフの引用とか、初めのうちはすべてが芝居じみるのですが、次第に本心が現れてきて、
 それに、時刻を告げる鐘の音が、処刑のカウントダウンをしていてドキドキします。
 女に生まれながら男のように生きるエリザベス女王と、男に生まれながら女を生きるネッドの、処刑中止を賭けた対決も面白かったです。
 女王とシェイクスピアは予想通りで素敵でしたが、ネッドの小林十市が想像以上に良かった。これが(バレエ以外の)初舞台なんですよね。セリフが誰よりも通ってました。女形という役も良かったんでしょうけど。あとは、梅毒で余命幾ばくもないネッドを心配する、後輩の女形くんもなかなか可愛かったです。



2004年12月05日(日) 暴風、そして暑い。本当に12月か!?

 台風よりもすごいことになってるんですけど、一体どうしちゃったんでしょう? 昨夜からずーっと、枝の擦り合うミシミシという音や、漫画でなくひゅるひゅるという風の音が怖かったのですが、今朝は、玄関の引き戸を開けたら、外れちゃいましたよ。
 なんで風向きと平行して動かした引き戸が、風に煽られて外れちゃうの! ようはボロいんですが、それにしても、びっくりした。

 先週末に14冊まとめてネットで買った本を読んでいたので、日記も更新せずにサイトほったらかしでした。まぁ、いつものことです。
 三つ子の魂百までなんでしょうね。展開がわかっていて、登場人物も似たりよったりなのに、一時期買わずにいたものがまとめて出てたりするから、手が出ちゃいました。50数冊セットが落とせなかったのは残念だけど、買った分は読みきったので、かなりすっきりしてます。

『少女達のいた街』(柴田よしき)
 2冊の本を読んだような気がしました。1975年と1996年の2部構成なんですが、青春小説とミステリーの2本立て(!)みたい。
 前半で、笑えたのが、記者がロックの今後を予想してたところ。
 書かれているのが現代なんだから、もちろん今後=現在のことを言っているだけなんですけれどね。それをあの時代に予想した人っていたのかな? 当たってても、作中の記者同様、信じて貰えなかったんじゃないかな。

 前半よりも、後半の方が、明らかに読むスピードが上がったので、ミステリーの方が読みやすいのだと、改めて実感しました。
 意外な人物がまったく違った方向から関わってきて、最後の最後まで真相がわからないところもおもしろかったです。(え、それって私だけ;)
 好きなのは化学の代理教師の北浦ですね。一見ぱっとしない大学院生!(その正体は…) もっと出して欲しかった。残念。

 白衣着ている教師って良いですよね。天才とか変人とかの溜まり場(この表現もどうかと思うけど)ですからね! しかも、教え子に手を出しちゃう教師良いなぁ。
 でも、現実の中高生はよっぽど気をつけないと、足もと救われそうでうかつに手だしなんかできなさそうですよね。


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