瞳's Cinema Diary
好きなスターや好みのジャンルにやたら甘い、普通の主婦の映画日記。
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2007年11月26日(月) 「サムサッカー」

2005年アメリカ 監督 マイク・ミルズ
キャスト ルー・プッチ キアヌ・リーブス ティルダ・スウィントン ヴィンセント・ドノフリオ ヴィンス・ヴォーン ケリ・ガーナー

「おいおいーー!!これのどこかサッカーの映画なんやーー」
HDの中に入れてたら、だんな様が再生したらしい・・。いやいや・・違うんよ。
「サムサッキング(親指を吸うクセ)」のことでございます。

ジャスティンの悩みは、17歳になっても親指を吸うクセがやめられないこと。そして繊細で情緒不安定ぎみな彼を巡り家族の間もどこかぎくしゃく・・。
ある日、通っている歯科医師から親指しゃぶりを直すために催眠術をかけられたジャスティンだが・・。

指しゃぶりをする・・ジャスティン。演じるのはルー・プッチ。私のひいきのスケート選手ジョニー・ウィアー君にちょっと似てる、繊細な外見がとっても好みの青年です。彼がやると・・指しゃぶりも可愛いんですけど・・(ダメ?笑)
でも指しゃぶり自体よりも問題なのは、そのことにすっごく嫌悪を覚えている彼の気持ちですよね・・。自分を変えたい・・そう悩む彼に周りの大人たちが与えたアドバイス・・。
なんだかどんどん・・ジャスティンは危ない方に進んでいるような気がして・・心配でしたよ。
歯科医師(キアヌ・リーブスが素敵!!)の守護霊の話は私的には結構好きなんだけど(笑)ADHD用のあの薬とか・・果ては麻薬にまで!!
どうなるのかと思いましたね。
自分は病気なんだ・・だから薬を飲めば大丈夫!!彼のそんな気持ちが痛々しくてお母さんも許しちゃったんでしょうか・・。確かに自信を取り戻して弁論クラブのリーダとして華々しい活躍をするようになったジャスティンの姿は嬉しいものなんだろうけど・・。どうなることかと思ってドキドキ。

ここでは、ジャスティンもそうだけどまわりの大人たちもみんな、どこか不安でいろいろ思うことがあって・・。揺れ動いている、そんな印象でしたね。
パパも怪我でフットボールの選手になれなかったという、挫折感に今でもさいなまれているし、ママもジャスティンを理解しきれない自分に悩んでる。クラブの先生もそうだし、歯科医師も。
若いジャスティンの悩みもだけど、私としてはむしろ年齢の近い大人たちの悩みに・・なんだか自分の立場を重ねて見てしまいましたね。どんなに年齢を重ねても人生って不安で、自分というものをどうしたらいいのか、きっとみんな分からないものじゃないかしらって・・共感を覚えました。

だからこそ、ラストシーン。本来の自分を受け容れようと・・生き生きとニューヨークの街を歩いていくジャスティンの姿が嬉しいし
「大切なのは、答えのない人生を生き抜く力だ」
この言葉がとても響くんですよね。
自分が正解だなんて思わないこと、答えばかりを求めないこと。肩の力を少し抜いて自然体で歩いていこう・・ほっとするような、でも力の溢れるメッセージですよね。

この言葉を語ってくれた歯科医師役のキアヌ・リーブス、素敵です。こんな歯科医師さんのところに通いたい(あ、でも口を開けたまぬけな顔は見せたくない・・笑)
主役のルー・プッチの魅力も大きいですね。そして彼のまわりの家族を演じた人々も。ママ役のティルダは、ジャスティン(ルー)と面立ちが似てて二人はすごく親子って感じでした。
弟役の少年の言葉「お兄ちゃんのことでみんなが悩むから、僕はしっかりしていないといけなかったんだ」
この言葉にもはっとするものがありました。



2007年11月25日(日) 「デッド・オア・アライブ」

2005年アメリカ 監督 コーリー・ユン
キャスト デヴォン青木 、 ジェイミー・プレスリー 、 ホリー・ヴァランス 、 ナターシャ・マルテ 、 サラ・カーター 、 ケイン・コスギ

格闘ゲーム「DEAD OR ALIVE」の映画化ですって。
まあ・・なんでしょう、ゲームをしない人なのに、このところゲームを映画化した作品をいろいろ見てますねぇ(他人事のように言ってみる・・苦笑)
これはですね、ケインファンの娘のためにだんな様が借りてきたんですね〜。

世界最強ファイターを決するトーナメント“デッド・オア・アライブ”に招待されたツワモノたち!
中でも(兄の行方を探す)忍者かすみ、女子プレレス界の王者ティナ、凄腕セクシーな強盗クリスティー。三人の美女達には登場そうそう目を奪われますね。
それぞれのキャラクター、ファッション、闘い方、なかなか楽しいですわ〜。特にクリスティーは、峰不二子を思い出させるようなセクシーな悪女っぷりで、お色気もたっぷり(笑)下着姿で闘う姿にはゲームファンも男性ファンもきっとうっとりじゃないでしょうか(笑)

そんな女性たちに押されて(?)というか、男性達は見守り隊?(笑)一歩引いた感じですね、ケインの純情っぷりったら!!
でももちろんアクションはしっかりと見せてくれましたよ。

ストーリー展開や悪役の設定なんかは、予想どおり・・ですが、難しいことを考えずにそれぞれのキャラのアクションや、女性たちの見事なまでの戦いっぷりを堪能する映画かな。



2007年11月22日(木) 「ブラックキス」

2004年日本 監督 手塚眞
キャスト 橋本麗香 川村カオリ 松岡俊介 安藤政信 オダギリ・ジョー 

む、娘よ〜、母はもっとほのぼのしたのが見たいの〜(涙)

なんでしょうーー、この猟奇的な映像は・・。
く・・暗い〜、ひとの顔がやたら怖い〜、殺害方法が酷すぎる〜、
SAWもそうだけど、なんだろう、邦画の方が気持ち悪いんですけど・・。

モデル仲間の紹介でカスミと同居させてもらうことになったアスカ。謎めいた同居人カスミの周りで起こる猟奇的な殺人事件。
その現場を目撃したアスカもしだいに事件に巻き込まれてゆく・・・。

そのやり方の異常さからいったい誰が、何の目的で、どんな理由で、あそこまで酷い殺しをするのか、出て来る人々はみんなどこか変だし、怖いし。
怖がりながらも(半分隠しながら観てたりする・・汗)犯人を見るまでは!!と頑張って観たのに・・・・。
ええーーーーー、あれはないのでは?
あんなに思わせぶりに、いろんなことをいろんな人に言わせて。
ブードー教だの、黒いキスマークだの、鶏の血だの。
偶然と必然の違い、過去の悲惨な事件、9の数字の謎。
なのに・・。
あの犯人像は反則じゃないかしら?(苦笑)かなり脱力してしまいましたよ。

たしかに映像は、私にしっかりと恐怖を受け付けましたけど。電気が消える古アパートに、あのシャワーカーテン。半泣きになりそうでしたが・・・。
でもあの犯人像にはなんとも・・。

ラストシーンのとってつけたような、思わせシーンはなんでしょうか?
え?まだほかに何か・・あるんでしょうか・・。

そしてオダギリさんーーー!!
まさかこんな役だとは・・。






2007年11月20日(火) 「イルマーレ」

2006年アメリカ 監督 アレハンドロ・アグレスティ
キャスト キアヌ・リーブス サンドラ・ブロック ディラン・ウォルシュ 、ショーレ・アグダシュルー クリストファー・プラマー

この映画のオリジナルである(韓国作品の)「イルマーレ」は私の大好きな作品。
ハリウッド版のこの作品も、これだけ観るとよく作られているし、キアヌとサンドラは魅力的だし、良かったんだけど・・。
うーーん(比べてごめんね)
オリジナルの方がそりゃあ衝撃や驚きが大きいのは当たり前だけど、それを差し引いても私は韓国版の方が好きだな。
切なさと繊細さ・・。これがまず、全然違うと思う。
2年の年月が二人の間に立ちふさがっている・・その悲しさ、切なさがあまり伝わってこなかった・・。
サンドラ演じるケイトは、アレックスがいなくても結構やっていけるよ!って思ってしまう力強さがなかったですか・・?
サンドラの地に足がついた魅力は・・この作品のヒロインを演じるにはあまりにも強すぎる・・ような気がして。
キアヌの方がどちらかというと切なそうだったけれど、彼もサンドラとのシーンよりも、私はお父さんとの確執シーンの方が味があってよかったと思う。あの写真集を見て涙ぐむシーンはじーーんときました。

オースティンの「説き伏せられて」(読んでみました)この本はとても印象的に使われていて良かったですよね。

湖畔に立つガラス張りのレイクハウス。綺麗でした。
郵便受けは、とってもシンプルでしたね。こちらもオリジナルの方が私は好みだったりします・・。





2007年11月18日(日) 「DOOM」

2005年アメリカ 監督 アンジェイ・バートコウィアク
キャスト カール・アーバン ドゥエイン・"ザ・ロック"・ジョンソン ロザムンド・パイク

これって、シューティングゲームを元にした映画だとか。
ただただ、カール・アーバンが見たくって。
なのに・・見えない。
誰もかれも、謎の生物も隊員達も・・画面がものすごく暗いっていうか、青っぽい画像が暗すぎる〜〜!!
何故故にどこもかしこもあんなに暗いのか、火星の基地なら明るいところもあってもいいのでは?
明暗のメリハリがあってもいいのでは?って思いますよ。目が疲れてきちゃった・・。
しかもカールはヒゲもじゃ、ワイルド路線なので暗い画面だとより一層顔が分かりにくかったわーーー。


謎の生物が何なのかはわからないまま進むけど、お話の展開の予想はかなり出来ちゃいましたね(汗)
暗さで怖さを誘っているのかもしれないのに・・怖さもあまり感じなかったり。
紅一点状態のロザムンドの勝気さは良かったけど、時々勝気さの度が過ぎて不気味な感じがしてきたり・・ね。

う〜ん、う〜ん。
なんともいえない・・ゲームのファンなら面白いのかな?

あ、アークと呼ばれる火星への入り口?あそこの転送装置とかはユニークで面白かったんですけどね。





2007年11月13日(火) 「灯台守の恋」

2003年フランス 監督フィリップ・リオレ
キャスト サンドリーヌ・ポネール フィリップ・トレトン グレゴリ・デランジェール

作品の舞台、キャストの魅力、そしてストーリーと印象的なシーン。
そのどれもが素敵で、見終わってからしばし・・胸に込み上げるものを感じながら余韻に浸る映画。
こういう作品を観ると、「あぁ・・映画ってやっぱりいいな」って思ってしまう。

村人の結束も硬い島の地に灯台守として赴任してきた一人の男。
経験もなくよそ者である彼アントワーヌを村の灯台守を始め人々はなかなか認めようとはしない。
灯台守を率いるイヴォンもそんな一人だったけれど、一緒に仕事をするうちに、やがてアントワーヌの人柄と真面目さに心を開いてゆく・・けれど、そんな二人の男の心には同じ一人の女性がいて・・。

その頃の灯台守って、こんなに危険で大変な仕事だったんですね、荒れた海の迫力と長く地上を離れた生活・・。灯台の赤い光がとても印象的でした。
優しい微笑をたえず浮かべたアントワーヌ、でもどこか寂しげで何かを心に秘めているかのような(彼の心に影を落とす辛い出来事の告白は、衝撃的でしたよね)、魅力的ですよね。
そしてまた寡黙で実直なイヴォン、彼がまたいい人なので・・イヴォンの妻マベの揺れる気持ちがすごくよく分かるというか。
マベとアントワーヌが出会ってどんどんと惹かれてゆく・・それが二人の交わす
視線で語られる・・伝わってくる・・その上手さ。
小さな波がやがて・・心の中に大きなうねりを生み出すような・・情熱的なあの花火の夜のシーンに繋がってゆく・・そんな感じでしたね。

マベを演じたサンドリーヌ・ポネールがとっても魅力的で。彼女なら仕方ないわ・・特別な存在って思われても・・って納得ですよね。
青いスカートや紺のニットがとても似合ってて、彼女の髪の色に映えるんですよね、素敵でした。

イヴォンとアントワーヌがだんだんと打ち溶け合って一緒に灯台生活をしていくのも嬉しくて、(灯台に住み着いている)猫を交えてのシーンが良かったですよね。アコーディオンやなんだかいつも飲んでるようなコーヒーや。
そういう小物使いも効いてましたよ。
無造作に重ねておいてあるカフェオレボウルもいい感じで、気になって(笑)
でもしっかりとブラックでしたよね!やっぱりほら、灯台ではミルクを入れるより濃いブラックでしっかりと目を覚まして・・ってことでしょうか。

知ってしまったイヴォンとアントワーヌの最後の仕事の夜の出来事。
ドキドキしました、どうなるのかしら・・って思って。迫力ありましたよね。
そして、三人のその後・・それぞれの秘めた思い。そういうものを想像すると切なくってこみ上げてくるものがあって。
やがて生まれてきた娘を愛したイヴォンの心のうちも・(涙)

観光地となったジュマン灯台に飾られた1枚の写真。
「ジュマン1963」イヴォンとアントワーヌの笑顔に思わず熱いものがこみ上げました。






2007年11月10日(土) 「博士の愛した数式」

2005年日本 監督 小泉堯史
キャスト 寺尾聰 深津絵里 齋藤隆成 吉岡秀隆 浅丘ルリ子

小川洋子さんの「博士の愛した数式」は第一回本屋大賞に輝いた(その頃書店に勤めていた)私にとっても思い出深い、大好きな作品。

80分しか記憶がもたない優秀な数学博士と彼の世話をする家政婦親子の物語。
家政婦役が深津ちゃんと聞いて(彼女は大好きだけど)「えーーー、若すぎるわ〜」原作のイメージとは違うなあと思ったのだけれど。
確かに、小川洋子さんのあの独特な不思議な世界、優しいようだけれどどこか冷たく冷えているような、白い世界。そういうものはこの映画には感じられなかったけれど、でももちろん映画と原作は別物だから・・。
この映画は、映画でとても良かったと思う。

成長し教師となったルート君が、教室で生徒に「ルート」という呼び名について思い出話を始める・・最初はなんだか古めかしい・・設定だなあ、こんなに賢くて(ちゃんと先生の話に付いてきてくれる)生徒達は今時おらんぞーーと思いながら見ていたのですが、だんだんと見ていくうちにこの教室でのシーンが楽しみになってきたのですよ。
黒板を使って説明される素数や完全数・・これがとても分かりやすかった。忘れかけていたこれらの数字の面白さ、美しさを理解するのにこれはぴったりの方法でしたよね。

寺尾さん演じる博士と深津ちゃんの家政婦さん。何度も繰り返される博士の言葉は寺尾さんによって味わい深いものになっていたし、それに明るく爽やかに答える深津ちゃんの家政婦さんの優しさ・・。
癒されましたね。
楽しそうにお料理をする彼女の健気さに胸を打たれていつのまにか素直に彼女を応援したい気持ちになっていましたよ。

義姉さんとの関係も原作よりは優しく、暖かく描かれていて。ラストの海のシーンには、広くて大きい海の懐にみんなが包まれているかのような・・。

ちょこん!と寝癖のついたルート先生の頭、あれってもしかしてルート形の寝癖なんでしょうか(笑)でも、こんな先生に教えてもらったらきっと私ももう少し、数学が好きになってなんじゃないかって思うんだけど(笑)

ひとつひとつの数字がいろんな風に関わりあって、また違う世界を作っていく・・ひとと人の関わりもまたいろんな形になっていって・・。そんなことを思わせてくれる作品でした。







2007年11月07日(水) 「バイオハザード3」

2007年アメリカ 監督ラッセル・マルケイ
キャスト ミラ・ジョヴォヴィッチ オデット・フェール アリ・ラーターイアン・グレイ アシャンティ スペンサー・ロック マイク・エップス

シリーズ3作目。
ちょっと復習していった方が良かったかな、実はもう、前作がどんな風に終わったのか覚えていなくって(自分のシネマダイアリー読んだら、感想がものすごく短くて・・全然参考にならなかったわ・・苦笑)

でも、そんな思いも始まったら忘れてしまうほど、強烈でした。
アリスの存在感、圧倒的な強さはまさに進化した!って感じでしょうか。
でも「2」の時はその強さばかりが目に付いてしまって、どっちかっていうよアリスよりもジルの方に魅力を感じた私だったのですが。
今回のアリスは、もちろん強さもさることながら・・何かこう孤高の存在というか、まさにもう、世紀末の救世主というか、そういうカリスマ的な力と、逆に孤独を選びながらもカルロスに再会し揺れるような気持ちと両方を上手く見せてくれてそれがとっても魅力的でした。

荒れ果てた砂漠は「マッドマックス」を思い出させるようで世紀末の舞台にぴったりだし、アリスのファッションも「2」の近未来っぽい網アミよりも好みだったし(笑)どこか西部劇っぽいファッションがミラ、とっても似合ってましたね。アクションもすごく決まってて。思わず手に力が入りましたよ。

わずかな生存者たちの存在も・・ううーー。みんな生き残って欲しかった(涙)

「4」はあるのでしょうか。
「1」「2」と同じくすっきりと解決した最後ではありませんでしたが、ラストのアリスの力強い台詞はこれまでのもやもやした終わりとは違う、未来への希望が見えたラストだったと思います。
飛び立ったヘリも・・希望の地が見つかることを祈りたいですね。



それにしても・・・。
あのクローンの数は・・。どうなんでしょう(苦笑)
世紀末の地上は・・アリスでいっぱい!?



2007年11月05日(月) 「ハッピーエンディング」

2005年アメリカ 監督 ドン・ルース
キャスト トム・アーノルド ローラ・ダーン リサ・クドロー マギー・ギレンホール

10組の男女が織り成す群像劇。
冒頭の交通事故シーンに思わず目を奪われハラハラしていたら・・右下に文字が。
「彼女は死にません。何故ってこれはコメディだから。この映画はハッピーエンディングです・・」って。
ぬぬぬ〜???なんだか不思議な匂いがする映画かも〜(苦笑)って思っていたら、舞台は20年前に戻ってしまうし・・。
そんなこんなで・・お話と登場人物たちについていけないまま、共感も出来ないまま15分ほど過ぎちゃったので、その時点では2時間20分もこんなの見ていられるかしら・・って思ったんですよ、実際。

でもね・・いやぁ。何故かしら?意外としっかり見れちゃったりして(?)
出てくる人物達は、あんまり関わりあいたくないわ〜って方たちばかりだし、ジュードなんてもう!!「やだよーー!こんな子!」って腹立たしくなったのに。
ロマンチックの欠片もない、なんだかすごく現実!で、しかも見たくない・・シーンを並べられても。
それでもなんだか「しょうがないなあ・・もう」などと。許せる気持ちになってきて、いつのまにかみんなが上手くいけばいいな・・なんて思えてきたりするから不思議ですね。

人間の持ってる弱さもいやらしさもしっかりと見せられたのに、暗くていや〜な後味にならなかったんですよね。
最後にそれぞれの人物達の「その後」を見せられて・・「へえーー」とか「そっか〜」などと結構ほのぼのした気持ちになってしまったりして(笑)
いろんな風にすれ違ったり、ダメになったり、でもまた出会ったり。みんなきっと幸せな結末を夢見て一緒にいようとするんだよね〜。

それぞれのハッピーエンディング・・?
ん?幸せなの?って思う人たちもいたけど・・でもまあ・・その人の人生。何が幸せなのかは・・その人次第ってことで。

群像劇・・ってことで最後には、いろんな人物達がクロスオーバーしてきましたね。やっぱりこういう絡み合うシーンの面白さが群像劇の見せ所ですね。



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