いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年10月31日(金) 糀谷駅前地区再開発準備組合設立される

 本日、糀谷駅前地区再開発準備組合の設立総会が開催された。これは、京浜急行立体交差事業にあたり、糀谷駅前広場を整備すると同時に周辺を再開発により整備しよう、というものだ。そして、私自身、「借金コンクリート」の小さなワンルームを二部屋もっているので地権者でもある。(借金の額が多すぎて、売却して返済できないので、まだ私のものだ)

 この計画は、立体交差事業の条件として、国から、京浜蒲田、雑色、糀谷の三駅については、駅前広場を作れ、と迫られていたことが出発点だ。ところが、当初、大田区は「防災上、まちづくりの観点から云々」と、大義を説明し、駅前広場だけが都市計画決定されてしまった。

 ところが、駅前広場にあたった人々の移転先がない。そこで再開発を提案してきた。すると、再開発エリアに入った人々から「駅前広場の人々のために、犠牲になるのはいやだ」と、反対運動がおこった。

 その間、糀谷まちづくり研究会を設立しておよそ8年。勉強と啓蒙活動を続けた結果、本日、地権者の半分以上が参加して、組合が設立された。
反対することは簡単だが、せっかくの機会だ。一人でも多くの地権者が「街づくり」という、一生に一回出会うかどうかの大事業に参加する醍醐味を共有して欲しいものだ。
 
 決して「お役所主導」の街づくりにしないためにも!

 



2003年10月30日(木) 戦う中小企業経営者の姿見たり!@穴守稲荷

 大田区には、いくつかの中小企業者団体がある。そのなかでも、異色な経営者が多いのが、東京中小企業家同友会大田支部である。設立時に共産党が関与していたようで、最近でも共産系劇団のチラシを送ってきたり、総会に国旗を立てるかどうか激論があったりしているが、面白いメンバーが多いし、実に活動的だ。

 私も、随分前にお誘いいただいたが、入会時の恐ろしく退屈なオリエンテーションに嫌気がさして退会を申し出たが、次の例会で、森下篤史氏(現テンボスバスターズ社長)に出会い、その破天荒な生き方に感動し、継続した経緯もある。

 また、私の後援会長も、この会での出会いが最初だ。兎に角、良くも悪くも活動的な経営者が揃っている。株の公開を果たしたメンバーも数社しるし、公開を目指している社長もいる。

 今日は、その公開予備軍である、八百八町の石井社長が、穴守稲荷駅近くに新たな業態の居酒屋「干物や」を開店されたので出かけた。石井氏は、あの有名な、つぼ八の創業者だが、商社による乗っ取り劇で社長を解任されてしまったのだ。しかし、それにもめげず、大田区で「八百八町」を創業。現在では、炉辺焼の店など、多分20店を越えるのではないだろうか。

 地元の町会長など、多くの招待客で混雑した店内では、この店舗を設計した同友会の仲間にも会うことが出来た。さらに、ビックリしたのは、石井社長が、ねじり鉢巻で、厨房内で魚を焼いていた姿だ。汗だくになりながらのこの経営者の姿に、えらく感動した。

 中小企業の経営者たるもの斯くあるべし。



2003年10月29日(水) 地方議会に政党はいるんかい?

 大田区議会には、自民党、公明党、共産党、民主党、生活者ネットワーク、緑の党が議席を持っている。議席がないのは、社民党と保守新党だけだ。そして、議案については、その所属議員が同一行動を取る。

 自分が無所属になったから言う、と思われるのは心外だが、地方議会それも、基礎的自治体たる区市町村には政党はいらないのではないだろうか。実際、地方都市に行くと、自民党という会派がないところが多い。(実際は、保守系無所属で、自民党員というケースだが)

 会派内でも、公明、共産は事前に質問のすり合わせなどをしえいるようだが、自民、民主は、発言者の自由にさせているようで、時として、会派の主張と相違する例もある。特に、地域問題では、会派としては○だが、その地域出身議員の立場としては×ということもおきる。

 とすれば、政党や会派に縛られず、議員各々の良識で判断する、としたほうが、より区民の考えに近づくのでは、と思うのだが。(ネット・無所属連合では、そうしているようだ)

 議会運営上、また、役人の議会対策は大変になるだろうが、議会が活性化して、より面白くなると思うのだが。まあ、無理だろうな「区議会の変人」犬伏が言っているようじゃ‥



2003年10月28日(火) 幅広い日記読者の皆さんへ

 早いもので、この活動日誌を書き始めて1年半が経過した。生まれてこのかた、毎年1月10日以降の日記をつけたことのない私が(10日以上続かない)、1年半もの間書き続けられたのは、延べ27000人にものぼる読者の皆さんの「早く書け」という叱咤のお陰である。感謝!

 当初は、知り合いだけだった読者も、区幹部、職員団体は勿論のこと、大袈裟に言えば日本中に広がってしまった。読者からは、お叱り、励ましなど、メールを頻繁に頂く。また、郵送での「内部告発」など、たった1ページの日誌が多くの問題を提起していることを実感し、インターネットの凄さ、議員の発言の重みを改めて認識している。

 ただ、この日誌の作風が、私自身の「人格」だと誤解されている向きもあるようで、直接お会いすると、拍子抜けされる方もいらっしゃるようだ。私の問題提起の手法は、池にバカデカイ石を投げ込んで、凄まじい波を起こすが如く、極論で攻める。太陽か北風、どちらでコートを脱がせるか、北風ピューピューである。それが、時として誤解を招いたり、第三者に相当の迷惑をかけたこともある。

 しかし、この毎日の独善的発信により、区役所のこと、一人の区議会議員の活動等がわかっていただけたのでは、と自負している。とかく、政治家=悪いヤツ、という構図が一般的だと思われているが、そうでもないぞ、と思っていただけたら幸いである。

 今日、衆議院選挙が公示され12日間の選挙戦が繰り広げられる。国民のフツーの感覚を、赤絨毯の上でも忘れない候補者が、日本全国から選ばれるよう願ってやまない。

 鏡よ、鏡よ、鏡さん、みんなに会わせてくださいな!(昔懐かしいロンパールーム風にどうぞ) 
 栃木のさくらさん!南蒲田のオサムちゃん!克ちゃん!あ、みっちゃんもいますね〜。永くんに、隆平ちゃん、元哉君、たんこねこさん、そして多くの名も知らぬご愛読者の皆さん!これからも応援してくださいね。



2003年10月27日(月) 議場コンサートの区民の列に、区職員が尿検査!

 大田区議会では、議場の有効活用を計るため、コンサートを開催している。昨年までは、ジャズを2回、そして、今日は和楽器のコンサートだ。

 区報などで募集したところ、400名近い方が応募され、抽選で当選者を選んだ。各会派から実行委員を出し、私も一人会派代表で実行委員となり、受付案内係を仰せつかった。議会のハッピを着るのだが、どうもどの議員も、うまく似合っている。温泉旅館の客引き風、番頭さん、あやしいお店のポン引き風など、色々なバージョンがあるが、妙に合う。

 さて、2時からのコンサートに、1時すぎからお客様が並びはじめた。ところが、どうも、コンサートに不釣合いな人々も行き来するのを目撃した。それも、一様に紙コップを持って、区民の受付の脇をとおり、トイレに入る。

 な、なんと、区職員の健康診断の尿検査を行っているのだ。中には、尿検査の紙コップを、コンサートの受付机に出した者もいたという。この健康診断は、職員向けに区内数箇所の会場で、約2週間にわたって行われるもので、職員は適宜各会場に出向いて受診する。今日は、1時から4時の間検診が行われた。

 早速、ステキな音楽を後に、所管課長のもとに走った。以下、やり取りである。

私:区民がコンサートに来る会場で、尿検査とは、どういうことか。民間
  の会社で、お客様が来れれるときに、尿検査をするだろうか。なぜ、
  調整できなかったか。今日、ましてや、あの時間くらい避けられるだ
  ろう。

課長:検査は年間計画で実施している。コンサートの実施を知ったのは
   最近である。コンサート入場時には、一時規制をするように指示
   したのだが。 

 たとえそうだとしよう。しかし、この健康診断の通知を流したのは、10月8日、議会便りや、区報でコンサートを告知したのは9月である。課長さんは、議会便りも区報も読まないのだろうか。さらには、一時規制の指示があったかどうか、検診会場にとってかえし、責任者に確認すると、民間委託会社の責任者は「一切、聞いてません」と。

 あわてて、会場に来た課長さん「規制せよと、指示したことが、現場まで伝わってなかったことが問題だ。弁解の余地はない」と、謝った。違うでしょう、謝るべきは、コンサート会場にいる区民に対してだ。

 ついでに言えば、この検診、勿論税金で、民間会社(ず〜と同じ業者です!)に1億円以上も支払って行われている。検診自体は、労働基準法、労働安全衛生法などにより実施が義務付けられているものだから文句ない。ただ、区には衛生検査所もあり、民間に比べると、恐ろしいほど暇な、放射線技師さん、検査技師さん、そして、お医者さんまでいるのだ。工夫をして、日常業務の合間に、職員検診を行えば、この1億円は削減できるのだ。平成11年に提案したが、例の「出来ない理由のオンパレード」で、今年も1億円が○○院という検査業者に払われる。

 しかし、なんで役所には、こんなに信じられないネタが多いのだろう‥
本当の意識改革、構造改革は、こんな小さなことからだ!

****明日から、公職選挙法に基づき、衆議院選挙についての日記の記載が出来ません。選挙以外の記載になりますので、ご容赦を*****



2003年10月26日(日) 民主主義を捨てた埼玉県民、今後政治に文句言うなよ!

 参議院議員選挙埼玉補欠選挙が行われた。民主優勢といわれていたが、自民党候補が僅差で当選を決めた。それは、それでいい。問題は、投票率である。27.52%と聞いてあきれてしまう。投票率が低くなればなるほど、宗教団体などの組織票によって当落が左右され、「本来の民意」と投票結果が乖離する危険がある。

 マスコミなどは、無責任に政治離れだ、政治は三流だ、と騒ぎ立てる。また、戦後の異常な「平等教育」は、機会の平等だけでなく、結果の平等までも求めたため、「出る杭」は異端児視する傾向が顕著となってしまった。つまり、立候補するやつは異端だから、さわらないほうがいい、と教えられてきた。

 ある地元の中学校の先生が、生徒会選挙への立候補者が少なくて困ると、その原因を次のように述べていた。曰く「必ず当選するなら出るが、落選する可能性があると出ない。候補者数と当選者数が同数までは、立候補希望者があるが、超えると皆でない」と。リスクはいやだ、危険を冒してまで、誰かのためには働きたくない、ということだろうか。

 選挙なんか関係ない、政治なんか誰がやっても同じだ、政治家はウソつきだ、とわかったように言う人がよくいる。そんな人には、意地悪く、こう質問することにしている。「では、前回、あなたが投票した、国会議員、都議会議員、区議会議員の名前を思い出してください。そして、その方々の選挙公約を教えてください。その公約について、その方々が、議会でどのうように発言し、行動し、その結果、何がウソだったのでしょうか?」と。
これに答えた人は、未だいない。せいぜい、ウルセイ!と言われ以降「犬伏は生意気だ」と吹聴される。

 誤解と中傷と、おしかりを恐れず、あえて極論を言う。 
政治を三流にしたのは、三流の有権者だ。政治の体たらくを招いたのは政治がダメだと嘆きながら、投票行動を変えない有権者のせいだ。政治家が、勤労者層に目を向けないのは、給料が安い、上司が悪いと会社や政治の悪口をいいながら、投票日には、家族と行楽に出かけてしまう有権者のせいだ。
(勿論、選ばれた議員が変わるのが一番だが‥)
 
 今回、棄権した埼玉県民は、来年7月の参議院選挙までは、絶対に政治の悪口を言ってはいけない。なぜなら、あなたたちは「お任せ民主主義」を選んでしまったのだから。



2003年10月25日(土) ついに、犬伏、愛人を囲う?

 地方議員から国会議員まで、おおよそ選挙に出ようなんぞと思っている者は、ウワサや誹謗中傷の洗礼を受ける。それをいちいち気にしているようでは、政治を志す者として「器が小さい」とまで言う御仁もいる。

 以下は実際に、私について流されたものだ。

犬伏が、京浜蒲田駅前でビール券を配っていた。あ、それ、うちの女房ももらった。(チラシは配っているが、そんなわけないだろう)

犬伏のお店で「票がある」というと商品に一万円が入ってくる。
(入れてみたいものだ)

犬伏は、夜逃げして居場所がわからないらしい。
(夜逃げするヤツが、毎日ネットに日記書くかい)

事務所のうえに、愛人を住まわせているらしい。
(それは、ワンルームマンションの住人だろう)

犬伏は、オヤジが金持ちだから、金に不自由しない。
(オヤジは、昭和42年に、なにも残さず病死)

 いずれも、事実無根だが、まことしやかに人づてにまわると、いつのまにか「本当の話」になってしまう。以前、自由党から衆議院に出馬した女性候補は、自ら知っているだけで12人の愛人情報が流れている、とあきれていた。その中には、小沢一郎氏、羽田孜氏などの”豪華メンバー”も含まれていたという。

 今日、不思議なご縁から応援演説にいった、ある市議会議員さんは、「息子が、ヤクザから金を借りて逃げている」とのガセネタを流されている。実際は、あやしい会社(ヤクザ系列企業)に就職したが、このままでは危ない、と思い退職し、追われている、ということだ。

 まあ、これからも、私については「敵」が多いので、ネタは流れるだろうが、せっかくなら色艶系でお願いしたいものだ。



2003年10月24日(金) サンダル履きは公務員、靴は民間社員@区立図書館

 以前からマスコミに出たり、「犬伏秀一の余計なお世話レポート」を出したあとは、区民からの通報が増える。今回も、区民の方から「図書館の対応について相談したい」との電話があり、お会いした。

 ご相談の具体的内容は、その方が特定されるので書けないが、実に面白い指摘があったので、まだ調査前だがお知らせする。この方が通う図書館は、民間委託されている館のようだ。ところが、図書館は、法により、公務員がいる必要があるようで、公務員と民間委託業者の社員さんが一緒に働いている。

 そこで、誰が区職員、つまり公務員か、民間社員か、彼なりに観察した結果、素晴らしい「理論(?)」を発見したのだ。それは、サンダルである。つまり、区職員は公務についている間、サンダル履きだが、民間会社の社員は靴を履いている、というのだ。現場を見ていないが、多分そうだろう。

 区職員の服装の乱れについては、再三、議場でも改善を要求してきたが、「着衣の自由がある」などという、おかしな人権意識が区幹部にも、組合にもあり、なかなか改善されない。TシャツGパン、名札は着用しない、それでも、仕事をすればいいだろう、とのお考えのようだ。冗談じゃねえよ!お前、民間会社で、そんなこと言って見ろ。即日クビだよ。民間でおかしなことは、お役所でもダメなのよ。わかんねえだろうな〜

 さてさて、サンダルについては、きっと「靴を履け、とは条例に書いていない。このほうが効率的である云々」と、理由をつけるだろうが、みっともないから、やめようね!



2003年10月23日(木) 無償の厚意への声援と文句

 今朝は、駅前放置自転車クリーンキャンペーンのため、防災服に身を包み、朝7時から蒲田駅に立った。これは、一向に減らない放置自転車への啓発と、職員自体の意識高揚のため年1回実施しているものだ。助役以下、時間外は管理職を中心に、9時以降は、一般職員も出て、駅前周辺に放置しようとしている区民に駐輪場への誘導をする。

 また、地元町会、商店会、たばこ商組合などの協力を得て、ポイ捨て防止と、清掃活動もおこなった。残念ながら、本日参加した議員は公明党の松本議員と私だけだった。(高橋議員《都市整備委員長》は昨日参加。明日は大森駅で実施)

 区職員以外はボランテイアなのだが、自転車を置いて逃げる人、暴言をはく人、「ご苦労さん、ありがとう」と言う人、様々である。朝の忙しい時間帯に「ありがとう」といえる人、きっと心の豊かな人生を送っていることだろう。

 さて、昼食を地元の喫茶店で取り、商店街の交差点を渡ろうとしていると、大型トラックが、一方通行を間違って進入して、にっちもさっちも行かなくなり立ち往生している。たまたま、現場周辺にいたガードマンが交通整理をしているが、なんともならない。大田区のマーク入りの防災服を着ている以上、見過ごすわけにもいかない。なんとか、交通整理をして曲がらせようとするが、ますます交通は渋滞する。待っているドライバーからは、文句の嵐である。仕方なく、同じ喫茶店で食事をしていた親しい町会役員さんにSOSの電話をいれた。

 すぐさま、3人の方がかけつけてくれ、一方通行をバックで500mほど誘導して、大きな道路に出ることができた。その間、周辺の歩行者、後続の車に「すみませんね」と頭を下げる町会役員さんたち。そこへ事情のわからないオヤジが「何やってんだよ!ガードマンくらい雇えよ」と大声で怒鳴る。それでも、ただ謝る役員さん。本当に頭が下がる。

 無償の厚意に、文句を言う人、声援を送る人、人様々だが、常に後者であり続けたいものだ。



2003年10月22日(水) 後援会長とデブ争い@スポーツクラブ

 最近、見る見る体重が増えている。15歳航空自衛隊生徒として入校した時は、ガリガリで確か50キロくらいだったと思う。それから、30年余り。いまや、体重計の針は80の手前を恥ずかしいそうに行き来している。

 昨年の初頭、会社を廃業し、金策に苦しんでいたころは、流石にやせたが、今年に入ってからは、水を飲んでも太る。特に、自分でもたまげたのは、選挙期間中に太ってしまったのだ。普通、選挙期間中は精神的にも肉体的にも酷使されるので痩せるのだ。が、太った。今回は、多くの人々が支えてくれたお陰で指針的にはえらい楽だった。そのうえ、待遇がよかった。宣伝カーでは「遊説隊長」が、やれドリンクだ甘いものだ、と出してくれる。事務所に戻ると、「さあ、休め。寝ろ」と、いたてりつくせりで、太ってしまった。

 また、生来の貧乏性で、「食べ放題、飲み放題」には目がない。命がけで食べてしまう。そして、この食べ放題好きの同志、わが後援会長Iさんと、よせばいいのに、スポーツクラブのスイミング会員になってしまったのだ。

 Iさんも、大分太っていて、夏には椎間板ヘルニアの手術をして、リハビリと減量のため、スイミングを始めた。月会費4500円。彼は、すでに今月10回以上も行っているが、私はまだ1回だけ。土日にはいけない会員権なので、残すところ後7日。

 後援会長Iさんは、リハビリも順調。みるみる痩せていく。ところが、私は、と言うと、昨晩も「反省会」に出席してしまった。反省‥‥



2003年10月21日(火) コンビニもスーパーも経営者次第。公務員も政治家も!

 日本中にコンビニが開店され、随分と便利になったものだ。このコンビニ、同じチェーンの加盟店なら同じサービスかというとそうでもない。例えば、大手S社。役所から自宅までに何軒もあるが、そのうち1軒だけが秀悦である。おでんの季節になれば店の外で店長が、声をかけながら販売している。ボジョレヌーボの季節になれば、知っている人すべてに予約を取りにまわる。きっと、本部の指示ではないと思う。

 反面、駅近くにあった大手F社の加盟店。店長のオヤジの感じが異常に悪かった。私だけがそう思ったのかと思いきや、長女も「最低の店だ」と怒っていた。彼女がF社の看板商品を頼むと「ない!」と一言。野球の中継ラジオを聞いていたらしい。結局、この店は閉店。加盟店本部も他社に売却された。

 今日は、幕張に出来たフランスのスーパーを見学した。広い店内には、ものすごい品ぞろいで商品が並んでいる。また、他店より高い場合には、差額の2倍を返金するともいう。まあ、そんなサービスはどこでもやっている。驚いたのは、店員の教育の良さだ。フードコートの女子店員、えらくいい感じだった。そこだけだろう。たまたまだろう、と思っていると、お掃除の男性まで愛想がいい。レジもいい感じ。おやおや、いい店だな〜。

 本来、人は価格だけでお店を選ばないはずだ。社員教育の差別化は、一朝一夕には出来ない。このスーパーは、相当大きく発展するだろう。そして、政治家も公務員も、選ばれる人、選ばれる役所になる努力を怠ってはならない。



2003年10月20日(月) あらあら、今度はストですか?大田区職員労働組合さん

 私の政治信条は「公務員の非常識を変える」である。どんなに優秀な管理職であっても、本質的に「民」の苦しさはわからない。しかし、わかっていないことを、判るだけでも随分と違うのだが、一部の職員は、わかろうともしないし、まったく他人事だと思っている。

 今、大田区(といっても役所内)での話題は、「民間委託」である。区執行部は、効率的な運用と、新たなサービスを創出するために、民間委託を推進している。ところが、職員の職場が減ること、民間と競争すると公務員が働かないことが判ってしまうこと、組合費が減ることなどに危機感をもつ、大田区職員労働組合は、「民間委託はんた〜い」を声だかに叫ぶ。

 そして、枕詞に「区民が犠牲になる」「子どもたちが可哀想」とくる。実際に、保育園、小学校の給食民間委託反対運動の時は、随分とガセネタが保護者に流された。曰く「民間委託すると、食が危ない」と。ところが、実際委託してみると、いたって評判がいい。民間委託校では独自のメニューで、食器は4枚使用。公務員が作っている学校では、大田区統一メニューで、洗うのがいやなので、相変わらず食器2枚。公務員とは、かくなるもの。

 今回は、仕事をすべて民間委託した公園土木事務所を廃止、西蒲田、山王保育園を民間委託する、との提案に「はんた〜い」。さらには、公園土木作業員の方々を、清掃事務所へ異動する、との区提案に「人権無視のイジメ」と機関紙で書いたところ、お仲間の清掃労組から「清掃作業に対する差別発言」であると、抗議を受ける始末である。

 もっと、驚きは、10月24日(金)に、な、なんと、時代錯誤のストライキを行う、というのだ。もちろん、労働者の団結権は法で保障されているが、この時期に、職がなくなる訳じゃないのに、到底、区民の支持は得られないだろう。実行するのなら、マスコミ各社をお呼びして、全国に生中継をせねば。「全国のみなさん、最近珍しい、ストライキを実施中の大田区役所前から中継です‥‥」

 まあ、金正日の「おどかし外交」と同じで、やらないだろうが。
負けるな助役、職員課長!まともな納税者は、味方だ。



2003年10月19日(日) 議員は「挨拶屋」と「ご祝儀配布人」か?

 議員にとって、秋の土日は「かきいれ」だ。兎に角、会合が多い。各種団体とは疎遠の私ですら、こんなに忙しいのだから、他の方々はさぞかし大変だろう。

 今日は、朝7時に後援会幹部さんの会社のバス旅行の見送り。8時から区内キャンプ場で行われた、アスレッチクとデイキャンプのお手伝い(これは、元小学校PTA副会長として参加)。10時半から、障害者の集いへ。一時間ほど会場をまわり、またキャンプ場へ。ここで、カレーの配給、ゲームの手伝いをして、今度は、「明るい家庭をつくる会」主催の、チョット待ってジェンダーフリー教育という講演会へ。

 キャンプ場への出入りでは、駐車場での「お色直し」が必要だ。つまり、スーツから普段着へ、普段着からスーツへ、と着替えるのだ。流石に、ズボンを車内で着替えるときは周囲を気にする。へたをすると「変なおじさんが、ズボンを下げている」構図になってしまうからだ。

 各会場では、色々な議員さんに出会う。極めつけは、キャンプ場にスーツで登場し、ビール券を差し入れた若い議員さん。忙しいだろうから、スーツは仕方ない。しかし、ビール券はいただけない。「顔を出す」ことが重要なのだろうが、若いPTAの役員さんからは「TPOをわきまえないヤツだな」と、逆効果だったようだ。

 ちょっと待ってジェンダーフリーにも、都議さんたちが来賓として招かれていた。皆さん、ご自身の挨拶が終わると、そそくさと会場を後にする。最後まで、講演を聴いていたのは、私だけだった。以前も、オペラの会のコンサート会場入口で、来場者に握手をして、コンサートが始まると帰った議員がいたが、大ひんしゅくをかっていた。

 顔を売らないと当選できない、それも事実だ。政治活動のスタイルも人それぞれでいい。しかし、挨拶屋や、ご祝儀配布人になりさがってはいけないと思う。同じ仕事についているものとして、複雑な思いだ。


 



2003年10月18日(土) 郵政公社じゃ甘いネ!即刻民営化すべし

 兎に角、公務員の仕事のノンビリは、いつもあきれるが、またやってくれた。それは、この4月から郵政公社にさせられた郵便局。ゆうパックなどは、絶対使ってはいけない。

 昨日、宇都宮から義母が、生ものを、ゆうパックで送ったらしい。窓口では「明日の朝にはつきます」との案内があったそうだ。この年代の方は概ね、小包は郵便局、電話はNTT(旧電電公社)が一番確実と信じている。
それが間違いだ。

 いつくるか、と午前中待っていたが来ない。出かけてしまったら、午後0時半の時間の不在配達票が入っていた。そこで、自動音声受付で本日(18日)の夜間(7時から9時)を指定した。すると、またこない!

 夜9時半すぎ、電話があった。「蒲田郵便局ですが、再配達のFAX(自動音声はFAXに転換されるらしい)に、10月8日となっていたので、荷物が探せず、今日はとどけられません。明日届けます」と。百歩譲って、8日だとしよう、しかし、問い合わせ番号があるはずだろう、何故わからなかったと言うと、「怠慢でした」という。

 今日持ってきてくれ、というと「管理職に確認する」と。そういわれて、もう1時間。10時半をまわった。蒲田局から我家までは、15分。もってきちまえばいいのに。と思うのは民間の常識。お役人の常識は、「サービスより、職務命令優先」ヤマト運輸にしましょうね、これからは。

 郵政公社なんて甘いね。即刻民営化すべし。道路公団でダダこねられているから無理か‥



2003年10月17日(金) 衆議院東京4区候補予定者公開討論会

 今日は、東京青年会議所(JC)主催の、衆議院議員選挙公開討論会が開催された。前回は、「大物議員森田センセイ」が欠席されたのでおもしろくなかったが、今回は‥と期待して出かけた。

 会場に用意せれたイスは、7割くらい埋まっていただろうか。目算で200名くらいの方が参加されていた。JC主催なので、若い人が多いのでは、と思っていたが、意外に年配の参加者が多かった。

 候補者は、民主党うさみ元衆議院議員、共産党山口前衆議院議員、保守新党山谷前衆議院議員の3名。アレ?有力新人といわれた、自民党中西都議の姿がない。結局、19時からはじまった討論会に、1時間10分遅れて、中西都議は到着された。ご自身の呼びかけた会合で遅刻いた、とのこと。参加者の評価はいかに。

 討論会は、その場で読み上げられる5つの質問に一人2分で答えるもので、追加で1回1分、5回の追加発言ができる。せっかくなので5点満点で、勝手な基準で評価してみた。

質問内容    うさみ  山口  中西  山谷
ゆとり教育     3    2  不参加  5
年金制度      4    3  不参加  4
中小企業支援    5    4  不参加  3
外交、国連     3    3  不参加  3
憲法とイラク    4    3    4   4
自由発言(3分)  5    4    5  5
合計        24   19 9 24

評価にあたっては、質問の趣旨に2分間でいかに、自分や党の主張をわかりやすく答えているか、また説得力があるか等を基準とし、私の主張と合致するかどうかは無視した。まあ、独善的な評価なので、もし各陣営がお読みであればご勘弁いただきたい。

 あえてコメントするならば、2分間にまとめるという点では、うさみ氏が秀悦であった。山谷氏は、論点はいいが、話したことが多く、2分では尻切れになる。中西氏は、最後2点のみだったが、4人のうち一番パワーのある発言であり、すべてに答えて欲しかった。山口氏は、中小企業問題では、さすが地元企業をまわり、実情をしっているだけのものはあったが、それ以外では、党の主張が多く、参加者が納得させられるかが疑問。

 参加者のうち、中西、うさみ両氏は、よくお会いするが、まともに政策を聞いたことがなかった。普段の、いささか軽いイメージ(失礼!)とは違って、真剣に訴える姿は、新しい発見だった。いずれの候補者も、国の未来を憂いている。ただ、その改善の手法、道が違うだけだ。誰が当選しても、今の思いを赤絨毯のうえでも、必ず発言して欲しいものだ。 

 しかし、選挙期間に入ると、このような討論会が出来ないという、公職選挙法はおかしい。


   



2003年10月16日(木) 夜道に気をつけなくちゃ!また週刊文春に出た

 先週号の週刊文春に、「公務員おいしい生活〜学校編」に、学校運営がいかに「民間の常識」と乖離しているか、”大田区議会の犬伏氏が指摘”と実名で登場した。内容は、平成12年ごろから取り組んできた、職場の悪習慣の改善で目新しいことではなかったが、学校職員にしては、またまた白日にさらされたのだから、おもしろくないだろう。

 そして今回は、「公務員の生活おしすぎる〜福利厚生編」と題して、いきなり最初から「大田区は職員の福利厚生のため東京ドームのシーズンシートを16席もっている(大田区議犬伏秀一氏)」とある。

 この問題は昨年見つけて、議会で指摘したものだ。このほかに、勤務時間中しか開店していない職員用の床屋さん、意味不明の一人8000円支給される「職場助成費」、金券で毎年5000円支給される「ホリデー助成」など、区内中小企業の社員さんが聞いたら、住民税の納付拒否運動がおきそうなものが山盛りにあった。だいぶ改善されたが、床屋さんは相変わらず営業しているし、ホリデー助成もそのままだ。巨人戦のシーズンシートが何故必要なのか、わからない。

 とにかく出てしまった。前回は学校職員だけだったが、今回は5800人の管理職から一般職員すべての問題だ。「センセイ、月夜の晩だけじゃにあですから」と、冗談とも本気ともわからない、ご忠告を多くの職員さんんから頂いた。ハイハイ、わかりました。当分、蒲田で酔っ払うのはやめにします。ホームから転落したくありませんから‥



2003年10月15日(水) 今日は区議会議員の給料日、給与明細公開

 今日は議員(職員も同じ)お給料日である。議員も民間企業と同様で、ほとんどが銀行振り込みなので、明細をもらうだけだ。それでも、会社経営者として社員の給料を22年間払い続けていた立場としては、毎月決まった日にお給料がいただける、という、当たり前のことが妙にうれしい。

 ましてや、リース会社に、議員報酬を差し押さえられた貴重な経験を持つ者としては、その喜びはひとしおである。

 本日の給与明細は以下のとおりである。

 給料(職員の給与明細票を使用しているのでこう書かれる。本来は報酬)
 623,000
 
 長期掛け金(議員年金)
 80,600
 所得税
 25,030
 住民税
 33,000
 控除(傷害保険、委員会費など)
  6,600
 控除合計
 145,230

 差し引き支給額
 477,770

 ここから、国民健康保険6万円をはらうので、使える額は41万円余り。
さてさて、高いか、安いか、それは有権者の判断である。

なお、この他に以前述べた、費用弁償が6日分36,000円ある。



2003年10月14日(火) 決算特別委員会にて質問。犬伏吠える!

 先週から始まった決算特別委員会。14年度の決算につき、款別(科目別)に、各議員が質問をしていく。なんで、こんな質問するの?といったmのや、誰に書いてもらったの?というものもあり、退屈至極。

 しかし、今日は出番が2回あるので、それでも我慢できた。
1回目の登壇では、「産業経済費」のうち、緊急地域雇用対策事業について質問した。これは、国が平成16年度まで、3500億円の予算を各自治体に渡して、50万人の雇用を創出しようというものだ。昨年度は、大田区にも2億9千万円程度が割り振られてた。問題は、この使い道だ。

 新規雇用創出といながら、以下のようなものに使っている。

貸工場実態調査 600万円
コンビニエンスストア、大規模店舗実態調査 2100万円
多摩川ラケットクラブ跡地管理委託 2200万円

ほかにもあるが、大体こんなもんである。

 多摩川ラケットクラブ跡地は、いずれにしても、管理委託をしなければならない件なので、新規雇用創出にはならない。金が国から来たから、これに使おう、というだけである。
コンビニの調査して何にするんだろう。そして、この高額な調査費。所詮、人の金感覚だ。本当に、雇用を創出し、その雇用が継続できるよう考えたものとは到底思えない。

 次は、「土木費」で、公園、土木事務所の民間委託について質問した。
先日、これらの事務所を視察して、作業日報をコピーして実態を知った。
結論から言えば、もはや、直営(公務員がする仕事)は、この職場には存在しない。職員がいるから、仕事を作っているだけだ。これは、この職についている公務員の人生の尊厳に対する侮辱だ。生きがいのある職場を作り、異動を即刻させるべき、と迫った。

 大田区職員労働組合は、「新リストラ」といって、反対しているが、まったく理由のない反対には、区民も納得しない。反対を叫ぶだけでなく、公務員だから、このように民間では出来ない仕事が出来る、という提案をすべきである。



2003年10月12日(日) 信念が、ドロ沼の園庭をキレイに@幼稚園運動会

 今日は、地元幼稚園の運動会だが、昨晩からの大雨で、開催は無理だろうと思われた。昨晩6時頃には、場所取りのテント(!)が、いく張りも正門前にあり、あの、お父さんたち可哀想にな、と思っていた。

 もう一軒、区立の障害者施設のお祭りがあったので、出かけたが、開会式になると、雨がウソのように暑いくらいの晴天になった。あらあら、幼稚園の運動会残念だったな、と町会の方に言うと「やっているよ」といわれ、驚いて、午後の部に駆けつけた。

 グランドは、水溜りの後もなく、通常どおり運動会が行われていた。園長先生にうかがうと、早朝、一部父兄からは延期との話も出たが、「絶対やろう」という信念を持って、教職員と、徹夜組のお父さんたちが、雑巾で、グランドの水をしぼり取った、とのこと。

 凄い!グランドの水を雑巾で取るなどと考えるだけでも凄いのに、実際やってしまったことは、もっとスゴイ!この幼稚園は、神社が経営されているが、決して「神のなせる業」ではなく、父兄と教職員の「信念」が、そうさせたのだろう。

 人生でも、仕事でも信念が大切。はたして、区立幼稚園や保育園だったら、開催できただろうか‥



2003年10月11日(土) デートに誘える街を、大田区に

 昨日は、新幹線開業で賑わう品川駅を、そして、今日は、大きく変わる川崎駅周辺を歩いた。

 ついこの間まで、品川駅の海側出口(港南口)は、閑散としており、屋形船に乗る時くらいしか利用しなかった。それが、えっと驚くほど変わった。オフィスビルから出てくる人人、そいて、また人。おしゃれなお店が軒を連ね、凄い!反対側の高輪口も、その影響か、これまたすごい人ごみだ。

 川崎だって、10数年前は、怪しいお店と、怪しい人種の街だった。ちょと変わったのが、いつだったか、西武と丸井の共同ビル開店だった。人の流れが変わった。それが、西武の閉店と、新しいテナントビルの開店によって、またまた、人の流れが変わった。家電の量販店、レコード店、大型書店などが入った、このビルは活況を呈していた。

 大田区はどうだろう。蒲田には、アプリコができた。しかし、周辺商店街の反対でもあったのか、商業集積は誘致せず、オフィスだけのビルだ。大森のヨーカドー跡も、集客力があるとは思えないものだ。

 期待の星は、大森海岸のアサヒビール跡地の開発と、蒲田保健所跡地だ。なんとか、民間の力を借りて、蒲田、大森を、デートの出来るステキな街に出来ないものか‥



2003年10月10日(金) 決算特別委員会質問評価表

 区議会での発言の仕方は以前より紹介しているが、あらためて解説する。

 本会議
 代表質問、一般質問:事前に全文役人に渡し、答弁内容も概ね事前にわ
 かっている。まあ、朗読大会のようなものである。

 討論:事前に通告はするが、内容は渡さない。時間制限もないが、役人
 の答弁もない。

 委員会
 役人の説明の後、自由に挙手をして発言。勿論、原稿などない。議員の
 資質を知るには、この傍聴が一番いい。

 決算、予算特別委員会
 事前に通告した質問者が、一問一答で問題の本質に迫っていく。裁判と
 似た形式で、私は一番好きなスタイルなので、ノ−原稿だが、本会議と
 同様に原稿を作り、全文を役人に渡している議員もおり、相手が間違え  て、次の質問の答弁までしてしまい苦笑が もれることもある。
 これこそ、議会の楽しみ。まったく通告なしで、ホンネを聞くべきであ  る。

 さて、先週から、決算特別委員会が始まり、各会派から大ベテランから
新人まで、各種質問にたつ。質問の趣旨すら不明なもの、数字だけを聞き、その数字に基づく質問がないもの、など愚問、奇問から、さすがという
ものまで、様々な質問がある。

 役人の行政評価は要求して、自らの評価をしないのはおかしい、と、各
議員の質問評価を始めた。まったく賛成できない意見にも出来るだけ客観
的に、質問の趣旨、仕方、話し方、まとめ方等5段階で評価してみた。本
日の委員会終了後、区幹部に採点表を見せると「概ね、私の感覚と同じ」と、うなずいていただいた。

 この評価表を、本来は、ネットで公開したいのだが、流石に全議員を敵に回す可能性もあるので、密かな楽しみに留めたい。自分の評価は、他の議員にしていただこうと思う。自分の分だけは、後日公開する。お楽しみに!  



2003年10月09日(木) 土木、公園事務所に奥座敷が!

 今日は、来年から一部民間委託が開始され、廃止になる土木事務所、公園事務所の実態を調べに、2ケ所の土木事務所と、1ケ所の公園事務所に出かけた。

 訪問の30分前に「作業日報3日分をコピ-して欲しい」旨、本庁舎の課長より連絡してもらった。1ケ所目にたずねると、ないやら必死にパソコンに打ち込んでいる。「ある日報でいいんですよ。作らなくても」と、職員に声をかけると、「いえ、もう少しですから」との返事。とにかく、手書きの日報をもらった。

 次の事務所は、公園と、土木事務所が同居している。ここは、課長(管理職)がいるので、ありのままの日報をいただけた。(通常の事務所長は、係長級で、組合員である)

 日報を見て驚いたことは、ほとんどの作業が、民間にすでに委託している作業の一部をやっているに過ぎないことだ。つまり、「職員がいるので、仕事を作っている」のだ。また、区職員たる作業員は5名一組で班を構成しているのだが、なんと、もう一人公務員の運転手が車を運転して、作業員を現場まで”お連れ”するのだ。運転手は、運転以外作業はしない。

 さらには、この運転手さまが、お仕事のない時に休憩する「お座敷」が事務所内にあって、壁とドアで隔離されており、管理職ですら入れない雰囲気がある。テレビも持ち込んでいるらしい。民間のドライバーが聞いたらぶっ飛ぶだろう。

 それでも最近は、軽トラックに限り作業員自ら運転するようになったそうだ。こんな状態で「民間委託はんた〜い」は、到底納税者の理解を得られまい。



2003年10月08日(水) 衆議院選挙前哨ポスター戦争

 選挙が近づくと、街中に候補者の顔写真が載ったポスターがベタベタと貼られる。このポスターも実は、法規制がある。

 1)候補者の顔が一人だけ大きく出ているもの
   だいたい、言い訳用の講演会の日付が書いてあるが、この日付に関係
   なく、以下の日の前日までに撤去する必要がある。

   衆議院議員:解散の日、または任期満了日の6ケ月前の日
   その他の議員:任期満了日の6ケ月前

 2)候補者以外に弁士の顔が載っているもの(通称:2連ポスター)

   これも以前は違反と言われていたが、共産党が三多摩地区で使用して
検挙されなかったので、定着したらしい。候補者の氏名、顔の部分    は、全体の総面積の1/3以下で、他の弁士より目だってはいけない。

   このポスターは、各選挙の告示日(衆議院は公示日という)まで貼れ
 る。

 選挙の王道は、有権者と候補者の接触の多さであろうが、それ以外のことでも、各選対は必死に争う。このポスターは、活動量の目安としてわかりやすいので熾烈な場所取り争いが水面下で行われている。実際に、私の友人の会社では、他陣営のポスターを剥がして、自分たちのポスターを貼っていた陣営があった。

 先の区議会選挙では、お店の外壁にあった他候補のポスターの上部に、私が自分のポスターを店員さんに了解を取って貼ったところ、この候補者から大クレームがついて「剥がしていいか」と言ってきた。

 いずれも、気持ちはわかる。しかしだ、この事前ポスターで投票行動を決定した、とのデーターは残念ながらない。ヨソ様の壁や、商店の店頭をお借りして貼るポスター、実は、陣営や候補者自身の自己満足なのではないだろうか。まあ、一部の支持者からは、「よく活動している」と評価されるかもしれないが‥

 せめて、キレイに、整然と貼ってもらいたいものだ。

 祈 ご健闘! 各陣営殿



2003年10月07日(火) 2つの我がまま陳情を不採択

 今日は、午前中、都市整備委員会。午後は、交通問題調査特別委員会が開催された。都市整備委員会が昼休みにかかった関係で、昼食抜きで、次の委員会に参加した。会社にいるときは、昼食抜きは日常だったが、区役所で昼食抜きは、極めて異例だ。

 定例会中は、議案審査が委員会の仕事だが、両委員会ともに付託議案がないので、陳情審査が主な仕事だ。陳情とは、区民の方から「こうして欲しい」という要望のことだが、実に我がままなもの、区議会審査になじまないものなど、実に色々なものが持ち込まれる。

 その中でも、午前、午後、二つの陳情を「即刻否決すべき」と主張した。
午前中は、「自らが住むマンションを建て替えるために、容積率300%を600%にして欲しい」という、管理組合からの陳情だ。こんな陳情を許していたら、都市計画そのものの存在が無意味になってしまう。「それでは、我家も立替えしたいから、容積アップを」となってしまう。ましてや、容積を倍とは、とんでもない。幸い、全会派一致で不採択となった。

 午後のとんでもない陳情は、「〇〇ハイツから蒲田駅まで直行バスを走らせて欲しい」との陳情だ。共産党の婦人フロント組織からのものだったが、これも見識を疑う。この地域には、既存のバスもあり、駅までも15分でいける。しかし、それでは時間がかかりすぎるから、「直行バスを」というのだ。

 そんなことは、〇〇ハイツの管理組合が、バスをチャーターして行えばいい話で、区がやるべき仕事ではない。こんな事が実現できるならば、太田区中のマンションから「うちのマンションからも直行バスを出せ」と、大騒ぎになるだろう。審議も不要である、と主張したところ、共産党以外の会派が不採択に賛成。共産党が採択すべき、と述べ、不採択に。

 やれやれ‥区民のエゴと、公務員のエゴ。その間にある議会。心してかからねば!



2003年10月06日(月) 10月入隊の新自衛官を区長が激励

 三年ほど前から、大田区から自衛隊に入隊する隊員や家族が大田区長を表敬訪問し、激励の言葉を頂くことが恒例となった。つい10数年前までは、区庁舎内を制服の自衛官が歩くことすら憚れたのに、隔世の感がある。

 3月は流石に、防衛大学校、幹部候補生などもあり、相当の人数だったが、今月は、一般2等陸士2名のみの入隊とのこと。自衛隊父兄会会長、協力会会長とともに区長を訪問した。

 1名は、3月に高校を卒業し、就職浪人としてコンビニでバイトをして合格。もう一名は、24歳。空港で警備員として勤務していたが、自衛隊への転職を果たした。

 区長より「自国のためだけではなく、国際平和のためにも活躍してください」との激励を受けた二人は、緊張しながらも、決意を述べていた。

 彼らの入隊資格は、任期制隊員。2年間(空、海は3年)を一任期として、2回まで更新できる。(法的には2回とは決まっていない)2年毎に退職金がもらえる、契約社員のような制度だ。この間に、陸曹(下士官)の試験に合格すれば定年(54歳)まで勤務できる。しかしながら、曹候補士、曹候補学生などの、非任期制隊員も多く、また昨今は、pkoに参加した隊員が優先的に陸曹になるようで、なかなか狭き門のようだ。

 いずれにしても、国防という崇高な任務を担いながら、自らの人生をも切り拓いていける、自衛隊という組織は素晴らしいと思う。



2003年10月04日(土) 小学校の秋祭り(PTA主催)に教員はチラホラ

 今日は、地元の小学校の秋祭り。これは、PTAと、地域三町会が協力して、子どもたちに楽しんでもらおう、と三年前から企画されたものだ。

 PTAでは、ゲームなどをやり、親父の会が設営や、ミニ運動会をお手伝い。区職員の皆さんは、例年、イカ焼きを廉価で実演販売し大好評だ。町会の皆さんも、焼きそばやら、おでんやら模擬店で大活躍。毎年、好天に恵まれ、こどもたちは大喜びの企画だ。

 私も、元PTA役員として毎年、お手伝いをしているが、この学校の教員の姿は、残念ながら少ない。校長先生、教頭先生は毎回出席されるが、その他の教員は、毎回お馴染みの方以外は、お顔が見えない。

 文部科学省も、教育委員会も、「地域と連動した教育活動」を推奨しているが、休日に「職務命令」を出すわけにもいかない。結局、教員の良識と、ボランテイア精神(?)に頼るしかないのだ。

 ある町会役員さんが、「俺たちは、いつもボランテイアで無給だ。先生方も、たまには出て来い」と怒っていた。年がら年中ではない。何故、出てもらえないのだろうか。教員が、地域活動や、クラブ活動で休日出勤した場合には、代休が取れない。これを、何とか、「お金」で解決しようと、議会でも発言をしているのだが、秋の青空の下、学校で、仕事ではない、子どもとの接触、あってもいいのでは‥‥

 来年こそは、きっとネ!

 休日にも関わらず、参加いただいた、区の各主事さん、一部の先生方、ありがとうございました!



2003年10月03日(金) いぬぶし秀一保守新党へ入党か?

 拉致議連や、反ジェンダーフリーの発言で尊敬していた、衆議院議員山谷えり子氏が今日、西蒲田に事務所を開設した。事務所開きのご案内を頂いたので参上した。

 昨日、東京駅近くのホテルで行われた「励ます会」には、某民主党国会議員、民主党都議会議員さらには、自民党元幹事長まで応援に来られたという。某民主党国会議員は「もはや、政党ではない。この国をどうするか、だ。」と挨拶された、と聞いた。そうだと、思う。

 今日の事務所開きには、保守新党の国会議員はもちろん、やはり、国士である、民主党の国会議員も応援に駆けつけた。終了後、保守新党の宣伝カー(素晴らしい車でした!)で、蒲田周辺をまわるが、ウグイスがいない、喋って欲しい、との要請があった。

 いくら無所属になったといえ、つい数日前まで、野党自由党に所属していた私が、与党の宣伝カーに乗ることは、躊躇したが、まあ、元上司(航空自衛隊)の命でもあり、お引受けした。但し、自分の名前や役職は一切話さなかった。

 蒲田の東西を回り、議員控え室に戻ると、早速、何人かから「今度は、保守新党に入ったの?」と質問ぜめにあった。いやはや、早いな〜。
入りませんよ。大丈夫(!?)

 その後、事務所責任者の方が、国政与党の区議団に、仁義を切りたいので紹介して欲しい、との依頼があった。公明党は、3区推薦をされたこともあってか、実に紳士的な対応だった。自民党は、丁度、対立候補予定者の秘書さんがいたこともあってか、「何しに来たんだ」という感じだ。

 まあ、小選挙区は、生きるか死ぬかしかないから、そうなのかも知れないが、戦いは戦い、友情や、人間関係は別、という、フツーの感覚で、これからも生きていきたい、と思った。多分、そんな甘ちゃんは、政治の世界では許されないのかも知れないが‥‥

 

 



2003年10月02日(木) コミニュテイバスは必要か?

 今日は、交通問題調査特別委員会が開催された。新規の陳情は1件。馬込地区(山坂が多い)の方から、「交通不便地区にコミニュテイバスを走らせて欲しい」との要望である。

 都内のかなりの自治体で、コミニュテイバスを走らせているそうだが、黒字なのは、武蔵野市のムーバスだけだ、との報告があった。さらには、イニシャルコストが2億円程度かかるとも。調査には1000万円。

 どうも、お役所がやると、数字のケタがいつも違うような気がする。先日、生活者ネットワークの配慮で、自由が丘のサンクスネイチャーバス、というコミュニテイバスを見学したが、月額80万円で運行されていた。その運行経費は、近隣の商店、企業、大規模店舗により拠出されており、利用者は無料だ。それでも、利用者は、各運行あたり数人。

 絶対に、福祉目的以外で、自治体が運営主体となって、バスを運行するなどという愚行を行ってはいけない。さらには、福祉目的であれば、個別にタクシ-券の配布などの方策のほうが、より効果的である。大田区は、7つの鉄道が走り、バス停の数も、相当多い。先に述べた、小さな公園の公衆便所と同様に、あればいい、というレベルの陳情を採択する訳にはいかない。



2003年10月01日(水) 区議会議員美人秘書疑惑?

 国会では、秘書給与詐欺やら、女性スキャンダルが花盛りである。某党の元幹事長にいたっては、雑誌「正論」紙上で、女性問題をして「家族の理解もあり、政治の場で判断して欲しい」などとのたまう始末。

 さて、街を歩くと、「区議会議員の秘書はいくら出るんだ?」との質問を受ける。国会議員は、政策秘書1名、公設秘書2名が国費で雇用されるので、区議会にも同様の制度があるのでは?との質問だ。答えは、ゼロである。都議会も同様だ。公設秘書の制度はない。ましてや、区議会議員で秘書を持っている議員は、私の知る限りいない。ただ、都議会議員は、私設秘書を雇用しているケースが多いようで、「秘書バッチ」もある。

 ところが、私には、若くて有能な美人秘書が一人いる。彼女は、パソコンの能力に優れ、今日もHPに会議録検索システムをアップしてくれた。さらには、興に乗って、マンガ版「いぬぶし秀一」ストーリ-までアップしてくれた。このHPの日誌と、掲示板以外は、彼女の努力であることを暴露しよう。

 私は、彼女とは、よく泊りがけで旅行にも行く。食事もよくする。先日もサイゼリアのペペロンチーノ(290円)を一緒に食べた。以前は、一緒にお風呂にも入っていた。(最近は、ダメだ)

 彼女の名は、犬伏英理。14歳、私の長女である。

 アリガトウえりちゃん! 親ばかでした‥‥


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