くじら日誌
温かい、紅茶を傍らに。
穏やかで何もない日々だけれど。
せいいっぱい、生きよう。

2006年09月01日(金) しばし。

しばし、この電脳世界から離脱をしてみようかと思う。
このご時世、完全な離脱は無理だとは思うのだけれど、
自分自身で何かを記したり、思いを刻んだりすることを
これまでよりも、ずっとずっと少なくしてみようかと思う。


今まで、わたしはこの世界にたくさんの言葉を残してきた。
ときには感情的に、ときには穏やかに、ときには涙と共に。
それでも、わたしはできるだけ考えて
できるだけ丁寧に言葉を残してきたつもりだ。
おかげで、学生時代よりも言葉を綴ることがずっと上手くなったと思うし
ありがたいことにわたしの言葉を褒めてくださる方もいた。

だから、こうして言葉を残すことがとても楽しくて、幸せだった。


でも。


たまたま覗いた、見ず知らずのひとの、ほんの些細な一言に
鋭い刃で身を貫かれたような感情を抱いてしまった。
そうして、辛く悲しいという感情と共に、
自分はどうなんだ?という疑問が湧き出してきた。
わたしが残した言葉によって、誰もが傷ついていないと
果たして言い切れるのだろうか、と。


そんなことずっと考えていた。
だから、この無機質な世界に留まることに、少し疲れた。

少し、休もう。


 < 過去  もくじ  未来 >


小種 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加