消息






2005年10月23日(日) 一周忌


 よく考えてみると、中越地震からもう一年なんですね。はやいなあ。俺は震災地に実家があります。実家は、本棚がすべて倒れたとかそのくらいだったみたいだけれど、山古志(かなり酷かったところ)の友人は丁度帰省していて、家が半壊だかで、ヘリに助けられたらしい。未だに仮設住宅生活のひともいますもんね。それでも、命を落とした人が阪神大震災とかよりもかなり少なかったのが救いだとおもう。少ないからいいってわけじゃあ無いけれど、知り合いの訃報は聞かなくて済みました。
 実家ですが、本棚が倒れたり壁がひび割れたりひとりで留守番していた犬が物凄くビビっていたりした様ですが、何故か食器棚だけ無事だったらしい。因にその食器棚は一回俺が扉のガラスをかち割ってしまって(そしておこられて)ガムテープで補修したその上に(腹いせに)ドラゴンの絵を描いておいたやつなんですが。父親が笑って「その竜が守ってくれたんだよ」とかいってましたが。まあ割れなくて良かったが。
 で、その父親は病院に勤めているのですが、其処に、車ごと生き埋めになってひとりだけ助かったおとこのこが運び込まれたらしく。その取材をしにマスコミが詰めかけて、駐車禁止のところに迄車を止めるので非常に邪魔だったそうだよ。普通の入院患者さんとかにも邪魔だったのじゃないかしら。
 今大学に通っているんで一人暮らしですが、それなりに実家に近いので、此方も結構揺れました。俺は丁度映画館にいたんですがラスト二十分のところで少しぐらぐらっときて、後ろの人に蹴られでもしてるのか?と思って「?」としていたら更に揺れが大きくなって横の友人が「地震?!」といったのを聞いてやっと「ああ、地震か!」と。なんか莫迦だな。そしてあまりに揺れが長かったので、ちょっと酔いました。なんだそれ、地震で酔うて。どれだけ揺れたんだ。因にラスト二十分は未だ観ていない。
 ついでに書いておきますが、地震などが来たとき、開き直ってなのかわかりませんが、取り敢えず気が大きくなってしまう(「もうなにも怖くないわ!」的な。あまりのことに笑ってしまったりとか。俺もなりました。)傾向があるらしいですが、あまりよろしくないそうです。出来るだけ慎重に行動してください。いや、もう地震とか懲り懲りだけど。亡くなってしまわれた方の御冥福祈り。何にせよ、早いとこ復旧するといいなと。思ってるだけじゃ何も変わらないだろうけれど兎も有れ思っておきます。




2005年10月18日(火)


 えっと。PCは半月程度前に治りました。純粋に忙しかったので最低限のこと以外なんにもできなかったですが。PCはと言うと、ハードディスク全壊だったわけですよ。内蔵移植されて帰ってきました。ソトッツラだけおなじで中身はまっさらな別物な訳です。なんかこう、傷とかは遺ってるんですけどね。クローンじゃないけどなんかそんな微妙な気分。以前あるひとのところでみた話の劣化コピーのような話が書けそうだ。で、バックアップを一ヶ月前にしかとってなかったんで、一ヶ月程度の記憶喪失になってくれました。書いたレポートが消えやがりました。えええ、コピーしてなかったよ……。あとあれだ、やってたゲームがな。まあクリアしたからいいっちゃいいんだが。一ヶ月って結構蓄積あるんだなと。おもった。

 大学で今勉強しているのは社会学。社会問題やそんなことばかり考えているとなんだか日常生活においても疲れる、だってすぐ身近なところにそれがある。つくられた枠のなかで、それに疑いも持たずに生活していたら楽なのかもしれないな。けれど、「知らない」枠のなかに自分が居るということの方が、俺にとっては怖いことだ。だから知ろうとするし、それによって疲弊しても、知らないよりは全然ましだ。「あたりまえ」のことが「あたりまえ」でない、ということ。そういった視点は或る意味で、枠のなかで安穏と暮らしているひとびとを困惑させたりする視点だったりするけれども、けれどやっぱりそういう視点、を俺は持っていたいと思うわけで。


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