403 Forbidden

2004年06月30日(水) 選択肢

昨日の仕事の失敗を取り戻すべく朝1時間早く会社に行く。

誰も居ない会社で、ガシガシ仕事をしていたら、
早起きで体に負担があった所為かいきなり鼻血。
でもまあ、鼻血には慣れているので、
周りには気がつかれないように鼻の奥にティッシュを埋め込むと
何もなかったかのように遅れを取り戻した。

で、なんとか早く上がれそうだったので、大学へ行くことにする。
そういえば今日はずっと楽しみにしていた講義だったな、
と思いながらも、遅れて会社を出た。
だが、その遅刻を後悔するほどの内容。

さらに、7月に入ればレポートが3本に試験が1本と判明。
いつ勉強するんだ、と半ば自嘲的。

普段から仕事とオフのメリハリをきちんとしておけば、
今日も、こうはならなかっただろう。
だからと言って何でも秒単位に出来る訳ではないし、
全てが上手くいくわけではない。
失敗なんて誰にでもあること、という君の言葉を思い出す。

次の講義は中国市場における日本企業の進出と経営戦略について。
そこで、教官が面白いことを言う。

「経営とは捨てることである」

いくつもある選択肢の全てをとることは出来ない。
限られた判断材料の中で、もっとも良いという結論を出す。
当然、それ以外の選択肢は捨てることになる。
全ては上手くいくわけではない。
どの選択をするか、そこが経営の醍醐味なのだ。

そして、それは人生にもそのまま当てはまるのだろう。
限られた判断材料の中で、結論を出す。

資本は自分自身。
どんな選択肢を選んでも後悔はしないつもりだが、
いつか大きな実を結ぶように、そのために頑張りたい。



2004年06月29日(火) 反省

昨日の日記を読むと、なんだかいい感じに壊れてきているようで
冷静に見てられない。消してしまおうかと思ったくらい。
だが、自分への戒めとして、未来永劫晒しておくことにする。

今日、帰り際に仕事で失敗。
先週やらなければならない仕事を忘れていたり、
今日の仕事を手順をミスって終わらせられなかったり。

仕事が出来ない、と思われるのも悔しいし、
本当にできないのも悔しい。
いや、毎日これでもかとそれなりに頑張ってはいるのだけれどなあ。
しっかり反省して、明日はもうちょっと頑張らなければ。

---

昨日、珍しい友達からメールが来た。
大学のときの同級生だが、子供が生まれたそうだ。
奥さんが難しい病気でどうなるか、油断できなかったところなのだが、
無事に母子共に健康のようだ。

そのことを日記に書こうと思って、昨日はすっかり忘れていたよ。

---

最近、食事の管理に気を使っているせいか、体重が落ちてきた。
一時はヤバイほど体に肉がついてきていたのだが、
夏にあるOB戦に向けて体を絞らなければ、と思ってのこと。
子供の頃はアバラが浮くほどのガリガリ君だったのだが、使い方がダメだなw
やはり運動不足と加齢の影響は避けられないらしい。

よし、これからは食事と運動に気をつけるぞ、と思うのだが、
まずは十分な睡眠だな、と日頃の寝不足をここでも反省するのでした。



2004年06月28日(月) 匂い

日記に仕事帰りの話題が多いのは、
その日の最後の出来事が鮮明に残るからだろう。
今日も終電。いつもの地下鉄。

降りる駅の階段に近いように、いつも車両の最後尾のドアから乗る。
そこに、今日は一組の親子。

終電で帰るときはいつも見かける母娘。
多分夜の商売なのだろう、母も娘も夜に合わせて濃い目の化粧。
娘は肩口に大きな花のタトゥ。

降りる駅は一緒なので、駅についてからもつい目で追ってしまう。
甘い香水が匂う。少しクドイ。

---

終電だというのに、駅に人影は多い。
だが喧騒から離れていくうちに、人の気配は薄くなり、
夏独特の草木の香りの中を歩く。
自分が立てる衣擦れの音と、坂に抗うための呼吸が唯一のBGM。

今日は日記に何を書こうか、とか、
君の香水はどんな匂いだったかな、とか、
記憶を整理しながら歩く。

いつもの坂道を上がりきり、下り坂を左に折れる、その角の
電柱の影に猫を見つけた。

むこうもこちらを見ていた。

カバンの中にはデジカメがある。
写真撮ろうか、いや、フラッシュで猫が可哀想だ、と思い直して
足を家へ向けると、首輪の鈴がチリン、と鳴った。
一瞬だけ足を止めたが、気を取り直して歩き出した。
歩きながら、あの猫の目が何かに似てるな、と考える。
そして思い出した。

君の目に似ていたんだ。

安上がりな出会いにちょっとだけ嬉しくなって、
それを伝えようと、日記を書いている。

君の香水がどんな匂いか思い出せないけれど。
いままで嗅いだことの無い匂いだったな、と覚えてはいるけれど。



2004年06月27日(日)

一週間遅れてしまったが、
父の日のプレゼントを買いに行く。

正確には、一つはもう買ってあったのだが、
それでは金額的に母の日のプレゼントよりも劣るので、
少し買い足して送るためだ。

悲しいことに、自分の父の好みを良く把握していないのだが、
万人に受け入れられるだろう、という理由で
駅の電気屋で「ラストサムライ」と「ファインディングニモ」の
二本のDVDを買う。
それと既に買ってあった「安いけれどとても使い勝手の良い傘」を
セットにして宅急便で送った。
今日のノルマはこれで終了。

その後近くの眼鏡屋で取り寄せの依頼をして、暑い中早々に帰ってくる。

久しぶりにちょっとだけズルをして、クーラーをつけた。

---

眼鏡屋では、前日に書いた恰幅のいいおばちゃん店員が
昨日のことを覚えてくれていて、
やはり丁寧な受け答えで気持ちがよかった。
在庫があれば、明日にでも電話を入れてくれるという。

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日曜に働いている人を見ると頭が下がる思いだ。
まあ、他の平日に休みは取っているのだろうけれど、
人が休んでいるときに働いている人がいるからこそ、
僕らは豊かに生活しつづけることができる。
人と人とが、まるで複雑なパズルのようにお互いを干渉しあい、
助け合っている社会。

僕が音楽を作ろうと思った原点は、
頑張っている人たちの応援歌を作りたいという
自惚れだったのだけれど、
いまこうやって社会人になり、社会の一端を担う仕事をしていることで、
それは達成されている。

まあ、それだけでは満足できない、という俗な考えもあるけれども。



2004年06月26日(土) 風景

せっかくの休みを有効に使おうと出掛ける。
しかし、家を一歩出ると外はとても暑く、
三歩で家に戻りそうになった。
まあ、暑いだろうと薄着をしていたのだが、
中にTシャツを着なかったので、
シャツが汗に濡れて肌に張り付いて
逆に不快な思いをした。

わざわざ1時間ほど電車に揺られたにもかかわらず、
目当ての二つの店のうち、一つは期待はずれ、もう一つは休み。
失望のうちに地元へ戻ってくると、
そこにあったというありがちな落ち。

話し掛けてきたやたら恰幅のいいおばちゃん店員は、
今日は見てるだけ、と宣言する僕にも丁寧に対応してくれた。
普通はネットで買えば1万円安くなるところなのだが
心が揺らぐ。

多分ここで買ってしまうだろう、とその風景が見えた。

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日記で良く出ている「もう一つの仕事」とは、ソフトウェアの開発なのだが、
本職でないが故に使える時間は限られている。
そんな中で、同じようなシステムのものをそれを生業としている人が
作っているのを知る。
これから頑張ってやろうとしていることを先回りされたような気分。
規模的には、個人でやっている僕は勝てそうに無い。

しかも、ある分野ではそれが結構話題になっている。
悔しい。でも、ここで踏ん張るしかない。
そう、自分に言い聞かせる。

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前にも書いたが、昔の友達が結婚することになり、
二次会の幹事を任せられている。
電車を待っている、駅のホームのベンチで彼に携帯メールを打ちながら、
その関係の用事があって君の家の近くまで行ったとして、
僕達は会うことができるのだろうか、とほんの少し考えた。

ある風景が見えた。
それが現実はどうかわからないけれど、
ほんの少し幸せな気分になった。



2004年06月25日(金) 辞める

金曜は会社の飲み会だった。
会社がどうだの、人生がどうだのと、
他愛も無く、ただ楽しく話をしてきた。
だが、1次会が閉められて、
そのまま2次会へなだれ込むところを、
抜け出して帰ってきた。

別に雰囲気が悪かったとか、好きでないとか、
そういう俗っぽい理由ではなくて、
ただ単に疲れていたからだ。
普段なら、無理を押して2次会に参加するところだが、
今週は特に精神的に参っていたので、
早めに帰宅しておきたかったのだ。

寝れば少し良くなるだろう、と思って、
とっとと布団に入る。

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幸せの順番待ちをすることは、愚かである、と多くの賢者が言った。
幸せはなるものではなく、発見するものだとも聞いた。
だが、愚かであっても、それが幸せの行列でなかったのだとしても、
とりあえず並んでおきたい。
僕は欲張りだし、
今は列を離れる理由も、
その勇気も少し足りないのだから。

僕が会社を辞められない理由はこんなふう。

今月末に、また一人同期が辞めていく。
うらやましいと思う気持ちと、純粋に頑張って欲しいという気持ち。

さて、今日も動き出すか。



2004年06月24日(木) 一番最後

初めて一人暮らしを始めたのは、社会人になってからだった。

大学生の頃は、一人暮らしをしていた友人をうらやましく思ってはいたが、
親に金を払わせてまで家を出ようとは思わなかった。
そんな理由から、とにかく早く就職し、自分の部屋を持ちたいと思った。

会社の寮は借り上げのワンルームマンションで、
僕の理想はほぼかなえられた。
6畳より少し狭い部屋に、大した荷物もなく暮らし始めた。

当然インテリアも考えた。
目指すは、生活感の無い、何も無い部屋。
だが、最初はテレビも無かったその部屋も、半年も経てば
雑誌や音楽機材で一杯になった。

自分が自由に使えるお金が出来て、ようやく一回りしたのだろう。
いま欲しいものは、お金で買えないものばかり。
そして身の回りのものは段々減らす方向に来ている。

だが、捨てられない服は部屋の隅のダンボールに入れられたままだ。

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帰り道に、ちょっと妄想する。
自分はどこまで出来るのかわからないけれど、
やってみる価値はあるだろう、というような妄想。

歳を取ったのか、開き直ったのか、
自分の存在によって幸せになれる人が、
一人でも増えればいいと、最近本気で思うようになった。

当然、自分が幸せでなければ、人を幸せにすることなんて出来ないんだけれど。
でも自分が一番最後だ、というのは、友達が僕に言った言葉だけれど、
本気でそう思う。そういう性格なのだ。



2004年06月23日(水) 眩暈

会社の休憩室の窓は、紫外線を遮断するようにできている。
すぐそばにカップ自動販売機があって、
頻繁にコーヒーを飲む僕にとっては、
コーヒーが淹れられるまでの間の僅か数秒、
いつもそこから外を眺めることを許される。

一枚のガラスを隔てた向こうは、太陽が燦々と降り注ぐ世界。
こちら側は、その何パーセントかを失った世界。

遠くには、大きな建物が見える。
野球場のライトは、いつも向こう側を向いている。
真下の道路に、親子連れが歩いている。

酷く遠い世界のような気がする。

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会社に居る時間が長すぎて、少し体も心もおかしいな、という感覚がある。
だがその分のお金を貰っているのであまり文句ばかりも言えない。
ボーナスの明細を今日貰ったのだが、勤め初めて今回が最高額になっただろう。
去年は業績の悪化から散々たるものだったので、余計に貰いすぎに感じる。
身を削ってお金に替える作業はそろそろ終わりにしたいのだが。

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仕事から解放されて、遠かった世界に急に放り込まれると、
いつも、ほんの一瞬だけ眩暈を覚える。
それだけなのに、まるで誰かに叱られたように
常に上を向かなくてはと空を見上げる。



2004年06月22日(火) ノスタルジック

台風一過で空は青かった。
唯一駅ビルの上に横にさっと筆で書いたような雲だけが、
台風が過ぎたことを唯一証明している。
そんな彼も、温帯低気圧となってしまった。

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大学の帰りにマクドナルドへ寄る。
軽く夕食を食べるのと、無線LANを使わせてもらうために。

いつもは友達と話をする場なのだが、
今日は携帯にメールしても返事が来ない。
まあ、良くあることなので気にはしていないが。

ネットワークの整備された店は、長居をするには最高で、
落ち着いて仕事をすることができた。

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まるでCMのような話だが、子供の頃、母の買い物へついていくと、
必ず昼はマクドナルドへ行くのが習慣だった。
当時はハンバーガーといえばまだ普通の外食に近く、
ちょっと食べるにもそれなりの料金を取られていた時代。

まだ下の妹が生まれていない頃の、
それどころか本当にそんな思い出があったのかすら曖昧なほど過去のことを
なぜ今になって思い出さされるのかわからない。
母と、妹と、自分とがそこにいた一瞬の、
ただその風景が記憶の奥に残っていた。

ただ、もはやあの時代は過ぎてしまっていて、
二度と戻らないというノスタルジックな感情だけを抱えていて、
きっとこんなことを考えるのは日記を書いている所為なのだろうと
少し、遠くにいる人達のことを考える。



2004年06月21日(月) 存在

会社を出ると、予想通りの風と予想外の暑さ。
雨が降ると思っていたのに、少し残念だったり。
まあ、降ったら降ったで文句を言うのだろうけど。

野球場の上の雲はかつて見たことの無いほどの速さで
左から右へと流れていた。

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帰りの地下鉄で、PDAを取り出して、
君の写真を眺めた。
かなり前の写真で、それなりの回数は見ていたのだが、
今日新たな発見をした。

そこには、
触れたいと思っても触れられない距離にいるのが不思議なくらいの、
君の存在を感じる。



2004年06月20日(日) 四季

日記が書きかけだったのに飛んだよ。
まったく。

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暑い。

台風が来ているようだが、日中はいやになるほどの蒸し暑さ。
しかし昼間あれほど暑かった空気も、
夜半を過ぎてゆるやかな風をまとっているようだ。
夜になってから、嵐の前の奇妙な静寂の中、
キーボードをカタカタと鳴らしてもう一つのほうの仕事をしていた。

それをさっきまでやっていて、結構進んだかなと思える程度までは行った。
昨日の出勤の代休がどこかでもらえるはずなので、
遅れ気味なところを少し挽回したいものだ。

その前に、嵐の準備をしないと。

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でも、台風は嫌いじゃない。
台風に限らず、大雪なんかも悪くない。
体を水に濡らすことで、我々は自然の力には無力であることを
肌で感じる、その様相が面白いと思っている。

前に会社帰りに大雪に遭った時、猛烈にテンションが上がって、
あちこちでスタックしている車を押して廻ったことがあった。
今考えても、我ながらアホだなあと思うのだが、
あのとき感じていた自然への畏怖と敬意は、
逆に自分自身への存在確認であるとも言える。

というには大げさか。
台風が過ぎれば、本格的な夏。

夏暑いから、秋が楽しみ。
冬寒いから、春がいとおしい。

四季がある日本に生まれてよかった、と思う瞬間。



2004年06月19日(土)

休日出勤を免れることができず、今日も出勤となった。
だがいつもそうなのだが、休日出勤だと朝も無理なく起きられる。

まあ、昨日はさすがに疲れていたし、起きられないと困るということで
速攻寝てしまったのだが、朝7時には快適に目が覚めて、
いつもより30分も早く会社に着く始末。
着いたらついたで、のびのび仕事ができて効率もいい。
なぜ平日このようにならないのか不思議だ。

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今日例のパソコンが届いた。
さっそく開けてみたのだが、自分が買ったという感じがないせいか、
あまり喜びがない。
そういえば、若い頃はそれこそ毎日のように感じていた
あの感動・感激がいろんなところで薄らいでいる感じがする。
それだけ経験を積んできたといえばそれまでなのだが。
...イカン、ネガティブになってるな。

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一歩一歩踏みしめて歩いていくと決めていても、
ずっと気になってしまうことがある。
まるで靴の中に小さな石が入ってしまったかのように。

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今朝君の夢を見た。
でも二度寝してしまって、どんな夢かは忘れてしまった。
ただ、二人で並んで歩いていた、
そのイメージだけは残っている。



2004年06月17日(木) 生まれ変わる

終電まであと1時間というところで、集中力が途切れてしまった。
同僚のアドバイスを素直に聞いて帰宅する。

途中で夕飯を食べるため定食屋に入り、食券を買うと、
奥で怒鳴っている客がいた。
なにが原因かはよくわからなかったが、
ビールを飲んで酔って気が大きくなっているのだろうか、
アルバイトじゃ話がわからんと店長を呼べとの一点張り。
どうがんばっても店長が来るには15分掛かるという店員の声も聞かず、
今来いとバカなことを言っている。

周りは、といえば、聞いているような聞いていないような、という素振りの
客ばかり。
僕も食券さえ買ってなければ店を出て行っても良かったのだが、
今このまま帰っても逃げたようで悔しい。
ということで、そいつをじっくり観察し始めた。
だが、あまつさえメモも取ってやろうか、と手帳を取り出したところで、
その男はいきなり、帰る、と言って帰ってしまった。

店員も客も呆然。

酒の勢いが弱まってきたのか、あるいは店長が来ると分かって
退散したのかはわからないし、そして僕は正義のヒーローでもない。
何もしなかった償いに、と、なにか店員に話し掛けて、
緊張でこわばった神経を解きほぐそうとも思ったが
余計なお世話かとやめた。

ただ一つ、食べ終わった後のごちそうさま、をいつもより大きな声で言った。

---

梅雨の時期にふさわしい、高い湿度でねっとりとした空気の中、
流れ星はおろか、星も月も見えない空の下を歩いた。
数分前の事件を少し回想して、自分が店員だったらどうか、
店長だったらどうかをシミュレーションする。
そして、どちらにしても毅然とした態度でいられれば、
ああいう場合でも大丈夫だろうという結論に達する。

そこまで考えていたら、地下鉄のホームに着いたとたんに
どっと疲れが来た。今日は早く寝よう、と思いながら終電一本前の列車に乗る。
何度乗っても好きになれない穴倉を走り抜けながら、
僕は空の上の星々を想像した。
羽化するまえの蝉はきっとこんな気持ちに違いない。

そして僕は彼らと同じように、なまぬるい地下から地上へと這い出した。
その瞬間、大きく開く空に、大きく羽根が広がる様を想像する。
生まれたときのように。生まれ変わったように。

でも彼らとは違う。
僕はこの瞬間を何度も迎える。
僕は何度でも生まれ変わる。
そう考えていれば、なんでもできるだろう。



2004年06月16日(水) 望遠鏡

今日はまた大学をサボってしまった。

理由を挙げるとすれば、
会社を出る時間が微妙だったため、
大学の校舎にカギが掛かってしまうから、だろうか。

社会人受講生はカギを持っていないので、
入れないのは仕方が無いのだが、
大体は誰かが入るか出るかするのを待って入れてもらうというのは
ちょっと辛い。
わざわざ遠くまで、遅くに行って、
入れるか入れないか分からない情況でドアの前で待ちつづけるのは
耐えられ無そうだったのだ。

で、途中で夕飯を食って、さくっと家に帰ってきた。
帰ってきてからダラダラと過ごしていたのだが、
さすがに時間が勿体無いと仕事を少し片付けた。

昨日に引き続いて、大きなイベントがあったわけでもなく、
こんな感じで一日が終わってしまったのだが、
気分は悪くない。
欲を言えば切りは無いのは分かっていることだ。

---

今日、給与明細が来た。
給料は残業とGWの休日出勤とで大変なことになっている。
だが、今はそのお金の使い道がない。
物欲が著しく減退してしまったのは、歳を取った証拠なのか、
それとも、本当に大事なものは金では買えないのだと、
つまらない諺に縛られてしまうからか。

いいさ、株にでも手を出してしまうからさ。

---

鬱というわけではないのだが、どうしたらいいのか分からないときがある。
一つ一つ丁寧に片付けていけば道は開けるとは分かっているのだが、
気が遠くなるような遠い先を、ほんの少しだけ見通すための
望遠鏡でもあれば、少しは救われるのになあと、
つまらないことを考えたりした。

今まで生きてきて、そんなものは無いって分かってるのにね。



2004年06月15日(火) 一日

今日は大学の日。
昨日、少し寝不足でかなり疲れていたらしく授業中にウトウト。
頑張って行ったのに勿体無い。

帰りに友達と話をする。
もう一つの仕事の方は、また状況が変わって
先生が本気で誰かを雇おうという話になったようだ。
そのあたりは友達の方でなんとかしてくれるということなので、
もう任せっきりにすることにした。

話しているとき、目の前で煙草を吸われたが、
禁煙の壁はなんとか崩されずに済んだ。

煙草を止めて、空気が美味しい。
まあ止めるたびに思ういつものことなのだけれど、
今日通勤途中で歩き煙草をしている人を見て、
ああ、これが人の振り見て〜なんだろうな、と考える。

---

今日は大したイベントもなく。
淡々と一日が過ぎた印象。
だからといって、要らない一日では無かったけれど。



2004年06月14日(月) 青空

休みなのをいいことに、ダラダラと寝てしまった。
昼過ぎから用事があったのに。

天気のいい日に地下鉄に乗るのはなんだか癪だったのかもしれない。
時間が読めないので、平日は滅多に乗らない車で出掛けた。

丁度お昼時、道は空いているとは思っていたが、
あえて裏道を選んで走った。
暫くやたらと縦長の風景を走ると、急に視界が開ける。
青空が突き抜けるいい天気だ。
どこの道を行こうかとぼんやり考えていると、
後ろからクラクションを鳴らされた。

用事のあるビルの近くに車が停められず、
やむなく少し歩いたチケット制パーキングに停めた。
ビルまでの道を歩いていく。
途中の交差点を渡るとき、振り向くと海が見えた。
初夏の日差しを浴びた緑の木々と青い海、
ただ塗りつぶしただけのような何もない空。
記憶の底を浚うような、デジャブにも似た感覚。

思い出の向こう側の景色は、いつも青空のような気がする。
しかしそれは、都合のいいように書き換えられた記憶。
ただ、でもそれはそれでいいのかもしれない。
懐かしい思い出に曇り空は不釣合いだ。

遠くで君の声が聞こえた、そんな気がした。
空耳だとわかっていても、振り返った。



2004年06月13日(日) 昼寝

昼前までごたごたと家事をしたりしていたのだが、
昼を過ぎてにわかに軽く頭痛を覚えた。

昼寝をすれば楽になるかな、とソファーに寝そべり、
昨日買った上着を体に掛けた。
テレビの音も遠くで聞こえるくらいの音量にして、
目を閉じる。

ここのところ、寝てはいても頭が常に働いているような感じがして、
寝ていても疲れが取れなかった。
今日も今日で、もう一つの仕事のことが気になって
昼寝をしようかどうか少し悩んだのだけれど、
ちゃんと休むことを第一に、と理由をつけて眠ることにした。

---

子供の頃、僕は母が働いていた伯母の家の近くで一人で遊ぶことが多かった。
母も目が届くところに子供がいるので安心できるし、
僕は僕で近くに一緒に遊べる同級生もいたので別に不便もしなかった。
同級生がいないときは、伯母の家に戻ってよく寝ていた。
誰もいない広い今よりもテレビのあるダイニングの方がお気に入りで、
そこで子供にはよくわからないドラマやスポーツを掛けっぱなしで
昼寝をすることが多かった。

---

いまでも昼寝というと、遠くでテレビの音を鳴らせて、
寝てるのか起きているのか分からない、
眩しい光の差し込む水中を漂っているような感覚を伴わせる。

乳白色のその眠りは、いつも僕を漂白するかのようだ。
そしてそこから目を開ければ、いつもよりほんの少しだけ広い部屋で
僕は存在していることを確認する。



2004年06月12日(土) 立ち止まる

休日なのにこんなに遅くなるのは、
ちょっとした事情があったからである。
気分はあまりよくない。

---

病院へ1ヶ月ぶりに行く。
先週予約はしていたのだが、起きれなかったという理由で
行かなかったやつだ。
今日も、予約とは30分遅れで病院へ行き、
そこから30分ほど待たされた。
これは自分が遅れていったのだからしようがない。

掛かっているお医者さんは女性なのだが、
物腰が低く好感が持てた。
最初に診察を受けたときは、話をしているうちに
思わず涙がでるような状況だったのだが、
今日晴れて定期的な通院は解除された。
薬も、処方されなかった。(というかこちらから断った)

ただ、また不安定になったら来ます、と逃げ道だけ作っておいた。

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病院を出て、近くに買い物に出た。
いい眼鏡が置いてある店を前に調べておいたので、
ちょっと覗きに行こうかと思ったのだ。

やはりいい眼鏡はいい。
ちょっと掛けるだけで、重さが全然違うのが良く分かる。
そこらへんの安売りの数倍の値段はするが、
それだけの価値はあると思う。

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落し物が戻る確立が低いように、
過去を取り返す可能性は低い。
もう起きてしまったことは仕方が無いとして、
前へ前へと進もうとはするのだけれど、
たとえば今日みたいにちょっと立ち止まってみれば、
少し物事が見えてくるのかもしれない。チャットとりあえずできたのだが。眼鏡もいいカタログページがあるのだが。どうやって伝えようw



2004年06月11日(金) 共有

今日は終電。
家に帰って飯食って風呂入ったらこんな時間です。

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4月から自分の会社に戻って今までと毛色の違う仕事を始めたわけだが、
ここにきてようやく仕事を理解してきた。
仕事は相変わらず忙しいが、なんとかやり過ごしているし、
やっとうまく廻らせる方法も身についてきた感じ。
こうなってくると、精神的にも大分楽である。

占いも今月は先月とは打って変わって好調だし。

だが、往々にしてそれは仕事が収束する間際。
今の仕事は7月中旬で終わることになっている。
次の仕事はまだ決まっていない。

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今日、休憩中に一人でぼんやり考えていた。
去年の今ごろは何をしていたのか。
あんまりはっきり思い出せないが、毒にも薬にも成らないような
なんとなくこなせるような仕事をしていたような気がする。

それが半年前、忘れ物が戻ってきたように「気がついて」、
それから、まあいろいろあったけれど今日がある。
全てが思い通りに行っているわけではないけれど、
何もできない、何もしていない不安感はない。
ただ呆然と過去を振り返って過ごすこともない。

この気持ちを共有できる人が、そばに居ないのは残念だけれどね。フィーバーーー!!!かいw真面目に選んでくれるのかしら?ネットで調べてこういうの、って教えてくれるってのはどう?



2004年06月10日(木) 勝負

つい一ヶ月前くらいに、合コンに来ていた女の子に
偶然街で出会った。

その時は気にはなっていたのだが、
ちょっと話しただけでお開きになってしまい、
僕の記憶からは消去されようとしていた子。

ばったり会って何も話さないのも変か、と思い、
お茶に誘った。

なんとか共通の話題を探そうと趣味の話や、
最近の出来事など他愛もないことを話した。
向こうも出方を探ってるような感じがなんとなく可笑しくて、
この子と仲良くなろうというよりは、
この場を楽しんでやろうという気になった。

結局、他愛もない話も尽きたころ、
彼女がそろそろ帰らなきゃ、と言う。
一応礼儀かと思って、連絡先を聞いておいた。

向こうはJR、僕は地下鉄と方向が逆だったので、
カフェの前の交差点でサヨナラを言った。

背中に視線を感じながら、ここで一つ賭けをした。
僕が気のある素振りを見せて向こうを振り返れば、僕の負け。
そのまま地下鉄の駅に入れば、僕の勝ち。
なんとなく、振り返ったら二度とこの世に戻れないという
地図にない路地裏の話を思い出していた。

なんとか一度も振り返ずに地下鉄の階段を数段下りて、
そっと戻って彼女の方を覗き見ると、
カバンから携帯を取り出して、誰かにメールしているようだった。
きっと彼氏か誰かなんだろう。

賭けには勝ったが、勝負に負けた、そんな気がした。眼鏡さ、もし選んで欲しいって言ったら?うわ、選んでくれてもいいぜwここじゃモドカシイ。レンタルチャットでも用意しとこう。じゃ、今日は寝ます。



2004年06月09日(水) また明日

今日は2コマ授業があるうちの1コマが休みだったので、
それだけのために行くのも大変だろう、
と休みにしてしまった。

だが普段でも水曜日は定時退社日なので7時には会社から追い出されてしまう。
平日の夜に暇になることは滅多に無いので、
常日頃から思っていた眼鏡の新調を、
と思って買い物に出るが、
普段の疲れからか、ちょっと大きな街へ出たとたんに気分が悪くなった。

折りしも外は雨。
逃げるようにして家路に着く。

電車を降りて少し落ち着くと、
駅前の花屋がちょうど閉店の支度をしていた。
戒めを解かれ、雨の恵みを受けていた花々の中でも、
季節の菖蒲がひときわ色濃く映えていた。
見上げれば大粒の雨が放射状に落ちてくる。
人にとっては気分を暗くする梅雨も花にとっては命の季節なのだと、
このとき、再認識した。

遠くで信号が青に変わった。
折り畳み傘を構えながら、その場からゆっくりと離れていた。
後ろで菖蒲たちが雨に揺れて、手を振っているように見えた。

まるで、笑顔でサヨナラを言われたように。
そうだね、また明日。夜になると目が辛くなるんだよね。やっぱり安いのはダメかなあって。次は全然違うデザインのにするつもりwまあ、俺も思うところはあるが。おやすみ。



2004年06月08日(火)

いま本職とは違う方向で仕事をしているのだが、
そちらの友人の計らいで、
仕事用にパソコンを用意してもらえることになった。

もともとはその仕事を請け負う報酬の一つとして
借りられるということにはなっていたのだが、
ちょっとゴタゴタした関係であまり期待していなかった。

そうやって、どんどんPCが増えている気もする。

手元には、売るにはもったいない、と思っているものが2台。
だが、今の時代はパソコンはナマモノ。使われないのは勿体無い。
今月中にはどうするか、考えようと思う。

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仕事から帰ろうとすると上司に呼ばれる。
聞くと、去年の評価を通知だそうだ。
いかにももっともらしい理由を並べて結局は標準となった。
去年は自分では怠けたほうかと思っていたので
評価としては良いほうなのだが、
これが最高ランクになるとボーナスも二ヶ月分くらい違うので、
微妙に悔しいような、そうでもないような。

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今日はなんだか冴えない。
気分にムラがあるのは珍しいのだが、
そういう日も、たまには必要なのかもしれない。ページ、もうちょっと待ってね。

タイトル付け忘れてるし。今日は寝よう。



2004年06月07日(月)

深夜まで残業していて、ふと思った。
昨日頭痛だと言っていたけれど、
そのまま倒れていたりしたら。
もしもベッドでそのまま、
動かなくなってしまっていたら。

一度頭に擡げてしまった想いは容易に頭から離れず、
離れないということ自体が余計に僕を不安にさせた。
つまらないことだと思っていても、
君の証がログに残ったのを見てどれだけ安心しただろうか。


家に帰ってまた思う。
ネットに残った言葉は発信した本人が死んでも残ってしまう。
それがいいことなのか悪いことなのかわからないけれど、
インターネットの発達が進んでも、まだその問題は解決していない。

時々覗いていたMac関係の情報を扱ったページのオーナーが
癌で亡くなったらしい。その人は最後まで自分は生きて戻るのだと信じて、
プロバイダのパスワードを誰にも伝えてなかったという。
また別のページでは、21歳の女の子が白血病で死ぬ前の日まで書いていた日記の、
その生き様が、彼女の元を離れてなお残っていた。

こうやって毎日日記を書いていることが
生きている証である、なんて意味ありげに言ったりはしないけれど、
せめて生きている間は、毎日書き綴っていくつまらない文章には
責任を取り続けたい、と心に誓う。日記を見るために夜遅くまで起きてるみたいだし、チャットは体に良くないと思ったりするのだけれど、言葉を残せる場所が別に欲しいと思う。メッセは立ち上がってないと残せないし。今度は俺が用意するよ。



2004年06月06日(日) ボーナス

今日も残っていた仕事を片付けるためにずっと家に篭っていた。
外は折りしも雨。梅雨入りしたとテレビは伝えていた。

まだ6月だからだが、ジメジメした暑さが無くて助かる。
今日も一日窓を開けっ放しにしていた。


休憩中にある掲示板を見ていると、「初恋の人の名前を言い合おう」という
下らないが無駄に盛り上がる話題があった。
そのコメントの中で「検索してみたら見つけてしまい鬱」というのが
連鎖的に書き込まれていて、面白半分でうっかりやってしまった。
結果、初恋の人は見つからなかったけれど、
ちょっとブルーなものを見つけてしまう。
我ながらアホだ。


明日の仕事は結構ハードなことが分かりきっている。
いつも月曜日は朝早く起きて行こうと思っているのだが、
なかなか実行できない。
そして、その仕事は一週間の間、頭痛の種となるのがわかっているのだから
早く寝て早く起きればいいのだが。


6月はボーナス月。
それで、少しいい眼鏡を買おうと思っている。
気持ちよく貰うためにも、もう少し頑張らねば。迷っている事はしない方がいいというのは良く分かる。いろんなことを考えるけど、我慢なのかな。



2004年06月05日(土) 反復

今日は高気圧が日本を覆い、全国的に晴れだったようだ。
それを聞いて僕は君の頭上に広がる青空を想像した。

毎日の疲れを癒しきれないまま、昼前に起き出した。
予約していた病院はさぼることに決めて、
下着とタオルと靴下ばかりの洗濯物をベランダに干すと、
大きく窓を開けて部屋に風を通した。

部屋に残っていた煙草の匂いは、それとともに完全に消えてしまったようだ。

ずっと抱えていた仕事をするために昼からパソコンに向かっていた。
太陽が西に傾くにつれ、西日が部屋の中に差し込んでくると、
僕の右側はジリジリと焼けた。
それだけで、僕は何年も前の夏の太陽や、
レインボーブリッジから見た恐ろしいほど紫色だった海の色や、
ガラス張りの美術館の向こうに見た横長の夕焼けを思い出して、
何度もベランダに出ては空を見上げ、そして洗濯物の乾き具合を確認した。

そんなことを反復するばかりで、仕事なんか手につかなかった。

やがて日が落ち、それまでに何とか乾いた何枚ものタオルをたたんで
洗面所のタオル入れに放り込んだ。
整頓されたタオルには、太陽のエネルギーがほんの少し宿っているのが
目に見えるような気がした。

太陽が落ちきってしまうと、部屋を流れる風も急に温度を下げたようだ。
それでもパソコンに向かっていた。

今日一日はそんな感じ。ちょっと疲れた。


昨日今日のことで、コミュニケーション不足に陥っているみたいだ。
リアルタイムで繋がれればきっと楽しいけれど、
君が言うように僕もどんどん欲張りになる。

それでも、とりあえずメッセンジャーを入れてしまうように、
僕は何度も求めたり、自制したりを繰り返す。
そういうスパイラルの中でも、常に矢印が上を向いていれば、
と、そんな事ばかり考えている。我慢は良くないだろうか?



2004年06月04日(金)

繋がってしまえば同じだけれども、
いつかコントロールが効かなくなってしまうのではないかと
怯えているのです。

心が痛むよりも、
隠しきれなくなるほうが怖いのです。

帰り道、猫を見て
反射的ににゃーおと言ってしまい、
それだけならまだしも、
「生まれ変わったら猫になりたいな」
などと呟いて、そんな自分がとても恥ずかしいのです。メッセは繋がると後に引けないからね...



2004年06月03日(木) 電車

結構ちゃんと寝たというのに、
朝起きるのがとても辛かった。

地下鉄のホームの売店の裏にある自動販売機で、
グレープフルーツジュースを買った。

グレープフルーツは筋肉をやわらかくする効果がある、と
独り言をつぶやいてストローを刺すと、
まもなく列車が滑り込んでくる。

僕の朝はいつもこんな感じ。

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電車に好き嫌いがある人はどれくらいいるのだろう?
実は、僕は地下鉄は苦手だ。
たまに乗るには新鮮味があるのだが、
太陽の差し込まない、夜景の見えない電車に毎日乗るのは
小さな苦痛となる。

私鉄は、それとはまた違った理由であまり好きじゃない。
実家が今のJR、当時の国鉄の駅の近くなので、
私鉄というものをよく知らずに育ったというのもある。

だが、それよりも、
同じ線路をたどっていけば日本の隅々まで行けるところに、
少なからずロマンを感じるJRに比べて、
私鉄は始まりと終わりがハッキリしていて、少し切ない。

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一度でいいから、宛ても無く電車に乗り、
いつも深くは眠れない居眠りを心ゆくまで楽しんでみたい、

そんな思いを、果たせないまま持ちつづけている今日この頃。メッセは俺も思ったけどね。いいのかなあ。



2004年06月02日(水) バランス

睡眠がちょっと足りなかったようで、昼間から集中力が欠けていた。
自分の席で何度もウトウトし、よく分からない、夢とも空想ともつかない映像が
目の前を何度も横切った。

これではいかんと。コーヒーを買っては飲み、買っては飲み。

これからの人生、煙草を止めてもコーヒーだけは止められない。
好き嫌いの線上に無い、無くてはならない物になっているようだ。

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夜は、新しく来た協力会社の人の歓迎会で大学は自主休講。
(ちゃんと連絡は入れたが)

飲み会らしい飲み会は久しぶりで、周りも知った顔ばかりなので楽。
無理に飲めない酒を飲む必要もなく、リラックスできた。

最後のデザートが来る頃、こういう場で必ず話題となる血液型の話になった。
同僚の女性社員は真っ先に僕はA型だと言い当て、理由を尋ねると
細かいことによく気が付くから、だと言う。

自分としてはそういう意識は殆ど無くて、
むしろずぼらな方だと思っている。
確かに細かい間違いを発見したり、些細な出来事を覚えていたりはするが、
それが血液型から生じたものとはあまり思わない。

本当は誰しも4種類の血液型の要素は持っていて、
そこを強調して指摘されるので、そうかな、と思い込んで
しまうだけではないだろうか、とずっと思っている。

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だが、以前に付き合っていた彼女にこう言われたことがあった。

「そういう細かいことへの頑固さがA型なんですよ」

当時は、それまで自分は柔軟な考えの持ち主と思っていたので、
そんなことは無いはずだ、と「頑固に」言い張っていた。

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今は、自分に我の強い頑固なところがあることを認めている。
同時にずぼらなところもあることも認めている。
そのバランス感覚こそが、僕らしさなのだと思っている。

ただ、今日は腕時計を会社に忘れてきてしまった。
もう少し几帳面な方向に傾いてもいい。俺がうっかり会社で開いてたのとは違うんだよね?今日はこれで寝ます。おやすみ。



2004年06月01日(火) 社会人

今日は衣替えだったらしい。

僕の勤めている会社は観光地に近いので、
朝、行きしなによく修学旅行生を見かける。
そんな彼らも、今日はまだ夏服と冬服が半々だった。
折りしも天気は雨。
夏服を着ていた生徒はきっと寒かっただろう。

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僕が中学のときはブレザー、高校のときは詰襟の制服だった。
今となっては恥ずかしいが、ボンタンといわれるズボンが流行っていて
それほど酷くは無いが、僕も太ももの広いズボンをはいていた。

当時の女の子は靴下の丈がやたら短いのが普通で、
ルーズソックスなんて物はまだ無かった。
今の高校生に、太ももの広いズボンも丈の短い靴下も
全然見当たらないと思うと、
自分が学生だったころは随分前のことなのだな、と
変に悲しくなったりもする。
当たり前だけれども。

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なんだかんだ言っても、結局制服はよかったなあと思う。
別に高校生やスチュワーデスにムラムラくるわけではなくて、
社会に出て制服を着ることが無くなってしまって
無意識に学生時代の思い出とかを重ね合わせてしまうのだろう。

様式美を感じる、というのは言いすぎか。

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夜、妹の就職が決まったとメールが来た。
同じ業界でいろいろアドバイスしていただけに、
少しホッとするところもあるが、業界的に厳しいことを考えると、
どうかなあ、という面もある。
まあ、社会に出れば嫌が応でも社会人と認識されるので、
頑張って欲しいところ。


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