つぶやきダイアリー
だってこの一日はやっぱり一度しかないのですから。。
明日があるさとは言っても書けるときに書こう!
それでは、私の日常大暴露大会。

2009年04月09日(木) 科学と芸術の時代


今日は上野で、ルーブル展を見ました。
17世紀の絵画。


良かったのは、「王女マルガリータ」

幼い少女の、肖像画で、
未来の夫に、送られるために描かれたもので
15歳で嫁ぐまで何枚も送られたのだそうです・・

写真のなかった時代、
少しづつ成長していく少女の姿を、残す方法は絵画だけだった、
その絵を見ながら未来の夫は待っていた、
そして成長していく王女の人生を想ってしまいました。



それから印象的だったのは「天国図」

色彩なく、金色と、筆のタッチの絵だけで
うずを巻く、天上の世界。
天使たち、鳥たち、祝福の光、人々、
それらが巻き貝のように、回転している。

なんて神々しく人間的で、
浄土の世界であると感じた。



ギリシャ神話の星空案内で聴いたお話の絵も・・・

アンドロメダを救うペルセウス、鹿に変身させられたアクタイオン、
ぺルセポネをさらう冥土の王ハデス。


絵画、アートも本当にいいですね・・!



その後に巣鴨を通ったとき
とげぬき地蔵尊 の文字が、
ときめき地蔵尊に見えて、思わず目をうたがいました。



2009年04月08日(水) 星の種


星の種


しんしんと降る、星の種

ひそかにひそやか、六つの糸

銀河の果ての、まだ遠く

手のひらひとひら、銀の粒。


 生まれたころに見た夢は、
 
 ちかちか灯る 窓あかり
 
 うぶごえ呼んで、幾年や
 
 しんしん降りつく 星の種



2009年04月03日(金)  桜






桜の花びらを見ていると
昔むかしあの時に見た
とらわれの心を思い出す

桜の木の下に何が眠っているかなんて
聴いたこともない

けれど、夜の桜の花びらは
輪郭をはなって光って蛾のようにおちていく

あなたはその袋をたずさえてどこに行くのですか
追憶をたどって想い出を配る人のように
あの子からこの子へ見たこともない
列車の模型を配って歩くのですね

けれど私は白い糸を辿って
花ふぶきを歩いているのです

幾重にも折り重なって花はこの道をこの街を
白く埋めてゆくのです
ただ白く埋めてゆくのです


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岡さやか [HOMEPAGE]