ちょっときもので・・・...mao

 

 

雛祭り と きもの - 2007年03月03日(土)

ちょっとちょっと前に、ウソツキ襦袢に袖をつけた。
半えりも、その時の着物に選んでつけた。
あれ、袂から襦袢がちょっと出ちゃう・・・
つまり、裄があってないんだけど、アンティーク着物だったので、
それほど気にならなかった。

ちょっと前に、またウソツキ襦袢で出掛けようと思った。
その日着ようと思った着物に つけてある半えりがぴったりだったから。
着てみて、あれあれあれ〜。
ダメだこりゃ。
私の寸法できちんと仕立ててあるものなので、裄がまったく合わない。
袖を縫いつけた時に、ちゃんと自分の長さになるように
測ってから、袖付けの場所を決めないとダメなのである。
仕方がない、後で直そう・・・とその日は、別の半えり、別の長襦袢にした。

さて、3月3日 雛祭り。
ワインの会は 雛祭りセレクションだよ、ということだし、参加しよう〜。
着物は やっぱり ピンク紬よね。
帯は、山本由季さんの 大モザイク桜 にしたいっ。
ピンクに桜 で 雛祭りにぴったりでしょ。
半えりは・・・
そうそう、縞柄でピンクからパープルへグラデーションになっているのにしよう。

というわけで、ワインの会は夕方からだから、
お昼ぐらいから、ウソツキ襦袢の袖を付け直す。
袖付けの位置を測って確認して、これなら大丈夫!
出掛ける支度も、着付けも余裕をもって開始。
初めて締める帯の時は、ちょっと余裕がないとね。

ところが・・・
ウソツキ襦袢を着て、着物を羽織ろうと手を伸ばしたところで、
気が付いた。
・・・ダメじゃん。ピンク紬の袖は 五寸だった。

いったい何を考えていたんだか・・・
ウソツキ用に作ってもらった袖は、普段きもの用の三寸。
裄が合わないのもちょっと・・・だけど、
袖丈が合わないのは(しかも襦袢が短い)もっとちょっと・・・だよね。

が〜んっ。余裕あるはずの時間も、これでまた遅刻だわ。

そぉんな、我を忘れた着付けをする手前で気が付いた 私のtoday's outfit。

結局・・・襦袢は、
1週間前の落語会の時と同じ。
帯と着物は変える気も
時間もなかったんだけど、
水色半えりならイケる! 
おまけに、半えりは桜柄。
そうなると、帯揚げも同じ水色で。
ピンクはどうかな、と思ったけど、
紬の色と上手い具合に
グラデーションにはならない。
帯締めはお花の帯留め付きで。








マッシュルームのサラダ
with タマネギドレッシング

グラスの中は 仲田晃司さんの 
クレマン・ドゥ・ブルゴーニュ ロゼ

ボトルは スペインの
Cava Brut 1+1=3
(ウ メス ウ ファン トレス) 









雛祭りの着物 は どんなふうにする?

落語会の時に、船橋永恵さんの
展示会の話題が出た。
その時の帯をリクエスト!
古布の状態のいい部分を選んで、
帯や着物にパッチワーク。
今回は 帯留め も 一部分。

みさまや紬と帯揚げは格子で
コーディネート。









落語会の時とは、別の帯で
コーディネート。
久米島紬に中野みどりさんの帯。
裂き織りが組み込まれた
とっても手の込んだ作品。

水色の帯締めが差し色。












私の後ろはこんなふう。

帯地の色は、少しグリーンが入っている。
黒でも墨色でもないんだけど、
写真では色味が出ない・・・。
紫のグラデーションの花たちは、
ゴールドでラインがとってある。

今回は開かないで、名古屋帯仕様で仕立てた。
文庫もできるように、やわらかい帯芯で。










←バッグにご自分で刺した
       うさぎがぴょん。

 →うまく撮れませんでした。
 ポイントは長襦袢。
 「笑い梅」という梅の形の中に
 三日月が描かれているもの。
 笑っているように見えるから。
      








この日は、奥の日本間で、おがわ屋さんのお客様の半えりコレクションも。


これだけじゃないのよ〜! ということです。
刺繍半えりが大好き、というだけあり、いつも、とても
綺麗に半えりを出した着付けをしている方。
前に少し、コツを教えてもらったこともある。

う〜ん、こういうのは年を重ねて、
アンティーク半えり なんてなるんだなぁ、と実感。







春らしい着物や小物を見ていると、次はいつ着ようかな、と心躍る。
今月は もう一回ぐらい 袖を通せるといいなぁ。




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