パンドラの箱
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2006年03月31日(金) 無意味な競争。

「愛してる」

「もっと愛してる」

「もっともっと愛してる」

「もっともっとずっと愛してる」

「負けないくらい愛してる」










あたしたちは何を競い合っているんだろう。
想いの優劣は何をもたらすの?


2006年03月30日(木) 理由などいらない。

何故、と問うことにどれだけの意味があるのか。
己の心の有り様など一番不確かなもので、そこに意味を見い出そうとするから想いが歪んでしまうのだ。

一緒にいるだけで心地良かった。
一緒にいるために偽らずにいられた。
一緒にいることに何の違和感もなかった。


ただそれだけが愛しい理由だとしても、間違いではないよね?


2006年03月27日(月) 祈り。

話しかけることも
手を触れることも
ためらわれるような そんな夜は
ただ あなたが穏やかな想いで眠れますようにと
ひたすら願うことしか出来ないけれど。


この夜はあなたと繋がっているから。


2006年03月25日(土) 孤独な夜に。

例えば、心細い夜に、側にいてほしいと願う。
叶わぬなら、ただひとことでも良いから便りが欲しいと。


例えば、すぐ側にいるのに、コップ1杯の水も気遣ってくれない。
それはただ安静にと願う気持ちからなのだとしても。
ただひとことだけで良いのに。


両者にどれほどの違いがあるのだろう。

手を伸ばしても届かない存在と、手を伸ばせばすぐそこにある存在と。


2006年03月18日(土) 武器なのか、凶器なのか。

そのまっすぐさは時に人を動かし、何物にも代えがたい宝物を手に入れるための武器となる。


ただ。
使い方をひとつ間違えれば、何よりも深く鋭く傷をつける凶器にもなる。


私はうまく使いこなせるだろうか。


2006年03月17日(金) なくした欠片。

遠い昔に、割ってしまった。
たくさんの愛情とたくさんの想い出とをつめた、ガラスでできたその入れ物を。
壊したのはわたしなのか、それともあなたなのか、今となってはどうでも良いことだろう。

粉々に砕けた欠片を拾い集め、思いやりと妥協とで繋ぎあわせたそれに、新しい想い出と形を変えた愛情とで満たそうとしたのだけれど。



小さな。
本当に小さな目に見えないようななくした欠片が。

わずかな亀裂が段々と広がっていき。
ついには全てを支えきれず、一度こぼれ落ちた想いは二度と戻ることなく。


2006年03月11日(土) 確信。

泣くかと思った。
泣くまいと思った。
泣いてやるのもいいかと思った。
それでも泣かなかったのは、私の中に、
確信が生まれたから。

泣く必要など、もうそこにはなかったから。


2006年03月10日(金) 反芻。

ささやかな幸せを
幾度も
幾度も
噛み締めては
その瞳の奥にかいまみえる
真摯な想いを
忘れないようにしよう。


2006年03月06日(月) アンバランスなバランス。

紙一重の繋がりを維持しているのは、本当に微妙なバランスで。

そんなものはちょっとしたきっかけで脆く崩れてしまうのに。

あなたはそれを知らない。


こはる |MAIL

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