umikaze no hitorigoto
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何も迷う事はないのです。 大事なものが何か、大切なものが何なのか・・・ それさえ見失わなければ、、、
おのずと答えは出ているのだから。。
まだまだ修行が足りないのだと、己の未熟さが心にしみます。
そんな時・・・ 自分自身の心を見つめ、、たゆとう事無く、草原に佇む一本の木のように、すっと大地に根をおろし、静かに優しく木の葉をゆらしてみるものです。
悪意に満ちた心の垢は深い呼吸とともに体外へと押し出して、心を、からだを、、静かに休ませるのです。
ほら・・・ね・・・何もかもが穏やかな流れになるでしょ?(笑)
父の命日は4月18日です。
若くして今生の別れとなった父が亡くなってから30年がたちました。 それからずっと長きにわたり私達を見守ってくれていた母が病に倒れ、今年で14年になりました。
去年、施設で幾度となく骨折を繰り返しそのたびに病院で治療モドキを受け、挙句の果てにイロウを余儀なくされ、、、 今年3月末に家族で母を見舞った時の母の姿に深い衝撃と悲しみを受け改めて自責の念にかられていました。
私にはどうすることも出来ない・・・ 娘の私にどうすることも出来ないのです。。。
ただただ、、涙を流し謝ることしか出来ない私の姿に家族は何を思ったでしょうか。
それでも母は、、14年間の闘病生活で、物言わぬその姿で、、 私達に生きる事のいかなるかを教えてくれたのです。
どう生きるべきか、大切なものは何か、、、 最後までその身をもって私に教えてくれたのです。
2010年4月13日、母は小さな小さな翼をつけて父の元に旅立ちました。
4月18日の日曜日は久しぶりの青空でした。
見上げた空に静かに笑っている父母の姿が見えた気がしました。
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