2005年05月31日(火)  世界基準。
 
本日は知る人ぞ知る「世界禁煙デー」なので朝からタバコが吸えなくてションボリなわけがないし、そもそも世界禁煙デーなんて知らんし僕は吸うよ。WHOが勝手に決めたことを律義に守る筋合いはないよ。あるか。ちょっとあるかもね。僕は医療従事者なんだものね。
 
世界の喫煙者は5人に1人の割合だそうで、世界では5人に1人かも知らんがうちの職場ではどうなんだろうと、割合を計算してみたらちょうど25%になったってことは、やべ大発見。うちの職場は世界基準じゃん。僕は世界基準に準じてマイルドセブンライトを吸っている。
 
毎年世界で300万人が喫煙が原因とみられるがんや心臓病で亡くなっているが、僕は世界基準なのできっとがんか心臓病で亡くなると思う。それはとても悲しいことだけど、確実にがんや心臓病で亡くなるということは、不慮の事故や災害で死ぬということはないのであって、まあ嬉しいといえば嬉しい。自殺って手段も消えたってわけだし。よかった世界基準で。このままこの世界基準の間違いに気付かないまま生きていきたい。
 
2005年05月30日(月)  これクイックルじゃない。
 
別に綺麗好きってワケじゃないけど僕はクイックルワイパーが大好きで、原稿が進まなくなったらクイックル。外が雨でもクイックル。気分転換クイックルと、なぜか生活のアクセントとして部屋の中では常に僕と一緒なのだが、先日行ったドラッグストアでは売り切れておりしょうがないこれでいいやって「スーパードライシート」というクイックルワイパーのパチモノみたいなやつを購入。クイックルワイパーはミクロ繊維のやわらか凸凹シートなので、細かいホコリや髪の毛、ペットの毛まで、シートの隙間にからめ取り、入った汚れを離さないが、「スーパードライシート」はただむやみに安いばかりで、細かいホコリや髪の毛、ペットの毛までことごとく無視。ただのティッシュペーパーを床になすりつけているようなものである。しかもむやみに安いので40枚入りを購入してしまい、このままでは部屋中が細かいホコリや髪の毛だらけになってしまうと危惧。部屋を飛び出し盗んだバイクで駆け出し転倒。
 
2005年05月29日(日)  男心の描き方。
 
「月刊男心」の書き方を教えて下さいってメールがきたので教えます。
 
「月刊男心」はオチのあるポエムという画期的なのか昔から存在したスタイルなのか、詩に全く興味がなかった僕は全くわからないけれど、とにかく大切なのはオチなのであって、まずオチから書き始める。で、そのオチから物語を広めていく。いくら詩に興味がないといってもレトリックと暗喩の違いとか使い分け方とか、そういうやつは知ってた方がいいと思う。これは詩だけじゃなくてモノを書くということに共通することだと思うから。
 
で、オチを書いて物語を広めていく前に便意を催したらこれ幸い。便座に座ってタバコに火をつける。というのはパソコンの前に座ってただただ物語を考えていたら絶対行き詰まってしまう。散歩などして気分転換すると、パソコンの前では考えもしなかったアイデアが浮かんでくる。でも散歩するとなるとジャージからジーパンに履き替えたり、顔を洗ったりしなければいけないので面倒臭い。かといってプレステなどを始めると、文章書くよりプレステの方が面白いに決まってるので、詩のことなどすっかり忘れてゲームに没頭してしまう可能性が高い。よってここでタイミングよく便意を催し、便座で心を休めることが重要なポイントとなるわけである。
 
トイレに座り、タバコ1本吸うだけで、僕の頭は新しい言葉でいっぱいになる。んで尻を拭いてパソコンの前に座って頭の中の言葉を箇条書き。精神分析の自由連想法みたいな感じでバァーッっていろんな言葉書いて、で、その言葉の羅列からある傾向を見つけ出し、あ、僕が書きたいのはきっとこういうことなんだね。と、その言葉を並べ替えたり置き換えたりしてると徐々に詩としての形が見えてくる。という具合に遠隔イメージの融合みたいなことを自然に試みているのである。
 
で、ここまで書いて、何のことかサッパリわからんと思うかもしらんが、僕はこういう書き方をしてるのでこういう書き方をしてるとしか説明できない。よくわかんないけど、一番のポイントはトイレで気分転換することだと思う。あと、作品は1日寝かせること。あと自分自身もちゃんと寝ること。というのは夜勤明けのボケた頭で詩を書こうとしても、全く言葉が浮かんでこない。あと時間。1つの作品を書き終えるのに最低でも2時間かかる。でも時間と作品の面白さは決して比例するわけではないので、なんというか僕はいつも悲しい。
 
2005年05月28日(土)  浮気について。
 
どこから浮気なんだろうって別段考えることもないから考えていると、まぁあれだね。エッチはダメだろうね。じゃあキスは? キスだってもちろんダメだろう。っていうかキスはエッチに、エッチはキスに付随するものだろう。エッチがダメってことはキスもダメだ。じゃあ手ェ繋いだら? って、子供じゃないんだから。手ェ繋いだらって。と、コンビニで買ったタコスを頬張りながら漠然と考えていたが、僕は多分、相手にショックを受けるような浮気をしたことがないし、相手からショックを受けるような浮気をされたことがない。それはどういうことか。
 
僕はいつでもあなたと別れる準備はできてますという余裕を残しとくことが大切だと考えるからである。「浮気しちゃったの」と言われて「あっそ。じゃあ別れよう」とサラリと言えるような恋愛。これが僕の浮気対策であり、今の彼女のことだってホントに好きなんだけれど、浮気しちゃったと言われたら、きっと何の未練も残さずに別れることができるだろう。
 
ちょ、ちょっと待って。言ってる意味がわかんないんだけど。って思っている人がいるかもしらんが、書いてる僕だって意味がわかんない。ホントに好きだったら浮気されたら逆上するのが普通だろうと思うことは思う。でも僕は思わない。なーんでか? それはね。あれなんだろうなぁ。人よりも少しばかりプライドが高いんだろうなぁ。サラリと別れることでギリギリ自尊心を守ろうとしているんだろうなぁ。
 
はっきり言って僕は今までの恋愛全て、常に別れる準備をしていた。というか別れることを前提に付き合っていたというのは過言だけれど、それに近い気持ちで。で、そんな気持ちが常にあるものだから、女性ってのはすぐそういうの察知しちゃうでしょ。で、私のことホントに好きなの? 心から愛してるの? わからない。私はあなたが本当にわからない。って歌うように泣いてサヨウナラ。別れた彼女はほぼ100%の確率でもう結婚してる。それはどういうことを意味するのか? 多分何も意味しないと思う。出逢いがあって別れがあって、そのストーリーを際立たせるものが浮気であったり結婚であったり。
 
何の話をしてたんだっけ。そうだどっから浮気? ってやつだ。えーっと。悲しいと思ったら浮気だろうね。エッチしたことが発覚しても悲しくなかったら浮気じゃなくて、手ェ繋いでものすごく悲しい気分になったら浮気。今更言うことでもないけど実に主観的なものなんだなぁ。
 
2005年05月27日(金)  潜在意識。

で、昨日の看護セミナーの続きなんだけど、現在都内の某ビルの何階か忘れちゃったけど、それなりに高いビルの中にいて、窓から東京ドームの屋根が見える。あと隣のビルの屋上に設置された三和ファイナンスの看板が見える。その看板には「100万円」と書いてあり、これはおそらく100万円くらい余裕で融資しますってことだと思うが、その下に「1億円までOK!」と書いてある。
 
うへぇ。1億なんて借りるやついるのかよ。つかそんな大金必要な奴なんているのかよ。僕の場合。僕の場合は月20万あれば余裕で暮らしていける。同じ星の下で生まれてさ、同じ国で育ってさ、20万円で生活できる奴と、1億円の融資が必要な奴。この違いはどこで生まれてくるものなんだろうね。死なんて皆平等に訪れるのに。という議題の置き換えは僕の得意とするところであります。
 
と、隣のビルの屋上を眺めながらそんなことを考えている最中、僕は聞き逃したけれど、講師が何か面白いことを言ったらしく、会場中に小さな笑いが起こった。隣に座っている人も「フッ」って鼻で笑ってビックリ。隣、男だったのか。と、僕は隣のビルの屋上の看板に多大なる興味を示している反面、隣に座っている人間に関しては男であろうが女であろうがちとも興味を示さず、看護セミナーだから女性が多いだろうし隣もきっと女性だろうと思い込み、この思い込みこそ僕の人生を楽しくしていると言っても過言ではなく、周囲からお前はプラス思考過ぎると言われる所以でもあり、僕が潜在的に人間嫌いな理由でもあったりします。
 
2005年05月26日(木)  逆説的に必然的に漠然的。

今、この日記を、都内で行われている看護セミナーの最中に、講師の話に必死に耳を傾ける振りをしてノートパソコンに必死に記録をする振りをしながら振り振りしながら書いている。なんでお前はそんな時に日記を書いているんだと思われる方がいるかもしらんしおらんかもしらんが、思っている方がいると仮定して理由を述べると、
 
現在午後1時半で、もうメチャクチャ眠たくて講師の言ってることがサッパリ意味がわからないというか、わかりやすく説明するということが講師の講師たる所以なんだから、ちゃんと意味のあることを言っているのであろうが、僕の方がもう馬鹿になっていて目は開いているけど頭のシャッターは閉じたまんまで、じゃあそのシャッターの鍵はどこやったと考えてみると、どうやら昼の休憩時間に行ったマックに置いてきたと思われ、やっぱりテリヤキじゃなくてベーコンレタスバーガーにしとけばよかったなァ。なんて思考が既に支離滅裂。
 
しかし、フワァァァッって身体を伸ばすことも不可能な状況下、何かしら知的な行為を行わなければ僕は10秒で眠ってしまう。いや5秒で寝るでしょ。いやいやいや2秒で寝るよ。さすがに2秒はないでしょー。と、こんなの全然知的な行為ではない。じゃあ指だけでも動かそう。痴呆防止にもなるしね。って、ただ漠然的とキーボードを打っているものだから必然的に文章も漠然的となり、逆説的に必然的に漠然的な作業をしてる的みたいな?
 
2005年05月25日(水)  因果なものです。
 
看護学校を卒業したら看護師になれるってわけではなく、もちろん国家試験に合格してようやく看護師になれるのだが、僕の場合、国家試験を受験せずに看護師になった。と、そういうことではないけれど、それに近い気持ちで看護師になったということはすなわち僕は勉学が嫌いでたまらなかったの。
 
こんなこと職場の後輩には絶対言わないのだけど、僕は午前中に看護学校に行ったことがほとんどなかった。じゃあ夜間の学校に通ってたのかというと、そんなわけでもなく、真面目、というか普通の人たちはちゃんと朝8時30分には学校に行って、看護の理論やら疾病のメカニズムなどを日々学んでいた。そしてその時間、僕はまだ眠っていて、たまに午前10時頃に目が覚めても、果たして午後から学校に行くべきか。もし行った場合、何が得られるのか。行かなかった場合、何が得られるのか。そして何が失われるのか。ということばかりに頭を使っていた。
 
じゃあどうしてお前はろくに学校にも行かずに卒業できたんだ。と、問われた場合、答えは簡単。講師の前で「個」を殺せばいいのである。だけどそういうわけにもいかないだろうと思われるかもしれないけど、なかなかどうして人生単純。そういうわけにいったりするのである。具体的に出席表を操作するとか出席表を操作するとか。
 
で、まぁ、ホントのこと言うけど、結局僕は講師たちに目をつけられてしまって、卒業までの最後の半年くらいは、僕の机は教卓に横付けされて、皆は講師を真正面に見据えて勉学に励むけれど、僕は講師を真正面に見据えても講師は真横、僕を除いた生徒側、ホワイトボードも真横を見なければ見えないという人権侵害のような扱いを受ける羽目になり、人権侵害といっても理由は僕にあるのだからこれは罰だと思う。でも罰にしては生ぬるいよね。

と、やはりプラス思考。そのまま国家試験に突入し見事合格。その勢いで病院に就職し、その何年後かに主任に昇格して、この主任という職場の便宜的な役職に嫌気がさして上京し、東京の病院に就職して1年経って主任に昇格して現在しんどいと思うのも因果を感じずにはいられないのである。
 
2005年05月24日(火)  就職活動する彼女と屁をこく僕と。
 
彼女が就職活動の為に、東京駅に到着したのは午後7時。じゃあ飯でも食おうかっつって東京駅地下街のレストランでワイン飲みながらパスタ食って、じゃあこのあと一杯どっかで飲んでくかという彼氏の誘いに、「明日面接なんだから早く帰って寝るんだもーん!」と、当然のことを言う彼女がすごく可愛く思えて、じゃあ早く帰って寝よう、その前にちょっと一杯飲んでいかないという結局お酒が飲みたくてたまらない僕は結局彼女のことを考えてない馬鹿男。
 
部屋に帰ってシャワーを浴びて、さぁエッチでもして寝るかと思いベッドに入ると、明日の面接の為に周到な準備をしてきた彼女は、面接前夜の性交渉による疲労を避ける為にちゃっかり生理になっちゃってさすが彼女。頭いいなぁ。つうか僕だって明日仕事だからこんな遅くにエッチなんてしねぇよ! と、一人で感心したり怒ったりしながら電気を消して。
 
僕はこういう仕事上、就職活動というものをしたことがなくて、その辛さはあんまりわからないけど、彼女はこの小さい身体でこれからいろんな苦労をしていかんといかんのだなぁと思うと、夜も眠れず僕の身体にすっぽり収まるような身体を強く抱きしめながら頭を撫でてそれから屁をこきたくなったので布団をちょっと上げて換気が整ったところで放屁。
 
2005年05月23日(月)  至福の角煮定食。
 
今日もいいことあったからお茶漬け食べよう永谷園なんてCMをやっているが、いいことあったからお茶漬けを食べるという悲しい生活をしたくない僕は、いいことがあったらそれなりの美味いものを食いたいわけで近所の中華料理店。ここの角煮定食がメチャクチャ美味い。
 
値段も750円で、例えば大学に合格したとか宝くじが当たったとか、そんな天にも昇るようないいことではなく、好きな人と目が合った。洗濯物が意外に早く乾いた。コンビニの会計が777円だった級の小さないいことに丁度いい値段で、物事プラス思考の僕は、こういういいことが結構いっぱいあって、ということは必然的に角煮定食もいっぱい食えるわけであって、結局角煮定食が食いたいから食いに行ってるというだけである。
 
で、この角煮定食、何がとろけるかというと舌がとろけるし、何が落ちるかというとホッペが落ちるほど、何の形容もできない馬鹿な文章しか書けないほど美味いのであって、先日彼女を連れていった時も、彼女が一口食べた瞬間、僕と付き合ってこの1年半で一番の幸福に満ちた表情を浮かべたことを僕は許さない。
 
2005年05月22日(日)  自信を持ちましょう。
 
自信だと思うんですよね僕は。とにかく自信を持ちさえすれば世の中なんとかなるんだよホントに。と、常々僕は今後社会に出ることになる彼女にそう言っているのだか、これはどういうことかというと、自信がない人と自信がある人、どっちと同じ仕事をしていきたいかというと、もちろん自信がある人に決まってるわけで、ただそれだけの理由で自信を持てと言ってるだけで、いつものように内容空っぽ。
 
しかし内容は空っぽかもしらんが、例えば、職場で重症の患者が入院するという情報が入ったとする。自信がない人は「どうしようどうしよう」なんてソワソワする。僕だって重症な患者なんて不安でいっぱいだけど「どうしようどうしよう」なんて狼狽しない。でも自信がない人と考えてることは一緒。でも外見を見てみるとソワソワしてる人と、「あ、そうですか」と瓢々としている人。どっちが安心できないかというとソワソワしてる人に決まってるわけで、どうせ重症の患者が到着すると誰だってソワソワするわけだから、という・ことはソワソワ1回分は確定されているわけだから、何も二回もソワソワしなくていいのである。最初の情報を受け取った時点でソワソワするのはソワソワ損なのである。
 
だから自信というのは大切なのである。自信というかこの場合、空自信なんだけど。何を言われても動じない態度。これは結構社会に出たうえで必要な技術だと思う。あと何を要求されても不満を言わない忍耐力とかね。それを不満とすら思わない強い精神力とかね。
 
だから僕は彼女に常に自信を持ちなさい。と、上司か神様にでもなったつもりでそんなことを言っているけど、僕はこう、正攻法で世の中を歩いていくタイプではないのでこういう助言しかできないけれど、彼女がスムーズに社会生活を営めるように、僕はこうやって彼女が学生のうちから世の中の渡り方を冗談を交えて、冗談口調で、結局冗談のように説い続けているいい彼氏だと思うよ。
 
2005年05月21日(土)  ウィルスに感染しました。
 
僕のパソコンにはセキュリティソフトが入っておらず、ウィルス? ハッ。あほらし。ウィルスなんてあれでしょ。結局リビドーでしょ。抑えきれない性欲がわけのわからんエロサイトへと誘導し、わけのわからんとこクリックして感染しちゃったりするわけでしょ。ハッ。抑えきれない性欲がわけのわからん風俗へと誘導し、わけのわからん性病に感染するのと一緒じゃないか。あほらし。いらん。いらんわ。セキュリティソフトなんて助平な奴だけが入れといたらええんちゃうん?
 
と、常日頃からウィルス対策をなめ切った態度で傍観していたのだが、先日ビックカメラに行った際、やたらセキュリティソフトを早急に購入しましょうというポスター、宣伝、モニターからの大音量。
 
いったいこりゃどういうこっちゃと店員に尋ねると、まぁおそらくこの店員も風俗で性病をもらったタチだと思うが、ウィルスは誰にでも感染する可能性があって、感染したら地球が滅亡しかねない級の大袈裟な話をするものだから、生来小心者の僕は、「こ、これ下さい」と、速攻購入を決意。慌てふためきマンションへ戻り、セキュリティソフトをインストールしたらアウトルックとIEが開かなくなって、このソフト自体がウィルスちゃうーん! とひっくり返って痙攣発作。
 
2005年05月20日(金)  ただただ頷く。
 
簡単なことなんだけど、人間関係を円滑に進めたいと思ったらまず人の悪口を言わないこと。仕事上の人間関係なんて技術とか人柄とか、あまり重要な要素ではなく、ただ人の悪口を言わない。それだけで何とかなるものだと思っております。
 
例えばAが人の悪口を言っている。話を聞いていたBもそれに乗じて悪口を話し出す。そしてそれを聞いている僕。さぁこういう時どうするか。答えは簡単。ただ頷いていればいいのです。それじゃあお前悪口を言ってることと同じじゃないかと言う人がいるかもしれませんが、「言う」ことと「肯定する」ということは本質的に異なるものなのです。
 
人間性というものはイメージの積み重ねですから、いつも悪口に対して相槌ばかり打ってると、「あいつはいつも悪口に対して相槌ばかり打ってる奴」と、相手にイメージされるのです。ね。「あいつはいつも悪口ばかり言ってる奴」と何となく違うでしょ。
 
悪口というのは、なんともパワーを要するもので、職場などではいつも看護婦さん同士、悪口のオンパレードですが、まぁ僕も病院という女性社会の職場に10年も身を置いているものですから、女性社会独特の人間関係はある程度理解しているつもりです。悪口を言う人は、どこかで同じような悪口を言われているという因果も理解しています。だからただただ頷く。こういう姿勢が八方美人というイメージを招いたりしますが、辛辣な悪口を言われるより八方美人でいいじゃないかと思う僕のネームには主任の二文字。若き中間管理職は今日も頷きながら胃が痛む。
 
2005年05月19日(木)  バウムクーヘンのような。
 
例えば、コンドームを使用して妊娠する確率は1%だとする。つうことは99%安全ってことなんだけど、1%は危険で、塵も積もれば山となる。雨だれ、石をうがつ。危険度1%のセックスを100回したら危険度100%になってちょーやばくね? やっべまじやばくね?
 
と、阿呆のような思考回路でここ数日気分が陰になっており、そんなこと誰にも相談しないから100回セックスしたら1回は妊娠する。つうことは何だ。俺は今まで彼女が妊娠したって話は聞いたことないから、すなわちこれ運がいいってことではなく、単に100回もセックスしたことがないのかもしれない。でもそういう油断が死を招く。
 
まぁ仮に100回セックスしたことがなかったとしても、次のセックスが100回目で、今までの99回が単に運が良かっただけで、次で、おそらくアウトだ。彼女はまだ学生なのに。可哀相な気がします。あーあ。次で100回目かぁ。気分が陰になるなぁ。と、一人で悶々と考えながらバウムクーヘンを頬張って。
 
2005年05月18日(水)  七五三だから。
 
笑顔がキュートな紀宮さんと眼鏡がキュートな黒田さんの結婚式の日程が決まり、小泉首相も「うれしいニュースですね。11月15日、七五三だからみんな喜ぶでしょう。自分の子供の成長を喜ぶように、喜んで頂けると良いですね。おめでとうございます」と、チャランポランなコメントを残し、この道理でいくと七五三に揚げたてのコロッケを作ってもみんな喜ぶということになる。自分の子供の成長を喜ぶように、油に浮かぶコロッケを見て大はしゃぎ。すでに何を書いているのかわからないが、ここまで書いちゃったので続きを書くけど、要するに、首相は「七五三だからみんな喜ぶ」という価値観を提唱したのだから、靖国神社の参拝も七五三の時に行けばいいわけないじゃないか。
 
まぁ首相は意固地になって靖国神社を参拝すると言っているが、あんな強行な姿勢を取るから民主党やら中国やらに批判されるわけで、みんなに黙ってこっそり行けばいいと思う。「行くぞー靖国行っちゃうぞー」「やめてー! 参拝やめてー!」「行くぞー! ほらもうタクシー呼んじゃったよー」「やめてったらやめてー!」「行っちゃうよー。タクシー来ちゃったよー」「わー! やめてー! いってらっしゃーい」と、民主党と首相とのやり取りはこんな感じで傍から見て馬鹿馬鹿しいが、誰にも言わずこっそり行って、しかしそのことを秘密とせず、「首相は靖国神社参拝、どのようなおつもりでいつ行かれるのですか」「あ、つーか昨日セブンイレブン行った帰りに行ってきたよ」「って行ったのかよ!」と、民主党だって三村風のツッコミを入れて、物事は万事解決するはずなわけないじゃないか。
 
2005年05月17日(火)  食前の儀式。
 
患者さんの食事の時間、とある患者さんに食事を持っていく時、毎回バランスを崩した真似をして「わ、わ、わぁぁぁ」なんて言いながら患者さんも「わ、わ、わぁぁぁ落ちるー!」なんて狼狽するが、バランスを崩している真似をしているということは双方承知しており、これはいわばおふざけであり、二人の小さな食前の儀式みたいなものであって、今日も今日とて患者さんの前で昼食のお盆を持ちながら故意にバランスを崩し、わ、わ、わぁぁぁ。患者さんも、わ、わ、わぁぁぁ。と、大慌ての真似をするところまでは良かったのだが今日はその後本当にバランスを崩し、患者さんの味噌汁をお盆の上にぶちまけてしまい、患者さんと声を揃えて「あーあ……」と、とても残念な気持ち。
 
「やっちゃった……」「やっちゃったね……」と、婦長さんに発見される前に味噌汁を交換してもらおうと栄養課に走り、「どうしてこぼしちゃったの?」と栄養士さんの問いに、「いや、ちょっと僕よくわかりません」と、看護主任という立場上、僕がしでかしたことではなく、誰かの失敗の尻ぬぐいをしているという汚い姿勢をアピール。
 
婦長さんに見つからずになんとか味噌汁を患者さんの元へ走り、味噌汁のない食事を前にショボーンと座っていた患者さんへ「持ってきたよー」と走り寄り、懲りもせずに「わ、わ、わぁぁぁ」とバランスを崩し、「わ、わ、わぁぁぁ」と患者さんも慌てふためき、「何やってんの!」という背後からの婦長さんの怒声に、バランスを持ち直し直立不動。
 
2005年05月16日(月)  寝惚助さん。
 
こんなの自慢にもならないと思うが、僕は昔から愛想は悪いが寝つきだけは良く、一度寝たら目覚ましが鳴るまで二度と起きず、目覚ましが鳴らなかったら三年は目覚めずに熟睡するだろうというほどにベッド大好きお布団大好き人間なのだが、先日彼女が部屋に泊まった時、「そんなこと言うけどあなた夜中にトイレ行ってたじゃない」と尋常な口調で申すので、「そんなことない。僕は一度寝たら朝まで起きることはないのだよ」と反論すると、「じゃあ夜中に突然私に抱きついてきて、好きだ大好きだ世界で一番君が好きだ。結婚しよう。結婚しようよって喚くのはどう説明するつもり?」と言うので、さすがにそれは嘘だと思い、それは嘘だろうと言うと、彼女もうん、嘘。と言ってヘラヘラしている。
 
しかし、朝起きると寝る前の体勢と真逆になっていたり、パンツ1枚になっていたり、なぜかソファーでなんでこんな窮屈な格好で寝てたんだと思うような姿勢で寝ていたりと、一度寝たら二度と起きない割には活発に動いている形跡が見られ、じゃあ何度か起きてんじゃんと思うのだけど、僕自身目覚めた記憶が全くなく、世の人はそういう状態を総称して寝惚けていると言うのであり、その寝惚けている時は記憶が全くなく、ただ身体だけが無意識に動いているのだから、生きていると嫌でも遭遇する辛いこと苦しいこと悲しいことは、全て僕が寝惚けているうちに起こってくれないかなぁと常々思っています。
 
2005年05月15日(日)  28歳自転車男。
 
うちから徒歩5分のコンビニに「小倉優子フォトブック ワタシが癒してアゲル」という本が売ってあって、ちょ、ちょ、ちょー欲しー! 買いたいなァ。でも僕はことあるごとにこのコンビニを利用しているからレジのお姉さんとかお兄さんとか絶対顔知ってるはずだし、「あ、また缶ビール、菓子パン、ヨーグルト3点セットの男だ」なんて心の中で呼ばれてるはずだし、この3点セットの時点で既に悲しい独身者というイメージがついてる上にこのフォトブックを購入すると、「あ、また缶ビール、菓子パン、ヨーグルト、小倉優子4点セットの男だ」なんて心の中で呼ばれていた日には僕は死ぬ。ゆうこりんと一緒に死ぬんだもーん!
 
と、意味のわからない葛藤の末、購入を見送り、ちょっと離れたコンビニで若い店員は避け、バイトのおじさんのレジ目指して購入するという中学生がエロ本買うような行動によって、遂に「小倉優子フォトブック ワタシが癒してアゲル」を手に入れた。むほー! 癒してー! と駆けるようにマンションへ戻り、ページを開くとゆうこりん一色。
 
わぁ……。かなり可愛い。可愛過ぎる。なんなんだ。一体こいつのDNAはどんな形してんだ。可愛過ぎて意味がわからない。この可愛さは度が過ぎてる。ぎぇぇぇぇポスターついてるー! ちょー壁に貼りたい! でもそんなことしたら絶対彼女に愛想を尽かされる。愛想尽かされたら秋葉原に握手会に行こ。きっと僕を癒してくれるはずさ! と、たまの休日にドン引きされるようなことを考えている28歳自転車男。
 
2005年05月14日(土)  思考がグルグル。
 
新聞を開くと、どこかのナルシストが少女を監禁しただの、どこぞかの公務員が住居侵入して下着を盗んだだの、どこぞかの警察官が女子高生の下着を盗撮しただの、世の中は倒錯した性欲がムンムン溢れていて、そんな一時の性欲の為に人生を駄目にしたくない僕は、くれぐれも監禁しないことだ、下着を盗まないことだ、盗撮しないことだと、やりもしないのにそれらの事件を教訓にして日々生活している馬鹿である。
 
ところで、うちのマンションは部屋に洗濯機置き場がなく、住民は1階のコインランドリーで洗濯するのだが、洗濯物抱えてコインランドリーに行くと、同じマンションの住人である若くてキレイな女性がちょうど洗濯機から洗濯物を取り出しており、空いている洗濯機はその女性が使っていたところしかなく、やむなく僕はその洗濯機を使うことになるわけだが、ついさっきまであのキレイなお姉ちゃんの洗濯物がグルグルまわってた洗濯機に僕の洗濯物が挿入されようとしている。と、そこまで考えて大きく首を振り、いかんいかん、倒錯した性欲がムンムン溢れるところだったと自分を戒め、戒めながらもドキドキしながらお姉ちゃんの後の洗濯機を使うのであった。
 
しかし、ここのコインランドリーに来る人たちは、このマンションの住人と決まっているのだが、皆、コインランドリーごときでオシャレするわけでもなく、普段着というか部屋着で、女性などは化粧もせずに来るのであって、僕はそういう姿を見るとドキドキしてしまう。彼女や親兄弟以外のすっぴんを見れるなんてことは滅多になく、滅多に見れないものを見ちゃった背徳感? 見てはいけないものを見ちゃった罪悪感? 気軽にすっぴんを見れたお得感みたいなやつがごっちゃになって、僕の頭は洗濯機のようにグルグル回り、ブルブル首を振って自分を戒めるけれど、実際思考と一緒に首もグルグル回ってるのであり、傍から見ると馬鹿だと思うが、こうやって文章にしてみても馬鹿だと思う。
 
2005年05月13日(金)  素ノ自分。
 
別に機嫌が悪いって訳じゃないんだけど、僕には時々言葉遣いが悪くなる時があるらしく、いや、悪くなるんじゃなくて、言葉自体が冷たくなることがあるらしく、というのも、こうやって毎日ヘラヘラして調子いいことばっかり言ってるのは、全ての物事を楽観、軽視しているからで、別に俺には関係ねぇや早よ糞して寝よ。と、全てにおいて無関心な姿勢によってなされているのであるが、
 
相手の話を真剣に傾聴する時に限って、僕はそのヘラヘラや調子いい言葉が消え去り、素の自分に近い自分に近い自分が出現して、そういう時はもう考えついたことをいろいろ脚色、装飾せずにそのまま相手に伝えようとするので、相手はヘラヘラ状態の僕とのギャップに違和感を覚え、例えば彼女なんかは最初のうちは「ふぇ、ふぇ」なんて鼻をすすりながら聞いているけど、しまいには「ふぇーん!」と泣き出してしまう。
 
「ちょっと待って。何で泣いてるの。泣くのは電話切ってから泣けばいいじゃん。えとね、ちょっ、聞いてんの? もしもーし! 聞いてる? 泣いてばっかりで話できないんだったら電話切るよ。あ、聞いてんの。じゃあちゃんと返事してよ。だからね」
 
という具合に、僕の場合、素がとても冷たい人間だから、こんな会話をしていたら友達100人どころか村八分にもされかねない。よって、人とは常に愛想良く接することにしよう。と、結構幼い頃から考えていて、特に四六時中、愛想を振りまく必要がない人間、例えば親兄弟や付き合いの長い恋人には、楽なものだからつい素の自分が出てしまい、生半可、「言葉」というものを知っているだけに、周囲の戦慄は半端なものではなく、結局彼女は「泣いてないもん、泣いてないもん」と言いながら泣きっぱなしで、先程僕の方から電話を切ってしまって、さぁ弱気の僕が復活するよ。
 
布団に入って電気を消して、暗闇の中で天井見つめて、あぁ、あぁ、すげぇひどいこと言ってしまったかもしんね。あんなに泣いてたしね。すげぇ申し訳ない。すぐにでも謝りたい。でも、すぐに謝るのはカッコワルスギル。さっきはあれほどクールだったのに、なんだやっぱりいつもの彼氏じゃんって彼女が油断してしまい今後ナメられ続ける恐れもないわけではない。でもあんなに泣いててちょー可哀想だった。でも止まんねぇんだよな。ああいう状態になっちゃうと冷たい言葉が泉のように沸いてくる。悪いことしちゃったな。悪いことしちゃったな。あ、鍵を開ける音がする。彼女かな。合鍵持った彼女が来たのかな。ちゃんとゴメンて謝ろうかな。と、もう思考の後半くらいから夢を見ている始末。
 
2005年05月12日(木)  スカイプは便利ですよ。
 
ウィルコムが5月から通話料定額のサービスが始まり、僕と彼女もウィルコム始めよっかなんて言い合ってたけど、僕達は携帯ではあまり話をせずに、スカイプで通話してるのでこれでいいやと思っている。
 
このスカイプ、なんていうんだこれは。パソコンのIP電話? 情報処理系の高校を出て、パソコンなんて何十年も接しているはずなのに、ちっともパソコンに詳しくないのだが、このパソコンのIP電話、非常に使い勝手が良く、音声も鮮明で、ヤフーメッセンジャーのボイス機能より断然便利。あれは会話が届くまでのレスポンスが長いから衛生中継で喋ってるようになってしまうもんね。
 
で、このスカイプ、どのように使っているかというと、彼女の声はイヤホンマイクではなくスピーカーから聞こえるようにして、イヤホンマイクはパソコンテーブルの上に置いている。それで話してもイヤホンマイクかスカイプか、どっちが高性能なのかわかんないけどちゃんと音を拾ってくれるので、洗濯物をたたみながらでも、鼻をほじりながらでも、プロ野球交流戦を観戦しながらでも、部屋の中にさえいればどんな格好でも会話ができる。しかも彼女の声はスピーカーから聞こえてくるので、まるで傍にいるような臨場感が味わえて、一緒に住んでいるような錯覚さえ起こすときもある。
 
この日記は、パソコンから見ているはずだから、あなたの目前には必ずパソコンがあるわけだし、ダウンロードなんてほんの4・5分で終わると思うので、是非あなたもスカイプを導入して臨場感ある会話を楽しんでもらいたい。と、あなたあなたって誰に言ってるのかわからんけど、スカイプはいいと思うよ。便利だと思うよ。でもウェブカメラなんてのはワンルームの部屋には必要ないね。だって洗濯物たたんでないのすぐバレるんだもん。
 
2005年05月11日(水)  夜中に手紙を書いてみた。
 
久々に手紙を書いてみた。メールだったら3分もかからない文章が、手書きだと1時間近くかかる。それでも手紙を書いてみた。彼女を驚かせたくて、夜中に手紙を書いてみた。
 
内容は、どうってことないけれど、メールだったら返信も期待できないような内容だけど、手紙には、手書きには、何でもない文章にも、すごく素敵な力が加わって、「こんにちは」が「好きだよ」になる。「これからもよろしくね」が「大好きだよ」になる。
 
って、わ! わ! わわわ! 女の子がブログに書くような日記を書いてしもうたよ! 自分でも気付かない間にロマンチストになってたよ! でも手紙書いたのはホントだしなぁ。手紙ってロマンチックなしでは語れないよなぁ。夜中に書くってのがまたロマンチックだなぁ。もしこれが早朝に書いていたとしたら、その意味合いも違ってくるわけで、もしこれがまっ昼間に書いていたとしたら、それもそれで何か阿呆っぽい。手紙を書くなら深夜しかないと思う。
 
久々に手紙を書いてみた。メールだったら3分もかからない文章が、手書きだと1時間近くかかる。それでも手紙を書いてみた。彼女を驚かせたくて、夜中に手紙を書いてみた。
 
2005年05月10日(火)  母の日だった。
 
毎日毎日書くことないなんて嘆いているけど、母の日に母の日のことを書かずに死の灰が降ってくるよなんてはしゃいでいる僕って馬鹿。だから今日は過ぎ去りし母の日について書きます。
 
と、言ってはみたものの、別に母の日だからって親孝行したわけではないし、楽天市場でクリック作業だけで購入したカーネーションの花束を贈っただけで、インターネットで何でも買えるようになった昨今、プレゼントするということはどういうことだろうと考えた。
 
というのも、今回のようにいくら母に日頃の感謝の念を表そうと思っても、母の元に届いたのは現物も見ずに、行ったことも実際に存在するかもさだかではない花屋からクリックだけで購入した花束で、プレゼントを贈ることに意義があるのならそれでオッケーかも知れないけど、やっぱり何か違うと思う。現物を手に取って、あーでもないこーでもない、これは母が喜びそう。こっちも母が喜びそう。どっちにしましょ。と、考えることから既に母の日のイベントは始まっているのだと思うのだよ僕は。
 
よって母から「大きな花束ありがとう」と、感激の電話がかかってきても僕はその花束が本当に大きいのかすらわからない。もしかして母は嘘を吐いていて、現物はものすごくちっちゃいやつかもしれないのに。
 
まぁこれは母の日にだけ言えるのではなく、プレゼント全般に言えることであって、僕はネットショッピングで選んだプレゼントをもらってもちっとも嬉しくない。そこに気持ちはこもっていたとしても、労力がこもっていないではないか。右クリックとか左クリックとか、指を2・3本駆使しただけのプレゼントなんていらない。やっぱりプレゼントは自分の足を使って、苦労して選ぶものだと思う自分のことは棚に上げて。
 
2005年05月09日(月)  深いつきあい「未経験」7割。
 
今朝の朝日新聞の記事で、独身者が結婚したい年齢は男性33.9歳、女性32.2歳。これは首都圏の20〜30代を対象に行った調査で出た結果なのだが、僕はとっても安心しました。
 
というのも先月末と今月始め、僕は2つもの結婚式、というか1つはリンパ腺がパンパンに腫れて出席できなかったのだが、僕の周囲で2つもの結婚式というイベントが発生しており、周囲の友人達から、お前はまだ結婚しないのか、彼女はいるのか、いるとしたらその彼女は可愛いのか、もし可愛いのであればちょっと写メ見せて。と、結局僕が独身であることを心配しているのではなく、彼女の写メが見たいだけだとわかって愕然。人間ってそんなもんだよなぁと思いつつ今日の新聞の記事。
 
独身者の9割は結婚を望んでいるのに、結婚に結びつくような深い付き合いをした経験がない人は7割に上ると書いていて、なんのこっちゃ。独身者に聞いてんだから結婚に結びつくような深い付き合いをした経験がない人は10割とちゃうんかい。違うか。婚約破談とかあるわけだしね。僕の場合どうだろう。結婚に結びつくような深い付き合いって経験したことあるのかな。ないのかな。今の彼女はまだ20歳だし、結婚するとしても北京オリンピックの頃だと思うし。今の彼女は多少短気なところがあるけれど、これといって別れる予定ないし、この前彼女に「今後僕と別れる予定はありますか?」と訊ね、「今のところそんな予定はない」という回答も得ていることだし、結婚なんてまだまだだなァ。
 
首都圏の若い世代は「早い結婚より仕事優先」だと記事には書いてあるが、僕は別に早い結婚を望んではいないが、仕事優先だとも思っていない。これはどういうことかというと、今、プレステの「三国無双」ってすげぇ面白いゲームやってんだけど、結婚するとプレイ時間とか制限されるっしょ。そういうのってなんか辛くね? 思いっきり好きなだけプレイしたくね? と、結局生活がプレステ優先の僕みたいな奴が日本をダメにしていくんだね。
 
2005年05月08日(日)  死の灰が降ってくるよ。
 
もし北朝鮮が核実験をすれば日韓両国など東アジア地域に大量の「死の灰」が降り、深刻な放射線汚染を引き起こすとの懸念を表明したのはIAEAの偉い人で、それじゃあどうすればいいのかと対応策を書いていないのは朝日新聞の夕刊である。
 
ふむー。死の灰かぁ。おっかないなぁ。って死の灰って何ぞや。教えて朝日新聞。と、再び紙面に目を通してみると、まるごとフランス大周遊10日間27800円〜! 南仏! 古城! 華の都! ボンジュール都の国! と書いてあり、そっか、東アジアに死の灰が降ったらヨーロッパ行けばいいんだ。添乗員だって同行してるし、豪華なディナーを食べながら聖地モンサンミッシェルから見える夕景、ライトアップも楽しめるしね。と、そういうことではなくもうちょっと上の記事。
 
細田官房長官が見解を述べているけど、「具体的に〜ない」とか、「実際は〜問題である」とか、「そもそも〜段階にない」とか僕でも言える曖昧な返答ばかりでこの人に聞いても多分ダメだ。だったら誰に聞けばいいのだろうと、他の記事を見てみると、松井秀、久々の活躍。と書いてあり、そっか、アメリカ行けばいいんだ。ついでにメジャーで活躍すれば新聞に載って有名になるしね。と、死の灰を恐れる僕は夜中に素振り。
 
2005年05月07日(土)  朝からビクビクする理由。

毎朝、もしくは夜勤に入る夕方、病棟の扉を開ける時、僕の心拍数は上昇を続け、変な汗が背中を伝い、ひぃひぃ、ふぅ、ひぃひぃ、ふう、なんてラマーズ法のような呼吸をしながら、あぁ帰りたい。あぁおっかない。と小刻みに震えているのは、病棟に入った途端に、婦長さん、もしくは看護婦さんに「ちょっとヨシミ君、話があるんだけど」と、声を掛けられ、何かミスを、しかも重大なミスを犯したことを指摘されるのではないかとビクビク。
 
「お、おはようございます……」と、人の表情を覗くような弱々しい挨拶をして数十秒間は心臓が止まったような面持ち。誰かが僕に話し掛けてきて、重大なミスを指摘され、わーっ、すいませんすいません今度から気を付けます。ってことになるんではないか。なるんではないか! と、カッと目を開いても誰も僕のことを気にしている人はおらず、「おはよーさん、昨日飲み過ぎちゃったんじゃないの? まぶた腫れてるわよ」とか、「今日の昼ご飯また魚だってさ。やんなっちゃう」とか、「今夜空いてる? みんなで飲みに行くんだけど」なんてどうでもいいことを話し掛けてくる。
 
どうして僕はこんなにミスを恐れているのだろう。過去に出勤早々、重大なミスを指摘されたことが原因になっているのではないか。と、思案を巡らせても、そんな経験は一度もなく、じゃあなんで朝からそんなビビりキングみたいになっているんだと、再び問いてみても僕にはわからん。原因として考えられることは、職業柄、小さなミスでも患者の命に関わる重大な要因になることもあるので、過剰に心配してしまうということと、反省を全くしないということである。
 
それはどういうことかというと、僕は職場から一歩外に出ると、仕事のことをスッカリ忘れてしまうめでたい性質を持っていて、油断すると自分が看護師だということすら忘れてしまいそうな勢いで休日を過ごしているのであって、仕事が終わってから家に帰って、あぁ今日のあんなところはこんな風にすればいいな。とか、あそこを改善すればもっと円滑な業務が遂行できるなとか、いちいち反省をしない。反省も業務時間のうちに終了しており、課題が残っても家で考えればいいやとは考えずに、今度仕事来た時に考えればいいやと思っており、家では仕事の反省など全くしないシステムになっている僕自身が。
 
そういう風な性格だから、仕事の日、ロッカーで白衣に着替えながら、前回の仕事の時に考えた課題などを思い出し、あぁ、今日はあそこをちょっと改善してみようなんていきなり仕事モードに入ってしまうものだから、白衣を着る前と着た後のギャップが激しすぎて心が悲鳴。それに付随して体が反応。心拍数が上昇し、発汗多量。悲しいから涙が出るのではなく、涙が出るから悲しいというメカニズムと一緒で、どうしていきなり心臓がドキドキしてんだ。なんでこんなに汗が出てんだよ。もしかして、もしかして、僕ってば前回の仕事で何か重大なミスを犯したっぽい? 病棟入った途端に婦長さんから怒鳴られる予感? なんてバカ思考。そんなこんなで朝からビクビク。
 
2005年05月06日(金)  無色だった日々。
 
2年前の今日の日記を読んだらなんと僕無職。そっかぁ、そういう時期もあったよなぁ。無職の日々。輝いてたなぁ。朝日が。朝日が輝き出すと布団に入ってたなぁ。昼夜逆転の日々。懐かしいなぁ。
 
なぜ無職だったかというと、前の職場を辞めて上京してきて失業保険をもらいながら気楽な生活を送っていたのです。時々隣の部屋の中国の留学生の女の子のレポートを手伝ったりするなどして。あの頃は阿呆みたいに時間がゆっくり流れてたなぁ。
 
あの頃は時間が腐るほどあったので、フリーライターの仕事もそれなりにこなしていて、文筆業で食っていけるかもね。でも食っていかんよ。こんな生活してるといずれ廃人になっちまうからね。ヒヒ。と、夜中に変な笑みを浮かべながら原稿を書いていたのだが、どうしてだろう。あの頃を思い出すと、とても幸せな気持ちになれる。好きなことやって好きに時間を操って好きな音楽聴いて、それでも東京が怖くて外出はなるべく控えて。
 
あれから2年経って、また看護師として働くことになって、3年はベーベーで働きたい是が非でも! って変な誓いを抱いて日々を送っていたのだが、気が付けば看護主任。上からも下からもプレッシャーを感じ続ける中間管理職。辛いなぁ。仕事、辞めちゃおっかなぁ。なんて思うこともあるけれど、前回の無職の時、とにかく金がなくて困った経験を踏まえ、せめて3ヶ月、失業保険を度外視して悠々と暮らしていける金が貯まってから仕事辞めちまおうと思っているだけで、そんな冒険する勇気すら失って。
 
2005年05月05日(木)  エゴってんだよ。
 
JRの問題はどこのサイトでもそれなりの見解を書いていると思うけどね、JR側に立って、要するに弁護するような記事を書いてるところはあんまりなくて、まぁ百人以上が犠牲になってるんだからそんな馬鹿げたことを書くとは思えないんだけど、んー、なんていうか、JRばかりを責めるのもちょっと間違ってるような気がするなぁと思うのだけど、僕は気が小さいので今回の見解はこれで終わり。
 
先日東京タワーに行った時、ちょうどGWの真っ只中だったので大展望台へ続くエレベーターも長蛇の列ができていてみんなイライラ。人が多いなんて想定内のことなのになんでこんなに待たせるんだよーって不満顔。もうちょっとスムーズに誘導しろよーなんて声出して怒ってる人もいる。
 
人はみんな、自分を中心に、と思わないまでも、地球の中心の近く、地球の中心寄りに自分は立って世界は回っていると思っている。エレベーターの列が滞ってるだけでイライラしてるのはこれエゴの表れであって、僕はそういう種類のイライラが嫌いだから何事にも一歩下がったところで傍観者。
 
このままでは長蛇の列は一向に解消されないので、エレベーターの定員は10人だけど、13人に増やしますけどあなた乗りますか。と、訊ねた場合、列に並んでる人はイライラしてて一刻も早く大展望台に登りたいから絶対乗る乗るなんつってぎゅうぎゅうになって乗るけれど、10人のところ13人乗ったからエレベーターが壊れちゃって落下しちゃってみんな大怪我。で、10人のところ13人乗せた東京タワーが悪いなんて非難しても、だからそういうことじゃないんだよ。わかるだろ。今回の事件でもさ。でもさでもさ僕はわからない振り。
 
2005年05月04日(水)  妙な連帯感。
 
「桃色浮世草子」「月刊男心」など、歪み冷奴のコンテンツをブログに移行して久しく経つが、このブログって何か妙な連帯感のようなものを感じて何か変な感じ。
 
というのは、例えばとあるサイトで「面白いブログ教えて下さい!」みたいなことは書いてなくて、「面白いライブドアブログを教えて下さい!」なんて各ブログサービス限定で書いてあったりしてなんでライブドアだけやねん。なんでgooだけやねん。なんでエキサイトだけやねんと思う。あと今日まだ晩御飯食べてない。っていうか買いに行かなきゃ飯がない。どうしよう買いに行こうかな。それとも今日は酒飲んで寝ようかなってうじうじ考えながら結局日記なんて書いてたりする。
 
「月刊男心」は無料のブログサービスではなく、DIONという契約しているプロバイダのブログサービスであって、そのブログサービスのことをLOVELOGというのは別にいいのだけれども、このLOVELOGのサブタイトルに「汝の隣人のブログを愛せよ」と書いてあって、なんかそれが気にかかるっつうか、「愛せよ」って命令してんのが癪に障るっつうか、この言葉こそがブログの世界特有の妙な連帯感を如実に表しているのであって、馴れ合って馴れ合ってワイワイキャッキャと、それもまぁブログの楽しみ方かもしれないが、僕はもう来年三十歳になってしまうので、馴れ合っててもしょうがねぇよなぁ。それよりも仕事を一人前にこなしたいよなぁ。それよりも晩飯どうしよ。今からコンビニ行くにしてもTシャツじゃやっぱまだ寒いかな。長袖Tシャツ着て行こうかな。でも脱いだらまたたたまんといかんしな。それ面倒臭いな。だったら酒飲んで寝ようかな。だったら酒飲んで寝ようかな。
 
2005年05月03日(火)  病床にて。
 
親友の結婚式が始まる頃、僕は何をしていたかというと、病院の診察台で点滴を打っていた。と、これは仕事をしていたということではなく、病院の診察台で点滴を打たれていた! ちょーみじめ!
 
この親友は看護学校の同級生で、嫁さんも同じクラスだったということで、今回の結婚式はいわば同窓会にもなるはずだった。つーかなってるはずである今頃。僕なんて婦長さんに頭下げて連休もらって鹿児島まで帰ってきたというのに、今は声を出すのもしんどいほどノドが腫れ、首のリンパ腺もパンパンになっている。あーあ。すごく切ない。
 
と、点滴打って、さぁ帰ろう。と、向かった場所は鹿児島空港。本当ならば結婚式に行ってそのまま東京へ帰ろうと思っていたのだが、結婚式に行けなかったので、そのまま空港へ。よって今回は、薬3日分、ならびに点滴1本の為に帰郷したということになる。東京にもいっぱい病院あるというのに。つか東京の病院に勤務してるというのに。
 
あ、ゴールデンウィークってけっこ高けーんだよ。飛行機のチケット。往復で5万5千円くらい。薬3日分と点滴1本で5万5千円。どんだけ保険効いてねぇんだって話だよ。実際保険証忘れたしね。っていうか普通帰郷の度に保険証なんて持っていかないよね。
 
2005年05月02日(月)  リンパパンパン。
 
なんか調子悪いなー。こう、太腿が、なんかムズムズするんだよなー。と、この太腿のムズムズ感。僕独特の体調不良のサインであって、熱を測ると37.7度。ほーらねー。熱発してる。なんでGW真っ只中に熱が出るのよー! と、神様にお伺いを立てる。これはどういう種類の罰なんだと。
 
明日は親友の結婚式で、僕は今日から鹿児島に帰らないと行けないので羽田空港。1時間20分の空の旅。妹夫婦の家に着くなり体温計。38.7度。普通にあかんがな。鹿児島来てる場合じゃないじゃないじゃない。何しに来たん? と、妹の冷たい視線。だって、親友が、結婚するんだもん。と、うなされながら昼間から床に臥せ、明日元気になりますように。アシタマニアーナ。アシタマニアーナと、妙な呪文を唱えながら就寝。気が付けば首のリンパ腺がパンパンに腫れている。明日のことは明日書くけど、熱は結局下がらへんかったよ。
 
 
2005年05月01日(日)  東京タワー。
 
上京してきてもうすぐ2年経つが、ん? 3年? どっちだ。まぁ2・3年経つが、本日初めて東京タワーに行った。
 
田舎にいる時はデートの日が近づく度に、今度どこ行くー? どこでもいいよー。たまにはあなたが決めてよー。ちょ、ちょっと待てよ、この前だって僕が決めたじゃないか。なんていう喧嘩をよくしていたものだが、東京だって現状は変わりなく、行くとこに一通り行ってしまえば別に目新しいものなんて何もない。
 
鹿児島にいた頃は桜島なんてよっぽどデートの場所に困った時にしか、いや、困ったときですら行かなかったように、東京に住んでいて何故東京タワー? という自問自答を容易にクリアできたのは、彼女が本日四国に帰っちまうからであって、
 
山手線で浜松町で降りてモノレールに乗り換えようとしたとき東京タワーが見えて、なんとなく昼飯がてら行ってみようかということになり行ってみるとGWの観光客がごった返しており、有料展望台のチケット売り場から行列ができており、エレベーターも満員で、売店も満員で、タワーは1本しかないのにどうしてお前らは人が多いこと覚悟でこんなとこに来てんだと僕も思ったし当然周りの人も同じことを考えてると思うし曇天模様の空の下、満員の東京タワーはピサの斜塔のように傾いて。
 

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