< 過去  目次  未来 >
餃子が待ってる。


午前11:30

大阪は徳庵、フジちゃんで

ラベル1万枚、段ボール(カートン)2ケース
重さ約20キロ

受け取る。

蒸し暑いぜ。

出荷関係を取り仕切るフジちゃんのドン
と呼ばれる、チャキチャキの大阪のオバチャンに会う。

そのオバチャン
チョコレートが大好きという情報を事前に仕入れていたオレは
「生チョコミルク」たるお菓子を
朝、大阪駅のお土産売り場で購入。

オバチャン登場。
金のネックレスをしたそのオバチャンのいでたち。
すかさず、チョコレートを渡す。

「今日は急ぎで仕上げて頂いてすみませ=ん!!」
「あぁ気にせんといて=!!」
「今日は、ホントありがとうございました=!!」
「あぁ気にせんといて=!!荷物、車まで運ぶよ=!!」
「いや、これ手で持っていきま=す!!」
「は=!!!!!!」
「夕方5時までに東京の府中まで届けなければいけないのです=!!」
「ほんまかいな=!!!」
「車だと間に合いません=!!!」
「そやな=!!!」
「新幹線に乗って持っていきま=す!!!」
「そりゃ大変だ=!!!」
「大丈夫で=す!!!」
「ほな、気いつけてな=!!!!!」
「おおきに=!!!!!!!!!!」

オバチャンは既にチョコレートの事で頭がいっぱいぽかったが
なにやら、オレにチャキチャキのパワーをくれた。

手にした荷物、夕方5時までに府中に届けなければ。

走った、走った。階段登った登った。

徳庵→京橋→大阪→新大阪

走った走った。
重え〜じゃね=かコノヤロ=!!!

新幹線のチケット購入。汗ダラダラ。
新幹線「のぞみ」に飛び乗る。

品川についた。
走った走った。→新宿
重え〜じゃね〜か=コノヤロ=!!!
→(京王線)→中河原 

午後4:30到着。

お〜間に合ったじゃね〜か、コノヤロ〜。

「こんにちわ=ラベルの納品に参りました=!!」
「お疲れ様です。えっ。大阪から直接持って来たの??」
「遅くなりまして申し訳ございませんでした。」

届け先に無事に荷物を届け終わり
届け先の門をくぐって外にでた時

もの凄い、安堵感と達成感があった。

中河原の駅の近くのスーパーのベンチに座って
ポカリスエットがぶ飲みして
タバコ吸って、アラチャンに電話した。

「おめ〜仕事してんのか、遊んでんのかどっちだよ〜!!」

その言葉が嬉しかったりする。

午後6:00過ぎ

帰宅

風呂入る

そういえば、昼飯食べてなかった。

この2日間で体重が3キロ減っていた。

午後7:00過ぎ

目の前に餃子が36個と水餃子8個

オレはこの瞬間を待っていた。

小皿に醤油とお酢とラー油を入れた。
箸でかき混ぜた。
箸の先をなめた。「いかすぜ」

餃子をひと口食べた。
中から餃子汁が、にじみ出た。
神聖なる時間。

「くそうめ〜」

モリモリ食べた。
バクバク食った。

食い終わったら、一気に
体がドスンと重くなった。

横になった。

寝た。






2005年06月30日(木)

6月だった


広島から大阪に着いた。

明日、午後フジちゃんで仕上がったラベルを
引き取って、そのまま府中に運ぶぞぉ。

明日、晴れるといい。

今日はこれから夜の大坂城に繰り出すぞ。
中に入れればいいが、どうだろか。

誰かいねぇかなぁ。
一緒に繰り出してくれる奴。

いねぇなぁ。

まぁ、
明日で6月が終わりだぁぁああああああ。

6月は忙しかったなぁ。

普段は仕事の事、あまり書いていなかったが、
今月は今の仕事について3年目だが、
印刷現場の臭いでたくさんラリッタよ。

7月からはまた落ち着くことだろう。

そろそろ暑くなってきたし、
だが暑いの嫌いだが
ビールはうまいが、
1人じゃつまらんし、

夜の散歩道をしないかねぇ。

タム吉。

そういえば昨日、俺んちに
オフクロが久々に来て

俺が幼稚園の時、
空になったアイスクリームの箱の中に

爪切りした後の爪とか
捕れた鼻くそとかを

貯めていた事があったことをしゃべっていた。

そのアイスクリームの箱を
オフクロが発見した時は

絶句したらしい。

その事、覚えている。オレ。

あれも確か6月だった。

6月の誕生日を迎えた日から
コッソリ貯めようとした代物だった。

ある日、捨てられていて

幼心に

「やっぱりそうか」と思った。

その後はやっていない。





2005年06月29日(水)

明日、明後日


明日は広島のヤックンに会いに行く。

夜は黄色い街に辿り着く。

大阪ですよ大阪。

明後日は
午前中までに大阪のフジちゃんに行って、

ラベル1万枚(段ボール2ケース分)を受け取って
新幹線に乗りますよ。

新大阪→(新幹線)→東京→新宿→(京王線)→中河原

夕方5時までにラベル届けますよ。

もう一日、納期を伸ばせてもらえたら
良かったが、無理でした。が、

この30日の納品が終われば、
6月のラベル製造ラッシュも終わる。

帰りは

中河原→(京王線)→分倍河原→(南武線)→府中本町

やたらでかいプラットホーム
国鉄の臭いプンプン
黄ばんだ通路
錆び着いた鉄パイプ
空想の昭和初期
戦場帰りの兵隊さん
観た気がし

→(武蔵野線)→西国分寺→(中央線)→東小金井

の武蔵野台地の車窓から

夏を感じる事でしょう。



2005年06月28日(火)

今日は


渋谷アピアで火取ゆきさんのLIVEの日だった。
カルカンエコーちゃんもLIVEだった。

行けなかった。

携帯の留守電に

「え〜村田さんですか。渋谷アピアで待ってます。」って

入っていた。

今頃、迷子になってンのかな?

ちゃんと帰れたかな?

また、機関銃のようにしゃべりまくっているのかな?

それにしても6月の日記は

だんトツでアラタサンの出現頻度が高い。

あの人、ホントおもしれ〜よ。

時々、ある事ない事、言う時があるけど・・・・。

それもまた、おかし。

10月9日、高円寺ALONEでアラタサンが
自ら打ち立てたワンマンLIVEをやるのさ。

自ら打ち立てる、この奮発わかるかい。

ある夜
電話かかって来て、「オープニングは田村で考えている」って
言われてめちゃくちゃ嬉しかった。

何か男同士の約束を交わしたような気分の夜の電話だった。

オレは駐車場でしゃべっていた。

特に何か約束事があったわけではないが

あの声はセクシーで良かった。

ひと夏超えての10月まで

アラタサンのLIVEもオレのLIVEも

見逃すなよぉ。

10月以降も見逃すなよぉ。

観とれよぉ。

今年は生まれる年だぞ。



2005年06月27日(月)

美しかった。


昨日は高円寺ALONEに遠藤ミチロウさんの
LIVEを観に行った。

少し、会場整備みたいな事もやって
とても勉強になった。

会場整備と言っても
空いたグラスをさげたり、灰皿を取り替えたり
しただけだが、勉強になった。

高円寺ALONEへようこそ。
ゆっくり楽しんでいって下さい。

高円寺ALONEは満席だった。

遠藤ミチロウさんのギターの音、
ミチロウさんにしか出せない音だと知る。

遠藤ミチロウさんと高円寺ALONEが一つになっていた。

時に子供の鳴き声のように
時に獣の猛り狂う孤独のように
時にダダをこねる子猫のように
時に龍が雲を舞うように
時に哀しみにくれる象のように

発するミチロウさんの声に

リバーブがかかり、照明が彩られ
2時間超のステージ

遠藤ミチロウさんと高円寺ALONEが一つになって
空間を染めていた。

遠藤ミチロウさんと高円寺ALONE
音と照明と声とギターとステップ。

百戦錬磨の技を観れたようでもあり

人の技を間近で観る事程
勉強になる事はない。

うまく言えないが

美しかった。

日だった。




2005年06月26日(日)

今、荻窪


題 名

「今、荻窪、すごいっしょ」 

投稿者:田村やすひさ

投稿日:06/26(日) 04:23 PC [返信] [削除]


今、荻窪のインターネットカフェからの書き込みだよアラチャン。
歩きつかれちゃってさ。
高円寺から普通に青梅街道を使って歩いたら30分で着くのに
「お前何処をどう歩いたらこの時間に荻窪になるんだぁ?」
って源さんに言われちった。

「なんで高円寺で終電乗り遅れたら、も一度ALONEにこなかったんだよ」
って言われて

「行ったんですけど源さんが一生懸命LIVEが終わったあとのステージを
片付けている姿を見たら、終電乗り遅れちゃいましたって言って
のこのこ顔出して声をかけれなかったので、またエレベーターを降りて
歩いて帰ることにしました」って言ったら、笑われた。

でも何であの時間(am1時過ぎ)から歩いて今頃、荻窪なんだって?
迷ったんだよ、そりゃそりゃ遠回りしたよ。

早稲田通りってなんだよ。下井草ってどこだよ。ぶらぶらブラブラ
歩いていたら環八が見えてきて
「お〜環八なら知ってるぜ」って
環八を下ったら荻窪に着いて、今の時間になったて言う
寸法さ。

そして源さんに電話したら
「どこかのインターネットカフェで時間つぶして
もう一度始発で高円寺に来いよ」ってことになって
今、荻窪のインテーネットカフェにいるって言うわけで

すごいっしょ。

ベイベー。

今日の高円寺ALONEの遠藤ミチロウさんのLIVE
スゴカッタゾ。
源さんのLIVEでもあったぞ。
音、照明、空間、雰囲気、すごかったぞ。
何回も俺はPA卓で舵を取っている源さんのほうに振り向いて
拍手したぞ。

LIVEだったんだぞ。

遠藤ミチロウさん、普段はLIVEであまりしゃべらないのに
今日、たくさんしゃべってたぞ!
「居心地よすぎてやばいです」って言って
「音泉FUCK」ウタッタゾ。「FUCK。FUCK.FUCK.」言ってたぞ。
「温泉FUCK」イッテタゾ。

アラチャンのこの前のアピアLIVE.
新曲、「片目の蜻蛉」「お喋りの続き」をはじめて
LIVEで唄う日だったじゃんか。

相当、気合入れて聴いているほうが息苦しくなって
もう二度と聴きたくないと思ってしまうLIVEに
なるかもな。なったとしても、それは初めての力が宿る日だから
見届ける価値あるLIVEだと思っていったら、
いざ、LIVEが始まって新曲唄いはじめたら
めちゃくちゃナチュラルでめちゃくちゃ飛んでて
聴いてるオレはノリノリになっちゃたじゃんか。

10月9日、高円寺ALONEでワンマンLIVEだと〜??!
そのオープニング悪党が俺だと??
源さんが決める前にアラチャンが
オープニングアクトの人を決めちゃったか!!

その割にはアラチャンのチラシに書いてある、
「オープニングアクト 田村やすひさ」の字が
ちっちゃいんじゃないのか〜!!!!

ようしわかった。

それまでの間、アラチャンが俺のLIVEを観に来てくれる
体になるなら良いが

俺はそれまでの間
アラチャンのLIVEには行かないと決めた。

行かないと決めた。
10月9日までアラチャンのLIVEを見ないと決めた。

この前の「片目の蜻蛉」「お喋りの続き」のそれ以上の
アラチャンを10月9日まで俺の中で膨らませて、
10月9日にのぞむぜ。

アラチャンが唄った
「どいつもこいつも」っていう言葉。
響かせて。

膨らませて、のぞむよ。

んじゃまた。ンチャッ!

チョビひげ=。




2005年06月25日(土)

筑波の印刷工場にて


印刷立ち会い漬けだった。

今日は昼の1時から夜の1時まで
4種類の印刷物を何回もすり直し

ラリルゼ。


2005年06月24日(金)

寝言で


昨日の夜、寝言で

「黄色」って

言ってたようだ。

2005年06月23日(木)

疲れた


「凄く楽しそうに色を観る人なんですね」って
言われて気を良くしていたのもつかの間、

前日の印刷物の刷り見本を確認してもらったら

「ここの色、青じゃなくて紫なんですけど」って
言われた。

うを=。
製版作業からやり直しだ。

印刷物のやり直しは、しょっちゅうある事だが

6月はその量が半端無くてキチガイじみている。

早く6月が終わって欲しい。

もう、疲れた。




2005年06月22日(水)

筑波にて


朝の9:00から例によって今日も印刷立ち会い。
夜の9:00に終わった。

で?

印刷機を操るオペレーターに

「凄く楽しそうに色を観る人ですね」

って言われた。

??????

あのォ

一刻も早く帰りたい一心なんですけど・・・・。











でも











ちょっと、嬉しかったりする。




2005年06月21日(火)

パンチして来る


ピンピンコが元気過ぎる今日この頃。

逆に少し心配してしまう程。

「お〜い大丈夫か〜」
「窮屈じゃないか〜」
「オレも入りて〜ぞ〜」

近づいて、話し掛けると

モアって
パンチして来る。

ケリもある。

2005年06月20日(月)

B-girl.


20から22の時、組んでいたバンド「B-girl.」の事を
久しぶりに思い出させてくれる事が、
この前の高円寺ALONEのLIVEの打ち上げで起きた。

その頃のLIVE音源が手元に戻って来たから
久しぶりに聴いてみたら、

なんか封印していた物がが突如として目の前に現れた感じで、
化石を目の前にしているような感じで
氷ったままのマンモスが目の前に原形をとどめてあるような感じで
ちょっと、おもしろい。

今、やろうと思っても出来ない事ばかりがつまっている。

「B-girl.」を久々に聴いたとは言え
何か次につながるわけでもなく、
ましてや、忘れていた何かを思い出させてくれるわけでもなく

とっくに卒業している事であるのだが

それゆえ、メチャクチャ当の本人が聴いていて楽しんでいる。

2005年06月19日(日)

さすがに


日付けはかわって
19日、日曜日のAM3:00
さすがにアラタサンから電話はかかって来なかった。

すこし期待していたりする。

時間も時間だし、
オレからかけるわけにも行かず、
一旦かけようとしたが、躊躇した。

何やってンだ??

アラタさんと電話すると自然と声が
お互いでかくなる。もの凄くでかくなる。
たぶん、AM3:00家の中で電話してたら、
きっと隣の家から苦情がくる

とか

そんな事を考えていたら
さすがにam3:00に電話は出来なかった。

「おめ=!!躊躇してんじゃね=よ=!!!」って
声が聴こえて来そうだったが、さすがに
駐車場じゃなかったから、電話しなかった。

それにしても
今週は仕事の事とアラタさんの事ばっかり
書いている。

カワカミアラタさんとの出会いは強烈だった。

間違いなく
今、オレの中で先頭を切って

突っ走っている人だ。
ぶち壊している人だ。

お喋りの続きをしようじゃないか。

23日渋谷アピア

カワカミアラタサンのLIVE

行くのが目の前だ。




2005年06月18日(土)

アラタさんで始まりアラタサンで締めくくった週。


PM6:30
カワカミアラタさんから携帯に電話が入る

ちょうどその時、納品したばかりの印刷物に
「印刷不良がある」ということでクレームの対応をしている時だった。

あたふたしていたが
急にアラタさんの電話をとりたくなり、
事務所を飛び出す。

すでに携帯電話は切れており、留守電が入っていた。

「え〜村田さんのお宅ですか?渋谷アピアで待ってます」

そうだ、今日はアピアで
アラタさんが可愛がっているケンタロウ氏が
南正人さんのLIVEのオープニングアクトをやる日だ。

すかさず、電話をアラタさんにかけた。

「おめ〜何やってんだよ!!早く来い。待ってるぞ。」
「ちょっと、今クレームが起きていて(なんちゃらかんちゃら///)」

いつの間にか電話が切れていた。
ちきしょう、切りやがったな=!!
も一度かける。

「うるせ〜よ、何だよ(笑)。」
「今日、行けません。」
「お〜そうか〜。またな〜。」

仕方がないとおもって、また事務所に,戻った。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


日付けはすでに18日の土曜日AM3:00
アラタサンから着信履歴があった。

そういえば、先週の土曜日、オレ
「今日はAM3:00に電話かけて来ないでね。明日早いから」って
アラタサンに言ってたっけ。
そしたら、ちゃんとアラタさん翌日の
日曜日のPM3:30に電話をかけてきてくれていたっけ。
その時も電話に出れなかったけど、留守電に
「あっ、村田さんですか?こりゃ失礼」って入っていたっけ。

そして今回
アラタさん、ちゃんとAM3:00に電話をかけて来て
くれていたんだ。もうオレは寝てたよ。

留守電を聴いたら
酔っぱらって、電車がなくなって、今どこ歩いているかわからない事
南正人さんのLIVEを観て、めちゃくちゃ感動した事
本当に感動して、嬉しくてたまらなくて興奮している声が
受話器から飛び出していた。

相当、酔っぱらっている感じだったけど、
千鳥足でふらつきながら、見知らぬ街を歩いていながらも

ちゃんとAM3:00になるまで、待っていて、

AM3:00になった瞬間、

電話をかけてきてくれていた事、

オレはこの仕草を
「優しさ」と呼ぶ。

そして、12時間後
18日土曜日PM3:00
また電話をかけて来てくれて、留守電に
「あっ村田さんですか?印刷ベイベーかよ」って入っていた事。

これをオレは「愛」と呼ばずして、なんと呼ぶ

どっちも電話に出れなくて、ごめんなさい。

今度はオレが楽しませてあげる番だ。




2005年06月17日(金)

飛行機で


16日のPM4:00までに同じく
中河原に届けなければいけないものが
16日のAM11:30大阪で仕上がる。

飛行機を使って
物が羽田にPM1:30に届く

今回は直接手で持っていくのではなく
赤帽を手配して運転手さんに納品してもらった。

新幹線とか飛行機とか
ガキの頃憧れていたものは

実は子供達を喜ばせるものとして
開発されたのではなく
素早い移動の手段の為なのだと

今頃、気付く。

今頃、気付く。

今頃、気付く。

今頃、気付く。


2005年06月16日(木)

飛脚気分


PM2:30、大阪は徳庵にて印刷物5,000枚仕上がる。
PM3:00過ぎ、新幹線に乗る。
PM5:53、東京駅に着く。

東京駅

JR新宿

京王線乗り換え

中河原という駅に着く

pm7:30、無事に納品完了

帰り
中河原という駅から
分倍河原という駅で

JR南武線に乗り換える

府中本町という駅から
JR武蔵野線に乗り換える

武蔵野線で西国分寺

中央線乗り換え

PM9:00頃
東小金井着

沢山電車に乗った。
逆に家に帰る時間が最近の中では
早くて嬉しくなる。

武蔵野台地を南北に走る
JR南武線

そして武蔵野台地を埼玉へと大きく周り
そこから東京に向かう
やたらと遠回りをする
JR武蔵野線

哀愁があり、プラットホームは
「国鉄」の臭いプンプンさせ
ゴツくて、不格好で、錆び付いていて
なにより生活感がにじみ出ている、
人を運ぶ電車

府中本町駅の武蔵野線のプラットホームで
いくつか特急列車を通過させている間
人もまばら

空想の昭和初期があった。

みそ汁の臭いがした。

夜御飯の支度の臭いがした。

台所からあがる、湯気の臭いがした。

かあさんのエプロン姿があった。



2005年06月15日(水)

明日、忙しいかも


PM2:44東京駅発 東北新幹線
pm3:27小山駅着

今日は小山にある印刷工場で
印刷立ち会いをしてきた。

6月も中旬に差し掛かっているが
6月中に新製品のラベルをあと23種類
仕上げて納品しなければ。

ヤバイ。いや大丈夫。
いやヤバイ。いや大丈夫。

明日が一つのヤマバになりそうだ。
明日が終われば、あとはまずは
間に合う目処がついている。

明日は大阪の印刷工場で仕上がった製品が
明日の夜までに府中に届いていなければならない。

が、今現在、まだ物は仕上がっていない。

明日、朝一で仕上がれば赤帽を走らせて
夜には届くのだが。

恐らく朝一には仕上がらない。
午後一には遅くても仕上がる目処はついている。

最後の手段として明日、朝
新幹線に乗って大阪まで行って
午後、物を受け取って
新幹線で折り返し、
そのまま夜、府中に届けに行く
方法がある。

明日の朝の状況次第だ。

今日、東京駅から
東北新幹線に乗る前に
カワカミアラタさんに電話した。

が、出られなかった。

携帯電話を
車に置き忘れていたと言う。

特に用事はなかったのだが、
なんかちょっと、しゃべりたかった気がしてた。


明日が一つのヤマバになりそうだ。



2005年06月14日(火)

6月11日高円寺ALONEライウ゛


自然に
吹っ切れたライウ゛だった。

表現の面白さ、奥深さを感じた。

どんな事を、この体が感じたかは
今後のライウ゛でまた違った形で
現れてくれる。


2005年06月13日(月)

楽しい瞬間


朝5:20に起きて
上野からフレッシュ日立9号に乗って
土浦まで行き
筑波にある印刷工場に行った。

今の仕事
食品関係のラベルの印刷物を扱っている関係で
6月は秋の新製品に向け
12月は春の新製品に向け
もうめちゃくちゃだ。

この時期
デザイナーの代わりに
印刷立ち会いにいく日が集中する。

印刷立ち会いで
デザイナーの求める色が出るまで
インクの配合の調整をしながら
基本となる色を作ると言うか
組み合わせ、掛け合わせをして
色を出していく。

4種類の製品を立ち会いすると
結構時間がかかり

結局朝の9時から始まって
終わったのは夜をだいぶ過ぎていた。

昼の筑波の窓の外は
緑が多くて、天気も良くて、

立ち会い室の中で
数えきれない程のあくびをしていた。

昼3:30頃
携帯電話にカワカミアラタさんから

「あっ、村田さんでしたか。こりゃ失礼。」

って留守電が入っていた。

おもわず、吹き出した。

この日、唯一楽しい瞬間だった。





2005年06月12日(日)

ヤバいか?(追加:ヤバくないぜ。LIVEから帰って来たぞな。もし)



大変な事が起きている。
PCでHなページに行って、変なボタンを押したら「登録完了」とかでてきて、
「下記の宛先まで6月14日までに¥35000お支払い下さい」
といった画面になってしまった。

よ〜く見たら、変なボタンを押す前に「利用規約」が書いてあって、
そこに「下記をクリックすると自動的に入会処理をされます」
といった内容のものが書いてあった。

ヤバイか?これ。

これって支払わないとヤバい事になるのか。

なんか、「あなたの情報」とかかいてあって
オレのプロバイダーとか使っているPCの機種がかいてあって、

「銀行に振り込む際、名義の蘭にあなたのID番号をお書き下さい」
とか書いてあって、オレのID番号がかかれているのだが、

これって住所とか、電話番号とかも知られちゃったのか?

ライウ゛前の朝からオレ何やってンだ??????

ヤバいか?





///////////経験者からの嬉しい返事////////////






徹底的に無視しろ!!!。

「登録完了」ページのある「お問い合わせ先」に
メールなんか送ってしまうと、そこからが地獄の始まりだぞ!!。

全然平気、なんならそのクリック何100回でも押しちまえ!!!!。

「面倒くさい事になるくらいなら¥35000支払っちゃおうかな」と
思わせるのも手口だぞ!!そんなことしたら引っ掛かりやすい人リストに
名前が乗ってしまって、大変な事になるぞ!







//////////////////////////////////







あぁ、良かった!






ちゃんちゃんこになんて言おうかと思ってたよ。







よっしゃ!LIVEだぁー!!!!





/////////////////////////////////////////////////////////////////////




高円寺ALONEでLIVEやって来たぞ!

オレ、明日5時起きだもんでぞなもし、
近いうち今日のLIVE音源UPするが明日は無理だ。


今日、来てくれた、ほっぺたプクプクチャンチャンちゃん
るるるるる、カルカンエコープラスティンが
感じてくれた生は今日だけのものだ。

後でどんなに
想像しても、想像出来ない今日だけのもの。
想像に残らずとも体についたもの。

見逃すなよ。

よろしくベイベ=!!!!!!!!

明日5時起きなので

そろそろ今日は眠るぞなもし。

今日の出来事♪

いい夢が待ってるよよよよよ〜ん。

おやすみ。





//////////////////////////////////





すこし酔っていて、眠れそうにありましぇん。

だがしかし、アラチャン、電話かけて来ないでねっ。

携帯の目覚ましも加えて、目覚まし5個、セットしたぞなもし、

3時にかかってきちゃったら、普段は携帯の着信音、消しているのだが
今夜は目覚ましの為に着信音ONにしてますから〜。

zzzもかけてくるなよ。

確か携帯番号教えた(想像)
携帯番号をひかえてもらえんかった(想像)

ひとっぷろ浴びて、寝るとすっか!!!!

いい夢、観るぞ。


おやすみマン。




登場







/////////////////////////////////



ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ・・・・・・・・・・・






2005年06月11日(土)

クルクルパー


5月下旬から今日まで
月曜日から金曜日
12時前に家に帰っているのは
3、4日あるかどうか。
飲まずに。
6月いっぱい。続く。

6月、12月、クルクルパー。

それを年中そうしてやっている人もいるが
丸丸2年、休みのない人もいるが

土、日、朝まで飲んだり、終電まで
飲んだりしてるが、

さすがに日曜日、終電まで飲んで、
またこの月曜日から金曜日を送るのは
ヘルニアに悪い。

余裕は創れりゃいいんだが、創れね〜よ。
電車乗ったよ、新幹線。

ガキの時は新幹線自体に
乗る事自体に憧れていたが、

この時期、新幹線のってもよ
座れね〜。

広島から東京まで
携帯電話鳴りっぱなし。

「あの件、どうなってんだ!」
「いつ頃、出来るんですか!」


んなこと知るか=!!
オメ〜がこっちに投げて来たんだろうが=!


って言えない新幹線の中って何?

途中トンネルに入って電波、途切れ途切れ

やりゃいんだろ、やりゃ

どんだけの人に迷惑かかっているか
いくら話しても
わかってもらおうなんて思わね〜よ

・・・・・・・・・・・・・・

6月5日のアピアのLIVE音源
ウォークマンの電源入れて
ボリューム上げて

シャッター閉めた。

自分のLIVE音源に
ほんの少し元気づけられ
荒を見つけ、よし次回はって
なに

自分で良いと思っている
その狭さ自体
全然、良くね〜んだよ。

前よりマシになってるだと?
とぼけた事いってんじゃねぇよ。自分で。

アラタの兄ちゃんが
また、わけのわかんらね〜とんでもね〜新曲
創りやがってよ〜次元が違うよ。

とんでもね〜よ。


いいか
誰のせいでもないんだよ。


もう今日じゃね〜か。

6月10日

オレの弟「ラック」とマリエちゃんと星さおりと
オレの

誕生日じゃね〜か。

31だぜ。おい。


おめでとうなんて言われたいから
書いてんのか?おい。

いや、違う。

じゃ、書くなって話ししちゃってんだよ




2005年06月09日(木)

自分で


良かったと思えるLIVEなんて
すぐに忘れちまいたい。

2005年06月07日(火)

聖地アピア



聖地アピアが今日は敵地に感じる。

喧嘩しにいくようだ。

ぶっ飛ばしてやる。

今から向かう。


//////////////////////////////////////////////////////////////////


今帰って来たぞ。

源さん
カワカミアラタさん
JINさん
はんなりチャンチャンちゃんちゃんちゃん

ティン
カルカンちゃん
JET CITY キノコ
山元ZZZZZ
佳子
井口
小川

観せたかった。かった。ガッタ、ガッタ。
観て欲しかった。ガッタ。ガッタ。

今日のアピアLIVE


/////////////////////////////////////////////////////////////////


マリエちゃんが言った

同じ誕生日の日のくせしやがって
言った。

オレと9歳離れているくせしやがって
言った。

今日のLIVE終わった後

言った。

「相当、井上さんにしこまれているでしょ!
今日、凄く良かった!」

ちげ〜よ!ちげ〜よ!

仕込まれるのはこれからだよ。

ちげ〜よ!ちげ〜よ!

仕込まれるのはこれからだよ!

自分で見つけたかったんだよ。
そのわりには、ヒントを
会う度にもらっている気がするが。

だが、マリエちゃんが「仕込まれている」と感じてくれた事は
ボロクソ嬉しい事で、
マリエちゃんの目も確実に養われている
証拠かもしれんぞなもし。(なんて言ってみたりする)

ただ、オレは観て来たんだよ

源さんを観て来たんだよ

感じたんだよ

感じたから今があるんだよ。

「何が起こるかわからNight!」

やって来たんだよ。

そこでまたもや観たんだよ。

源さんを観たんだよ。

火取さんのLIVEを観たんだよ
岩永則親さんのLIVE観たんだよ
JINさん観たんだよ
イムカイさん観たんだよ

カワカミアラタ髭さんを観たんだよ
会話がはずむんだよ

元気玉だよ

それをやったんだよ。


/////////////////////////////////////////////////////////////////  



アピアでたらふく飲んだ。

まだ井の頭線の最終電車に間にあう時間だった。

井の頭線のプラットホームに並んだ。

ギターを持っている方が居た。

プラットホームで

その方の隣に並んだ。

横顔を観た。

その方は

小池真司さんだった。

「小池真司さんですか?」
「はい、そうですが?」
「今日、自分アピアでLIVEだったんです。」
「私もアピアで音出しをして来たところです。12弦のギターの音を確かめに。」
「アピアに今日いらっしゃったんですか?」
「はい。ところでお名前は?」
「田村やすひさです。」
「名前はちらほら聞いています。」
「どちらまで、帰られるのですか?」
「私は池ノ上です。どちらまで?」
「東小金井です。吉祥寺から中央線に乗って」

ニコニコ、ニコニコ

電車が来た

小池真司さんの隣にオレ、座った。
オレも小池真司さんも
足と足の間にギターケースを挟んで。座った。

「アピアは長いんですか?」
「はい、もうじき10年になります。」
「10年選手がいるのってうれしいね。」
「この前の火取ゆきさんのLIVE極上でした。」
「あぁ、あの日観に来てくれてたんだ。」
「はい、極上でした!」

ニコニコ、ニコニコ

池の上に着いた。

小池真司さんとお別れの時がきた。
小池真司さんが椅子から立った。
電車の扉の所まで歩いた。電車の扉が開いた。
小池真司さん、もう一度オレに振り向いて、会釈を交わした。

扉が閉まり
電車が走り出した。

すかさず
火取ゆきさんにメールを打った。

今、井の頭線の池の上を過ぎました。
井の頭線の池の上まで、小池真司さんと、
隣同士に井の頭線の椅子に座って、小池真司さんと
ツーショットしました。
小池真司さんは池の上で降りられました。
緊張したツーショットでした。


数分後
火取ゆきさんからメールが来た。

その内容はシーコさんそのもので
嬉しかった。

銀河鉄道の夜だった。


///////////////////////////////////////////////////////////////////


6月11日(土)高円寺ALONE

待ってろよ!待ってね〜か。
待ってろよ!

円の描き方が違うLIVEだった。

待ってろよ!待ってろよ!

11日高円寺ALONE

時間つくって来いよ!


///////////////////////////////////////////////////////////////////


東小金井に着いて

カワカミアラタさんと

1時間電話でしゃべった、しゃべった、しゃべった。
駐車場に座って。しゃべった、しゃべった、しゃべった。


清志郎好きは駐車場好きだもんで
こればっかりはしょうがねぇ!


////////////////////////////////////////////////////////////////////



素的な夜を
いい夢を!




おやすみ!

近近、今日のLIVE音源、全曲UPする。

よろしく待ってろ。





おやすみ!











2005年06月05日(日)

何が起こるかわからNight!


あれからもう1週間が過ぎてる。
あの場にいた人達、生きてるかな。
骨抜き状態じゃないだろうな。

5月29日
高円寺ALONEで起きた事件。
「何が起こるかわからNight!」

4月中旬になって高円寺ALONEの楽屋に貼り出されていた
手描きのどでかいポスター。
「楽器はいらない。体一つで来て下さい。君はここに名前を書けるか。」
の黒文字がなにやら、面白い事が起きるんじゃないかを
思わせる字体だった。そこに
参加希望の人達がポスターに名前を連ねていた。
オレも書いた。

5月29日、当日、ドキドキとワクワクで
高円寺ALONEの扉を開けると、すでに10人程の個性が
テーブルを真ん中に、輪になって、酒を飲んでいた。

PM7:30 高円寺ALONEマスター井上博之氏

「皆さんようこそいらっしゃいました!
まだ全員揃っていませんが、時間になりましたので
そろそろ始めたいとおもいま〜す!
カンパ〜イ!!!」

しばらくは飲みながらの親睦会になるのかなと思っていたのもつかの間
スピーカーからのアナウンス

「それでは皆さん、せっかくですので自己紹介がてらに
1曲持ち唄を唄ってもらいましょう。
それでは、一番端に座っている田村さんからよろしくお願いしま〜す!」

おい、マジかよ=!!!聞いてね=よ=!!!
さっき席に座ったばかりだよ=!!!
ちょっとは飲んでからにしないか=!!!

時間は止まってくれなかった。

ステージの横にはYAMAHAのフォークギターが1本立っていた。
そのギターを手にとった。

「田村さん、何を唄おうか考えていても無駄ですよ」と
モニターからの低い声。

う=全部見透かされている=・・

「田村さん、ちょっとステージのセンターに立って下さい。」

なんだなんだ。唄うんじゃなかったのか?

「はい、みなさん。今から照明効果について少し説明します。
ここの照明を使うと、こうなります。そしてここの照明を使うと
このようになります。」

客席にいる人達が、「お〜」とか「ほ〜」とか「へ〜」とか
言いながら、井上博之氏の照明の実演に見入っていた。

「こうやって、LIVEはステージに立つ人と
音と照明で命が吹き込まれていくのです。
表現者は照明を意識するアンテナを持ってください。
わかりましたか〜。
はい、田村さんモデルありがとうございました。
ではお待たせしました。唄ってくださ〜い。」

うを〜。
「涙よ」を唄った。
足がガクガクだった。
打ちのめされた。

唄い終わった後、席に戻り、落ち込んだ。
全く唄えなかった。

次次と参加者が持ち唄を1曲、唄い出す。
芝居があり、それぞれの人達の曲、物語に照明が彩られた。

高円寺ALONEは音もいい。
それに、照明が生きている。

そんな事思いながら、酒飲みながら、さっきの自分の「涙よ」に
落ち込みながら、酒を飲み、参加者全員、持ち唄を1曲ずつ唄い終わった。

と思いきや、

井上博之氏が突然、ステージに立った。
ハリケーンのような立ち方で、ギターを手にして
ギターをかきむしり始めた。

うお=!!!!!!!!!!!!!!!!

参加者全員、歓声を上げ、高円寺ALONEが渦を巻き
井上博之氏の「転身ブルース」が放たれた。

井上博之氏は今年の1月、高円寺ALONEを開店してから
LIVEをやっていない。人前で唄っていない。ステージに立っていない。
命がけで創り上げた、高円寺ALONE。
命がけで挑むとき
どちらか選ぶという事はどちらかを捨てる事。
井上博之氏はLIVEハウスを経営しながらステージに立つ事を
堅くなに、拒否していた。
だが、毎日毎日自分のステージに立っていたのだ。
高円寺ALONEのステージの向かいにある
PA卓、調照機のある場所で。
表現者の世界を正面から体で受け止め、
その表現者の世界を引きだすように、音と照明と表現者に全神経を注いで。

高円寺ALONEは一日の出演者が2組から3組だ。
それは、敢えてそうしているのだ。
2組3組のそれぞれの30分のステージを創りあげるのに
井上博之氏は1時間以上のワンマンLIVEを体はってやっているのだ。

安直な音は出さない。照明はやらない。全神経注いでやっているのだ。
井上博之氏の立っている場所が実はステージのオレらが唄う高さより
1センチ高く創られているのを知っている。

その井上博之氏のステージで、いつも
井上博之氏は自分のステージに立って
自分の世界を昇華させていたのだ。

なに一つ、自分が唄うたいである事を
忘れているわけもなく、それどころか
いつでも行けるように、精神を昇華させていた。

今まで聞いた事のないような
「転身ブルース」が放たれた。

凄みがあった。
恐いくらい凄みのある井上博之氏の「転身ブルース」だった。
自由だった。恐いくらい自由だった。自由だった。

参加者が唄った自分の持ち曲のどれよりも
凄かった。

みんな、井上博之氏に負けた瞬間だった。

オレ、何やってンだよ!

興奮さめやらぬうちに、お刺身が運ばれてきた。

さぁ、ここからしばらくは親睦を深める飲み会になるのかな〜。
と、思いきや。

スピーカーからのアナウンス
低い声で

「それでは皆さん、お待たせ致しました。
自分と向き合う時間です。
今回の企画のメイン
即興コーナーの時間です。
決して聴いている人を意識しないで下さい。
決してあらかじめ考えられたものを出さないで下さい。
ステージに立ってその場で表現して下さい。
決して聴いている人を意識しないでやって下さい。
自分と向き合って一人でステージに立って下さい。
照明も、この明かりを付けているだけです。
余計な事を考えず、その場で即興をお願いします。
今から、クジをもって皆さんのところに回ります。
クジは楊枝です。先っぽが赤くなっているのが、
当たりクジです。当たった人からお願いしまーす。」

おいマジかよ=!!!
いきなり当たってそんな事できるかよ=!!!
恐え=!!恐え=!!!
刺身食いてぇのによ=!!
マジかよ=!!!

井上博之氏が楊枝を持って一人一人がクジを引き始めた。

高円寺ALONEに初めて来た女の子が当たりクジを引いた。
ギターの弾けないその子は、覚悟を決め、ステージに向かい
アカペラで唄い始めた。

誰もが静かに静かに聴いていた。
その子は、途中からスイッチが入りだし
目を潤わせながら凛と唄い、みつめ
そこに居た。

素直な裸の声、その子がステージから降りる時、
惜しみない拍手が沸き起こった。

これは半端じゃ出来ね~な。
出来れば自分の番、回って来て欲しくないな!

やべ=なこれ。自分の番になってあそこまで裸になれるか・・・。

わかった。考えるのやめよう。当たってからのお楽しみだ。
当たらないと何にも始まらね〜。

次次と当たりクジを引いた人達が、ステージに立ち
みんな自分で音(足音)を出した瞬間から、
もう引き戻る事は出来るわけもなく
とんでもなく裸の声が、オリジナルの鼓動が、
獣のような目つき、逃れられない己の悲しみ、
静寂、狂喜乱舞、凄い事になっていた。

人それぞれの個人の独自があった。
それは、奇麗だった。

緊張感に包まれた空間のなか
やり終えた人達、誰もが生まれかわったように
いや、ステージで生まれ変わって、
ステージを降り、惜しみない拍手。

気が付けば、オレもやりたくてやりたくてたまらなくなっていた。

何をやるかは、当たりクジ引いてから、自分と話そう。

とにかく、はやく当たりクジ引きて〜な〜。
自分とお話したいな〜。

またハズれた〜。酒飲もう。酒飲もう。酒飲もう。

気が付けば、オレとKinnちゃんが残されていた。

Kinnちゃんとジャンケンした。

オレが勝った。

電流が走り
スイッチが入った。

・・・・・・・・・・・・・

覚えていない。自分が何をやったのか。
ジャンケンで勝って
客席からステージに向かうまでに、既にスイッチが入っていた。

その瞬間、自分の中に思い浮かんでいた光景をしゃべりながら
向かっていってたと思う。

ステージでブーツを脱いだ。
自分が終わったあと
客席からステージを観たら
オレのブーツがステージにあった時
ブーツを脱いでやっていた事を知った。

あっという間だった。
どんどん、言葉が溢れ出て来た。
何を唄ったか、思い出せない程、瞬間瞬間
針だった。

あっという間だった。

やり終えた後、
ステージ降りる時

スピーカーから低い声で

「はい、田村さんありがとうございました〜。
即興でやるのは良いんですけど、時間オーバーで〜す。」

えっ!!オレそんな長くやってたのか=??!!??!!

ステージから降りた後、
急に恥ずかしくなったのはなぜだろうか。


そして、最後Kinnちゃん登場。


髭ボーボー、髪の毛バッサバサ。
聴き取れない声で何かわけわかんない事を言いながら
ギター弾きながら、ずっとずっと何かを繰り返し繰り返し
それが長くて、永遠やるんじゃないかくらい、繰り返し繰り返し
何かわけわからない事をささやきながら、ギター弾き弾き
だんだんオレもハートが踊りだし、

思わず、ステージに上りピアノの椅子を叩き始めた。
またどこからか、長身な男がやってきて、ステージで踊りだし、
またどこからか、かわい子ちゃんがピアノを弾きはじめ、
オレはアフリカのジャングルの原住民の祭りを思い浮かべてた。

だいぶ、時間が過ぎていたように思う。
スピーカーから低い声で
「はい〜そろそろ、ステージから降りてくださ〜い。
ここからはKinnが一人で最後をしめくくりま〜す。」

獣のようになっていた、長身とかわい子ちゃんとオレは
その時ばかりは
飼育係りのお兄さんに、調教され、たしなめられた
小動物のように素直に自分の席に戻った。

そこからのKinnちゃんが、これまた気狂いで
その時のKinnちゃんのステージの姿が、今もまだ脳裏に焼き付いている。



高円寺ALONE企画
「何が起こるかわからNight!」


とんでもなく楽しかった。
えらい事になっていた。

また、やる時は
また、挑戦しにいきたい。

あんな事を
酒飲みながら

緊張感
張りつめて

一人一人が真剣にステージに向かえる

高円寺ALONEの空間って凄い。


「何が起こるかわからNight!」


あの日、クジが当たってスイッチ入った時、
自分の中にぶっ壊れた魂を観た。

明日、渋谷アピア

待ってろよ。

骨抜きになったオレのクジ

当ててやる。




2005年06月04日(土)

 < 過去  目次  未来 >


MAIL