脳内世界

私が捉えた真実、感じた真実などを綴った処です。
時に似非自然科学風味に、時にソフト哲学風味に。
その時その瞬間、私の中で、それは真実でした。


※下の方の○年○月っていうのをクリックすると、ひと月ぶんはまとめ読みする事ができます



 全課程の修了

 

「以下の四年生の必要課程がすべて修了したことを証明します」

という通知とともに、
私たち四年生の氏名が掲示板にずらりと張り出されていた。



ぶわっと、走馬灯みたいに、今までのいろんな記憶や想いが想起される。


「もう俺らが教えれることは全部教えたから、あとはお前ら安心して巣立っていけよ」
と背中を押されたような気がして、目頭が熱くなった。

2007年02月27日(火)



 メール

○○ちゃんへ
1年でも、2年でもあなたが受かるまで支えますから安心して受けてください。
その為の家族ですから。
お父さんより




………有難うございます…!(瞠目、礼)
これで何の心配もなく頑張りきれます…!

2007年02月23日(金)



 近視


近視というのは、目を近づけないと見えないというやつだ。

だが目を近づければ、全体を見失う。



しかしながら、目がいいやつでも全体を見失うやつは大勢いるのもまた事実だ。

2007年02月17日(土)



 



たとえば自分の好きな傾向の服装が全然わからない子に、
他の人が各々「これがいい」と思う服を提案してみても、
その子は納得しないよね。
たとえば「何かいい音楽紹介して」とだけ言われた子に、
いいと思う音楽を他の人が紹介しても、
本当に好きになることって奇跡といっていいほど無いよね。
簡単な趣味嗜好でさえこれなんだよ。


魂に触れる「生き方」や「救い」を、
手当たり次第に他者にすがったって、
満足できるわけがないじゃないか。

頼むから、
きみはきみ自身のための、
もうひとりのきみを上手につくってくれ



2007年02月14日(水)



 





放った瞬間に、それまでの時間は「放る」という行為で塗り潰されるだろうに


2007年02月13日(火)



 



全てを手放せば、また身体が軽くなる気がしたんだ

身体が軽くなれば、沈むことはないと思ったんだ

2007年02月12日(月)



 夕の情景


黄金蜜のひかりぐも、緋色の襦袢をひろげたような空の帯、
それを沈みゆく夕焼けのその日最期の情熱であかく染め上げて、
とけて混ざろうとするところに紫水晶をひとつぶ落とすと、
その深い深い輝きが、夕焼けの情熱全てを吸い取る傲慢なエゴと共に、
あたりを物云わぬ静寂の昏紫の帳で浸していく。

全て奪われる喪失の余韻<かなしみ>が後をひくような最期の朱色は、
しかし薄紫の帳に溺れる悦びにやがて動かなくなって埋もれていく。
沈めば昇り、昇れば沈み、その悦は終わりなく繰り返される。



もったいぶってかいてみる、夕の情景。

2007年02月04日(日)



 



一人でいることの最大の利点は、
泣いてる事を誰にも咎められない事である。
と同時にそれは、自分の愚かさに気付くのが遅れる
最大の欠点でもある。




2007年02月03日(土)
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