誰が言ったか。

「頭で考えるんじゃない。心で感じるんだ」



最近の私は本当に頭でっかちで。
これが大人になるということならば
私はこれ以上大人にならなくてもいいかな、と思った。

ずっと、私の中のヨウの存在を考えてた。
でも、それは「頭で考えた」だけであって
感じていた何かをどこか無視した「彼の存在」だ。

自分にとって「損」か「得」か。

安らぎとかトキメキとか
形にはなれない何かをどこかに投げて
私は恋を続ける努力を自分ではないところに求めてただけだ。

いつも、そう。
最終的には自分のモノサシでしか、物事を考えられない。
冷静になってやっと彼のモノサシと自分のモノサシの差を考えるけど
理性が感情に追いつかなくなる時が多いんだ。

「こんなことを言うのは、私だったらコウ考えてるからだ」

「好きだったら、普通こんなことやらない」

･･･全てコレは自分のモノサシの中においての「常識」たるもので
ヨウのモノサシは私と違った単位で動いているんだよね。

ふと、そのモノサシが重なる瞬間があって
それを大切にしていればいいのに、
頭でっかちの自分が悪い方向でしか考えられなくて
･･･そう、自分が一番大切としか思えない性悪女だから
彼のいいところ、好きなところまで見えないフリして
一人悩んでるような演技をしていたに過ぎない。

もう少し、冷静に。
そして、もう少し彼との未来をもう一度考えてみようかな。

いつも、いつも、いつも同じところをグルグル。
けど、これが正直な自分の気持ち。



（こんなの日記とは呼べないかな？）

あんなに裏切られつづけてるくせに
どうしてまだ別れないのか。
友達に「まだ好きだからでしょ？」と聞かれるも
素直にYesと言えない自分。

そこにはたぶん「自信のない自分」がいるだけ。

ヨウと別れて一人になるのが
怖いと思う情けない自分がいるだけ。

また新しく恋ができる自信がない。
イヤ、コンプレックスだらけの自分を
好きになってくれる奇特な人を見つけられる自信がない。

･･･全てにおいて自信がない。





そこに「愛」がないのか。
そこに「情」すらないのか。


どこかで信じたい自分も否定できず、
･･･とはいえ心底信じられない自分も否定できず。