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付き合って今年で9年目になる、私とヨウ。
2年同棲後3年前より遠距離恋愛・・・戸惑う毎日です。

THANKS!!
日記、掲示板のいずれかのキリ番を踏まれた方で
バナー等プレゼント致しますので是非BBSにてご報告下さい!
past  will



→ ベタベタ。 2000年11月30日(木)

私は人前でベタベタされるのがキライだ。
イヤ、正確に言うとキライだった。過去形。

夏頃に書いていたさるさる日記は過去日記だったわけだけど
ヨウの前に付き合った人で少々ベタベタ系の人がいた(笑)
好きで付き合うことにしたんだから
好きな人でもベタベタされることを嫌だと感じた自分は
「私はサッパリあっさりした付き合い方が好きなんだ」と
勝手に悟ってしまって、彼に「ゴメン、あまりベタベタされるの苦手」と
ストレートに伝えたことがある。
その後彼も私の気持ちをわかってくれて
二人きりで部屋にいる時も隣に座らなくなったし
道を歩く時も腰や肩に手を回さなくなったんだけど
なんとなく私はそれを寂しいと感じてしまった。

私の場合は・・・単に恥ずかしかったんだと思う。
今までそういうふうにされる事もなくて
どうしていいかわからなくて困ってる感情を
「嫌だと感じてる」と自分で錯覚したのではないか、と。

それでも。
自分の気持ちを素直に伝えて良かったと思ってる。
そうでなければ「嫌だ」と感じてると思ったまま
彼と別れてしまっただろうから。
ま、結局その後彼とはベタベタする関係にはならないまま、終わりました。

ちなみに、その彼とは3ヶ月しか続かなかったんだけど(自爆)

ヨウは。
すごく奥手で手も触れない、言葉も少ない、みたいなタイプなので
逆に寂しくて寂しくて、今の私は常に触れてないとダメ、みたいになっちゃった(笑)
人前だろうがなんだろうが、一緒にいたいし、触れていたい!
そういう女になってしまいました。
あの頃を振り返ると思いっきり逆じゃん、キャラクター。と自分でも思う。

好きな人には少しでも長く触わっていたい。
ちょっとでも彼のニオイを感じるところにいたい。
これが今の私の素直な気持ち。

振り返ると・・・ヨウが私にとって「初めて愛した人」なのかもしれない。
違うかなぁ??



→ 口寂しい。 2000年11月29日(水)

今週ヨウは9時より早く帰ってきていない。
ので、当然のように一緒に夕食は食べれない。
一人で作って(買ってきて(苦笑))一人でコタツに入って食べる。
・・・まぁ、基本的には一人暮らしなんだし
一人でご飯なんて当たり前かもしれないんだけど
どうも寂しいもんですねぇ。

大学時代は実家から通っていて
ヨウは一人暮らししていたんで
いつも誰かと一緒の夕食だった私。
そして社会人になり、一人暮らしを始めたものの
ヨウは半分以上一緒に住んでるようなもので
休みの日などは一日中一緒にいるカンジなのだから
私一人の時間なんて一人暮らしのくせにほとんど無い。
そのせいでどうしても一人の食事を寂しく感じるらしい(自己分析)

私は一人だと妙に食べる。
一食の量は一人で食べる方が少ないけど
その後が問題なんだよねぇ。
というのも、間食の嵐(苦笑)
なんか口寂しいっていうのかなぁ、いろいろ開けてしまう自分がいる。
誰かがいて、何かしゃべっていればそうでもないんだけど
一人だと話す相手がいないから、その分食べてしまうらしい。
最近自覚し始めたけど、少々遅かったかも。

夏に比べて2キロ太っていました(泣)
なのにヨウは逆に2キロ減。
49キロって男の人の体重じゃないよねぇ!?

きっと明日も遅いんだろうなぁ。

そして。ピルの力は偉大です。
やはり今月も予定に狂わず水曜日、お昼頃に生理が無事きました。
だいたいお昼の12時前後2時間ぐらいの間に来るみたいで
そういうのがわかってるとすごく楽。

まあ、また約5日ほどエッチはお預けなんですけどね。



→ 淡泊な。 2000年11月28日(火)

ハッキリいって彼は淡白だ。
何に対して、と聞かないで欲しいけど、もちろんエッチに関して(照)

それは「したくない」という淡白じゃなくて
付き合い始めからだったけど、1回すれば満足してしまうタイプ。
当然毎日しなくてもいいみたいで
よく聞く「1回エッチした後は会う度にそればっかり」ということも無かった。
まぁ、私もなぜかそこにそんなに不満も無かったんだけど
ふと付き合う年数が長くなるにつれて
普通どんどん回数が減っちゃうだろうなぁ、と
考えたらこのままじゃイカン、と何故か思ってしまったわけ(笑)

そして、自分はどうも本当はエッチがすごく好きらしい(照)

だからなおさらこのまま尻すぼみで減っていくだけなんて・・・!と
ヨウにお願いしたことが何度もあって
それが原因で変なケンカに発展してしまったことも実は何度もある。

なのにここのところ何日連続とかの記録を作ろう、とか
いろいろ試してみよう、とか結構積極的に考えてくれる彼がいる。
残念ながら明日から生理の予定なので連続記録はここで打ち切り(笑)
とはいえ、社会人毎日ヤってたら仕事できません(って言い訳?)ので
そんなにしてない・・・ハズ。
今日も、昨日も、一昨日も、一昨昨日・・・ってずっとしてても
もっとして欲しい!って思う私は・・・淫乱??

付き合って1年もするとエッチしなくていいとか
そういう倦怠期もなく4年目に突入している私たち。
男友達に話を聞いても
「4年目で?浮気もせず??・・・彼氏、スゴイよ」と言われる。
男の人はそういうもんなのかしら??
同じ女と毎日のようにエッチ、なんて考えられないらしい。
なんかそういうのって寂しい気がする。

「もっと研究しなくちゃね」
「おう」
「ヨウに開発してもらわないと」
「・・・そうかぁ。そうだなぁ」

・・・ベッドの上でイチャイチャしながらの言葉。
その度に強く抱きしめてくれる彼を見て
そういう時は「別にイケなくてもこの人とこういう瞬間があればいいのかなぁ」とも
思っちゃうけど、やっぱり一緒にイケる日を楽しみにしてるわけです。

そう思いながら必ず眠りにつく前に
さっきまでエッチしながらたくさんたくさんキスしたくせに
ちゃんと「おやすみ」の挨拶のキスをしてから
ベタベタしたまま二人別々の夢の世界へ。

ああ、ベッドの上で失神させて欲しい〜(謎)



→ 天使。 2000年11月26日(日)

ヨウは私にいろいろな言葉をくれる。
それは「ありがとう」だったり「ごめん」だったり。
当然「好きだよ」とか「愛してる」という
付き合った当初は絶対に言ってくれなかった言葉を
最近は時々だけどくれるようになった。

乱用されればあまり嬉しくないのかもしれない。
かといって、全然言ってくれないのも結構悲しいだろうなぁ、と
自分で安易に想像できるんだけど(苦笑)
そのへんのバランスはなかなかバッチリかも、ヨウ。

それは突然のことだった。日曜日の夜。
私はたまっていたアナログな日記を書いていて
ヨウはMacで遊ぶのにも飽きてしまい
「暇だぁ〜」って言いながらコタツでゴロゴロしていた。

そういう時、ヨウは私をよく呼ぶ。
「カオリ〜」と呼んで私が振り返るのを楽しんだりする。
最初は私も「なぁに〜?」って振り返ってあげるんだけど
あまりにしつこく名前を呼ぶので最後の方では
「しつこいなぁ〜(怒)」と言ってしまう。
そうするとヨウはおもちゃを取り上げられた子供みたいに
シュンとした顔をして「何でもないよ・・・」と悲しげに言う。
・・・本当はそういう顔を見たくて
私もイジワルなことを言ってしまうんだけど(笑)
そんなヨウを見ては「ウソ」って抱きしめるのが
なんとなくお決まりのパターンだった。

その日も同じカンジで、何度も私の名前を呼ぶ。
その度に日記を書く手を止めて振り返って答える。
振り返るたびに「カワイイ」とか「スキだ」と言うヨウ。
・・・絶対からかってると思うんだけど(笑)
そういう時は、それほどかまって欲しいのかもしれない。
ただ今日はいつもと違う台詞を聞いた。

「カオリ〜」
「何よ〜??」
「・・・カオリは俺の天使だっ」
「!?」
二人で目が合う。そして次の瞬間に二人で爆笑。

「『天使』って何よっ??」
「わかんない。けど、なんかそう思った」
笑いながらヨウは言う。
二人で「天使」と言う単語を言っては繰り返し笑う。

すごくネタっぽかったんだけど、やっぱりなんか嬉しかったなぁ。
言われた事ないもん、今まで(笑)
「今度は『女神』にステップアップしないと!」
「俺は『天使』で十分だけど」

本当に私はヨウの「天使」になってるのかなぁ。
いつもワガママばっかりなのに(自爆)

そんな日曜日の夜でした。



→ 酔っぱらい。 2000年11月24日(金)

こんな時どうしてますか?
優しくしてあげれば良かったと自己嫌悪中なんですが(苦笑)

それはヨウの会社の歓送迎会で
私はいつものごとく一人の夜を過ごしていました。
「なるべく早く帰る」という決まり文句を残して
朝ヨウは出ていったきりで、
想像しただけでもそんなに早く帰ってくるとは思ってないけど
11時半を過ぎてもなんの連絡もない。
イライラしはじめる私がいる。
待ってるつもりはなかった、と言うと嘘になる。
やっぱりどこか帰りを待って行動してる自分がいる。
とりあえずお風呂だけ沸かしておいて、後はいつでも入れる状態にして
録っておいたビデオを見ようとセットして30分、電話が鳴る。
「悪い、遅くなった。今から帰るよ」とヨウ。
そんなに酔ってるような声じゃない。
次の日は祝日だし、これからでも「二人の時間」少しは過ごせるかも、と
心はちょっとだけ軽くなった。

でも。
帰ってきてすぐのヨウはまあご機嫌だったかなぁ。
少し酔うと(私もなんだけど)人恋しくなるのか
いつもよりベタベタしようと来るんだけど、
素直じゃない私は、酔っ払いの手を払い除けてしまう(苦笑)
そんな時間もすぐに、ヨウは横になり、目も半分も開いてない状態に。

帰ってきても結局こう。
最近非常にアルコールに弱くなったヨウは
私以外の人と飲みに行くと、ほとんどこういう状態になる。

今まで待ってて、帰ってきてもこの状態じゃ、いないのと一緒じゃない・・と
思っちゃうと、せっかく消えていたイライラが復活する。
こうなれば、私も止まらない。

でも、ヨウはトイレを往復しまきゃいけない始末に。
なのにそのイライラのせいで優しく介抱してあげられない自分。

お酒は、自分の器量で飲んでれば飲まれる事はない。
それを思うと、私が待ってるのを知ってるのに
どうしてここまで飲まなきゃいけないんだろう、と悲しくなる。
そして、ますますイライラする。

結局ヨウはコタツから動けない状態で
私はオフロも入って、もう2時を回ってる事もあり
とりあえず押し入れに入ってる一番厚い毛布をヨウにかけて
小さな声で「オヤスミ」と一人でベッドに入る。

・・・眠かったはずなのに、なかなか寝付けなかったけど。
休み前の夜なのに、一人で入ったベッドが余りに冷たくて。
「どうして・・・」だけが頭の中を支配していた。



→ CUBE。 2000年11月23日(木)

ここのところ雨や雪やで、イマイチな天気が多かったけれど今日はいい天気。
そして決心を固めて買いに行きました、NEW PC!
はっきり言ってモロモロ含めて30万を超える金額は痛いけど
1年とかのローンを組んで、なんとか乗り切るつもり。

そのマシンというのがMAC CUBEなんだけど、もう超CUTE。
指紋つけるのも悩んじゃうぐらいキレイでカワイイ。

あとはケーブル。
当然、今回新しいPCを買った理由の第一番目にあるのが
自宅でネット生活を始める為の道具として。
前に持ってたPCをいろいろ補強していくのも考えたんだけど
どうしても店頭で見たCUBEのルックスに惚れてしまいまして
うちに持って帰りたくなっちゃいました。
前PCにもいろいろな思い出があって、手放す時は少々考えたりもした。
たった1万5千円で引き取られていってしまった彼は
メモリが48MBという、軽量なやつでして(笑)
今度のCUBEくんはメモリ増設のタイプで196MBの迫力級。
なのにボディは半分ぐらいな憎いヤツ(謎)
・・・おっと、だんだん話しがそれていく気がする(苦笑)
ケーブル、というのはケーブルテレビ(以下CT)のことで
ネットを始めるに至って、
友達がCTでの快適ネットライフを熱く語ってくれた事があり
確かにISDNでもない回線にアナログ突っ込むよりもいいかなぁ、とか
通信料込みの支払いの方がいいし、電話線より混まないかも、とか
考えてCTでのネットを考えています。
まだ申し込みしてないのは、工事費として5万近くかかるんだよねぇ。
それでただでさえ今お金が無いのに、ヤバイ、と。

なんにせよ、ほぼステージは出来上がったんで
私の「今世紀中に自宅ネットデビュー」の道もそう遠くはないかも♪

それにしてもお金が・・・無いなぁ(泣)



→ ひとりごとです。 2000年11月22日(水)

一緒にいれば幸せな気分になれる時間が過ごせるけど
一緒にいることで、一緒にいれない辛さを感じることは間違いない。
その辛さに直面した時
「もっと一緒にいれる人を好きになれば良かった」とか
「辛く思うほど彼の事を好きじゃなくなればいいのに」とか
壁にぶつからない為の方法ばかり考えてしまう。
そしてその度に
それが出来るなら何度も何度も同じことで悩んだりしないのに、とため息が出る。

私の中のメビウスはいつもこんなカンジで
ぶつかっては、考えて、でも諦めて、泣いて、怒って、眠る。
むしゃくしゃして、叫んで、喚いて、あたって、泣かせる。

私が変わらなければ何も変わらない。
ヨウは私がどんなにひどい事を言っても
きっとしばらく会社を辞める事はないでしょう。
彼には彼の学生の頃からの夢があって、今はその途中にいるわけで
どんなに辛くてもヨウは私と会社の間に挟まれながらも
頑張っている事を目の前で見ているわけだ。

ドラマや小説のヒロインならば
間違いなく会えない辛さに耐え抜いて
仕事で遅くなってきた彼に
優しい言葉と暖かい夕食で迎えてあげるんだろうけど
私はどうしても出来ないのだ。
無理してやったとしても、結局後からその怒りがたまってしまって
逆に抑えられないほど爆発してしまうのが目に見えてる。

聞く話しで。
いつもどおり接してて、聞き分けの良い彼女(奥さん)が
突然別れを切り出してきてその原因すらわからない殿方がいる、と。
それは私が思うに、普段すごく無理をしてきた人たちだ。
辛い事、頭に来る事も耐えて耐えて、
彼(旦那さん)にはなるべく笑顔を、そして癒しになろうと努力した人だ。
だけどそれは突然やってくるのだ。今までの不満が一気に。
そして、彼女たちは表に出さないだけで底では計画を立て、ぶつける。
だから「どうして急に?」と思うのは男の人だけで
女の人は途中から計画的に考えて行動してるんだろうな、って。

私も、冷めてきたらきっと同じことをすると思う。
・・・イヤ、するかどうかはわかんないけど
今毎回毎回彼に不満をぶつけたりワガママを言ってるのは
ヨウの事が好きな証拠だったりする。

こういう自分に都合のいい言い訳を言っては
同じ事を繰り返す自分を癒している私。

私には「証拠」であっても、
それが原因で相手が冷めてしまったらどうしょうもないことなのに。



→ いつもの事。 2000年11月21日(火)

昨日信じた結果。ヨウは約束どおり8時前には帰ってきてくれた。
でも、様子が変。

・・・最近わかるんだ。
ヨウが辛そうな顔をして、声にならない声で私を抱きしめて、何も言わない時。
「どうした?」ってその力に任せながら背中をポンポン叩きながら言う。
でも聞き取れないぐらいの声で「・・・言えないよ・・・」ってヨウ。

さすがにこの辺で内容までわかっちゃったよ、私(泣)
イヤイヤ「・・・いつ?」って聞いた。「25日」ポツリと答えるヨウ。
それを聞いてすぐにカレンダーを振り返る。・・・土曜日!!

今月は第1週目が普通は3連休なのに、ヨウは中抜け休み。
連休のはずの第2週は、土曜日夜からお客との打ち合わせ。
そして先週も当然3週目なので土曜日は普通に出勤。
なのに、今週も土曜日ゆっくり出来ないっていうの!?

私は全然優しくヨウを抱きしめてあげられなかった。
頭の中ではヨウはどうしょうもないこと、
彼がどう言ったって土曜日に仕事があることはわかってる。
ヨウだって本当はゆっくり休みたいって思ってるって。
言ったら私がすごく怒るだろうと思ってるって。

こういう時のやるせなさはどこにぶつけていいのかわからなくて困る。
いつもの事だけど、全く進歩の無い点。
ただ、途方に暮れてる彼に自分の不満をぶつけてしまう。
本気で思ったわけじゃないのに
「そんな会社前から辞めれば?って言ってるじゃん!」等と
ヒドイ言葉ばかりが私の口をつく。

最低な「彼女」です。

こんな事を繰り返してる自分を振り返って
いつかヨウが愛想を尽かして去っていっても
私には止める権利も何もないんだろうな、なんて考えてしまう始末。

・・・これもいつもの事だけどね(泣)

あまりに悔しかったので
今まで絶対に嫌だ!と言っていた彼の眉毛抜きをさせてもらいました(謎)
一度も眉を抜いた事の無いヨウにとって
拷問のように痛がっていましたが、仕上がりはなかなか。
数段いい男になって、明日は明日で会社の歓送迎会で遅いらしい。



→ カレーうどん。 2000年11月20日(月)

今日はヨウが夕方6時から打ち合わせ。
前から「お風呂入ってていいから」「寝てていいよ」と言われていた。
もちろん、そのつもりで一人の夜の時間を過ごしていたんだけど
日曜日に二人で作ったカレーが少し多くて、
ふと「カレーうどん食べさせたいなぁ」と思った。
それで、鍋とかサクサク洗ってそれなりにスタンバイだけはしてたけど
やっぱりヨウは予告どおり遅い。

「やまとなでしこ」が終わり。
「SMAP×SMAP」が終わり。
「あいのり」が終わり。

私はすでにいい具合に沸いてるお風呂に身を埋めながら独り言。
・・・どうも一人で居ても私はしゃべる女のようで(苦笑)

お風呂から上がって、急に前髪を切りたくなり鏡の前で葛藤。12時半。
その時やっとTELが鳴る。当然のようにヨウからの電話。
「起きてる?」
私は、寝てていいよって言ってたくせに電話してくるんだ、と
イヤミの一つも言ったかもしれない。

それでも何も言わず電話を切ってから
二つの鍋に水を張って火にかける。
残りのカレーをもう一度レンジに入れる。ごく普通に。

急いで帰ってきたらしいヨウが「ゴメン。遅くなった」って私を背後から抱きしめる。

「何作ってるの?」「うどん」「マジ? 嬉しい〜」「早く着替えて」「おう」

茹で上がった稲庭うどんに
適当に作ったダシををかけて残りのカレーもかける。
山盛りのカレーうどんの出来上がり。
「すげぇ、旨い」ずるずるうどんをすすりながらヨウ。
その顔を見てなんかホッとする。

笑って普通に話してる自分がいた。
実は少し前まではちょっと遅くなったヨウに対して
待ってる間のイライラをすぐ彼にぶつけてしまってた私がいた。
でも、今日は大丈夫。
たくさんたくさん「ゴメン」を繰り返すヨウに
「『ゴメン』は聞き飽きたって〜」と困らせる台詞を言ってみる。

「ゴメン」「だからぁ、もう『ゴメン』はいいってば」

「スマン」「ああ、それも一緒!」

「わりぃ」「変わってないぃ〜!!」

「すごくごめんなさい」「・・・おいおい」

「めちゃ、愛してる」「!?違うじゃん、それ(笑)」

ベッドに入ってからもきつくきつく私を抱きしめながら
「明日は早く帰るから」って言うヨウを信じようかな、と思った私でした。



→ 休日。 2000年11月19日(日)

今週ヨウにとってたった1度の休日の日曜日。
今日は先週からヨウのお願いがあって、最初に仕事で建ててる家の見学に
午前中から行く予定だったのに、やっぱりお互いの肌のぬくもりを感じては
布団の心地よさからも抜けられない自分達は・・・思いっきり寝過ごして
時計を見ると、もうすでに11時を過ぎている。
慌てて起きて、急いで準備して、出発。

彼が図面をひいて建ててる家まではちょっとしたドライブ。
片道20分ぐらいかな?
天気はイマイチすぐれないけど、今日は行きたいところがたくさんあって
私の中でウキウキデート気分だったんだけど・・・
ヨウは「ちょっと待ってて」と車を停めてから図面片手に建築中の家へ。
ダッシュボードから取り出したミニ裁縫セット用のハサミを使って
気になってた枝毛を排除してて、10分。
落ちた髪を外に払い、
後ろにあったクッションを枕にボウッとしてて、20分。
やってたラジオ番組が終わってしまい、
イマイチノリの悪い番組に変わって、30分。
ヨウはそこの家のオバサンと何やら話をしてる様子は見えるも
全然終わりそうもないようで、
家の周りをグルグルウロウロ歩いてるのが見えた。
何もする事が無い自分は、
ずっと車の助手席でウダウダしてると疲れてしまって
心の中のその空虚感が、だんだんイライラに変化してくのがわかったけど
自分で抑えられなくなって、
外の空気を吸おうと思いっきりドアを開けて外に出た。
背伸びをしながら振り返ると、
家の概観をオバサンと並んで見てるヨウの姿を発見。
そして目が合ってしまう。
ヤバイ、と思うと同時に軽く会釈をするオバサンに私も会釈。
そしてその様子を見た時に困ってるヨウの顔も目に入ってくる。
それを見た時に、
私はヨウが私と一緒に見に来てる、という事を言ってない事を知る。

カチン、と来てしまった。
30分待った、という事に怒ったんじゃない。
一人で来たわけじゃないのに、
一応私が待ってるという事実があるというのに
彼はクライアントであるオバサンの話を最優先していたわけだ。
それが悔しかった。スゴイ大きな意味でのヤキモチ。
クライアントでもなんでも、今日は休日。二人の時間である日曜日なハズ。
だから一言「彼女」となんて言わなくてもいい、
「一人じゃなく友人と来てるんで」と断っててくれれば良かったのに。

「ゴメン、遅くなった」と言いながらヨウが車に戻ってきた時には
私の心の中は不機嫌色1色で塗り固められてて、普通に対応なんて出来なかった。
「遅すぎ。あのオバサンに私の事言ってないでしょ?」
怒りの声に気付いたヨウは、当然不思議顔。
たった30分ちょっと待たせただけだと思ってるからね、当人は。

まぁ、今こうやって日記を書いてる自分は冷静なので
自分自身、どうしてあの時あんなにヨウにイライラをぶつけたのか謎なぐらいで(苦笑)

でも、あの時の私は次々と自分の中の不満をぶつけてしまう。
こうなるとヨウも怒る。口数が減る。減る、というか無くなる。
ぼそっと「俺は30分も自分の時間をもらえないのか」と呟く限りで。
・・・違うの。そのことに怒ってるんじゃないの。
30分しか待ってないよ。そうじゃなくて!
そこをわかってくれていない彼にますます自分のイライラは募る。悪循環。
だって二人で過ごす時間でしょ?と抗議するも
「今は一人の時間がいい」と前を向いたまま。

それでも、昨日から「見に行こうね」といってたんで
彼は何も言わずにモデムを見に、とある家電屋さんに車は着く。
その間、ヨウは一言も発せず。車内はずっと重い空気のままで。
車が停まっても動かない私に、
やっとヨウから「見に行かないの?」と声をかけられるも、
「今はヨウ一人の時間なんでしょ?」と私もカワイくない返事。
そんな私の答えを背に「そう。じゃあ、俺は行くから」とハードにドアを閉めて
ヨウは一人でサッサと先を行く。私は車内で後悔の嵐。

時計をチラッと見て。私は車内に一人で5分も居られなかった(苦笑)
耐えられない。こんな嫌な時間。楽しいはずの日曜日なんだし。
いつも自分からキッカケを作らないと・・・。
ヨウは子供みたいなところがあるから、
なかなか寛容に「馬鹿だな。カオリは」って包んでくれれば良い時に
意地を張って突き飛ばしてしまう男だから(笑)
イヤ、自分も充分子供なせいで、
こんなふうに嫌な空気にさせてしまった事は重々承知よ(自爆)

店の中でヨウの姿を見つけてツカツカ歩み寄る。
「もう、2時」まだ怒った口調でヨウに言う。
ヨウもこわばった表情のまま「だから?」と言う。
でも、負けない。私は一生懸命笑って言う。
「ヨウ一人の時間は2時でオシマイ!これからは二人の時間だからね」って。
固まってたヨウの顔の表情が緩んだのが分った。
「お、おう」よわよわしくも返事するヨウに
「私ももう一人の時間じゃつまんないや」ってため息交じりに言う。
「二人の方が楽しいもん」・・・言って自分でホッとする。素直に言えた。
「・・・俺も。二人の方が楽しい」そう言ったヨウは笑顔だった。

そして。
「・・・ヨウ・・・もしかして泣いてない?」と突っ込む私。
慌てて目を擦るヨウに、私はもっと突っ込む。
だって、少しだけどウルウルしてるんだよ〜、店の中で。
「泣いてないよ!」と言うも、あれは潤んでたね、なぜか。
そのまま「メモリあった?」と話を逸らすも、それもハズレ。
探してるのはメモリじゃなくてモデムだもん(笑)
慌ててるヨウの心が手に取るようでした。

あとから
「なんか、あの時は嬉しくて。ホッとしたんで、なんかキた」とヨウ談。
・・・やっぱり泣いてたんじゃん(笑)




→ 初雪。 2000年11月18日(土)

とうとう。平地にも雪が降りました。いわゆる初雪。
私は一人の休みで、お昼まで寝てて、しかも昼食後また昼寝して・・・みたいな
超ゴロゴロ休日を過ごしてて、外の様子に気付かないでいたら
いつものヨウからの「帰る」コールの時に「外白くなってるよ」の一言。
白くなってる、はちょっと大袈裟だったんだけど、確かに屋根や車には積もっている。
初雪のくせに風がめちゃ強いし、吹雪いてる始末。
いきなりの本格的な冬到来。

こんな日は・・・とヨウと二人、近くのラーメン屋で温かいラーメンを食べる。
ハナミズをすすりながら、アツアツのラーメンを食べて帰って
家のコタツで二人並んでTVを見る幸せ。
寒い冬は大嫌いだけど、暖かさを幸せに感じる季節は今なんだろうなぁ・・・。

そして、2つのクリスマスツリーを出しました。



→ コント。 2000年11月16日(木)

お風呂に入る前。
ヨウはいつもパジャマ代わりに着ているジャージを探していた。
一応うちは2DKなんで、寝室と居間に分かれてるんだけど
ヨウは電気もつけずに寝室をウロウロゴソゴソ。
電気つければイイじゃん、って言いながら
結局私も暗がりの中をゴソゴソ一緒に探すも見つからない。
「いいよ、結局脱ぐじゃんか」という私の理由にもならない理由で納得したのか
ヨウは「お風呂入るワ」って言ってサクサクお風呂に入りに行ってしまう。
私も何も気にせず、コタツの定位置に座ってテレビを見ていた。
ふともう歯を磨いちゃおうと思って洗面所に。
そこにはいつもどおり脱ぎ捨てられてる衣服が散らばってる。
私もいつもどおり簡単にたたんでしまおうと手に取ると、それはヨウのジャージ。
なんだ、寝室探しても無いわけだ、と一人納得してたたみはじめるも、なんかオカシイ。
何がおかしいって、昨日から、もしくは朝からずっと脱衣所兼洗面所のココにあったわりに
冷たいというよりは、なんとなく暖かい気がしたから。
おもむろにお風呂のドアを開けて湯船に浸かってるヨウに
「ジャージここにあるよ」と言うと「あ、ホントだ」って。
その後すぐヨウは気付いたみたいで「今俺が脱いだんじゃん!」だってさ!!
じゃあ、何?ヨウは自分でスーツからジャージに着替えた事を忘れて
お風呂に入るからってジャージ探してたの!!??自分がはいてるジャージを!(爆)
「それって(おでこを指差しながら)ココにメガネあるのに
『俺のメガネはどこだ!?』っていうコテコテのコントネタみたいじゃない!」って笑った。
当の本人、ヨウも大爆笑してたけど、君の事で大笑いしてるんだってば。

とても25歳と24歳の半同棲カップルの会話じゃないよなぁ・・・とか思いながら
気付いた時のヨウの顔を思い出しては一人で何度も吹き出してしまう自分。
これも「幸せ」なんでしょう(謎)



→ クリスマスツリー。 2000年11月15日(水)

まずは報告から。
無事フェアも終わり、自分のPCが机の上に戻ってきました。
またちゃんと日記更新を行うつもりなので、ヨロシク。

もう街の中はクリスマスの雰囲気。
ヨウと一緒のクリスマスは今年で4度目になるわけで。
最初の2回は彼が言い出したんだけど
お互い内緒でクリスマスツリーを買って交換しよう、っていうことで
私の家には彼が買ったツリーが2つある。
まだ今年は出してないんで、そろそろ出そうかな、と思ってるんだけど。
・・・実はちゃんとした「彼氏」と一緒にクリスマスを過ごしたのは
振り返ってみるとヨウが初めてだったから
男の人から「クリスマスにツリーを交換する、ってどう?」なんて
ロマンティックなことを言われるとは思わなくてビックリした記憶が。
ヨウが選んだツリーは手のひらサイズなんだけど全てガラスで出来たクリスマスツリー。
モミの木もオーナメントもガラスの、
繊細で壊れそうで、でも、キレイなツリーで
私は彼のそういうナイーブなところをそこで見た気がした。
・・・思い出してもドキドキする。
照れくさそうに後から包装された箱を出してきて
「すごく小さいんだけど」とか照れ隠しの言葉と一緒に渡したヨウの顔。
私がすごい勢いでその箱を開けてる時は
「考えるとあまりカワイくないヤツだったかも」とか不安そうなヨウの顔。
彼からツリーの交換の話が出た時に、まさかこんなカワイイツリーを
考えてたなんて思わなくて心から出た言葉が「キレイだね」って。
嬉しいって気持ちを表現するのって大変だね。
なかなか自分の気持ちをストレートに表してくれる言葉をすぐに思いつかない。
・・・考えても思いつかないんだけど(苦笑)

今年、また復活させてみようかな、クリスマスツリー交換。
貴方と過ごしたクリスマスの数だけクリスマスツリーを持ってるというのも
なかなかオシャレな気がするから。



→ 「おかえり」 2000年11月14日(火)

「なるべく早く帰る」
これがヨウが朝家を出る時に私に言う言葉。
何時に帰れるか全然わからないヨウの苦肉の言葉。
でもそれは11時になったり、8時過ぎだったり。
彼の中の「なるべく早く」なわけで、私にどうこう言える事じゃない。
今日は10時前。これはどっちかというと遅い方かなぁ。
一緒に「やまとなでしこ」を見ようと思ってたわけだけど
それには間に合わず、一人で胸を締め付けられるような堤さんの演技に
ため息をついてる時に「ただいま」と帰ってきました。
・・・でも、いいんです。笑顔で「おかえり」と言えました。
最近少しただ近くに居れる喜び、
一緒の時間を過ごせる幸福感、そういうモノを感じるようになって。
それはここ、さるさる日記を通じて知り合った遠距離恋愛をやってる人たちの話であったり、
友達で5年も遠恋をしてるコトだったり。
イヤ、別に「人の不幸は密の味」じゃなくて
「こんなに恵まれて、一生懸命な彼氏なのに、
自分はなんてワガママばかりなんだろう」って
自分自身のワガママぶりに気付かされたわけで。
それだけでもこの日記を書いてる意味があるっていうこと!

とはいえ、
また近いうちに爆発してしまいそうな気はするんだけどね(苦笑)
「いつも遅いよ!」なんてね。目に見えすぎ(汗)



→ 出っ放し。 2000年11月12日(日)

土曜日の夜に一緒にいれなかったから、と
お詫びのつもりか朝からヨウは洗濯をしてくれる。
ちゃんと前に私が言ってたとおり、オフロの残り水をバケツで移して。
私が出かける準備をしてる間に、彼がほとんどやってしまう。

そして帰ってきてからも、おフロ掃除をしてくれて、そのままおフロに水を張ってくれる。
とはいえ、水を入れてる事もわからないぐらい私は他の事に没頭。
ヨウはヨウでまたゲームに夢中になる。
そう。結論を言うまでもないでしょう?(苦笑)
水、ず〜っと出っ放しでオフロからガンガンに溢れてる始末です。
ヨウが気付いて「ヤバイ、水!」と叫びながらオフロ場に行った時には
既に時遅し、で二人の目の前で溢れた水でいっぱいになってるオフロ場が。
「ゴメン〜、カオリ」とまたまたしょぼんとなったヨウ。
その顔を見て怒るに怒れなくて。
「やってもらっちゃったわけだから・・・何も言えないけど」と頭に
「水入れてるから、って私にでも一言言ってくれれば、さぁ」って
どうしよう・・・と私の顔色をうかがってるヨウの頭をポンポンと叩く。
「本当、ゴメン」何度も謝るヨウはまるで子供みたいだ。
お母さんの役に立とうと台所に立ったのに
お皿を割っちゃったりして、役に立てない自分をさらけ出しちゃった時みたいな。
本当はこうじゃないんだよ、って訴えてる目。
・・・わかってるよ、ヨウ。
それにヨウの優しさは十分にわかってるよ、私。

そんなに謝らなくてもいいのに、ってぐらい「ゴメン」を連呼するヨウに
「今日はタップリのお湯でリッチなバスタイム!」とキスをした。
「そうだね」とやっと笑ってくれた貴方が愛しいよ。



→ 素直になれない。 2000年11月11日(土)

確かに一人の夜でした。
でも吹奏楽の練習から帰ってご飯を食べて10時。
それからゲームを始めてのってきた頃にヨウからの電話。
すごくすまなそうに「ゴメン。遅くなったけど・・・今から帰る」と。
でも時計を見れば11時。まだ、11時とというべきかなぁ。
前の日記に書いたとおり12時を過ぎるのは覚悟していたぐらいだったから。
とはいえ、ここでうかつに「早いじゃん!」なんて喜んじゃいけないのだ。
だって本当はこの時間も一緒に過ごせる時間だったから。
今日はヨウも休みな第二土曜日なんだから!
・・・って素直じゃないかも。
ここで「早かったね」ってニッコリしてあげられれば
ヨウも嫌で行った仕事で疲れてるところに
少しは「癒し」の効果にもなっただろうに。
私はそういうところを分っていながら、やってあげられないんだよね。
本当はもっと彼の安らぎの場所になってあげたい。
もっと落ち着く「帰る場所」になってあげたい。
そう思いながらいるのに、本当に素直になれない。
ヨウを困らせる事に関しては誰にも負けない私を
本当はどこかに葬り去りたいんだけどね・・・。



→ 一緒にいてくれてありがとう。 2000年11月10日(金)

金曜日に支社のお偉いさんが参りまして、
夕食に営業所の皆と会食、ということで私も駆り出されておりました。
それが私の思い出したくない夜を引き起こしたわけです。

久しぶりに食べる豪華な夕食でついつい食べ過ぎて帰って
ヨウには悪いと思いながら美味しかったモノを教えてあげたりして、就寝。
寝る前ぐらいから食べ過ぎだろう、と思われる胸ヤケが。
一応漢方胃腸薬を飲んでベッドに入って大人しく寝に入ったというのに
そのムカムカが治まるどころか、どんどん波が激しくなってくる。
・・・結局。
私は何度もトイレに駆け込み吐いてはうがいをしてベッドに潜り込み、
しばらく目をつぶって横になるも、また嘔吐の波に襲われ・・・の繰り返し。
当然私もほとんど寝ることが出きず、ベッドに戻るたびにヨウをも起こしてしまう始末。
何かにあたったのか、なんなのかわからないけど
非常に苦しくて寒くて泣きたい時間だったのは確か。
爆睡出来ずにいるヨウにもきっとイヤな時間になってしまっただろう。
なのに冷え切ってベッドに戻ってくる私をその度に後ろから抱きしめてくれ
「大丈夫?」「平気?」と言葉をかけてくれる。
その声が半分眠っていようが、私は涙が出そうなぐらい嬉しかった。

本当はこの日実家に帰る、と言っていた日だった。
でも私がワガママ言って一緒にいてもらっていた日だった。
だから私はワガママを言ったことを後悔した。
私のせいでヨウはゆっくり寝れない夜になってしまったのだから。
私の心と体の葛藤は朝の4時過ぎまで続き、
もう吐くモノも体力も何もなくなって眠りにつこうと思った時
「ゴメン」って言った私の言葉に頭を振り
「俺こそ。カオリに何も出来なかった」って呟くヨウに、もう一度心の中で謝った。
そして「ありがとう」と伝えた。
一緒に居てくれてありがとう。一人だったら孤独感につぶされそうな夜だったに違いない。
そんな夜に一緒に居てくれてありがとう。
一つの文句も言わずに一緒に居てくれてありがとう。

いつもワガママばかりの私なのに。
一緒に居てくれてありがとう。



→ 公園。 2000年11月08日(水)

うちの近くに小さな公園がある。
そこには東屋があって夏の間なんか
高校生らしきカップルをそこでよく見かけた。
自転車が2台止まってて、東屋には人影が二つ。
一緒にノートを広げて宿題をやっていたり
ちょっと見るにはキビシイぐらい密着して話をしていたり
・・・それ以上友好を深めていたり(笑)
まぁ、さまざまなカップルがおそらく先着順にその東屋を占有していた。

考えてみれば私とヨウも
付き合いはじめた当初、お金もそんなに無いし
かといって彼の部屋ばかりだとつまらないし、と
二人で良く公園に行っていたなぁ、なんて思い出した。
しかも飲んだ後、「散歩に行くぞぉ」って酔ったまま繰り出しては
公園のベンチで一休みして、花火したり話をしたりした。
彼とのファーストキスはやっぱり公園だったし。
酔ってる時じゃないとキスしてくれなくて
飲んでは公園に散歩に行ってキスをする。その繰り返し。
忘れられないのはヨウが初めてキスしてくれた後の台詞。
「俺、キス下手でゴメン」って(笑)
フレンチな軽いキスだったから下手も何もないっていうのに。
それどころか私はやっとヨウからキスしてくれたって
舞い上がるような気持ちでいたんだから・・・!
告白したのも、初めて電話したのも、デートに誘ったのも、手を繋いだもの、
全部私からヨウにだったから、最初のキスは彼から、と決めていた。
決めていたら・・・1ヶ月もかかってしまったんだけどね(笑)
でも、忘れない。忘れられない。大事な思い出。
明け方公園で二人並んで眠気に耐えながら寄り添って。
ヨウが少し動くたびにドキドキして。
でもほとんどがヨウが眠気でコックリきてるだけでガッカリして(苦笑)
そんな初々しかった二人の思いは公園につまってた。

きっとうちの近くの公園に来るカップルも同じような思いで来てるのかなぁ。
ただ最近寒くなってからはピッタリその気配も途絶えてるけど(笑)
アツアツの二人でも寒さには負けちゃうんだね、やっぱり。



→ 傍目から。 2000年11月07日(火)

「もうこんな時間? もう早くないな」とヨウが言ったのは夜11時半。
そんなに遅い時間だとは思わないんだけど。
だっていつも寝るの1時とかなるじゃない。
・・・って思ってみたものの、もしや・・・ヨウ珍しく自分からその気!?(笑)
と思いながらヨウを見ると「早くオフロ入らなきゃ」とそそくさとお風呂場へ。
私は髪を乾かしながらお肌のマッサージをして先にベッドに潜り込む。
上がってきたヨウに「ズリぃよぉ、先に布団入ってる!」と突っ込まれつつも知らないフリ。
上半身裸のヨウがベッドに入ってきてからも
しばらくイチャイチャしてからヨウの下半身にその気を発見して(笑)そのまま雪崩込む。

いつも思うんだけど。
終わった後にベタベタしながら「良かった?」とか聞くのはドラマだけかな、と。
「ヨウ汗でベタベタだよ」
「スゴイ暑いもん」
「じゃぁ、ほうらっ」(布団を足で持ち上げて風を入れる)バサバサっ。
「気持ちい〜」
「あ、急にお尻とか冷えてる!」
「おお、ホントだ。冷めてぇ」
「冷たいけどベタベタ・・・冷えピタ!」
「Cool!」
「・・・ノリノリやね」
「1000人いてもここで『Cool』というヤツはいないね」(なんだか自慢げに(笑))
「・・・1000人いても裸でこういう会話する人の方がいないでしょ」
「! そうか」
・・・こんなんですから(苦笑)甘い言葉もへったくれもないさ。
もちろんこんな会話をしながらも布団の中ではイチャイチャしてる私ら。
傍目から見たら、きっと二人がえっち後で素っ裸でいるなんて思えないでしょう。
いいんです。楽しいから。
私はこういう時間がすごく好きです。



→ ココロの浮き沈み。 2000年11月06日(月)

どうして夜寝る時に抱きしめながら言うんだろう?
ヨウがキツく私を抱きしめる。
抱きしめながら大きなため息を何度もつく。
「・・・どうしたの?」聞けばきっといいことは言わない雰囲気だけど
聞かないわけにはいれない空気の中、私はヨウに聞く。
「ゴメン・・・土曜日夜7時から打ち合わせが入った・・・ゴメン」
何度も何度も謝るヨウ。
謝るだけ?いつも言うけど謝るだけなら誰でも出来るし。
私もため息が出るよ。いつも同じ。ヨウは「変わるから」と言ってくれた。
言ってくれたけど何も変わってくれてない。
私はワガママだ。
貴方にある時間を全て欲しいと思うから。
私の時間を全てヨウにあげたいと思うから。
月に2度しかない連休の夜。
ヨウが7時から打ち合わせに行った場合、帰ってくるのはその日中は難しい。
夜中12時とか。1時とか。ハッキリいってその日の夜は私一人が決定したも同然。
だから悔しいんだ。ヨウを仕事に取られてしまったカンジがして。
夜が一番一緒に居たいのに。早くベッドの中でイチャイチャしたいのに。
月曜日なのに週末が愛しくて。先週、中抜けの休みのヨウにガッカリしてた分。
なんだか怒る気にはなれなかったけど、今週仕事を乗りきれる自信が無くなった。

そんな私はヨウ中心に毎日が動いてる気がする。
そしてヨウ中心だからココロの浮き沈みが激しい。

同じ事の繰り返し・・・だから日記も同じ呟きが多いね(苦笑)



→ ガッカリくる目覚め。 2000年11月05日(日)

夢を見ました。すごくいやらしい夢。
確かに生理にもなってしまった為(風邪もひいててダブルパンチ)
えっちをしばらく・・・そうねぇ、1週間ぐらいしてなかったせいかもしれない。
でもヨウが隣りに寝てるというのに
どうして!?と思うぐらい、まるでAV女優にでもなってしまったかのような私の夢。
起きてからしばらく自己嫌悪に陥った。
内容?・・・ここでは自粛させていただきます。
私はそんなにAVを見たことがあるわけじゃないので
あれは私の想像上のことであって、逆に言うとそういう事を考えてしまうような女なのね、と
自分自身で嫌になる。
ヨウにえっちばかりを求めてしまってケンカになってしまう時の
自分のどうしょうもないところを発見した時を同じ気持ち。
そんなに欲求不満なのか。
それとも根からそういう女なのか。
そのへんはよくわからないんだけど、とにかくガッカリくる目覚め。

その日の夜、お願いしました。
まだ5日目でしっかり生理が終わったわけじゃなかったけど。
ヨウは風邪とその5日目だということを理由に最初は「ダメ」の一点張りだったけど
結局抱いてもらいました。
ヨウも同じぐらいえっちしてなかったから体は正直です。
ダメと言ってても固くなるモノは固くなってしまうんだから(笑)

やっぱり自分は淫乱なんでしょうか。



→ 特効薬。 2000年11月04日(土)

二度寝の土曜日。
ヨウが会社に出てから私はもう一眠り。
咳が止まらないので、寝てる方が楽だから。
本当は一人の時間にやっておきたいことがたくさんあるのに
動くとやっぱり辛くて、つい寝てる時間が長くなる。
コタツに横になってても咳が出る。ツライ。ああ。

ただ。
不思議なことにヨウが帰ってきた8時前。
彼の顔を見るとさっきまで息が詰まるんじゃないかというほど
出て止まらなかった咳が治まっていくのを感じた。
本当。ネット上の日記だからってフィクションを書いてるわけじゃなく。
ヨウに「さっきまで実は咳がひどくて」って飲みに行った店で言うと
「家でゆっくりしてるべきだったんじゃない?」って言われたけど
今は不思議と気分が楽なんだもん。すごい特効薬。
本当は大学の時の共通の友達が今日来る事になってて
その彼と三人飲もうと約束してた土曜日だった。
だけど彼も仕事が忙しくて来れなくなった、とかで二人で飲みに行ったのでした。
・・・だけど食べ過ぎ(爆)
ヨウは最近妙にアルコールに弱くなったせいか
ビール2杯しか飲んでないのに家につくなりマブタが重くなってきている。
学生の頃は店が閉店する朝5時まで飲んでたりしたのに
もしかして年なのかなぁ??(苦笑)



→ 印。 2000年11月03日(金)

風邪がしつこくて私は3連休ながらゆっくり過ごそうと決意。
ヨウは3連休じゃないしね(泣)

来年の年賀状作成時に二人で印を作ろうと
前から石の版を買ってて、その書体を決めてなかったこともあり図書館へ。
まさに「文化の日」の「文化的デート」!
実は初めて行きました。地元の図書館は何度も行ってるんだけど。
すごくキレイで広い図書館で、たくさん人もいる。
なのにこんなに静かな空間って、図書館ならではってカンジ。
ヨウには久々の図書館でテンションが上がってる私に
「カオリうるさいって」と怒られながらも、目的の篆書体の本を発見。
家に帰ってから二人で彫りたい文字を選択後、石に写して掘りはじめる。
コタツに入って二人してほぼ無言のまま、手だけが動く時間。
前、どこかでヨウはどちらと言うと不器用さんだ、なんて話をしたかもしれない。
でもここで訂正させて下さい。あの人は手先が器用な方です(笑)
プラモ作ったり、模型作ったり、そういうことが大好きだし
今回の印作りも作業が早いし、上手い。
12mm角の石の印を彫り進める作業はなかなか難しいのに
ヨウは「難しいなぁ」と口では言いながらもどんどん彫っていく。
もちろん、出来上がるのも早い。試し押ししてみると、なかなか味があるいい印に仕上がってる。
二人で印を作ろう、と買った時は何日かかかるだろうと思ってたのに
実際作りはじめるとあっという間で1時間もかかってない(笑)
「なんかあっという間だったね」ってヨウ。

来年の私とヨウの年賀状は二人同じような印が押してあります。



→ カワイクない女。 2000年11月02日(木)

私は妄想癖だ。
言いきる自分はオカシイかもしれないけど
変な想像を勝手にしては勝手に落ち込んだり喜んだりする。
特に恋愛が絡むとそういう傾向に出る。
それはいい方向の時ならいいけど
落ちかけてる時は本当に思いっきり追い風のように
私の思考回路を支配して、有る事無い事膨らんでいく。
私が「別れた方がいいのかなぁ」と思い当たった時というのは
間違いなく私サイドのそういう妄想から、だから。

今まで何度か「別れよう」と言おうというところまで来たり
また言ってしまったりした事があった。
でもそれはヨウの浮気が発覚した、とか
他に好きな人が出来た、とか
もう愛情が無くなった、とか
そういう明確な理由があって、ということは無かった。
なによりあるとすれば、
浮気が発覚するのはヨウじゃなくきっと私の方でしょうし(苦笑)

ヒロインぶってる、のかもしれない。
「私が居ない方がヨウは幸せになれる」とか
そういう妄想が頭を支配するのだ。
もしくは一緒に居たい気持ちが爆発して
「ヨウよりもっと長く一緒に入れる人が他にいるんじゃないか」とか
自分の欲求を満たしてくれないヨウに対するあてつけだったり
私はカワイくない女だ。
一人で居る時間が長くなれば長くなるほど
こういったマイナスの妄想ばかりが取り巻く。
だからこそ、ヨウと出来るだけ長い時間一緒に居たいと思ってしまう。
・・・自分に自信がないんだ、私。一人の時間は不安でしかない。
一緒に居る時しかヨウを信じられない、みたいな。
これも。ヒロインぶってるのかなぁ・・・。

結局。
別れずにいるのは
会えない時間の辛さよりも一緒にいる時間の貴重さを
まだまだ手放せないほど彼を愛してる自分を素直に受け止めているから。
強がりとかプライドとかそういうのを一切排除した自分が
本当にどうしたいか、と問い掛けた時
そんな些細なことで失ってはいけない人だ、と分ったから。
ヨウを大切に思う気持ちが
他の気持ちに負けるような時初めて別れの言葉をいうべきなんだな、と。
すごく当たり前のことだけど、できてませんでした、自分。
まだまだ勉強不足です。頑張ります。



→ 山菜うどん。 2000年11月01日(水)

夕食はきりたんぽの材料を買った時に買った山菜があったので
寒いし、山菜うどんにしました。
当然、ヨウはまだ帰ってきてないし一人の夕食。
一人で初めて挑戦した料理などを食べる時に
「お、なかなかイケるじゃん」とか独り言言ってる自分に気付いて
なんだか寂しくなる事ってないですか?
しかもコタツに入りながら。TV見ながら。

そして。
毎日夕食を作るわけじゃない私が
今日は××でも作っちゃおうかなぁ?なんて思って
台所に立つと、どうもヨウの帰りが遅い気がする。
だからその度に「もう夕食作って待ってやらない!」と
裏切られた気分になってしまう幼稚な私・・・。
出来れば一緒に食べたいなぁ、と思って料理をするでしょ?
ヨウは玄関に入った時に
「お、なんか旨そうな匂いがする」と鼻をクンクンする。
鍋とかにかかってるものを発見すると、なにを作っておいても
「すげー、うまそう〜」と顔をくしゃくしゃにしながら言う。
そしてどんなモノを出しても「コレ旨いよ」と食べてくれる。
・・・それでも十分嬉しいけど、やっぱり一緒に食べたいよ。
きっと、もっと美味しく感じるはずだから。

山菜うどんも例にもれず「めちゃ旨い!」と言いながら
一気に熱いうどんをすするヨウ。もう時計は10時になっている。
「だしがいいねぇ。つゆが最高にいい」だって。
昨日は8時には帰ってきてたのに、やっぱり何か作ってると遅いのかな?
・・・だったら何も作らないで待ってた方がいいような・・・。

ダメ?こういう手抜きのいいわけ(苦笑)



 INDEX  past  will

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