針の裏
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熱心な子でしょ、と言ってもらえたけれど、当然のことをしているだけだし、相変わらずどこから手をつけていいかわからなくてなかなか構築できないしで、ゴールが全然見えない。 積み重ねるしかないんだよな、と思う。圧倒的に経験値が少ないから。
感覚と持っているものとでできる仕事なら、けっこうできるんだけどな。 少し知識を入れたり、現場を把握したりするくらいでスタートできる仕事なら。
でも、この仕事は間逆かも。積み重ねがないゆえに。 感覚でしちゃいけなくて、ちゃんとした知識を、時にはいくつもの選択肢から選び出して適切に、言い回しまで、漏れなく、馴れ合いではなく立場の線引きをして、伝える必要がある。
いま気づいた。そっか、間逆だ。感覚でしちゃいけない、のところ。 知識を整理したり伝えたりすることは、下地があって積み重ねができているなら、得意だけれども。
自分の幅を広げられる時だね。
そしてラブは… どうなの。仕事とプライベートを分けられないのってどうなの。 こっちの方が上の立場だから言えないこともあるし、管理者としてケアするかつきあっている相手として接するかで、言うことがだいぶ変わることもあるだろう。 そこをわきまえてくれる子かというと、ちょっと心許ないし。
どうなるかな。 わからない。
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