針の裏
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人といるとき。 自分が居心地悪く感じないようになりたい。 潤滑な空気を。
声の仕事の世界。 表現の世界。 踏み込んでから、夢ってないんだな、と思った。 やりたいこととか、就きたい職業とか、心に思い描いているそれらが遠くても近くても、現実にそれと自分の間に道はあるんだよ。つながっている。 もっとシビアにいえば、それで収入を得て生活していくために努力しているんだから、企業で働いている人や公務員ともなんら変わりない。全くない。 そういう人から見たら、私は“夢を追っている人”なのかもしれないけれど、同じだよ。
子供の頃『将来の夢はなに』って訊かれたけれど、 『将来なりたいものは』とか『将来したいことは』と私は訊こう。
私はドライ、だった。 でも、前の恋愛の影響でドライさは影を潜め、だいぶ長い間潜んだままだから、いつ戻れるかな?と様子を見ていた。
が。
根本から変わっちゃったかな、と最近気づいた。 ウェットに。
ドライな自分が好きだったから、あれに戻れないのはつまらないとも思う。 ただ、ドライ イコール 冷たさだったこともあると思う。 まだウェットな自分は時々窮屈で、自由にしづらい。ウェットな感情や捉え方との距離感がつかめないというか…持て余しているところがある。 だからあまり好きじゃないけれど、人の痛みを前よりも感じたり想像できるようになった。 だから身動きがとりづらくなった。でもそうやって縮こまっちゃうのは絶対違う。よって自分の中で折衝中。
人のことも考えられて思いやれるのに、自由でしなやかに生きられる人はすごいと思った。 それこそが本当の強さだと。
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