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| 2003年11月25日(火) | 小さな嘘なら数え切れなくて |
さいごの、たったひとつの願いは
「私を騙してください」
小さな嘘なら数え切れなくて
でも君のいない世界は大嫌い
どこか間違った明日を待っているよ
気づかないうちに迷い込んでいたよ
「私に、私は愛されているという強い錯覚をください」
それでいい。もう、それだけでいい。
空気も吸えない未来があるなら
君を永遠にしたい
――「melody」 (ЯＫ Standard feat.KOKIA)
| 2003年11月13日(木) | 安堵の拠り所である明確な殺意 |
具合が悪くなったあなたのあたまを抱く。
だいじょうぶよ、とわたしは言う。
だいじょうぶ、すぐに良くなるから、と、髪をなでながら言う。
お水はたくさん飲ませたし、締めつけられないようにネクタイやベルトは緩めたし、手足が冷えないように毛布を掛けたし、部屋はあたためたし。
頭を抱いて、柔らかく髪を撫でで、微笑んで、ゆっくりと、だいじょうぶと、言う。
あなたが今すぐなおればいいのに、と思う。
同じくらいの強さで、
あなたが今すぐ死ねばいいのに、と、思う。
