総天然色色眼鏡

2004年07月27日(火) 合掌

中島らもが亡くなったという.
あれはきっと,ファンの誰もがいくつか予想していた死に様のうちのひとつだろう.
長生きしないよな〜なんて思いつつ,実際は酒とドラッグに浸りながらも,途切れがちに案外長生きするタイプだと思っていた.
本人は何が起きたか気付いていないんじゃなかろうか.
しかし,何度かこれまでにも死にそうになっていた人だ.
実は日々死を覚悟して生きていたとしても納得はいく.本を読んだ限りでは.

「らもチチの魔界ツアー」をまた聴きたかった.
ご冥福を・・・なんて言いません.
たまにはこの世にフラっと遊びに来てください.





今年は人気作家の訃報が多い.
そんな急ぎ足でいかないで.



2004年07月26日(月) 行って来ました,山梨

この土日,また山梨オチ無し意(以下略
今回は某作曲家ジョー・ヒサイシ(隠してません)のコンサートへ.
ファンクラブ会員の先輩からチケット購入.
「予習復習用だ」と言ってCDまで用意してくるファンっぷり.
まるで新興宗教会員のような熱心な布教活動に頭が下がる.

やっぱり弦を使うの上手だなーと思ったけども
近頃のジョーはヴァイオリンをあえて裏方に使うのが特にお好きなようだ.
(「幻想美術館」のテーマとか,パズーのトランペットの協奏曲とか)
今回,パーカス,ベース,チェロの低音が印象的だった.
ジャズライクなベースソロがあり,眼で見たかったのだが
席が前過ぎたために殆どステージが見えず,非常に残念である.
最後の方で,アノ『歯売る(笑)の動く城』のイメージテーマも聞きました.
他のインパクトが強かったので何ともコメントできない・・・ダメダメだ(自分).
しかしジョー,どうして貴方の地元には来てくれないのですか.

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翌日はなんとなくサントリー白州蒸留所へ.
友人が車で3時間程もかけて頻繁に訪れるのを不思議に思っていたが
確かに良いところであった.
人によっては楽園といっても良いであろう.

アカマツ,カラマツ,コナラ,クヌギ等が生い茂る森の中の小道をゆっくり散策し

野鳥の声に耳を傾け

木々の合間に時折見えるアルプスを眺め

やがて見える蒸留所の歩んだ歴史と,

樽の中で何十年と時を過ごし眠る琥珀色の液体に想いを馳せ

そして酒飲み放題.

見学ツアーに行くと,ウィスキー製造の手順を追って一通りの施設を観ることが出来る.
圧巻は貯蔵庫.
約30年前からの樽がズラリと並んで保管された様もさることながら
中の空気がいわゆる「天使の分け前」(樽から蒸散したウィスキー)で満ち満ちている.
呼吸するだけで酔える(弱い人は本当に気をつけたほうが良い).
その後,新発売の「北杜12年」と「白州12年」を試飲.
6時間程後には運転をしなければならないので
アルコール分解促進の為にチェイサーの南ア○プスの天然水をがぶ飲みした.
(用途が違います)
飲み比べをしてみたが,おこちゃま舌なので違いは全く分からず.
アハハ☆おつまみのおかきとナッツがおいすぃーヨ(ぽりぽり).
まぁ,北杜の方がクセが抑えてあると思う.
そこがセールスポイントだそうで.
ウィスキー初心者には良いと思う.勿論ハーフロックで.
ちなみにお酒の飲めない人にはなっ○ゃんオレンジや南アル○スの天然水,烏龍茶が出る.
(ビールは,レストラン等のみ.無料では飲めません.)
無料でここまで楽しめれば文句の出ようもないというものだ.
良いところだった.



2004年07月23日(金) いろこい

いわゆる食玩の「ヘリボーンコレクション」を買った.
SH-3シーキング(海自バージョン)が欲しかったのに間違って「イロコイ」を買った.
(箱の上に書いてあるのに)

イロコイと読んで頭に浮かんだのは
襖の奥に敷かれた赤いお布団.
「ああ・・・止めてください・・・私には心に決めた人が・・・」
「んん?身体は止めて欲しくないみたいだぞ?(さわさわ)」
イロコイ→色恋と脳内IME変換.
暑さで脳が蒸れている(もう手遅れ).





2004年07月20日(火) 煙草の煙は嫌いじゃない

でも喫煙室の匂いは嫌い.
会社の師匠は休み時間の度に臭い(涙.
課長は煙草の煙の匂いしかしない.不思議.

↓は鉱石シリーズ葉山のイメージ.五條瑛の本をまとめ買いしたので.




2004年07月18日(日) 嘘だと思って食べてみた

「プチとまとのパフェ」
を食べた.
意外に美味しくてショック.



2004年07月06日(火) 欲望のインソムニア

近頃,本を読むがためだけに夜更かししがち.
翌日辛いとわかっちゃいるけど.

近頃読んだもの:
・コミック
『犬狼伝説』
泥臭くていいなぁ,こういう話.
後5年もすればあんな装甲も開発されたりするのだろうか.
ラストのページ,翠の鼻の下にゴミが入っていて,間抜け面なのは私の本だけ?

『ヴァンデミエールの翼』
最近実家から持ってきたので再読.
『なるたる』を読んでも思うけど,鬼頭莫宏はかなり変態.
そして、彼の作品を「好きだ」と思える人間も変態(私も含め).

『なるたる』も大人買い.僕らの味方ブ○クオフにて.
12巻だけ無いが.

・ノンフィクション
『天皇家の財布』
何でも,皇太子の子供が皇位継承者か否かで教育費の出所が変わるそうな.
せめて渦中の「i子様」が高校生くらいになるまで放っておいてあげたら良いんじゃない?なんて思っていたけど,小学校進学まであと数年と迫った今,いわゆる「女帝論議」は結構切羽詰まった話なのかも.
それはそれとして,皇室晩餐会の「ケーキ一個120円」というのには瞠目いたしました.

・小説
『私が殺した少女』
『さらば長き眠り』
(これに『そして夜は蘇る』『天使たちの探偵』・・・字数が同じだ)

『私が〜』は2回読んだ.
こんな事件,いつか起こりそうな気がする.
(事件の発端部までは)

『さらば〜』は『私が〜』から作中の時間も実際の時間も結構ブランクがあるが,なんだか・・・沢崎が老け込んだような・・・.
台詞から察するに,若くても40半ば,錦織と年齢差が無ければ最大58歳だものね(涙).
(錦織が58歳っていうのも,それはそれでなかなかキツイ一発であった.お,おじいちゃん・・・ゲフッ・・・.)
錦織,電話の伝言に残す言葉が「会いたい」(それも2回)て.
色々妄想を働かせてしまったのですが.

どうでも良いが,沢崎に名前が無いことに昨日やっと気づいた.
橋爪や相良も無いけど,彼ら一応脇役だし.
「薫」とか華麗な名前だったらイヤだな


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