ハラグロ日誌
書人*ちる

   

  




女将の器
2002年08月23日(金)
ちょっと離れた所に住んでいる,顔見知りのおばあちゃんと久しぶりに会った。おじいちゃんが入院していてね、でももう大丈夫!と明るく豪快に笑っていた。
結婚したばかりの頃、たまたまのら猫に構っていたら、おばあちゃんがいつもごはんをあげている猫ちゃんだった、という縁で知り合った。道で会えば、挨拶をしたり、猫の話をしたりする間柄だ。
元々、昔、船橋が宿場として栄えていた時代からの旅館の女将さんなので、本当に人情にあつい。きっぷがいい、とはまさに彼女の事だ。
困っている人や動物たちに分け隔てなく、無償で手を差し伸べてあげられる勇気のある女性。この辺に住んでいる人の事は、若い人からお年寄りまで皆把握していて、皆に親切で、絶対人の悪口や噂は口にしない。
「ホームレスの方もね、事情を聞いてみると、色んな人がいるのよー。そういう苦労してる人の身の上話とかを聞くと、放っておけなくて。」
とおっしゃっていた。何というか・・・彼女には人を安心させてくれる不思議なオーラがあって、素直に心を開いて話してしまいたくなる。
沢山の人たちを迎え、送りだして来た、女将という仕事の業なのかもしれない。いや、天性の才能かも。
こういう、オープンマインドで強くて優しいおばあちゃんに、私たちの世代の核家族人間がなれるだろうか。。。
疑心暗鬼な世の中、自分で自分を疑心暗鬼の穴に閉じ込めてしまっている事に気づいた。
世の中は、変わってしまったんだよ、というだけで片づけるには、あまりにも悲しい。
傷だらけの私鉄沿線
2002年08月21日(水)
もーダメです。いっこく堂にやられました。
耳にこびりついて離れてくれません。
少し気を抜くと
ちゃらららら、ちゃっちゃっ、ちゃっちゃっちゃちゃ〜・ヘイ!!
といういっこく堂の歌(傷だらけの私鉄沿線)のイントロが流れます。
作詞は高田文夫っていうだけで、苦しいくらい笑える!
どうせなら、いっこく堂自身がヒロミ・ゴウになりきって「御三家パクリパフォーマンス」にしてくれても良かったなあ〜。う〜ん贅沢!
歌の最後にはカルロスとかレギュラーの腹話術人形も出て来る素晴らしさ!
・・・っていうか腹話術でCDっていう無意味さ(腹話術は映像あって!のモノだしね。)がもう、たまらずツボ☆
実は、みなさんハマってませんか?
心おきなく、カミングアウトしてください。

ヘイ!
バイオリンといえば!
2002年08月20日(火)
すっかり自分でも失念していたけれど、昔、大阪でバイオリンを習っていた事がある。
今日古い手紙を整理していたら、ほんのチョコっと習っていたバイオリンの先生からのカードが出て来たのだ。
なんで「ほんのチョコっと」になったかというと、先生(女性)が駆け落ちしてしまったからだった!
突然、小樽から違う苗字を名乗って届いたカード・・・。あまりに、たまげてしまったのだろう。すっかり記憶から消されていた。
当時、先生は50代半ばで、結婚してらして、私と同い年・同じ名前のお嬢さんがいらした。
駆け落ちのお相手は、私や当時付き合っていた彼氏の知り合いで、懇意にしている人で、何の予兆もないウチにそんな事に・・・。
私達の知る限り、先生と、お相手は出会って1ヵ月ほどで駆け落ちした。いつ、いかなる手段で連絡を取り合って、おつき合いに至ったのだろう???それすら分からないほど、電光石火の出会いと駆け落ちだった。
人生、本当に何が起こるかワカラナイ。
バイオリンの授業の後や、ホームコンサートの帰り、先生にクルマ(VW)でよく送ってもらったのを思い出す。BGMはレクイエムだったなあ・・・。
セピア色の街、小樽が似合いそうな女性だったが、あの彼氏(現・ダンナ様)とまだ恋の続きを奏でているのだろうか・・・。
彼女や、私と同じ名前のお嬢さん、御会いした事のない元・ご主人は幸福な人生を送っているかしら・・・。
余計なお世話だと思っていても、祈らずにはいられなかった。

ブンデスリーグ!
2002年08月18日(日)
いやいや、日本人が移籍した大リーグとか、サッカーのヨーロッパの各リーグ、嫌ってほどテレビで放映されてます。皆、活躍してて、スゴイな〜。
このまま、海外移籍する選手がどんどん増えていくと、国内のスポーツを放映する時間が削られて、海外スポーツの枠が増えたりするのかなあ〜?現に今大リーグのイチローニュースの方が、巨人のニュースより先だし。
これって画期的!もう「巨人・大砲・卵焼き」の時代じゃなく、「イチロー・ナカタ・マック59円(これはウソ)」って時代カモ?
そんな中、今日深夜、ブンデスリーグの試合がWOWWOWで放映されるんです!たっぷり2時間♪知らなかったので、早速WOWWOWに資料請求しました♪
メルマガによると、私のお目当て♪カーン様はまだ怪我から復帰してないよーなので、カーン復帰を照準に申し込みを検討しよーっと。
ムフフ。楽しみ!
ドイツ語講座(再放送)は金曜深夜0:40〜、ブンデスリーグも日曜深夜0:50〜・・・。
朝型の私には辛い時間帯だわ・・・。(ビデオ撮ればいい事なのだケド>>笑)
NHK語学講座
2002年08月17日(土)
金曜日の深夜、たまたま眠れなくて、何となくテレビをつけてみたら、懐かしいドイツ語が聞こえて来た。
「こんな時間に?!」時計を見ると1時過ぎている。チャンネルはNHK教育テレビ・・・。そう、「ドイツ語講座」だった。
昔、私がドイツ語を学んでいた時の教育テレビってのはコチコチのカチカチで、見ると眠くなるような内容であるばかりか、出ずっぱりの担当教授のドイツ語の発音もかなーり怪しかった・・・。
学校の授業も選択したセンセイによっては、似たようなモノだったし、まあ、これが標準的な「語学授業」というモノなんだろう・・・と思ったものだ。
7年ぶり?くらいに再会したNHKの講座はかなり様変わりしていて、担当教授はメインではほとんど出てこない。案内役の女性と桂小米朝(コビーという愛称で呼ばれてる。コベイチョウって言いにくいんだろうな〜。)の掛け合いが殆ど。劇中劇も、まあまあ凝っていて、引き込まれるし、楽しい。方言やスラングも平気で出てきたりする。
驚きなのは、案内役の若い女性の早口のドイツ語!(ドイツ人は早口。笑っちゃうくらい。bitte??と何回も聞き返したくなる。耳の遠いばーさんのように。>>笑)
番組の最初と最後にマシンガンのように発せられる彼女の言葉は、本当に生きたドイツ語で、ドイツの学生がホントに毎日使ってるような独製英語も混じっていたりして、素敵。いいのか?NHK?(笑)
学生時代に得たドイツ語のチカラ(大した事ナイけど・・・)は、趣味として継続していきたいな〜と最近、勉強していた所。使い道が、超狭いのは承知の上なんだけどね〜。(笑)
今持っているStufeの次の段階のStufeが、いつか(ホントにいつか>>笑)取れたらいいなぁ。
*******
ちなみに、ドイツ語講座が始まるまで「ツーハンマン」(タイトルは知らない)という楽しくオバカ、ちょっと水戸黄門ちっくなドラマを見てます!
ウハハ〜。真矢みき様(タカラヅカの方って何か「様」をつけないと申し訳ないよーな。)ってイカしてますわん。
怒濤の眠り
2002年08月16日(金)
修学旅行から帰宅後とか、ある種の興奮状態?から解放された後って、暴力的に睡魔に襲われる。平気で20時間とか寝てて、「うをを!私って・・・」と驚いたりする事もしばしば。
ちょっと前まで、体内時計が狂うのが、とにかく嫌な私は、一生懸命調整して、眠るのもガマンしたり、眠くないのに、がんばって眠ろうとしたりしてた。
最近は、眠りは本当に疲れている時、身体が欲している時、適正なぶんだけ訪れてくるんだ・・・と分かって来たので眠らせていただく事にする。
お盆の行事も対外的な行事を終えて、隊長が仕事で遅かったので、ちょっとお酒を飲みつつ、おつまみを食べていたら・・・眠い。
「どっちの料理ショー」のゴーヤーチャンプルーに、すんごい興味シンシンなのに、眠くて眠くて、自分の部屋に這っていって、そのままソファに横になった。2時頃、隊長が帰って来て、7時頃隊長が家を出たようだけど、記憶ナシ。
普通に目が覚めたら11時半。(汗)どんなに遅くても6時にはパチッと目が覚める私なのに・・・こんなのは、久方ぶりでオドロキ!!救急車で運ばれた時以来の眠り病かも。だって14時間くらい寝てる計算になるぅ・・・。
はー。お盆って結構体力使う行事だったのね〜。(去年は元気だったよーな気もするケド。。。やっぱ寄る年波には勝てん!!)
天気予報で涼を取る
2002年08月08日(木)
最近、天気予報を見ても、暑さが増すばかり。
昨日なんかは石原良純がただでさえ暑苦しいカオで「今日は、昨日より涼しいです。最高気温、東京では34度でしたね♪」と言ってて、本気でムッとしてテレビを切ってしまった。ブラックユーモアだったのかなー?
そんな感じで日本全図のほとんどが「さんじゅうン度」というのしか出ないので、現実逃避で関東地方は見ずに、北海道ばかり見ている私。。。(笑)
うー。さっきの21時前の天気予報によると、根室の明日の最高気温は16度!うらやましいです!・・・ていうか、寒いかも・・・?
確かに札幌に住んでる時、家にエアコンなかったし、25度を超える事なんて滅多になかったしな〜。札幌から見ると、道東の方はまた別世界で、とっても寒い。道南はあたたかで、雪も根雪にあまりならない感じ。。。
今思うと、北海道はでっかいどーーーーー!(暑いので壊れている)
てな訳で、連日の真夏日のオアシスは北海道の天気予報です。(笑)
ホント。同じ国かよ!!って突っ込みたくなる事請け合い!!!
特に暑い日は根室に注目してくださいまし。
リアル?バーチャル?
2002年08月07日(水)
たまたま夜中にぽちっとテレビをつけたら「ネット依存症」について特集してた。2人の症例が紹介されていて、ちょっとコワかった。
24時間中17時間、ネットで接続してないと満足できないとか、ネットしたいから会社辞めちゃったアハハ、とか「何が悪いの〜?」って感じが特にイタい。
携帯メールが入らないとイライラして情緒不安定になる友達がいたけど、それも依存症の兆候なのかな・・・?まあ、電車の中で周りを眺めても、右も左もピコピコメール打ってる、ってのも良くある事だし・・・。予備軍は意外と多いのかも?
私は夜隊長が帰ってきてからは完全にオフラインになる。パソコンも携帯も存在しないも同然。できるだけくっついて、一緒に話して、一緒のものを見ていたい。
バーチャルな人間関係は、あまり信用しない。
ネットで知り合った人でもリアルな言葉がいつまでも感じられないような人とは長続きしない。(私の場合。)
はじめてポストペットをやった時に嬉しくて、「メル友募集」っていうSo-netのイエローページに書き込みしたら、いっぱい「友達になりましょう!」っていうメールが来て驚いた。納豆メーカーに勤めるオジサマから、高校生のオンナノコまで、1通1通マジメに返事をして、返って来たのは約半分。その頃は知らなかったけど、今思うと、メル友(多少の下心アリ)欲しさに誰にでも通用するよーな文章をコピペして、片っ端から送る輩がいるらしい。「主婦はぬかみそ臭い(ぬかみそ漬けられないケド)」と思ったのか、「千葉は遠いから」と思ったのか(笑)、その後ドンドンとあっという間に減って行き、メールとかネットってそんなモンなのかな、と勉強になった。今も続いている2人は、もう1年メールのやり取りをしていて、かなりリアルな存在だ。映画の話、人生の話、恋の悩み・・・何だか随分古い知り合いのような気さえする。ここまで来ると、もはやバーチャルではなく、ちゃんとした友達だな・・・と思う。ありがたい事だ。
そういえば、中学生の時、代ゼミに通っていて、ふと授業中机を見ると「渡辺久信がスキ!」というラクガキを発見!当時ライオンズにハマっていた私は「かっとばせキヨハラくん」のマンガの邪悪なクワタのイラスト付き(←何故クワタを書いたんだろう???)で、「ライオンズは強いじょー」と続けてラクガキした。
何とこのラクガキ文通がえんえんと中学校を卒業するまで続き(取っている科目が違ったので、会う事はなかったのだが。。)、机を真っ黒にしつつ、とうとう違いの住所まで机のラクガキで交換し合ったのだった・・・。
大学生になっても文通してたなあ・・・。彼女は今何をしてるだろう??
ウイルスメール
2002年08月05日(月)
私はmacユーザーなので、直接の被害はないのだけど、今日はじめてKlezという種類のウィルスメールが来てビックリ。もしかして「今頃?」って感じなのかしらん???
今までも、色んなウィルスメールが流行っていても、ホントに1通も来た事なかったのになぁ。
そのままソッコ−で削除したけど、プライベート用のメアドに来たので、ちょっとドキドキ。誰かお友達のPCが感染しちゃってるんではないかと、ちょっと心配です。(ちなみに私はアドレス帳を作成していないので、多分私のPCから広がる事はないかと思いますが・・・。もし、変な英文の羅列の件名の、添付ファイル付きメイルが来たら、要注意です!!!プレビューせずに捨てましょう!!!)私のメアドが使われる事はないようですが、もしもwinユーザーの方に転送されてしまったりすると、大変な事になるようです。

↓ワクチンソフトやKlezのF&Qが載ってます。念のため。
http://www.ipa.go.jp/security/topics/newvirus/klez.html
お泊まりごっこ
2002年08月03日(土)
こういう事を書いてると、ホントあほ夫婦な感じがするのだが、「お泊まりっこ」は楽しい。(それにしても「バカップル」と書くとまだ、かわいらしい感じがするのに「あほ夫婦」とか「バカ夫婦」って書くと一気にヤな感じになるのは何故かしら?)
それぞれ、私たちは独立した部屋を持っていて、同棲突入!した時に隊長べやに寝る習性が、そのまま続いている。(同棲してた時&結婚して数カ月は私の部屋は廃虚=隊長弟の部屋の残骸であった・・・。ま、この頃は実家に自分の部屋があったケドね。)つまり、寝室という機能の部屋は我が家にはナイ。
年に何回か、隊長が私の部屋に泊まりに来る。ラブ!な事情では決してなく、止むに止まれぬ事情で。(隊長の部屋を数日かけて模様替え中とか。)
一昨日は、隊長夏カゼでダウンのため「部屋の中でも熱中症になる事もあるんだよ!ごるあ!体温調節もできないクセにごちゃごちゃ言うなぁ!!」と無理矢理、布団を強制連行。
「あつい・・・。もう死ぬ・・・。」とか自室でゴダゴダ言ってたくせに、クーラーかけた部屋に布団を敷いたら、私より早くコロッと寝てしまった。かなり熟睡できたらしい。。。
夏という季節も相まって、そう感じるのかもしれないけど、コドモの頃の従姉妹と親抜きで祖父母宅にお泊まりする感じを思い出す。それで、そういうワクワク感で、なかなか寝つけなくなる。実際、ともだちが泊まりに来たり、ともだちの家にお泊まりに行ったりすると、そういうワクワクが募って、明け方まで色んな打ち明け話を眠いくせにしちゃったりするのよねん・・・。
オトナなのに、夫がカゼっぴきなのに、なんだかワクワクしちゃって不謹慎。でも、楽しいから、もうちょびっとカゼひいてて欲しいのだ!
虹2(遅。)
2002年08月02日(金)
ふらりーん、としばらく精神的に「落ちて」いました。いつもの事です。(笑)
「虹」について、書きたい事があったのですが、ちょっと忘れてしまい、今思う事でも書いてみます。
虹の主人公の女性は、私とはあまりにもタイプの違うヒトなので、こういう風に思ったのは不思議なんだけど、読んでいると19歳の頃の自分を思いだしたのでした。
自分の感情とか、態度とか、一生懸命コントロールしていても、どうしてもヒトを憎んでしまったり、許せなかったりする感情ってあります。
私もフェアに生きたい!と思いつつも、「会わなかった事」にして、絶交してしまった人間カンケイや、ひたすら断ち続けているヒトがいたり。
「ヒトを憎む」というマイナスの力。
「ヒトを愛する」というプラスの力。
「虹」は、その両方のバランスをずうっと秤にかけながら、最終は自分の「プラス」が勝つ、という話なのですが、そのプラスに自分の舵をグイッと入れるには、偶然出会った老婦人の力だとか、亡くなったお母さんの力だとか、いっぱいの他者の愛に後押しされているのです。
そういう事を、分かっていて、進んだ主人公の女の子のラストは、すごく清清しくさえあって、ヨカッタ、と思えたのでした。
自分のアタマとカラダだけで出した結論、っていうのは、本当に陳腐で、他人から見たら、すごく不快な気持ちになってしまう。そういうのは、すぐ分かる。悩んでいても、そういう悩みを相談されるとイライラしてしまったりする。
人生で正しかったと思える「奇跡の選択」っていう状況は、決してひとりでは作られない。誰かが、そうっと背中を押してくれていたり、愛情を注いで忠告してくれていたりする。
それがたとえ「不倫」であっても、世の中で「不浄」と見なされる事でも、怖くなんかない。事実、そうなのです。
実際、かつて自分が不倫していた時、誰も「愛」をもって「応援」してくれるヒトはいなかった。大のオトナが分別持ってやってる事だから、責任持てよ!とは言われたけど・・・。いっぱいの愛をもって接してくれたヒトに導かれて、自分なりに反吐を吐くような思いで出した答えの先には、ちゃんと「隊長」がいたし。(針の穴に毛糸を通すくらいの確率だったのだが・・・。)
自分では滅茶苦茶だったな、と思うし、二度と出来ない冒険だったけれど、そういう愛するヒト達の前で「恥ずかしくない自分でいたい!せめて!」という分別があって、ヨカッタ。本当に。そういうパワーをくれた、周りのヒトに対して、私もそうやって、接して行きたい。心から。
そういうパワーを「虹」から得たのでした。









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