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march forward.
りりかの独り言。

2002年06月30日(日) 今現在出来る事

何事もなかったように、過ぎて行く。

あの、だんな様との話し合いから1週間経った。


何もなかったようだ。家の中は。


だんな様はめずらしく、一番下の長男を連れて、仕事に行った。


「今日行く依頼主のお宅にね、ライラ(長男のあだ名)くらいの子供がいるんだよ。だから、連れてきて一緒に遊ばせたら?って言われてね」

「そう。平気?」

「平気だよ。ライラ、いないほうがビーズもはかどるでしょ。俺にも携帯のストラップ作ってよ」

「あ・・・うん・・・」

「でさ、来月の半ば、大きい仕事が入ってるの。それで、2日で20万だよ、儲け。その金で、来月の伊豆の旅行、豪遊しようよ」


伊豆には結局うちだけじゃなく、あたしの叔母家族も行くんだし、まだ何も話していないし、勝手にキャンセルするのもどうかという事になり、行くんだけど・・・


「・・・・別に豪遊しなくても・・・だって・・・」

「まぁ、いいや。そういうこと」


あたしの話をさえぎるように、出て行く。

だって・・・の続きを知っているから。聞きたくないから。





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普通に生活してる。

まったく、あの日の話なんかなかったような。




パパとお出かけするんだ。



ライラも喜んで出ていった。



ふと、楽だなと思う。

こうして、普通に生活する事。

簡単だ、普通に生活する事なんか。





「ねぇ。だんな様が先週の事忘れてて。違うか、忘れたいのか。どっちにしても、このまんま、この生活続けていく、とか、あたしが言い出したら、どう思う?」


メールで聞いて見た。


しばらく返事が返ってこなくて。

たぶん、考えまくっていたんだろうなぁ。


「難しいね。でも、俺は学生の身分だし、そういう意味で、仕方ないって思っちゃうかな」

「じゃ、前みたいにだんな様とは普通の生活して、君とは週に1、2回会うっていう事に戻っていいんだね」

「りりかさんは、そうしたいの?」

「あたしがどうの、じゃなくて、君がどう思っているのか、聞きたいの」

「俺がね、別居するって聞いて思った事はね。まず、俺のせいだって。で、次に子供の事。そんで、今まで一人だったのに、そのうち五人分稼がなきゃって経済的な事。就活、真面目に頑張らなきゃって。で、やりたくないな、って思った事は、だから、別れるって事。だからね、そのときから考えたのは、子供たちが経済的にも、精神的にも不安定になるのだけが嫌って事かな。俺や、りりかさんのやりたい事だけで子供たちに迷惑掛けるなら、責めて、それくらい(あたしが前みたいに普通の生活に戻る事)は、って思った。だから、学生の身分の今は、りりかさんが家庭に戻るのは仕方ない。けど、俺が就職したら、で、稼げるようになったら、奪うかな。全部」




あたしは。泣いてた。

バカだな、こいつ。とことん。


泣いてたら電話来て。


「どした?」

「バカだね、君は」

「何?バカな事言ってないですよ!?」

「いってる事、じゃない。やってること」

「ばか?かなぁ?」

「バカだよ!」

「何が?どこがー?」

「そんな大変な事を選ぶ必要ないのにって思う」

「りりかさんは、俺の気持ち重い?」

「ううん。重くないよ」

「じゃ、何でそんな事いうの?」

「あたしじゃない。あたしから、見て、じゃない。あなたの親御さんやお姉さんや、親戚。そう言う人たちから見たら、きっとバカでバカで、どうしようもないなって思うよ、みんな」

「うん・・・そうだね、きっと」

「あたし、ライラがそんな恋愛してたりしたら、相手の女殺すもん。んで、自分も死ぬ」

「(笑)怖いなぁ、発想が」

「それが、親心なの!」

「じゃぁ、今さ、出来ること、しようよ。俺は就活頑張って、稼ぐための道作るよ。で、りりかさんは、愛情を子供たちに注ぐ。もちろん、俺にもね。それじゃ、だめかな?甘いかな?」


甘いよね。

でも、いいよ、それで。

それしかない。

あたし、本当に、こいつを好きになってよかった。

こういうとき、本当にそう思える。

ありがとう、あたしをいつも楽にしてくれるね。


「バカだね、やっぱり。ばーか!」

「なんでー!!一生懸命考えた結果なんですけど。ひどいなぁ・・・」




今現在、あたしに出来る事は、この生活を子供のためにも続けて行く事なのかもしれない。

だって、子供たちは、パパが好き。

これから先、あたしの気持ちを子供たちに伝えられる時間がきたら。


そのときは、分かってもらえるって思ってる。

でも。

分かってもらえないかもしれないって思ってる。

ひどく、傷つけて、この何年間は、一体ママたちはなんだったの?って、思われるかもしれない。

あたしといっしょに来てくれないかもしれない。

理解なんか、一ミリもしてくれないかもしれない。



そのときは、子供たちに選ばせよう。

あたしといっしょに進む人生か。

パパといっしょに進む人生か。



だから。

今現在出来る事は。


あたしなりに、たくさん、愛情を注ぐこと。


子供たちに。


あいつに。



2002年06月29日(土) 誰でもよかったの?

朝から、熱が高かった。

で、メールもしづらいまま、昼になって。



「おはよう」


って、向こうからメール来た。


普通に。


「おはよう。朝から熱があるんだ。38度近いんだ」

って、あたしも返した。


「夕方から仕事でしょ?寝ておいたら?」

「うん、でも、いろいろやる事があるから、眠れないんだけどね」

「そう」


ううーん、絵文字も使ってこないし、明らかに怒っているような。

なんて返そうか考えてたら。


「看病しようか?」


なんてメール来た。


「平気」

「そか、じゃ、せめて、ゆっくりしなさい」

「うん」


こんなメールをやり取りしてて。


そしたら

「今日のメールは内容が薄いね」

って言われて。

お互いに気を使っているから、触れないようにしているから。

内容も薄くなる。



「だって、君が怒っているから・・・」

「怒らせるような事、したの?」

「昨日の」

「ああー。酔ってもいないのに、なんかしたんだ?よしよしとかされるの、俺じゃなくてもいいんでしょ?ぶっちゃけ、誰でもよかったんじゃねーの?」



マジで?

こいつ、そんな風に思っているの?


「ねぇ。そんなこと、本気で思っているの?誰でもいいなんて・・・あたし、よしよししてくれ、なんて頼んでないし、気がついたら、なんだよ?」

「誰でもじゃなきゃ、何?A君だから?それとも、俺が見ているからアリ?」

「だから、いつも気にしないって言ってたし、気にしないかなと思ったんだって・・・ごめんなさい」

「でもさ、俺には絶対に、みんなの前じゃそんなこと、やってこないよね。
とにかく、メールでいくら謝られて、訳を聞いてもね、はい分かりました、なんて簡単に許せない」

「じゃ、電話していい?」




あたし、彼と平行で、昨日その場にいた、女の子ともメールしてて。

その子は、前の日記にも書いた、Rちゃん。

昔、彼が好きだった子。

そのRちゃんが

「そか、謝っても許してくれないんだ・・・いちゃいちゃAさんがくっついてくるのは、いつもの事だし、Hさんも、そんなに怒ることないのにね。余り気にしちゃだめだよ。ゆっくり、寝たほうがいいよ」

なんて、嬉しいメールくれて。

いいこだなぁ・・・・って思った。






んで、彼からの返事のメールは。


Rちゃんからのメールが転送されて来た。

題名は「みんなの目からもこう言う風に写っているんだから」



内容は

「うん、ひどいよね、やりすぎだよ。りりかさんから甘えていたしね!怒っていい所だと思うよ???私もあれは許せないよー」


??????????


あの。。Rちゃん?


今、あたしに怒らなくてもいいのにね、とかメールして来ませんでした?

お互いに話を合わせているだけ?

何?



あたしは、その転送メールについては返事しないで。


「で?電話していいの?」



「りりかさんがしたきゃ、すればいいでしょ。俺に聞かなくていいじゃん」




怒っているかな。と思いながら、電話した。


「ごめんね・・・本当に」

「ね、ひとつ聞きたい事があるんですけど」

「何?」

「俺はりりかさんとつきあっているんだよね?」

「うん」

「俺はりりかさんが好きで、りりかさんも俺が好きなんだよね?」

「そうだね」

「でも、みんなでいるときに俺はそう感じられない」

「え?」

「みんなでいるときに、俺を見てない。俺がいてもいなくても変わらないって言う感じ。俺ってなんだろ?みんなでいれない時に、一人は寂しいから、俺といるって感じ?」

「そんなことあるわけないじゃん」

「そういう風に考えさせられるよ、みんなでいるときのりりかさんは、俺なんか全く見てない。昔からそう思ってた。仕事しているときから。なら、俺はみんなではもう会わない。りりかさん、独り占めしたいから」

「そんな風に感じたなら、ごめん。でもね、みんなの前でいちゃいちゃするのは、変じゃない?あたしたち、付き合っている以上、周りから見たら、こんなとこでいちゃいちゃしないで、二人きりになってからやれよ!って思う人もいるでしょ。だから、しないの」

「そうかもしれないけど・・・でも、いてもいなくても一緒って言うのは・・・」

「だから、そんな風に考えてないって」

「今日、会えませんか?」

「会ってどうするの?」

「ちゃんと、顔見て話がしたい」

「分かった。仕事が終わって、具合によるけど」

「ですよね。じゃ、具合がよかったら」





薬飲んで仕事して。

だるさは残るものの、熱は下がってきたみたいで。

あたしが仕事終わって外に出たら。


あいつがいた。


雨の中、自転車で来たらしい。

あたしが具合悪かったら、車の中でちょっと話すだけでもって思ったらしい。

あいつんちから、自転車で30分は掛かるのに・・・


「なに、雨なのに」

「いいんです。どうしても会いたかったから。でも飲んじゃっているから車では来れなかったから」

「あたし、行こうと思ってたよ?まってればよかったじゃん、自転車どうするのよ?」


「いいです、今度車で取りに来ます」



あいつんちまでの道のりがやけに早く感じた。

今日は寒いからね、ってお湯を沸かして、紅茶を入れてくれた。


「昨日。別れるって言われて。どうしてそんな言葉を出すんだろう?って思いました。で、今日もメールは来ない。ああ、俺からメールしなきゃ、もうこのまま終わるんだろうな、と思いました。だから、絶対にそれだけはいや。って思ったんですよ」

「うん、ごめん、あたしが悪いから、もう我慢出来ないって言われたら、あたしは言われたとおりにしか出来ないと思って」



小指を出された。


「なに?」

「約束してください。もう、簡単に別れるって言わないこと。俺以外の人間によしよしもぎゅーもされないこと」

「あたしが、あたし以外の人にしないでって言ったのと、いっしょだね」

「だね」



あたしたちは指切りして。

あいつがよしよししてくれて。


「会って、こうしてぎゅーしながら、よしよししながら、話し合えば、すぐ喧嘩も終わるでしょ。お互いに離れたくないんだから。でも、メールとか電話じゃ、そう言うの伝わらないでしょ。りりかさんが、にこにこして、傍にいてくれて。俺に向けて笑ってくれて。それだけで、俺は幸せになれるんですから。・・・別に無理言ってませんよね?」




言ってないよ。




「会いたいって言っても会ってくれなくて、ここ数日は寂しくて、でもやっと会えたらあんな事件。苦しくなったなぁ。なんでかなぁ、って考えるんです。どこまで好きになるんだろう、無限?とか。あんなことあっても、好きになるばかりで、一歩も後退しない。会えば会うほど、話せば話すほど、好きになる。何が何でも、この人と一緒にいたいって思う」



あたしは、そんなに思われているって事に浮かれてたね。


調子に乗ってたね。



「りりかさん、俺の事、好きだろうけど。きっと、俺の方がその何百倍もすきって気持ち、大きいと思う。たぶん、てか絶対?逆転しないと思う。このすきって気持ち、一生俺の方が大きいと思う。でもね、もっと好きになって欲しいって思うけど、俺のほうが好きなんだって思うの、嫌じゃないんですよ、不思議と。ていうか、俺の方が好きだって気持ちが大きいっていうのを一生続けてやるって思うくらい。バカでしょ」



バカだね。



「好きすぎて、むかついちゃったりするんですけど。でも、誰でもいいんじゃないの?なんていったけど、誰でもいい中から、俺の事選んでくれたとしても。俺が選ばれたって言う事で、俺は満足ですから。今、俺じゃなきゃだめなら、それでいいです」




「君じゃなきゃ、だめだよ。あたしは、君だから、好きなんだから。こうしていられるんだから」



「じゃ、仲直りですね」

「うーん・・・」

「また!!!うーん、とか言う!!素直じゃないんだから!」




んで、ぎゅーしてくれる。

熱さまシートを無理やり張られる。



愛してる。

の、気持ちは。



きっと、同じくらいだよ。君と。僅差ないよ。


あたしはそう思うよ?






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2002年06月28日(金) 怒らせた

今日、飲み会だった。

久しぶりにあいつに会った。

あいつは、就活中で髪を黒くしてあった。



いつも、あたしたちは、みんながいる飲み会の席では余り絡まない。

なんていうか、周りはみんな知っているけど、人前で、しかも知り合いの前でいちゃいちゃが・・・出来ないから。

あいつは平気なんだけどね。



でも、一次会では珍しく、隣になった。

普通に、話とかしたけど、別にいちゃいちゃもしなかった。






んで、二次会で。


いつも、酔うと絡んでくる男の子(A君)がいるんだけど。

その子は、あいつとも仲よしで。

酔って絡んでくるのは、いつもの事って言ってたし。

だいたい、気にしてない、まぁ、確かにあの人はりりかさんのこと、お気に入りだけどね。(なんて事はないと思う。大体、その子、21歳だし・・・あいつより若いっツウの!)

なんて言ってたし。

あたしも、絡まれるままにしておいた。



あたしは、あまり具合がよくなくて、今日はお酒は控えた。

頭がいたいし、喉もいたいし、風邪みたい・・・

だるくなってきて、だるくなってきて。


ついつい、隣にいたA君により掛かり。

「頭痛くて眠いの」

って言ったあたしに肩を貸してくれた。


まずいかなぁって、もちろん思ったけど。

あいつも、気にしてないって言ってたし、まぁいいか、と思って、そのまま爆睡。



誰かに髪を触られているなぁって気配で起きた。


そしたら、A君が頭をなでていてくれて。

笑顔であたしを見てた。



あたしも、ちょっと寝たらかなり楽になり。

よし、騒ぐぞーってな勢いに戻り。

あいつは普通にみんなと笑顔で話してて。



しばらく騒いで。

そしてあたしは帰った。



帰っている途中に、その場にいたほかの子から電話が来て。

「あの、Hさん、帰っちゃったんですよ。りりかさんが帰ってすぐ」

朝まで飲み明かすとかいってたのになぁ。

あたし、そう思いながら電話した。


「どした?帰るんだって?」

「はい」

明らかに口調が。怒っている。

「なに?朝までじゃなかったの?」

「んな、気分じゃないんで」

「なによ、そんな気分じゃないって」

「わからないならいいです」

「言ってくれなきゃ、分からない」

「言わないでも分かれ、位の事もありますよ。じゃ」


電話は切られた。



ううーん、A君とああしてくっついているのは、いつもの事だしなぁ。

なんで、今日に限って。。。


帰宅して、メールした。

「無事についたよ」

「そうですか。おやすみなさい」

「うん、おやすみ・・・ていうか、A君とくっついているのはいつもの事じゃん」

「んなことじゃないんですよ」

「なによ?A君に関係ない事なら、さっぱり分からないよ」

「だから、いいよ。言わなきゃ分からない程度なんでしょ、○○(あたしの苗字)さんには」

・・・。なによ、いきなり苗字で呼ぶなんて。

「わからないよ・・・あたし、なんかした?」

「○○さんにとって、何が嫌な事ですか?好きな人が他の人とエッチする事?キスする事?それとも、メル友に会うこと?または、あたしたち飲み会では絡まないもんねー、なんて言われて、目の前で他の人の肩ですやすや眠って、髪なでられているの見てるとき?しかも、その人は酔うとすぐそんなことするって言うのは知ってるけど、自分の彼女は酔っているわけでもなく、ただ眠いからで。目の前で見てて、○○さんは、平気ですか?僕には二人が帰るまでこらえたので、上出来でした」

「ごめん・・・でも、眠いって思って、横にいたの、A君だったし。君が隣にいたら、やってくれたの?」

「やらないと思っているの?」

「ごめん・・・」

「俺は、正直かなり、へこんだ。いやな気分だった。あのあと、元気に起きて、はしゃいでるりりかさんをみるのも嫌だった。かなり、むかついた」

「もういや?あたし、どうしたらいいの?」

「さぁ?それを俺に聞くのは、間違っているんじゃない?」

「別れるって事?もう嫌だし?」

「そう思うの?ならそれでいいんじゃん?」

「そか・・・・」

「うん。そんなすぐに別れるとか口に出すりりかさんは、嫌だね」

「え?だって、あたしといるの耐えられないんでしょ?」

「もう、いいや。メールじゃうまく伝わらない」



あたし、何してるんだろう、って、悲しくなっちゃって。

このまま、終わるのかな、と思って。

どっから、どうみても、あたしが悪いんだし。

気にしないっていっていたからって、調子に乗りすぎたなぁ。



熱が出てきた。





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2002年06月27日(木) 今から11年前のお話。

今日から、長女(5年生)が、林間学校です。

3人の子供のうち、一番静かな長女がいないだけで、やっぱりものすごく違います。



今から11年前、あたしは妊婦だった。

毎日寂しい、寂しい、と暮らしながら、生活していた。


生まれた子供は女の子で。

お腹にいるときから、男の子ならこの名前、女の子ならこの名前、と決めてたから、名前はすぐついた。


元気な3200グラムの。

産声も、大きく。

あたしは、幸せの絶頂だった。

始めてあげた母乳は、まったくでなかったけど。

でも、嬉しかった。かわいかった。

17歳のあたしは、周りの妊婦さんたち、産婦さんたちから、好奇の目で見られたけど、へっちゃらだった。




でも。

生まれて24時間も立たないうちに、あたしたち母子は引き離された。



「心臓に雑音がします」



そういう理由で、あたしの幸せの証の長女は。

連れて行かれた。

小児科病棟に。



同じ病院にいるだけ、いいと思わなきゃ。

ガラス越しでも、会えるんだよ。

新生児のうちは、心雑音なんか、よくある事なんだよ。

だから、前向きにね。




看護婦さんたちに励まされ。



でも、一日5分、しかも時間もきっちり決まってて。

手洗いから始まり、スモックや帽子をつけさせられ、保育器の中に手を入れる事だけを許された。



あとは、ガラス越しに。

あたし、ずっと、ずーっと、見てた。

飽きもしないで。

何度ガラスを割ってしまおうと思ったか。

母乳を毎日毎日、搾って。届けて。

「この母乳は、宝石より何より、高価なものなんだよ」

看護婦さんが、言ってくれた。


周りの産婦さんたちの目は、好奇の目から、同情に変わり。




長女の病名はだんな様にだけ、告げられた。

産後のあたしには、精神的によくないって理由で。


あたしが知ったのは、退院する直前。



長女は先天性の重い心臓病。





何言ってるの?

あたし、意味が全く分からなかった。

一緒に退院できるんでしょ?

新生児にはよくある事なんでしょ?



何言ってるの?




手術をしなきゃ、治らないんですよ。

このまま、お返しするわけには行きません。

まず、小さい手術を来週行います。



先生。あたし、意味が飲み込めない。

バカだから。

高校もね、中退なの。

意味が分からないよ。





そして、先生は話を続ける。


「名前。早く届けてあげてください。何かあってからじゃ、名前ないまま・・・になってしまう可能性もありますから」



名前ないまま・・・なんだっていうの?


なんだっていうの?




暗い、病院で泣いた。

たくさん、泣いた。

だんな様は、全然平静だった。

まだ、父親って言う実感がなかった。

あとで、そう言った。




入院中。だんな様の母親が来て。



「りりかさん、あなたがタバコを若いのに吸ったりしたから!」とあたしを詰った。


ごめんなさい。


ごめんなさい。



この、ごめんなさいは、長女に向けて。

決して、産後の不安定な体のあたしに、追い討ちを掛けてきた、姑にじゃなく。

長女に。

泣きながら謝った。

だんな様は、黙って見てた。





それから、手術を小さいのも合わせると数回して。

大きな手術を1回して。

10時間を超える手術に、2歳に満たない体で耐えて。

ICUで、真っ白な顔の長女を見たとき。

もう、危ないかも知れないって言われた長女に面会したとき。


あたし、人が死ぬときって、こういう色なんだろうな、と思った。

真っ白。

血なんか、通っているのだろうか・・・

心臓に直につながっている、管が、肺の辺りの皮膚から出ている。

口にはテーピングされた、管。

手も足も。管だらけ。


生かされてる。


そんな状態だった。



そして。奇跡は起こって。


命を、生きたいという思いをつなぎとめた長女は、元気になって。


手術後1ヶ月で自分で歩けるようになった。

周りの人間は、医師でさえも、「奇跡です」と言った。




長女は、完全に健康までは行かないけど、今でも障害者手帳を持参している体だけど。

人並みに生活できるようになった。



いろんな、制限があるけど。




後で知った事。





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だんな様も姑も。


あたしのせいにして、生きて行きたかったんだね。

それでもいい。

あたしのせいでもいい。


あの子が助かったなら、なんでもいい。








・・・・今日、長女が元気に、あたしの作ったお弁当を持って。

「ママ、お土産かってくるからね!!」


と、出かけていった。



ふと、思い出した、11年前の話。



2002年06月26日(水) 一人の時間

お友達にビーズアクセサリーの作り方の本と、ビーズパーツをもらった。

この友達は、あたしのこういう、ごたごたしていることも、あいつのことも、何も知らない。

だんな様と仲よくやっているんだと思っている。

ちょうどいい機会だと思った。

こういう、一人で夢中になれるもの見つけて。

一人でいろいろ考えて作って。

あいつのことも、だんな様の事も考えないでいられる時間。




あたし。

本を片手に、ビーズをつなぎ合わせて見る。

細かい作業とか多いから、ものすごく集中する。

なんていうか。

無心?になる。



だんな様も嬉しいそうにそんなあたしを見てる。

だって、おとなしく家にいるから。

メールもしないし。



あいつは、寂しそう。

「ねーねー。ビーズ持ってうちにおいでよ。一緒に作ろうよ。俺がりりかさんの指輪作るから、りりかさんは、俺になんか作ってよ」

あたしは、返事も遅くなりがち。

「んー、無理。一人で集中してやりたいの」

「じゃーさ、邪魔しないから」

「そういう意味じゃなくて、ひとりでやりたいの」

「ひとり?だって、一人じゃないじゃん・・・別に・・・だって・・・。」

この言葉に続く言葉は。





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そう。

だから、あいつは不安になっているんだと思う。



仕事がある前の日は、極力会わないようにしている。

あいつと会ったせいで、睡眠不足とかで、仕事に支障が出るのがいやだから。



そういうこと、あいつ、知ってる。

そう言う気持ちであたしがいる事も。



でも、一人の時間をわざと作って、自分に会わないんだって、思っているんだろう。

当たっているけど。


だから、

「じゃー、ビーズは持って来ないでいいから、来てください。顔見たいから」


なんて、言う。



「明日、仕事だから。無理だよ。金曜日に会うじゃん」

「飲み会だからじゃん」



いろいろ、ああいえばこう言う、そんな状態で、メールが続く。

あたしの気を、自分に引き寄せたい一心。


「旅行の事で話したいから、ちょっとでもいいから」

「今から?もう10時回ってるよ。あたし、もうお風呂も入っちゃって、外に出たくない。雨じゃん。月曜ならあいているから」

「・・・・。分かりました」



そして、メールは来なくなる。


あたしは、またビーズを始める。



一人の時間。

誰にも依存しない。

あたしだけの時間。



こう言う時間が、あたしには必要だったんだね。



2002年06月25日(火) あれから

だんな様が泣きながら謝って。

あたしは、何の感情もわいてこないくて、無表情のまま、だんな様を見つめて。


お互いにまだ若い。


新しい道を進もうと決めた。



あの日から二日。


あたしは普通に仕事から帰ってきたら家事をしているし。

だんな様も普通にテレビ見てお風呂に入ってあたしの作った食事を食べる。



あの日が夢だったのか?

そんな錯覚を覚えるくらいに、普通の、普通すぎる生活。



ただ、あたしに気を使ってくるのは分かる。

いつもなら絶対にやらない、ガスレンジの掃除をせっせとしたり、猫のトイレを片したり。

食器を洗浄機に掛けてくれたり。



怖くなる。



このまま、まただらだら進んで。

結局あの話し合いはなかった事になって。

また同じ生活に戻るのが。



何が一番怖いかって言うのは。





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子供たちの笑顔。

だんな様の笑顔。

あたしの笑顔。



それらが。

普通に存在する、この家の中で。


ただ、あたしが我慢して、また同じ生活に戻れば。

何も考える事もなく、だんな様の給料で暮らしていって。

面倒な事考えないで。


あいつと別れて・・・・




そうしたら、誰も悲しまない、傷つかない、苦しまない。



あたしと、あいつをのぞいて。





この揺れる気持ちが怖くて、いつもは言えないような言葉をあいつにメールする。

あなたじゃなきゃ、だめなの。

そんな気持ちを、再確認したくて。




「いつでも一緒にいたい」

「ずっと考えているから」



「愛してる」




あたしの気持ちの揺れに気づいちゃったのかな・・・


「嬉しい言葉の羅列で、めまいまでします。俺もりりかさんを愛しています。これからが大変だけど、一緒に頑張って行きましょうね。いつでも、隣にいますよ。忘れないで」





忘れてない。

忘れてないよ・・・


でもね、怖くなってきたの。




いつでも、あたしを一番に考えてくれる。

そんな事、知ってる。感じてる。


でも、怖い。



これからの生活と。

絶対に、今まで以上に、あいつのことを、ばれちゃいけないって事と。


いつまで続くか分からない、あいつの優しさが。




あれから、たった二日。


昨日はあいつが元気をいっぱいくれた。

いつも以上に、ぎゅーも、よしよしも、してくれた。




愛してる。


傍にいるから。



ずっと。


一生。



そんな言葉を、いっぱい言ってくれた。

元気になった。



でも、りりかは、今日、また。



心が病気にかかっています。





こんなときだからこそ、いっぱい会っていたいのに。


こんなときだからこそ、会えないんだ。




こんなときだからこそ。


会わないんだ。



2002年06月24日(月) あたしの子供時代

今朝。


パソコンを立ち上げたら。


だんな様のメールソフトは消えていました。


あたしに、「本当になんでもないんだよ」といいたいから、削除して、誠意を見せているつもりなのか。

でも、あたし、知ってる。



今日の夜中、パソコン立ち上げて、だんな様のパスワードを探して、100回以上パスワードを入れて、もういい加減諦めるか・・・と思ったとき、なんとなく、長男の名前を入れて見た。


そしたら、サインオンできた。


なんだ、こんな簡単な事だったのか。ちょっと、可笑しかった。


そしたら、メッセーが来た。

オンしてすぐ。


「今話して平気?」
「うん、平気」
「今日、大変だったね。奥さん、大丈夫?」

・・・もう知ってるんだ。

「平気だよ」
あたしは、平気。

「そっかー。心配しちゃった」
「ありがとう」
「いえいえ・・・」


ぼろが出る前に落ちなきゃ・・・


「もう寝るから」

「うん、ゆっくり休んで。また携帯にメールします」



そう、携帯にメール。

それがあるから、別にパソコンのメールを消しても、痛くも痒くもない。

もしかしたら、彼女が言うかもね。

「昨日、メッセで話したとき、平気って言ったから安心したよ」

なんて。

そしたら、あたしがやったってばれちゃうね。

いや、ばれちゃったのかもしれない。

だから、だんな様は削除したのかもしれない。

真夜中に、携帯にメールが来てたのかもしれない。

それで、今朝、あわてて削除したのかもしれない。




昨日の日記を書いて、メールをかなりもらいました。

非難されて当たり前です。

自分の事は言わないなんて、ずるい。

はい、そうです。



でも、ちょっとだけ、でも頑張って、と言うメールもありました。

救われました。気分的に。




あたしの家族(子供たち)とあいつの未来と。



今、あたしが一番大事にしなきゃならないものを守るため。





ここで、あたしが彼の事を言ったとして。

離婚しても養育費はもらえなくなるかも知れない。

逆に、慰謝料を請求されるかもしれない。

あたしは、路頭に迷うかも知れない。


子供たちを3人引き連れて。


子供たちに、あたしがしてきた、惨めな生活はさせたくなかった。





あたしみたいに。




母親が父親に捨てられ。

しばらく、母親の実家に帰って生活してた。

母親の妹たち、祖母、あたしたち姉妹、母親の、7人で2DKの団地に住んでいた。

そのうち、母親は蒸発した。

男と逃げた。

行方知れず。

あたし、9歳。妹、4歳のときの事。


あたしたち姉妹は、母親の妹たち(叔母)に、いじめられ。

いつもいつも、隅っこで、小さくなって。

祖母は病気で働けず、叔母たちに食べさせてもらっている身分だから、何も言えず。


おやつなんて、もらえない。

叔母が人からもらった菓子を、どうしても食べたくて、盗んで食べ、死ぬほど殴られた事もあった。

夕飯がサツマイモだけという事もあった。

学用品さえ、満足に買い与えられず。

友達のお古や。

不憫に思った先生からのプレゼントで、しのいで。

あたしは、妹の保育園の送り迎えを、毎日して。

学校に行く前に、小学校3年の子供が、妹を自転車の後ろに乗せて保育園に連れて行く。

帰宅したら、遊ぶ時間も無く、手伝いをして、夕方また、妹を迎えに行く。

学校が休みの日は、妹の面倒を見続ける。

昼ごはんに二人でインスタントラーメンひとつだった日もあった。

伸びたら量が多くなるね。

だから、待とうか。伸びてから、分けようか。

あたしたち、姉妹は。

栄養失調寸前のがりがりの体で。



間違えないで欲しいのは、それは昭和20年代の話とかではなく、昭和50年も終わりの話。



そんな生活を2年、続け。


もう限界だ、施設に入れる、と叔母たちが決めたとき。




母親が帰ってきた。

新しく父親になる人と。


裕福な家庭。

靴下は、穴があいたら捨てて買い換える。

自分で穴をつめる事もしないでいい。

おもちゃまで買って貰える。

毎日お菓子なんか食べていいの?

ご飯もお代わりしていいの?

こんな贅沢な事があっていいの?



でも、それは一瞬。

母親が男に捨てられるたび、あたしたち姉妹は、また苦しい生活に逆戻りだった。

でも、母親と3人で生活して、それも楽しかった。

苦しいけど、3人で頑張って。


寂しがり屋の母親は、すぐに男を見つけたけど。




あたしの、子供たちに、そんな生活は味わせたくないから。

あたしは、子供たちに今のような、今のままの、好きな事をさせたいから。



それを守り通す。


それだけ。





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2002年06月23日(日) 汚い人間です。あたしは。

悩んで、いろいろな人から意見をもらって。


あたしは、だんな様に話す事にした。



メールの事。

みたよ。って。



仕事中、いろいろ言葉を考えて。

まず電話した。

そして、伝えた。


「別れない?今のままじゃ、だめじゃない?」



突然のあたしの言葉に、動じるでもなく。


「ん?」っていう感じで。


あたしは、そのまんま話を続けた。

「あたし、知ってるの。全部、知ってる。でも怒ってない。いいよ。好きな事しなよ。あたしも、好きな事するから」


ようやく、意味を飲み込んだらしく。


「何??何の事、言ってるの・・・?」


「メール、読んじゃった。ごめん。なんか、女の人、いるんだね」


しばらくの沈黙。



「あんなの、遊びだよ、冗談だよ」


期待通りの言葉。



「なんでもいいんだけどね。べつに。そんないいわけなんかはいいから」



だから・・・・あたしを自由にしてください。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

あたしが、考えたのは。

ものすごく汚いやり方だった。

あたしは、自分の事、何も言わないつもり。

あいつのことも、もちろん隠しとおす。

そして、別居なり、離婚なり。

するつもり。

そして、子供はもちろん、あたしが引き取って。

子供たちと4人で生活するつもり。


あたしの子供を守るために。

あたしを守るために。

あいつを守るために。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


勤務後。

二人でファミレスで話した。



「お前だって、男いるんじゃないの?夜中に帰ってきたり、出かけたり、多いじゃん」

「いるわけないでしょ」


あたし、動揺もせずに、淡々と答えられた。

というのも。



動揺したら、負け。

あたしに、つきあっている人なんていない。

あたしは、ただ、普通に働きに出ている、母親。主婦。

何もやましい事なんかない。


そう、自分に言い聞かせてから、話し合いに臨んだ。

暗示を掛けるように。

何度も何度も。



あたしの、自信たっぷりのいい方に。

だんな様のあたしに男がいるんじゃないかって言う疑惑は揺らいできたらしい。


「あたしはね。あなたのお世話する家政婦で、適当なときにエッチさせてくれて。そんな都合いい人間じゃないの。女なの。人間なの。いい加減にしてください」

「そんな風に、思ってないよ・・・」

「あたしの12年間を、返してください」

「・・・・・」


あたし、自分が怖かった。

こんな、平気で、嘘をつける。

平気な顔して、相手だけを責める。



汚い・・・あたし。




結局。





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それまでは、お互い干渉し合わないで。


という事になって。





あいつには、メールですべて話した。


「あたし、子供と暮らすから」


「俺の家、狭いけど、来ませんか?」



ありがとう。

でも、そんなことは、出来ない。

あなたが、責任を感じる必要はないんだよ。

すごく、すっごく嬉しいけど。

甘えたい、本音はね。



っていう、言葉は殺した。


「あたしは、あたしの力でやって行くよ。とにかく、ここからが大変です」


「そうですね。いつかは、あなたを奪うつもりだったから、こんな風になると思ってはいました。心の準備は出来ています」





だんな様に。


「男なんかいるはずないじゃない」


と、簡単に言ったすぐ後に。


あたしは、平気で他の男にこんな事を言わせている。




そう考えると、吐き気がする位に、汚い人間で。

めまいがする位に、ずるい人間で。


頭がおかしくなりそう。


でも。



始まってる。






あたしの、嘘に嘘を重ねて行く、生活が。




2002年06月22日(土) 不倫発覚

うちのプロバイダーはメールが複数持てるようになっている。


うちは、マスターのメールアドレスと、あたし用、だんな様用。


マスターはパスワードを保存してあるから、二人とも自由に見れるもの。

でも、マスターに来るメールは、だいたい(て言うか全部?)広告だったりする。


残りの二つのあたしと、だんな様のものは、お互いにパスワードをつけているから、サインオンは出来ないようになっている。



でも、メール送受信箱はパスワード設定しておかなきゃ見れる仕組み。

もちろん、あたしはしてある。


だんな様は・・・してなかった。



今日、いつものように、ここの日記を読んでくださっている読者さんからのメールチェックのために、プロバイダーのソフトを立ち上げた。

で、先に返事を書いてから、サインオンしようと思って、送受信箱を開いた。

いつもだったら、パスワードを聞いてくる。

でも、そのまま送受信箱は開いた。

ありゃ?と思った。

で、メールアドレスを見ると、だんな様のものだ。

ああ、この人パスワード設定していないんだなぁって思った。




そのとき、保存してある一通のメールが目に止まった。

題名は「ありがとう」


なんとなく、開けて見ちゃった。



内容は「今日はお天気がよかったから、公園とかに行ってもよかったね。○○君(だんな様の名前)、ありがとう!」

と言うメールと、その人の住所と自宅電話番号。

ご丁寧に職場まで。




日付は3月20日。








なんとなく、なんか誰かいるかな、というのをうすうす感づいていた。

でも、まだそんな経ってないと思ってた。

でも、もう3ヶ月は少なくとも、経っているんだな、と思った。



送信箱には一通だけ。

だんな様が彼女に当てたメール。





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送信日付は昨日。


なるほどね。

あたしにも関心がないわけだ。




あたしの気持ちは、なんだか凄く楽チンになった。



そうか、もう罪悪感なんか感じなくていいんだ。


そう思った。



でも、3月20日って。

あたしが生理来なくて、病院に行くかどうか、変な病気だったらどうしようか、悩んでいた時期だ。

だんな様にももちろん、話してた。

全然素っ気無かった。



そんな時期。



あたしは、どうしようか、迷った。


このまま、しらん振りしたらいいのか。

それとも、問い詰めたほうがいいのか。

またまた、あたしの事がばれたときの、奥の手として。



いろいろな事考えた。


どうしたらいいの?





だんな様は、明らかに割り切ってつきあっているように見える。

おいしいとこ取りでつきあっているように見える。



きっと、あたしとは。



安定した生活のために。

家事育児をさせるために。

家政婦のような感覚で。







その彼女とは。



ドキドキと。

女としての相手と。

恋のような感覚で。




あたしと、やっていること、変わらない?



ううん、違う。



だんな様はきっと、あたしが知った事を、知ったら。


その彼女とすぐ切るだろう。


前回のときと同じで。


「遊びだよ、冗談だよ。何怒ってるんだよ」


って、へらへらしたりしながら。


それでも、あたしがふてくされていたら、



「うるせーな、じゃ、分かったよ、もうパソコンも何もしねーよ!」


って、怒鳴って。









でもね。


あたし、今回はふてくされたりする事は、ない。


あのときみたいに、あたし、あなたに愛情も感情もないの。



だから、あたし、怒ったりしない。


ただ、弱みは握った。あたしが先にね。




さて、どうしようか。



2002年06月21日(金) また旅行

あいつに、旅行に誘われた。






8月に、熱海で花火大会があるらしい。

そこに、一泊で行きましょうよ、って。



正直、迷っている。



行きたいのは山々だけど。


子供は実家に預けられるけど。

夏休みだし。


でも。

どれくらいの嘘をついて行かなきゃならないんだろう。

何人に、嘘をつかなきゃならないんだろう。


そんな風に考えたら、重たくなった。



あたしみたいに不倫している方の日記も、よく拝見させていただいています。

旅行に行くとか、行ったとか、書いてある方のものを読むと、どうやっていったんだろう?だんな様には?お子さんは?とか、勝手に心配してた。

あたしには、そんな事考えるのは、まだまだ先だと思っていた。



でも、いきなりやってきた。



子供が心配だから、やめておくよ。


とか。


熱海くらいなら、日帰りも出来るから、そうしない?


とか。



断る理由は、断り方とか、いろいろあったのに。



あたしは、断りきれずに帰ってきた。





ていうか。



断りたくないっていうか。


本心は行きたい。


でも、迷う。




そして。

悲しくなった。

あたしが、こんな宙ぶらりんだから、いけないんだ。







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2002年06月20日(木) 落ち着いています。

不倫なんかしてないで。



子供のために精算しなさいよ。

彼のために別れてあげなさいよ。

それが無理なら、だんな様と別れて、綺麗になってから付き合いなさいよ。


子供が「うちの母親は不倫している」なんて思ってしまうのはどうなの?

彼が、ずっとあなたを待つだけの人生でいいわけ?

子供が、経済的に、なんて事は理由にならないよ!!



なんていうメールを最近よく頂戴します。

ありがとうございます。

そうだな、と思いながら、読んでいます。




前に日記に「あたしの離婚観」みたいな事を書きました。

経済的、子供の事、その他いろいろな事で、あたしは離婚を切り出す勇気がないって事。


妹が、その日記を読んで、言ってくれたんです。


「本当に離婚したくて、でも、そう言う事で不安なら。一緒に暮らそう。そしたら、経済的にも一人よりは安定するだろうし、子供の事だって、私も面倒見れるんだから」


凄く嬉しくて。

いいやつを妹に持ったなぁって。



それ聞いて。

心がものすごく軽くなった事も確か。

切り札じゃないけど、もしものときには、あたしにはそう言う道もあるんだって。



ここ数日、落ち着いています。

前までは毎日でも会いたいとか思ったり、会わない日は悲しくなったり、会いたくて困らせるようなメールしちゃったりしたのに、今は平気。

なんでだろう?



気持ちが冷めてきたの?



今日も会おうと思えば会えたのに、会おうと思わなかった。

家で、家族でレンタルビデオ見て。

普通に過ごした。

彼とはメールのやり取りもしてたけど。

返事もあまり出さなかったり、前までは早くメール来ないといらいらしちゃって、何度も携帯を見たりしてたのに、今日は平気。

逆にあいつから「今日はやけにメールが少なくない?」って言われたくらい。


他にもいっぱい考えなきゃいけない事があるから、余裕がないって言うのも理由だけど。


分かったんだ。





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だから、平気。


何言われても。

会わなくても。


落ち着いていられる。



って、あいつにメールしたら。



「寂しい・・・いいことなんだけど、寂しいよ。会いたい会いたい言っているりりかさんが、やっぱりいいよ・・・」


って返事。


依存するのは嫌、考えすぎるのも嫌。


考えて考えて考えて。


それで、いつの間にか、自分で作った落とし穴に落ちて。

もがいて、苦しんで。



ちょっと前の、あたしに戻れたような気分です。

冷静に、客観的に見れる。


まだまだ分からない事だらけだけど、落ち着いていられる。


もしかしたら、また、苦しいだの切ないだの会いたいだの別れたいだの、騒ぐかもしれないんだけど。



今のこの状態、出来るだけ維持したいなぁ。



2002年06月19日(水) 旅行

今日は、子供の用事があってだんな様もあたしも休みを取った。

それで、買い物とか用事を済ませるために出かけたりして、二人でほとんど一緒にすごした。

こんなに長時間一緒にいたのも、話をたくさんしたのも久しぶりだった。





かなり前にだんな様が

「7月に旅行に行かない?」

って言ってた。

あたしに対する、ご機嫌取りなのか。

よく分からないけど。


あたしは、面倒だし嫌だな・・・と思っていたんだけど、そんな事を口に出す勇気も無いまま、「うん」とだけ答えてあった。




そんな事も忘れたまま、月日は流れ。


今日、だんな様が「前に話してた旅行の話。今日予約しない?旅行会社に行って」と言い出した。

あわてた。

でも、ここで「嫌」なんて言えるはずもなく。


ただ願うのは、

「予定の日の予約がいっぱいでありますように。」




けど、見事に二泊分予約が取れてしまった。

あたしは、なんだかなぁ・・・と苛立ち。


その苛立ちは。

大喜びしている子供たちに、こんな風に行きたくないと思う気持ちでいる、母親のあたしに。

あたしに気遣っているだんな様の、優しさに。

こんなときに、のんきに「りりかさーん、花火、俺が行く場所勝手に決めちゃっていい?」なんてメールしてくるあいつに。



いたたたたたた・・・・胃が痛いです。


とにかく、夜とか、子供が寝静まった後が、だんな様と二人と言うのは苦しいので。

前に一緒に旅行に行こう!と話してたあたしの叔母家族を誘って。


ちょっとは、気持ち的に楽になりました・・・はい。



でも、最低です。あたし。


だんな様が、今日一日、あたしに気遣ってくれているのが分かって。

それに対してもいらついて。


今更、何で気なんか使うのよ!?って。

こんな風に思うあたしが、最低です。



だんな様も、あたしの変化に気づいたんだろうと思う。


体の事も、あの人なりに心配してくれているんだと思う。


でも、あたしに何も響かない。

嬉しいって気持ちになれないんだ。

信じよう、この優しさを、差し伸べる手を、疑っちゃだめだ、とか思えないんだ。



また、信じて、裏切られて。

あたしを見なくなって。

そうなるのが嫌なんだ。怖いんだ。



何より、あたしを見ていてくれる。

あたしを掴まえていてくれる。


あいつとの中を壊したくないんだ。






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そんな思いも出てきたりする。


恋愛感情無しで。ただ。自分の居場所確保。


そうなの?それだけなの?



たまに、判らなくなる。

あたし、なにやってるんだろう?って。


あいつに、会いたいけど、こんな浮ついた気持ちじゃ会えないよね。



2002年06月18日(火) 態度で示せる人間

今日はあいつが、例のメル友に会う日。

友達の結婚式なんだけどね。

そこで再会しちゃうのだ。




でも、嘘みたいに、落ち着けてた。


昨日、いっぱい問題があったりして、考える余裕もなかったと言うのもあるけど。



なにより、あいつが昨日言ってくれた言葉たちが。

態度とかが。



あたしに、落ち着きをくれたように思える。



朝。


「今から出ます。昨日、いっぱいぎゅーもちゅーもよしよしも、思い切り気持ちを込めてやったから、俺の愛は伝わっているよね?」



って、メール来た。



伝わっているよ。

平気。



って思ったけど。


いつもどおりかわいくないあたしは。



「え?気持ち?入ってたの?気づかなかったー」


って、返信。


そしたら。


「なにそれー?いっぱい気持ち入れたのに・・・」



だから、



「じゃ、もう一度帰ってきたら、気持ち入れて、ぎゅーして」




って、メールした。





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知ってる。


いつも、あたしを、愛情たっぷりで、抱きしめてくれている。

世界中で一番大切にされているんじゃないかっていう、錯覚に陥る。


それは。


錯覚かもしれないけど。



あたしの心を。



いちばん平衡に、安定させてくれる。





あいつだって、悲しいこと、辛いこと、弱さ、ずるさ。


たくさん、普通に、それなりにあるはずなのに。


あたしには見えない事が多い。




見せない事が多い。


意識して見せないのか。

素なのか。


分からないけど、あたしを、平静に保つためだけに、行動しているように見える。



あたしは、申し訳なさでいっぱいの気持ちになる。





あいつからは、いっぱいメール来た。

結婚式の実況中継?見たいに。


あたしを、心配させたくないから。

大丈夫だよって言う言葉を出さない変わりに、態度で示す。




出来そうで。


なかなか出来ないこと。




口ではいくらでも言えるから。


それを、しないで、態度で出すって難しいから。


口だけだと、嘘って伝わってきちゃうから。



あたしも、口でうまい事なんか言えないけど。


だからと言って、態度で出すことも出来ない。


あたしの態度からにじみ出るものは、きっと。




動揺。


感じ取れちゃっているかな・・・あたしの動揺。


ごめん・・・気づかない振りしてくれているのかな・・・させているのかな。


それでも、いつも同じ態度で接してくれるんだ。あいつは。







あたし、幸せだなぁって。


思ったりする。





でも。



あいつは、きっと。



幸せじゃ・・・ないんじゃないかな。



少なくとも。


今幸せでも。




幸せじゃなくなるんじゃないかな・・・




未来は。



遠くない・・・未来は。



2002年06月17日(月) 切ない嬉しさ

今日は嫌な事がいっぱい、いっぱいあった。


仕事の事。


上司に言われた。

「君がこの職場の中心人物、統率者なんだから、うまくまとめてくれなきゃ困るよ。そんなんじゃ、この先君の進退も、危ういなぁ」

「あたしは、あたしなりに頑張っていますが」

「給料をもらっている以上、頑張るのは当たり前」

・・・そりゃそうだけど、統率者なんて勝手に決めないで!!!あたしはあたしなりの仕事をしてるだけ。そんな、プレッシャー掛けないで!!!



だんな様の事。


明日はワールドカップサッカー見たさで早く帰って来るという。

「なら、あたしは17時まで仕事だし、終わってから長男を保育園にあわてて迎えに行くのも大変なんだから、行っておいてくれない?あの子も早くお迎えに来て欲しいっていつも言っているし」

「サッカー始まるから無理」

・・・・・なんてやつ!!!テレビと息子、どっちが大事なんだ?



薬の副作用の事。


やっぱり、ホルモン剤はきつい。飲み始めて今日で4日。また具合が悪くなっている。吐き気・頭痛・悪寒。

あたしは、この症状たちが一気に出ると、いつもいつも、悲しくなる。

あたし。

なんで、こんなに辛い思いしているんだろう・・・・?






朝から、そんな事が立て続けに起こったから、もう、副作用だけじゃなくて、具合悪くなっちゃって、つらい。



なんで、なんで。

こんなにいろいろな事がいっぺんに起こるんだろう?

って、ものすごく考えて、また気分悪くなっちゃって。

あいつに弱音はいたメールしちゃったり。情けない。



そしたら。

「じゃー。ドライブ行きましょうよ!気晴らしに。ね!一緒に行ってくれませんか?ていうかね、俺が会いたくて仕方ないんですよ」

って、言って来て。



あたしは、切ない嬉しさを覚えた。

悲しいとか、辛いって言う気持ちを共有してくれようとするあいつの事、いつも、切ない嬉しい気持ちになる。

凄く、凄く嬉しいんだけど、凄く凄く、切ない。


こんな風に、あいつがあたしを思ってくれているように、だんな様が昔からあたしに接してくれていたら。


あたしは、こんな風な事になっていなかったし。


なにより、あいつにこんな風に悲しい苦しい恋を。


させることはなかったんだって。




そんな風に、考える。




あいつの優しさに、甘えて、ドライブに連れて行ってもらう事にした。


「ベイブリッジに行きましょう。で、大黒ふ頭で夕飯食いましょうよ」


「うん。そうだね」




ベイブリッジはだんな様と初めてのデートの場所。

だんな様と一緒に来た最初で、最後の大黒ふ頭だった。

12年前と、全然様変わりしていて。

綺麗になっているし、レストランも増えているし。



あいつは、車の中で、レストランで、たくさん会話してくれた。

たくさん、たくさん、楽しいこととかこれからの事とか、気持ちがうきうきするようなこと、いっぱい話してくれた。



「一緒に考えましょう。仕事の事とか。副作用がどうなったら精神的に軽く済むかとか」

「うん。ありがとう」

「めずらしいなぁ。りりかさんがお礼言うなんてー」

「なんだよ、それ。じゃ、もう言わない」

「いやいや。素直に嬉しいんですけどね、照れちゃって(笑)」







何かの意見に左右されて、何かの言葉に振り回されて。

そんなんは、りりかさんっぽくないし。

いつも、自分がいいと思った事を突き進めて行って、逆に周りが振り回されるくらいで。

でも、そんなんが、いちばんりりかさんらしいんだから。


仕事の事は、りりかさんが辞めたいなら辞めればいい。

続けたいなら、続ければいい。

どっちになっても、俺はりりかさんの味方だから。


だから、今、自分がどうしたいのか、考えながら、答えを見つけていきましょうか。

自分じゃ見えない事もある。

そんなときは俺の出番。

俺が、これじゃない?って、探し出すから。


りりかさんは、これかな、どれかな?って迷ったときに俺に聞いてください。





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いっぱい、頑張ったね。

今まで、いっぱいいっぱい頑張ったね。


だから、休みたかったら休んでいいんだから。

一緒に休むよ。


休む事に慣れて、立ち上がりたいのに中々腰が重いときってあるでしょ?


そんなときも、俺の出番。


りりかさんの手を引くよ。

そのときは、素直に掴まってください。


俺の手に。








どうして?

どうして、そんなに、そこまで、想ってくれるの?

あたしは、約束なんか出来ないんだよ?

その手をあたしは、振り払うかもしれない。



それでも、あなたは、りりかさんが決めたことだからって、言えるの?






切ない。




2002年06月16日(日) 性欲処理

だんな様が、珍しく求めてきました。

いや、もともと、大好きな人なので、毎日でもやりたい人なんだけど、最近は全く手を出してこなかったから。

3ヶ月ぶりです。


いつもと同じ。

同じ手順で進んでいく。

作業を消化するような。

もくもくと、自分の利益のために、勧めていく。


自分だけの利益のためにね。


12年間、同じ事を繰り返してきた。

満足していた時期もあった。

相手にさえしてもらえればいいと・・・・・

そのうち、そんなやり方にも慣れて。


慣れたはずなのに。




あたしは、とっても嫌だった。

苦痛だった。


早く終わって欲しい!!!


心からそう思うほど。吐き気がするほど。



感じるとかあるわけもなく。




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つい、口に出てしまった。


バカなだんな様はあたしがもう充分感じたから、いい、と言っていると勘違いして。


おめでたい人だな。


そんな、自分勝手な、自分のためだけの事をこなしているだけで、あたしが感じると思っているのだろうか?




だんな様は避妊しないで、そのまま入れてこようとした。


「何してるの?」


「え・・?」


「避妊してよ!」


「するの?」



あたしが、妊娠しない体と分かったから、だから、久しぶりに避妊無しで出来ると思っているんだろう。


いい加減にして・・・・


頭ががんがんした。


今まで、あたしの話に耳を傾けなかったくせに。

妊娠しないからって、これ幸いと、避妊無しでやろうだなんて。


頭がおかしいんじゃないの?


そこまで狂っているの?


だんな様は言われたとおりに、避妊具をつけた。


この人、おかしい。

あたしをモノとして見ているんだろうか・・・?




いつものように、終わってさっさとシャワーに向かうだんな様。


そして、いつものように、さっさと寝ました。


いつものように。


あたしに背中を向けて。





あたしは、あいつを思い出してた。



「こう言う行為が終わってから、しばらく裸でいちゃいちゃするのが、最高に好き!ああ、幸せだなぁって思える」


そう言いながら、あいつは、あたしを抱きしめる。

キスをして、頭をなでて、あたしの髪を指に絡ませて遊んで。


あたしを愛しているって、体中で表現してくれてる。


安心して、あたしは、こいつとなら、セックスも出来る。





そんな風に比べて考えてたら、泣けて来て泣けて来て。


だんな様は最初からそうだった。


やり終えたら、満足して、勝手に寝る。


避妊が面倒で、おなかの上に出していた時期があった。


そんなときも、自分だけシャワーを浴びたら、寝る。


あたしは、むなしい気持ちで、おなかを自分で拭いてシャワーに向かう。



「性欲処理機」


そんな言葉がぴったりの。


あたしだったから。



セックスに何も感じる事もないまま生きてきたと言っても、仕方ないと思う。


でも、変わろうとしているのも確かなんだ。



あいつのおかげで。


あいつとだったら、あたしは、むなしい気持ちにも、惨めな気持ちにも、寂しい気持ちにもならないで。



向き合える。



次、だんなさまに求められたらこう言うつもり。






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2002年06月15日(土) 困らせたくない

あたしの仕事が23時に終わり、それから待ち合わせして、約束どおりドライブへ行った。

「余り時間がないから遠くまで行けなくて残念ですけど」

「いいよー。近場でも」

「今度、横浜のワールドカップのイルミネーション見に、今月中に行きましょうよ」

「うん。行きたい」




2時間くらいだけだけど。

いっぱい話した。



もちろん、昨日の話も出た。

喧嘩はしたくないね。

でも、お互い思った事は言わなきゃ分からないもんね。


たわいのない話も、いっぱいした。


楽しかった。


あたしは、あまりに嬉しくて、楽しくて、にやにやしちゃったり。

幸せだなぁって思った。



あいつとつきあってそろそろ5ヶ月。

だんな様とつきあって5ヶ月のときの事、思い出して見た。

ちょうど、妊娠が発覚した時期と重なる。

あたしが、だんな様を好きで好きで、仕方なかったころ。

だんな様が変わり始めていたころ。

いろいろな、事があったころ。



ちょっとだけ、あいつの部屋に寄って帰る事にした。

いつもどおり、いちゃいちゃしたりして、余り喧嘩しないようにしたいね。

なんて、話をして。



さー、帰ろうかなって時。


いつもみたいに、別れのぎゅーをする。


ぎゅーして、あたしが離れようとすると、いつもだったら手を緩めるのに、今日は緩めてくれない。

「どうしたの?」


「帰らないで・・・・」



・・・・・・・・・。

そんなの、あたしだって、帰りたくないし、一緒にこうしてずっといたいけど・・・。

無理だよ・・

でも、いつもは絶対にそんな事言わないのに。

珍しい・・・と思った。

あたしが黙ってたら、



「なーんていったらどうする?」


笑いながら、ぎゅーした手を緩めて、聞いて来た。



「そーんなこと言われても帰っちゃいます!」


「あはは。ですよねー」


あたしは、またぎゅーって抱きしめて。


「ごめんね。帰りたくないんだけどね・・・」




「なんか、泣きそうになっちゃいます・・・ごめんなさい、困らせるような事言っちゃって。俺、りりかさんのこと、絶対に困らせたくないのに。ごめんね・・・」


あたし、困った顔してたんだなぁ。

って、ふと思った。

悲しい顔じゃなくて、困った顔・・・か。

したかもな・・・・




手をつないで、あたしの車のところまで行った。(いつもどおりなんだけど)

「しばらく会えなくなるね」

「はい・・・でも、メールします。時間があいたら、会いに来てください」

あたしはちょっと考えて

「じゃー、18日の火曜日!あたし、17時まで仕事だから、その後!!」

あいつが今度は困った顔して

「18日は・・・無理なんですよ・・・分かってください。何もないから・・・信用してください・・・」

「あはは。困ってる困ってる」

「・・・。本当に何もないから。ね。メールするし」

「いえいえ。お気使いなく」





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「絶対に大丈夫だから。困らせるのも、悲しませるのも、もう絶対にしたくないから」


「うん・・・うん。分かったよ」



あいつに「帰らないで」と言われて、困る。

あたしは、困る。

それは、どうして?

帰らなきゃいけないのに、そんなわがまま言わないで。無理言わないで。

そう言う風に思うから。


胸の奥が締め付けられる。

心臓が上に上がってくるみたいな感覚。



一緒に時間を気にせずにいたい。


いつまでも。



2002年06月14日(金) やられたらやり返す。

今日は飲みに行った。

職場のマネージャーに誘われて。

今度うちに移動してきたから、それで仲良くなっておこうと思ったのかなぁ。あまり話した事もないような人なんだけど。

4人で飲んだ。

でも、あいつは、このマネージャーと何度か一緒に働いた事があるらしく、嫌いだって言ってた。前前から。

マネージャーもあいつのことを嫌っているという話は聞いた事があった。

だから、行く前からいろいろ言われてた。


「酔わないように。あなたは酔うとすぐだらだらして、隙が出来すぎるから」

「俺は本当に行かせるのは嫌。でも、今度から一緒に働く仲間なんだからってあなたが言うから、我慢しているだけ」

「あまり、俺はあなたにあれは嫌だとは辞めてだとか、言わないでしょ?今回ばかりはいうよ」

「最終的に、行くか行かないか、判断するのはりりかさんだけど」


もう時間も場所も決まっているし、いく事にした。

帰りはあいつが迎えに来てくれると言う。


明らかにメールの態度は怒っていたけど。



あたしは、あいつが18日に例のメル友と会う事が引っかかってて。

友達の結婚式で会うらしいんだけど、だから平気だって言うけど、ものすごく引っかかってて。


その、仕返しじゃないけど。

忘れたいって思った。

日に日に近づく、その日を、忘れたいって思ってた。


あいつと一緒にいるとなかなか忘れられない。

むしろ思いだしちゃうから、あいつがいない場での時間も大切だとか思った。



そんな事ぐだぐだ考えてたら、酔う酔う。

しかも、ピッチも早い。


気がついたら、もう帰る時間になってた。

楽しいお酒ではなかった。


あいつが約束の時間に迎えに来てくれて、ドライブの予定だったけど、家に連れて行かれた。


「じゃ、お疲れ様」


・・?

なんで、帰されるの?

ドライブは?


「そんな気分じゃないことくらい分かるでしょ。なんでこんな風になったのかは、メールするから、帰ってください」


あたしは、頭ががんがんしてて。

自宅を見上げたら、電気ついてて、こりゃ、帰ったらだんな様もおきているし、いやだなぁって。

それに、一緒にいたいのに・・・


「なんで・・・?じゃぁ、ドライブはいいから。君の家に行きたい」


あいつは、しばらく黙ってて、ため息ついて。

ハザードを消して、走り出した。



車から降りてふらふらのあたしを、最初、あいつはいつもみたいに支えてはくれなかった。先先進んでいく。


あたしは、ああ・・・こう言う風になっちゃったか、って悲しくなった。



だんな様と同じだね。

知らん顔するんだね。

自分のせいだけど。

ていうか、判断していいっていったのは、君じゃないの?

あたしの判断で、大丈夫だって思って、いったんじゃないの?

確かに、酔わない約束は破ったけど・・・



「任せるっていいましたけど。俺の気持ちも言いました。行かせたくないって。だいたい、なんでりりかさんだけを誘うのか、分かって無いんですか?」

「仲良くなりたいからでしょ。新しい職場に来て、仲間を作りたいからでしょ」

「違います。だったら、他にも何人も誘うでしょ。気に行っているからでしょ。隙あらば・・・でしょ」




それで、腕をささえて、部屋まで連れて行ってくれた。

「おぶろうか?」

「平気」



部屋についてからも、あいつは怒ったままで。


「嫌なんです、本当に。待っている間も嫌で嫌で。考えて考えて。気持ち悪くなって。絶対に嫌なんです。でも、メル友の事で、りりかさんも、こんな風になったんだなって思ったりして、我慢して」


それからも、なんだか、いっぱい怒られて。


気持ちは分かる。痛いほど分かる。

あたし、メル友の事があって、あたしだって!!っていう気持ちがあったのかも知れない。

あたしだって、あんただけじゃないんだからね!!!!って、気持ちもあった。確かに。

分からせてやろうって思ったりした。

あたしが、どんだけ苦しいのか、切ないのか、分かれよ。


でもさ。


あんなに嫌な気持ちになったのに、またあいつに同じ思いさせちゃうあたしは、最低だ。

しかも、分かってて。


「今度行くときは、俺と別れてからにしてください」


こんな言葉まで言わせちゃう、あたしは、最悪だ。


あたしは、あいつを引き寄せて。


ぎゅっと抱きしめた。


「ごめん・・・もう行かないよ。約束する。絶対に行かない」

あいつは、「うん・・」って言いながら泣いた。


あたしに泣き顔を見られないように、必死にあたしを抱きしめて離さないで。


「面倒な事言っちゃって、すいません。でも、気持ちは分かってください」



すごく、あたしも嫌な気持ちになった。

あいつを懲らしめようって考えが少なからずあってした事なのに。


こんな気持ちになるのはあたしも、もう嫌です。


ごめんね・・・


こんな、試すような、懲らしめるようなこと、絶対にしないから。







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2002年06月13日(木) 考えすぎ

昨日の日記にも書いたように、今朝も朝から、考え込んでいました。

あたしの、いろいろな事。



そして、いつもみたいに「おはよう」メールは出来ないまま仕事に行きました。


あいつからメールは来てたのに、なかなか返事も出来ない。



でも、普通に仕事して、普通の仕事の感想をメールで送った。


あいつもいつもどおり、あたしの疲れ具合とか、聞いてきてくれる。



いつもどおり。


いつもと同じメール。



ただ違うのは、あたしが何かしこりを残しているって事。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

昨日、夜中にメッセで前に一緒に働いてた人(男性)と話した。


「なんか悩んでいるでしょ?」

この人には彼との事は言ってない。

彼の事、知っている人だけど、なんとなく言ってない。


「仕事かなぁ。家庭かなぁ・・・ま、いろいろ」


「あなたはストレートな性格だから、いろいろ悩んじゃうんだねぇ。もっと割り切って考えられたり、裏表を作れたら、楽になれると思うけど、あなたには難しいかな」


「そうだね、頑張って簡単に考えられるようにして見るよ」


「うん、それがいいと思うよ。悩んだ事はさ、だんなさんに話してすっきりしちゃいなよ」



・・・ん。そうだね、本当にそうだね。

そう言う関係でだんな様といられたら、あたしはこんなに思い悩んだりしないんだよね・・・


なーんて、また考えて。

一緒に考えてくれる人が傍にいてくれたら、どんなに楽なんだろう。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「なんだか、大変お疲れです」

「どうした?今から迎えに行こうか?」

「今日は会わないほうがいいと思う」

「なんでー?」

「あたし、いらいらしているし、テンション低いし。いろいろ考えすぎちゃって」

「あのね。考える事はいい事だよ。でもね、考えすぎる事はよくないよ。そうか、りりかさんは、一人で考えすぎちゃうから、だめなんだ!じゃ、一緒に考えましょう。俺も負担しますよ」

「ありがとう。でも今日はいい。明日ね」

「そうですか・・じゃ、明日、ゆっくり車の中で」



あいつが、あたしの事を一番に考えてくれているのが分かる瞬間。





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負担しますよ。


こんな言葉だけで、心は軽くはなる。

でも、胸の中はざわざわする。



明日は笑顔で会いたい。


いっぱい、話を、あたしの考えを。


車の中で語ろう。



2002年06月12日(水) ドライブ

あたしは、運転は嫌い。

だけど、ドライブは凄く好き。

助手席に乗って、たくさん会話しているのが好き。


車の中では、会話以外は音楽をかける事とか(今はナビにテレビもついているけど)、景色を眺めるだとかしかない。

だから、ドライブ中はいつもより、たくさんおしゃべりになる。

そして、素直になれる。



だんな様とも、結婚前、たくさんドライブに行った。

あたしは、免許を持っていなかったし(16歳だから当たり前)、運転出来るだんな様が凄くかっこよく見えた。

だんな様も「りりかを隣に乗せていると、運転は嫌いだけど楽しい」って言ってくれてた。

でも。

結婚してから、ぱったり行かなくなった。

あたしがお願いしてお願いして、やっと連れて言ってもらえるような状態。


あたしが免許を取得してからは、ますます、なくなった。

「お前が運転するならいいよ」

って、言われた。


横に乗せていたら、楽しいんじゃなかったの?



あいつも、付き合う前、一緒にお台場行ったとき、同じ事言ったんだ。

「りりかさんがとなりにいると、運転嫌いだけど楽しい」

あたし、「だんな様も同じ事言ってたよ。でも、最初だけ」って言ってやったんだ。

「そうかなぁ。違うと思うけどなぁ」って言ってたっけ。



最近、ドライブなんか連れて行ってもらってない。

いつもいつも、ファミレスに行くか、あいつの部屋に行くか。

それはそれで楽しい。

まったりしている時間が好き。

だいたい、余り出かけるのって好きじゃないほうだしね。


でも、ドライブは別な気がする。あたしの中では。


「最近、ドライブに行かないね。遠出は俺が運転、みたいに勝手な取り決めがあるけど、あたしは近場でもいいし、目的無くてもいいからドライブしたいんだ。もちろん、君が運転嫌いなのは知っているけど」



そしたら、

「分かりました。じゃー、明日それやりましょう。決まりね!」って。



なんだか、あたしのわがままで、またあいつに無理させているかもと言う気持ちになってきた。

だから、かわいくないあたしは。


「いい。行かない。だから、明日は会わない。金曜日に会う予定だし」


って、言っちゃった。


「わかりました・・・」



何やってるんだ?あたしは。


人は変わるもの。つきあって行けば、長ければ長いほど、変わるもの。

そんなことは、あたしよく分かっているよ。

他人だけじゃなく、あたしだって変わるんだから。


でも、あいつにいっぱいわがまま言って、いつもそれを聞いてもらって、いつかあたしに疲れちゃうんじゃないのかなぁって思ったり。

こうして、「行きたい」って言った傍から、「行かない」って言ったりする、感情の起伏の激しさを、あいつが呆れちゃうんじゃないかって思ったり。



すげー。ふらふらしてる。




「今夜はゆっくり寝てください」


そんなメール来たけど、返さないまま、あたしは寝た。



離婚とか別居とか、そんな話を考え出したとたんに、怖くなっている。


変わって行くあいつが。




変わって行く自分も。







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2002年06月11日(火) マラソン

今、辛い。

マラソンしているみたいに。


止まりたい。

やめたい。

このまま、棄権したい。


なにもかも、放棄したい。逃げ出したい。


そして、何食わぬ顔で、あたしも観客に混じって見物する側に立ちたい。



でも。

一歩、確実に一歩ずつ踏み出すと、先に進む。


その先のゴールには、誰が待っているんだろう?

いろいろな事を考える。



疲れちゃったよ。止まりたいよ。

だって、どこまで行けば、ゴールなの?


「一緒に走るよ。応援しながら。それで、ゴールの距離縮めて。俺が待ってますよ」



いっぱい応援するから。

一生懸命、ゴールの距離縮めるから。


でも、それはゴールじゃないよ。





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辛いのは、一緒に走っている俺も一緒。

一人じゃないんだ。

観客に混じって見ているだけじゃないんだ。


だから、頑張ろうよ。



「俺が経済力ついて、そのときまだ。まだ俺の事好きでいてくれたら。一緒に暮らしてください」


大真面目で、大照れで言ってきたあいつを。


プロポーズですって、言ってきたあいつを。



失いたくない。


気持ちは、固まりつつある。






2002年06月10日(月) 離婚についてのあたしの本音

前にメールで「彼は離婚の事をどう思っているのかな?」と言われた事があった。

あたしも、知りたかったけど、重くてなかなか聞けなかった。



あいつは、一応法学部なので、いろいろ慰謝料とか配偶者責務?(よく分からないんですが)の事とか詳しい。

前に、そんなような話を聞いた事があったから。



最近、妊娠しなくなった事とか、いろいろ立て続けにあって、離婚と言う言葉があたしになんとなく、なんとなくだけど、身近に感じられるようになって来た。

かといって、今すぐ離婚するつもりなんかまったくないです。

ずるいって言われるかもしれないけど、今は離婚出来ない。

子供の事、金銭面の事。

いろいろあって、無理だから。

そんなの、理由にならないってよく聞く。はい、ならないです。

実際に小さいお子様がいるのに、離婚を決めて実家に帰った方もいる。


本当は怖いのかもしれない。

一人で、子供を育てて、生計を立てて、生きていくのが怖いのかもしれない。

話を聞いてくれないだけで、ちゃんと生活させてくれているだんな様をあたしは裏切って、なにをしているんだと、我にかえるときもある。

特に、最近多く感じる。




もしも。

離婚をしない事で。


あたしの、このあいつに対する思いが、あいつに嘘だと思われてしまうなら。


あたしは、今離婚を選んでもいい。

矛盾しているけど、そう思う。


ただ、あいつも今は離婚を望んでいないと思う。

そりゃ、だんな様のそばに帰るのが辛いと言う思いはあると思う。

でも、だからと言って、いきなり「離婚しました。今日からあなたと好きなだけ会えます」って言う事になるのも、考えていないだろうし、本意ではないと思う。

じゃ、遊びなの?




そんな思いがぐるぐる回りました。



カマを掛けてみようと思いました。

どういった反応が来るのか。

汚いと思ったけど、やっちゃいました。



「だんな様にばれたの。あたしたちのこと。どうしよう」

「なんだって?」

「怒っている。呆れている。別れる?」

「別れるの?そしたらいっぱい会えるね!ってそんな問題じゃないか!!子供の事とかどうなるの?それにしても、ばれるの遅かったね・・・もう黙認なんだと思ってたよ・・」

「うん、うすうすは気づいていたみたいだけど。それと、別れるって言うのは、あなたが、あたしと、って言う意味だよ?」

「そっちか!俺は、別れたくない。でも、好きな人の重荷にもなりたくない。だから、りりかさんの気持ち次第だよ。どちらを取るか」

「うん・・・。あたしの気持ちは決まっているんだけどね。それでね。だんな様が連れて来いって。君を」

「そっか・・・余りあいたくないけど、いいよ、謝るよ。ちゃんと話すよ」

「慰謝料の問題とかも言ってたよ。君にも降りかかるんだよね」

「慰謝料か〜。そうだね。でも、そろそろ腹決めなきゃと思っていたから。で、いつ会えばいい?」



ここまで話して、「嘘です」って言った。


「は????嘘?嘘だったの???騙したの?」

「ごめん。どう思っているのか本音が聞きたかったから」




これ読んで、いろいろな風に、人によって感じ方は違うと思う。


「彼は、凄くあせって、逃げ出したいけど、仕方ないと思ったから会うっていったんだと思うよ」

とか。

「りりかの事、本当に好きなんだね。本気なんだね」

とか。





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どうしたらいいんだろう?


ホッとした?って聞いたら、「それもあるけど、こんな嘘つくなよなって言うほうが大きい」って言われた。



凄くゆれています。



離婚・・・だんな様・・・あいつ。


どれを取っても、傷つく人が出る。

分かってたよね。最初から、分かった上で進んで行ったんじゃないの?



最初は。


あたしは、あいつに対して、そんなに本気じゃなかった。

ばれたら、あいつと切れて、だんな様の元に戻ろう、そんな勢いだった。

だんな様に許してもらって、仕事もやめて、家にいて、信用を取り戻そう。

だから、それまでは、楽しい事やらせて。



そんな風に、軽く考えてた。



今は。


ばれたら、だんな様とは離婚する。

だんな様がしたくないって言っても、あたしは、あいつと別れるくらいならば、離婚すると言う。

子どもの養育権とかは、だんな様に決めてもらう。
(たぶん、だんな様は放棄するだろうけど)

あたしは、そしたら、あいつと再婚なんか考えていないし、子どもが大きくなるまでは今のままたまに会う、そんな関係でいるつもり。

だったら、今離婚してすっきりしなよ。それから、いろいろ彼との純愛でも何でも語ればいいじゃない?

そうも思う。

でも、最初の方で述べたように、怖い。

今の生活を手放すのが。怖い。



そのうち、彼とも別れも来るだろう。

そしたら、あたしは、一人で子どもを育てながら生きていくだけ。





失うものが多すぎる。

リスクが高すぎる。



そう思ったりして、冷静に考えていたときもあったけど、今はもう考えられない。


今、一番失うものの中で大きいのは。



あいつだから。



2002年06月09日(日) 母から。

昨日、久しぶりに母親が来た。

めずらしい。この人が来るなんて。


前にも書いたけど、この人は、本当に男にだらしなくて。

離婚・再婚を繰り返してきた。

ちがうな、だらしないんじゃない。

男運がなかったんだ。

ぜんぶ、捨てられてきたんだもん。

かわいそうって言えば、かわいそうな女かな。



あたしが、昔々、6年前に、好きな人が出来たとき。

あたしは、自由になりたい一心で駆け落ちまでしようと思った事があった。

だんな様の束縛と、だんな様からのあたしに対する態度や言葉に疲れ果てて。

あのとき、別にあの人が好きだったわけでは、無かったと今ではいえる。

ううん、好きは好き。

でも、愛してて、あの人と一緒になりたいからとかそういうんじゃなかった。

ただ。

自由になりたかった。

まだ22歳だった。

あたしも、子供だった。


そのとき、母は、あたしを罵倒して責めて。



子供も小さいのに、一体何考えているの?

あんたは、分かって無い。

この人(だんな様)ほど、いい人はいないと後で気づくよ。

仕事もちゃんとしてくれる。

女遊びもしないじゃない。

何が不満なの。なんなの、あんたは!わがままで、勝手で。



あんたに言われたくはないわよ。



そう思ったりしてた。



妹が離婚を決めたときは、案外すんなり許してた。


何で?


って思った。聞いた。


「そりゃ、あの子は、子供がいないから」



そして、こうも言った。


「あんたは、我慢強いでしょ。強い人間でしょ。子供のためにも犠牲になって、頑張って行きなさい。一生添い遂げなさい。あんたは出来るよ」



ママ・・・あたしは、そんな強くないんだよ。


心の中で、叫んだ。




久しぶりに会い。

あたしが、婦人科に通院している事。

子供が出来なくなった事。


全部話した。



あの人は、淡々と聞いてた。


また、「あんたは強いんだから」なんて言うんだろうな、と思いつつ。




でも。






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いつもは、母親なんて思っていないし。

馬鹿にしているし。

あたしを依存しているあの人が情けなくて、嫌いだけど。


今だけは素直に思える。


『母親の言葉は偉大だなぁ』




だって。

あたしは、この言葉だけで、気持ちが凄く落ち着いていくのが分かったんだから。


我慢強いよね、りりかちゃんは。

泣かないし。

いつも頑張ってるよね。

えらいよね。

手もかからない。

本当にいいお子さんで。



聞き飽きた。

こんなの。


でも、頑張って。泣かないで。いい子いい子で通してきて。



がーんと、頑張ったぶん、疲れた。



それが、今、一気に出てきた感じがする。



でも、あなたの言葉で、あたしは、ずいぶん、ずいぶん、楽になりました。


まだ頑張れる、そう思いました。


今までは『頑張らなきゃ』だったけど、今は違う。


『もうちょっと頑張ろう』


そう思えるんだ。


ママの、一言でね。



今日は素直に言います。






ありがとう。あたし、もうちょっと、頑張るよ。



2002年06月08日(土) 〜距離〜

あいつのいつかの未来の話。



あたしじゃ、まずいんじゃないの?

あたしとじゃ、君が思い描くような、未来を迎えられないから。

子供だって、産んで上げられないんだよ?



だから、このまま一緒にいる事に意味があるの?

今の幸せ、楽しさだけ?

それを求めているの?



あたしは、悲しい。切ない。苦しい。

こんな言葉ばかり言っている気がする。

もっと、もっと、楽しい言葉を並べたい。

君も、そうだよね。

もっと、楽しい未来を想像しているよね。

だから、ごめん。





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「ねぇ。なんで、そんな事言うの?子供が欲しいからとかそんなのは未来に思うだけで、今、りりかさんがすきなのは、事実なんだから。・・・苦しかったでしょ、そんな風に考えて。そんな風に悩んで。ごめんね、俺が子供産ませるとかすぐ言うからね・・・でも、もしね。もしも、このまま一緒にいて。子供も出来ないままだったとしても。俺はいいですよ。子供より、りりかさんを失うほうが怖いです。一緒にいたいんです。いつまでも。いいじゃないですか、年寄りになって、二人きりの生活にいずれはなるんだから。子供いなくても、二人でいられたら」


こんな言葉だけで、あたしは泣いてしまう。

今だけかもしれない。

こんな風に思ってくれるのは。


でも、今はこんな期間限定の言葉だけでも。


あたしは、安心するし。


楽になる。



この人は、あたしのことなんか、都合よく暇つぶしの相手にしてるんじゃないか。

次、普通の恋人が出来るまでのつなぎにしているんじゃないか。

ただ単に、憧れと、人妻って言う響きに引かれたんじゃないか。



そんな風に考えていた時期もあった。

怖かった。

あたしがずたずたになるのが、怖かった。



もしも、だんな様にばれたとき。


普通に逃げて行くんじゃないか。

「遊びでしたよ」なんて言われるんじゃないか。



怖かったんだ。

そのとき、あたしがものすごく愛していたら。


あたしは気が狂う。


だから、感情を殺して殺して。

好きにならないように、好きになり過ぎないように。



距離をおこう。


そう。

考えてた。



でも。



置く必要、あるの?


距離なんか。



こんな風に、あたしを愛してくれている、この人を。



遠くから見ているだけでいいのかなぁ。



いっぱいいっぱい。好きになりたい。

我慢していた分、好きになりたい。



あたしが、今まで悲しかった分。

あたしが、今まで泣いた分。

あたしが、今まで苦しかった分。



この人に幸せにして欲しい。


そう思った。


幸せになれるんじゃないか。


そう思った。



2002年06月07日(金) ただいま

仕事中からうきうきしてた。

もう、早く終わらせて、今日は早く帰っていいですか?とわがままいっちゃうくらい。

夕飯のメニューは何にしよう?

あいつのリクエストのから揚げにしてー。

買い物も行かなきゃ。


いつも以上にハイテンションなあたし。

同僚の主婦友達も「まったく・・・顔がにやけてるよ」なんて、からかう。



仕事を終え、家族の夕飯を作って、すぐでかける。

彼の家に行く前に夕飯の買い物とケーキを買う。

ドキドキした。

久しぶりに会える事で。


「今から向かいます」

て、メールしたら、

「掃除も完璧。早くきてください。門限に遅刻したら、父親みたいに怒ります!でも、安全運転で」

て、返って来た。



駐車場に車を止めると、あいつが待っててくれた。

荷物を持ってくれて、二人であいつの部屋に向かう。

「今日の仕事は疲れました?」

「ううん。いつもより楽だったようなくらい」

「よかった。疲れてたら、悪いもん」



玄関を開けて、あいつの部屋の香りがした。

何の香りか分からないけど。

あたしが最初に来たときから、その香りは変わらない。

でも、最近、その香りに慣れたのか、余り意識していなかったけど。

今日は久しぶりに来たから、凄くその香りを感じた。


「ただいま」


「お帰りなさい」





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その言葉は飲み込んで。

あいつがよしよししてくれるのに、身を任せて。


あたしが帰って来る場所がもうひとつある。

あたしを待っててくれる人がいる場所がもうひとつある。

そう思ったりした。



世間的にはこういうの、二重生活とかいうんだろうなぁ。

あたしは、こいつの事好きだけど。

こいつといると落ち着くし、安心も出来るけど。

でも、本当のあたしの帰る場所、ここじゃない。

知ってる。

あたしの本当の居場所は、ここじゃない。


あの、だんな様と。子供たちが待つ家。


ふと、我にかえる。


あたしは、ただいま!なんて言ったけど。

あいつは、お帰り!なんて言ったけど。


こういうのって、凄く不自然だ。ものすごく。



自宅で家族に夕飯を作って。

あいつの家であいつに夕飯を作る。

自宅で喧嘩して暴れて騒ぐ子供をしかりながら作る夕飯。

あいつの家で台所に立っているのにちょっかいを出すあいつをしかりながら作る夕飯。


現実と。

非現実。


野球中継を見て、黙々と食べるだんな様に「どう?」ときくあたし。淡々と「うん。おいしい」と答えるだんな様。

この、ありきたりな会話をしている状況は現実。



じっとしていられなくて、何度も台所に来て、つまみ食いしながら、「うわ!めちゃくちゃおいしい」とかいうあいつ。

この、新婚さんみたいな状況は、非現実。




嬉しいけど。

悲しい。

喜んでいるのに。

切ない。


そんな思いが渦巻く。


あたしは、何をしているんだろう・・・?



2002年06月06日(木) 彼の友達 〜彼と会うまで後1日!!!〜

私信:昨日の日記の件で、数時間でメールを何通かもらいました。
励ましだったり、罵倒だったり・・・・・(笑)
りりかは、元気です!
大丈夫です!ありがとうございます!!!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

あたしたちの恋愛は、他人に決して祝福されるものじゃない。


・・・分かってる。


分かっているけど。



あいつは、自分の親友や友達に、あたしたちのこと、あたしのこと。

よく話すらしい。

全部。

包み隠さず。


結婚している事。

子供がいる事。

年齢の事。



あたしは、話せない。

昔からの親友たちに。

やっぱり、非難される事。

軽蔑させる事が怖いんだ。

やっていることが、そういうことだから。


そして。


「やっぱり、みんなの反対を押し切って、早く結婚したから・・・」

って言われる事が怖い。


あたしの人生が結局間違っているといわれそうで。



怖いんだ。



で。


あいつは、平気で話す。

昔からの親友にも話したみたい。


最初は大反対されたみたい。

でも、今は「そこまでお前が人を好きになったの初めてじゃない?どんな人なのか、会って見たい」と言われたらしい。


こここここ困る!!!

会いたくない!!!って言うか、会えない!!!!!


でも、あいつは合わせたくて仕方ないらしい。何で?

分からない・・・あたし見せてどうするの?

こんな年齢もいっているような・・・子持ちの主婦を。



でもね。


あいつが、そう思ってくれるのは確かに嬉しい。

会わせたい。

大事な親友に会わせたい。


あたしは、自分の親友に話すら、出来てない状態だから。



会わなきゃなのかなぁ・・・





悩み中です。。。






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2002年06月05日(水) 妊娠 〜彼と会うまで後2日!〜

ここに書くの迷ったんだけど。

でも、あたしの心の中の事全部出したくて書く事にしました。

ここをお借りして、日記をつけているのも、あたしの心の中を全部出したくて、そして、誰かが読んでくれて、いろいろな事考えてくれたらいいなって思ったからなんだし。

ちゃんと、妹にもこの事はなしてなかったけど、ここ見て、内容を理解してくれるかな?とも思いまして。



月曜日は妹と買い物に行きました。

それは昨日書いたんだけど。


買い物に行く前に、いつもどおり、婦人科の検査に。

(何で婦人科?って思う方は、過去のページを読んでいただければ分かります。)



体温表を持って、今回は薬で生理が来たし、薬も飲まなくていいですよって言われる事を期待して。

彼もそう言われるよ!!って、行く前にメールで元気付けてくれてた。



結果は・・・


「妊娠できない体になっています」



は・・?あたしの事ですか?

今まで子供を三人産んできて、三人とも超安産でしたよ?

そのあたしですか?




ショックだった。

今来ている生理は、薬によるもので、排卵はして無いから。

だから、無排卵月経というものらしい。


原因は、精神的なストレスと。


それによる、無排卵。


体が排卵という機能を忘れちゃっているらしい。




「そうですか・・・」


ぼーっとしながら、聞いた。

もう子供を産むつもりもないし、いらないって豪語してたあたしだけど。


逆に「出来ません」といわれると、悲しくなり。


なにより、将来あたしと結婚して子供を育てる夢を描いているあいつに申し訳なくて。


泣きそうだった。


いつも、「子供なんかいらない」とか「君とは結婚しないから」とかいっているあたしに、神様が罰を与えたのかな・・・


病院が終わって、彼からメールが来ました。

「どうだった?」

あいつには包み隠さず話そうと決めていたので。

ちゃんと答える事にしていました。



だんな様からは何もメールがなかったけど。

あたしはあえて、あいつとだんな様に同じメールを送りました。


「妊娠できない体になっていると言われました。子供はもういらないけど、やっぱりショックです。女なのに、女じゃなくなったみたいな感覚。悲しかったです。原因はやっぱり精神的な事。不安が多いのかな?」


あいつからは

「大丈夫。俺の傍にいつもいると、安心して、不安な事とか消えるから、いつも傍にいてください。俺は、あなたの診療所なんだから。一緒に頑張ろう!」


だんな様からは

「何が原因なんだろう?俺の事かな?頑張って!」



根本的な違い。


彼は「一緒に頑張ろう」、だんな様は「頑張って」


二人で。お前一人で。



今日まで、その事について、だんな様は何も触れてきません。

もう、子供はいらないから、余り関心がないのかな・・?

でも、そういう問題じゃないじゃない?

この年で生理が来なくなって、閉経とかしちゃったら、一体どんな更年期が待っていると思っているのよ?

今は薬で来るだけましだけど・・・



一緒に、頑張ろう。


この言葉が、あたしの救いです。







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2002年06月04日(火) 指輪 〜彼と会うまで後3日!〜

もうすぐ、彼の誕生日。

やっと、5歳差に戻れます。(笑)



プレゼントって何が欲しい?って前に聞いた。

そしたら、「指輪」っていわれた。

あたしは、なんだか重いような感じがした。


指輪・・・かぁ・・・んー。どうなだろう。
重くないか?あたしには重く感じるんだけど。
だから、他のものにしようよ。
そういえば、君の部屋には壁掛け時計がないから、時間が分かりづらいよね。
それにしようよ。ねっ。



あいつも「重い・・・ですよね」って。



それで、壁掛け時計をネットで買って、彼の家に配送してもらうことにした。



でも、よく行く日記作家さんの所で、「ほしいモノを我慢して他のものを買ってもらっちゃったら、本当は違うものが欲しかったのになって、後後思ってしまう」って言うのを読んで、そうかもな・・・と思いなおした。



それで、昨日妹につきあってもらって、指輪を見に行った。

朝から晩まで歩きとおして、ようやくあたしが気に入った、彼にも似合いそうなものを見つけた。
(くじけないで、最後まで根気よくつきあってくれた妹に感謝です)



喜ぶだろうなぁ。って、凄く思ったけど。

逆に、なんだか、縛っているような感覚になるな、あたしの中で。


とか思ったりもした。



指輪って、なんだか特別な意味が含まれているような気がしてならない。

あたしは、今までつきあっていた人たちに、指輪をもらう事はごく自然な事として受け止めてた。

「この人は俺のものです」

みたいな証みたいに感じてた。子供かな?

だから、自分で買う事もなかった。


だんな様からは結婚前のクリスマスに1度、結婚してからは結婚指輪の他に、誕生日に1度、クリスマスに1度もらった。

結婚指輪は数年前になくしてしまったけど、他の指輪は取ってある。

でも、あいつと会うときになんか、つけられない。



あたしから、指輪を贈るなんて事は、今までした事なかった。

結婚指輪以外の指輪を男の人がするって事が、よくわからなかったから。




あいつから、指輪なんかもらえないと思った。

付き合う前にもらったネックレスも、しまってある。てか隠してある。


自分で指輪を買わないあたしが、ある日突然、指輪なんかしてたら怪しいだろうし。

だいたい、あたしはアクセサリー類はアンクレットくらいしかつけない。



でも。

なんだか、凄く欲しくなった。


左手の小指に指輪をはめると、願い事がかなうらしい。




昼間、電話が来た。

学校も終わって、声だけでもって感じだった見たい。

いろいろ金曜日の事を話してた。


で。

「あたし、指輪が欲しい。左手の小指に」


突然のあたしの言葉で驚いたみたい。

重いとか言ってたくせにね。

でも、凄く嬉しそうだった。


「薬指・・・じゃなくて、小指ですか?」


「ん。願い事がかなうんだって」


「そうかー。うん!りりかさんに似合うの、買うね」


「うん。6号だよー。間違わないでね」


「じゃー。薬指だと8か9くらいって事か。。。間違えちゃった!とか言って、大きめ買っちゃって、無理やり薬指にやってもらうかな♪」


「ばーか」


「冗談ですよぉ。で、何を願うの?」



「秘密ー」





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かなうかな・・・どうかな・・・


とにかく、今は願うだけ。



こんな大それた願いを。



2002年06月03日(月) 夢の中だけでも 〜彼と会うまで後4日!〜

昨日、夕飯を家族5人で、久しぶりに食べに行った。

家族だけで出かけるなんて、どれくらいぶりだろう。

あたしと子供たち、だんな様と子供たち、家族5人とあたしの親戚・・・とか言うのなら、ちょくちょくあったんだけど。



だんな様が昨日、朝刊のチラシに入ってきた、バイキングへ行こうか?と言い出したのがきっかけ。



子供たちは大喜びしてた。




あたしは、この数時間の外食の間、彼とメールをするのをやめようと決めてた。

なんだか・・・しちゃイケないような気がしてて。


家族に対する罪悪感。

彼に対する罪悪感。



どっちにもあったから、するのを辞めようと決めてた。



別に会話も特にだんな様とはなく、黙々と食べて帰ってきた。




たまたま、その店は彼の家から近かった。



もしも、すれ違ったら。

もしも、同じ店に来ていたら。


どうしよう。って、思った。



結局、何事もなく帰ってきたけど。

かなり、そわそわしてた。



だんな様はお風呂に入って、すぐに寝ちゃいました。




彼からメールは、やっぱり来ていました。



「やっぱり会いたくなっちゃったーなんて、不意の来(客)りりかさんがきてもいいように、掃除もしました」





行けないよ。

行かないよ。




「まだ、寂しくなってないもん」



て、あたしは返した。



寂しくなってない?

なってない?なってる?



・・・なってる。


「ごめん。ちょっぴり寂しい・・・」






でも、ここを我慢しなきゃ。


すごく、すごく、10分でも5分でもいいから、会いたいけど。




我慢しなきゃ。


だめなんだよね・・・・






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夢の中だけでもいいから。


神様。



あいつに会わせてください。



そしたら。


ちょっとは、我慢できそうです。





・・・我慢・・・は。


出来ないかもしれないけど。




頑張れそうです。





後4日。。。



2002年06月02日(日) だんな様との未来 〜彼と会うまで後5日!〜

時間がもったいないと思う。

今、こうして好きな人のそばに行けなくて、我慢している時間が。



・・・妹から言われた言葉です。


妹も、好きな人が出来て、半年別居した末、離婚しました。

妹には子供はいませんでした。

だから、「離婚」と言う言葉を、簡単(じゃないのかもしれないけど)に出せるんだと思う。



彼と会えないこの期間。

あたしは、あたしなりに、だんな様とたくさんコミュニケーションを取ろうと思っている。

ちゃんと、考えなきゃ。と思う。

生理中だから、なんかされる心配も無いし(笑)



昨日日記に書いたような、何かあったら彼に話したいって気持ち。

なんで、だんな様にそう言う気持ちになれないのか。

いろいろ思い起こして見ました。


だんな様に同じような気持ちになっていれば、あたしが誰かを好きになる必要もなく、だんな様に依存すればいい話で。

けど、それが出来なくて、気持ちがどんどん彼に向いていった。



あたしたち夫婦には、会話っていうものがほとんど存在しなかった。

お互いに、お互いの事をやる。

お互いに、お互い、必要な事だけこなしていく。


そんな夫婦だった。



いつからか、あたしはだんな様に意見を求める、あたしの話を聞くだけでも聞いてもらう・・・と言った事をしなくなった。


諦めた。


の、方が、言い方的にあっているかな。



だんな様は自分の興味ある話題しか、聞きたがらない。

いろいろな場所にアンテナを伸ばそうとしない。

だから、あたしの仕事の話・子供の事・近所の事。


興味ないから、聞き流す。


相槌も打たなかったりする。



あたしは。



諦めた。






あたしの様子が、最近おかしいと気づいているんだろうと思う。


「外食しようよ」「出かけようよ」


なんて、言って来るようになった。




今更・・・・って、思った。

もっと、早く行動に移していれば、また変わったのにね。




悲しかったりする。


客観的に、だんな様を見てしまうあたしが。



悲しい。






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この感情までも、いつかなくなってしまうの?


もう、なんとも思わなくなるの?



好きという感情が消え・・・

怒りという感情が消え・・・

寂しいという感情が消え・・・



今の感情。


これも、なくなっちゃうの?



そのとき、きっと、終わりだよね。


あたしたちの夫婦生活は。




また、ちょっとづつ感情が戻ってくるのか。


知りたいと言う気持ちもあって。



だんな様と、あたしなりに、コミュニケーションを取ろうと思った。



あたしたちの未来があるのか、ないのか。


未来はどこまで続いているのか。




知りたいと思う。


怖いけど、知りたいと、思う。



2002年06月01日(土) 依存症

あたしは、かなり。


彼に依存していると思う。


辛い事があったり。

嬉しい事があったり。

悲しい事があったり。

なんでもない事だったとしても。


あたしは、一番にあいつに話したいと思ってしまう。


それで、「そっかー」って、頭をよしよししてもらいながら、あたしは話し続けたいと思ってしまう。



でも、それはまずいなぁと、思い始めた。

まだまだ先かも知れないけど、無いかも知れないけど、いつかは遠距離恋愛という形に変わるかも知れない。

そのときに、あたしは、絶対に耐えられなくなる。


それで。

今日あいつをバイト終わりに迎えに行ったとき、

「今度の金曜迄会えないから、メールだけで我慢するね」

って言った。


「用事とか詰まっているんですか?」

「ううーん。仕事は毎日あるから、朝早いしね。学校の行事も来週は詰まっているから」

「そーですか・・・でも、ちょっとでも、時間が空いたら会いに来てくださいよ・・・」


寂しそうにいわれると、決心が鈍りそう・・・

けど、だめだめ。

我慢しなきゃ。



「あたし、君に依存していると思うの。なんかあるたびに、会いたくなって、会えないと苦しくなって。そんなのだめだと思う。そんなんじゃ、どっちかが潰れちゃうと思う。君と会わなくても大丈夫なように、慣れたい」


「ヘンなの!!!そんなの慣れる必要、全くないし!!!」



変?変かなぁ?


あたしは、ちょっとでも会えなくなって、それで我慢できなくなって、苦しくなって、つらくなって、嫌なこととかいっぱい考えちゃうあたしのほうが変なんだけど。。。

そんな変なあたしを、変えたいために、慣れたいんだけど・・・



だって、世の中には会えない間、メールも電話も出来ない人たちもいると思う。てか、いる。

そういうの考えたら、あたしたちは、昼間は電話は出来るし、夜はどちらかが眠りにつくまでメールのやり取りも出来るんだし。


だから、恵まれているほうだと思うんだ。




「じゃぁ。中六日の会えない分、いっぱいぎゅーさせて。いっぱいキスさせて。りりかさんからも、キスして」


苦しくて。切なくて。


泣きそうだった。



いっぱい。


いっぱい、キスも、ぎゅーも、した。

たった6日間会えないだけなのに。

一生会えなくなってしまうような感覚になった。

なんでだろう?




あたしからキスしたとき。

最初、いつもみたいに抱きしめてこなかった。




あいつがいつもしてくれるみたいに。

あたしが、あいつの頭をよしよししながら。

あたしが、ぎゅっと、抱きしめてた。


そのあと。


あたしをぎゅーしながら。






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きっと。

抱きしめてこなかったのは。


あいつも不安で不安で。

寂しくて寂しくて。


あたしの愛情を。

気持ちを。


確かめたかったからなんだなぁと思う。




長い長い。


6日間が始まる。


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