陽だまりのうた
		muchan

		■■■ ■■ ■　午後のまどろみ・・・ カラカラリン！ 氷が グラスに弾けて 音を立てます その、涼しげな 音！ 注がれる水の コポコポっという音がさらに涼を倍化させます 夏の午後・・・ まどろみ・・・ 揺らぐ意識に 鮮烈に 遠くから聞こえる、蝉時雨 時折聞こえる、車のエンジン音 静かに、じんわりと流れる時間に 流されてみましょうか・・・ 2002年07月28日(日)

		■■■ ■■ ■　夕立 強い日光に暖められた空気が 急激な気流を呼び やがて 夕立がやってきます 雷の轟音と雨が ひとしきり過ぎると 地表の熱は空へと 還ります こんな日は クーラーの冷気よりも 自然の風のほうが 気持ちいいです 自然は 自然のままに 熱を操っていたのですね それを思い出させる夏の夕暮れ 2002年07月25日(木)

		■■■ ■■ ■　きらめく水に 天には陽光 地には ビニールプールの中で 水しぶきをあげる子供たち 真夏の午後の 楽しき時間よ・・・ 眺めつつ 微笑を浮かべて 記憶の彼方に ぼんやりと浮かんでくる私の記憶 きらめく水に映ったプールの底の楽しい模様たち 鮮明には思い出せないけれども・・・美しき陽だまり やがて ひとしきり遊んだ後には 静かな お昼寝の時間が、訪れます 2002年07月21日(日)

		■■■ ■■ ■　氷 いったい どうしてあんなにいっぱい・・・ 食べられるんでしょう？ 氷・・・ 子供達が 冷蔵庫の前の私に向かって 氷をせがみます もっと！もっと！ 口いっぱいに頬張って バリバリ・・・と 思い思いの場所で氷を食す我が子たちを 私は半ばあきれて見ていました・・・ 真似して食べてみましたが、とてもとても・・・ でもきっと、私も子供の頃には そうだったのでしょう このような暑い夜には （子供たちって氷が大好きです。聞けば他の家でもそうだとか。お腹壊さないか心配しつつ笑顔に負けてしまう私。今はすぐに形が出来る冷蔵庫ですがその昔は・・・氷を作るあの金属の容器に水を入れて・・・吸い付く指の感触、容器から取れるまでの待ち遠しい時間。） 2002年07月20日(土)

		■■■ ■■ ■　鎌の音響く・・・ 庭は雑草に覆われています 盛夏に向けて 植物達には 今がまさに命の時 一振り一振り 草刈鎌の ざくっざくっという音 鍬の・・・根をちぎる音、時折石にあたった金属音 古の昔より 植物の支配する大地を 開き 安息の地を求めてきた私たちの大いなる祖先 アスファルトやコンクリートの下にも 土は存在し、草木はその硬い人工物を破っても出てきます 開拓者の魂が、鎌の音に導かれ・・・蘇えって来ます ああ・・・血が騒ぐ・・・魂に導かれ、陽光のもと植物と対峙する私 2002年07月14日(日)

		■■■ ■■ ■　思い出・・・ ふと思い出して あたたかくなれるのは 子供の頃 日差しの中・・・思い出 大人になって 夜の思い出も増えたけど なんか 切なくて・・・ 無邪気な心にすんなりと入ってきた 音や色や匂い・・・感触の数々 頭も心も ずっと大地に近かった 大人になった今でも 還れるはず・・・ 大地に頬寄せて、空を見上げれば・・・きっと あたたかな思い出は、また・・・いきいきと、生まれ始める 2002年07月13日(土)

		■■■ ■■ ■　朋（とも） 目を開けてごらん ほら 見えるでしょう あなたの朋が 時に厳しいかもしれないけれど いつも 優しく見守って いてくれた 目を閉ざしたままでは いつまでも闇の中 気付かせてくれようとした 朋のこころは届かないよ だから・・・ 静かに目を開けてごらん・・・ 明るく差し込む あたたかなひかり 2002年07月10日(水)

		■■■ ■■ ■　陽射しの力が・・・ ７月の陽射し 季節はいまだ梅雨 雨に蒸した空気 その空気を・・・ 朝のよどんだ部屋の中の空気 天空には雲 ああ・・・今日も蒸すのか？ 始まりは憂鬱 それでも晴天を信じて 洗濯・掃除・草刈・・・ やがてシャツは汗にまみれる ああ・・・暑い・・・ 時計の針が天空をさす頃、ようやく晴天が満ち 日差しは地上の湿気をなぎ払いました 暑い、けれども今は心地よき暑さ ありがとう陽射しのちから、こころの湿気もきっと消えることでしょう 2002年07月07日(日)

		■■■ ■■ ■　水の星の生まれて 私たち 水の惑星で生を受け そこで育ち やがて一生を終えてゆきます 水は循環します 大いなるちからで・・・ 太陽のひかり 宇宙の法則 私たちの体の中でも 水は循環します 私たち この星の申し子 溢れる汗 渇いたのどに麗しの水 私たちの体の中も・・・外も・・・地球、この星そのもの 「水の季節をなどか嘆くことなかれ・・・」 P.S マイエンピツ登録くださっている皆様ありがとうございます。 HPのアドレス入れるところあったのですが気が付きませんでした。 先日HPアドレス入れましたので、どうかHPの方へもお気軽にいらして下さい（＾＾） 別館には、趣の違う詩もあります。 2002年07月03日(水)

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