ひぐらし日記

2002年08月29日(木) 甘いよ

俺は基本的に甘い人間なんだ。
甘い考えでうまくいくことなんかこの世も
あの世もまったくないってことだ。
いつからこんなに甘くなったんだろう。
いや、そういう考えこそ甘いんだな。
いつからじゃなくて本来甘いんだ。
人間自体が本来的に甘いものだ。
だから自分自身の甘さを克服して
強くなる必要があるんだな。

ほっておくと人間はとことん甘くなる。
もともと甘いんだからさらに甘くなる。
人生楽ありゃ苦もあるさ。
そうだよな。苦があるから楽が訪れる。
楽ばっかりあるはずはない。

一生楽して暮らしてます。
そんな人間いないだろう。
人から見て楽して見える立場の人間も
経済的には楽して見えるかもしれないが
内面的な面での苦労があるかもしれない。
何が苦かは人それぞれだろう。

子供ってのは、ほっとくとずっと楽しようと
する。だからそれじゃだめだよと親が叱る。
なぜ?
その子のためだ。
なんのため?
その子が幸せに生きていけるようになるためだ。
幸せに生きていくには甘い人間では
何事もうまくいかないと経験で知っているからだ。

何事もって何の事をいうのか?
自分の事、規則正しく朝起きて学校に行き、
勉強をまじめにして、団体生活を送らせる。
子供は苦から逃れようとする。
しっかりしなさいと叱る親。

自分自身の生活がままならないまま
団体生活はままならない。
子供の世界もひとつの社会であるから
そこには人間関係が存在する。
子供なりに人間関係で悩むこともある。
それは友達のことだったりする。

人と人が接する関係で、自分以外の人間が
存在すればそこが最小単位の社会になる。
人は一人で生きていけない。
一人で生きていけないこともないと言えばそう
出来ない事もない。

しかし生きる目的はなんなのかと考えれば、
お金もうけだけでもなく、成績や、実績
の追求だけでもない。そういうのはすべて
手段なんだ。

手段はある目的を達成するためのものだ。
そのある目的ってなんだろう。
それは人がもっとも究極的に欲しているものを
得るためだろう。それは何か?
人間が最大に欲するもの、最大の欲求はなにかを
考えればいいのではないか。

人は最終的に何を一番欲しているのか。
それはすべての人が普遍的に欲している
最大の欲求。

それは「しあわせ」だろう。
ではその「しあわせ」って何だ。
「しあわせ」はどうしたら得る事ができるのか?
人はどういうときに「しあわせ」を感じるのか。
それが人間が最大限に欲している究極的欲望だ。
それは自分が求める欲求が満たされるときに
「しあわせ」を感じるのだから、欲求を満たす
努力をしなければならない。

その欲求にも、善悪のものがあるだろう。
自分だけの喜びを満たすための自己中心的な欲望は真に
「しあわせ」にはなれない。説明の必要が
あるだろうか、なぜ自己中心的な欲望から得る
「しあわせ」が「しあわせ」でないのかを。

それがいつまでも続かない「しあわせ」だからだ。
本当の「しあわせ」は限りなくつづく「しあわせ」の
感情がある。わすれても思い出すとまた「しあわせ」
を感じることができる。それをまた他の人間と共有
する事も可能だ。しかし自己中心的に得た「しあわせ」は
時間とともに色あせていき、逆に目には見えないがだれに
もある「良心」の声に悩まされるようになる。

本当の意味での「しあわせ」とは結局は自分が喜ぶという
事よりもまず、私がしたことでだれかが、できれば愛する
者やそうしてくれる事を望んでいる人が喜んでくれるとき、
わたし自身の「しあわせ」を得る事ができるのだろう。

そこに生きる甲斐が生まれ、生きる活力が芽生えてくるのだと
思う。人間と人間が互いに喜び合う、喜ばせ合う関係の中で
人は「しあわせ」を得る。それが本来的な欲望追求の形なのか
もしれない。

だから人間関係は難しいけれど、そういう人間関係によって
しか人は本当の「しあわせ」を得ることができないように
なっているのだから、難しいと感じる人間関係を築くことが
できるように、うまれもった「甘さ」を克服して大人になって
行かなければならないのだろう。甘さはまさに成長しきれない
子供の状態だと言い換えてもいいかもしれない。

自分に甘いままで「しあわせ」に至ることはあり得ない。
世間はわたしの親ではないのだ。

だからつらくても大人になろう。
誰に言ってるかって?
私自身ですよ。
おれはいい年してまだまだ成長できてない「甘い子供」なん
だという事です。

甘いこと言ってんじゃねーよこの俺!



2002年08月28日(水) 最就職するも

12時間労働、休みなし。残業手当なし。
給料ほぼ歩合制。基本給それで14万あるかないか。
やめた。
またプーに逆戻りだ。
保育所に言わなきゃ。
言うのが怖い。
あーあ。
ため息だけの人生さ。


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