日記ふう雑感 ひとりごと
DiaryINDEXpastwill


2002年05月26日(日) T先生の本

数年前、新聞の新書紹介コーナーの小さな記事に、かつて自分が学んだ大学の先生の名前を発見した。話題の書の著者とある。そして、その名前の指し示す人物は確かに自分の在籍していたあの専攻、あの同じフロアーにいらしたあの先生であるという認識に至った。それがわたしが「笑う哲学者」シリーズを読むようになったきっかけである。
先生の本についての紹介は柴門ふみ氏や、中井貴恵氏が公にされているし、先生のファンサイトでは花色木綿氏が深い思いを感想文として綴っておられる。わたしはもちろんこれらの方々に伍して何かを述べるつもりは毛頭ない。

ただ一読者として言えることは、わたしは先生の本を読む度に、「笑う哲学書」からひとつ元気をいただき、「土屋先生の書いた本」からもう一つの元気をいただくということだ。
わたしは、机上の空論が好きである。屁理屈が好きである。自分の判断はほとんど正しいと思っている。(たとえ間違いを発見しても簡単には口にしない。)気が強い、自己中心、わがまま、煮ても焼いても食えない部類の人間である。強いて長所(だと自分では思っている)を挙げれば、真面目、打たれ強い、くらいだろうか。こんな人間に関係各位の風当たりが優しいはずがない。さすがのわがまま人間も落ち込むことがある。「笑う哲学書」はそんな時最適な本である。しかもそれを書いているのがかつての恩師とあっては元気倍贈だ。そう、わたしのこの屁理屈は恩師によって諾とされるはずなのだ。ただしこれは決して口には出さないー―つもりであった。食えない上に棒にも引っ掛からないと言われるのはさすがに辛いものだ。
土屋先生の本については近々別のページを新たに作るつもりである。


2002年05月23日(木) 今日読んだ本

日記にまで中々手が回らない、と言うことを日記にしたためておこう。

これで終わるのもなんなので、
今日読んだ本:中島義道の「うるさい日本の私、それから」
なかなかユニークな哲学教授らしい。
選んだ理由:読んで見なければ批判もできない。
 
「はじめに」を読んで、ついて来れない読者はここでやめるように
と書いてあったので、やめようと思ったが、自分のモットーは実行せねばならない。
モットー1:批判、評価は必ず読んでから或いは経験してからすべし。
モットー2:一度決めたら最後まで読むべし。

読んだ感想:中島先生という人は音敏感症という病気持ちらしい。
      何でも思ったことを実行する人らしい。
      口先だけの人は嫌いらしい。
      日本を憂いているらしい。
      ウィーンが好きらしい。
      人間嫌いを研究課題にしているらしい。

どうも感想にはならなかった。

      


2002年05月20日(月) 鳥のフ○

 家を出るときはシトシトと降っていた雨が駅に着く少し前に止んだので、傘をたたもうとした。
ん、明らかに私の傘の色ではない模様が!鳥のフ○だ!それもかなりの量の。
雨が降っていてよかった。傘をさしていてよかった。
 時間もないことなので、振り落とせるだけ振り落として、何とかたたみこんだ。
電車が混んでいるとはいえ、弁当の入ったバックにしまう事はさすがにできない。
微妙な位置をキープしたまま電車に乗った。
 一つ目の電車はそれでよかった。
二つ目の電車がドア故障だとかで数分遅れて到着した。案の定満員だ。
傘の真相を知っているのは私だけである。
となりの髪の毛をつんつんときれいに?セットした高校生のお兄さんの制服と、
颯爽と乗り込んできたキャリアウーマン風のお姉さんの真っ白いスーツに
何度か傘が当たったような気がした。
このことによって何か結果が生じたとしよう。
しかしその結果も過程も私のせいではない。
 最後に乗った地下鉄では、作業着を着たおじさんが(朝飯を食べる時間がなかったのか)
私の目の前でパンの袋をおもむろに開いた。
一口に割って食べたのはうぐいすあんパンだった。

 なにやら全てに因果関係を感じた月曜日の朝だった。



2002年05月17日(金) A.I.P.

荷物が重くて肩が痛いというので、
娘のリュックサックの新しいのを買いに行った。
娘はすでに下見をしてあって、A.I.Pというお店に連れて行かれた。
他にもあちこち見て回ったが結局そのお店のが気に入って購入したのだが、
A.I.P?って。
American Institute of Physicsのことか?
さすがにアメリカの物理学会は、リュックサックも作るのか。
これでは優秀な日本人科学者の頭脳流出も納得せねばならない。
と思っていたら、
An American in Paris だという。
パリのアメリカ人?
なんのこっちゃ。大体何で’An’なの?
ま、気に入ったのがあったからよしとしておこう。


2002年05月15日(水) 美容院にて

美容院に行った。
昨日のサッカーの試合のおかげで、いやテレビ中継のサッカーの試合をつい全部見てしまった自分の意志の弱さのせいで眠くて仕方がなかったのだが、美容院では妙に饒舌になった。カットをしてくれる美容師さんとサッカーの話で盛り上がった。彼女もスポーツ好きらしい。ある程度はお客に合わせて話をしてくれているのだろうが、アマチュアのスポーツ特に高校野球や高校サッカーが好きだというので意見が合った。さらに箱根駅伝に話が進むとカットする手を止めて、
「いいですよねー、ドラマがあって。
でも長く走る系のスポーツって見てる人の気が知れないなんて言われません?」
「そうそう、走るほうも走るほうだけど、見てるほうも見てるほうだとかね。」
「そうなんです。わたしなんか理解できないって言われます。」
「あれって結果がわかればいいってもんじゃないのよね。過程が大事、過程が。」
私は球技も好きだが陸上競技も大好きだ。ウィンタースポーツも水泳もいい。
そんな話をしているうちに、彼女は
「思い切って短くしてもいいんじゃないですか?」
と言う。
鬱陶しい季節に気分をすっきりしたかったので、
「あ、切っちゃってください。短く。」
と、即座に答えた。
出来上がりは、短いボブになった。かなり気に入った。
気分がいいと客観的に考えるゆとりができるものだ。
どうも美容師さんは話の中でその人のカットのデザインをイメージするらしい。
実際、疲れて居眠りなどしていると、難のないおとなしげな髪形になることが多い。
いくら短くしてくれと言ってもなんだか控えめになる。
いろいろなことをしゃべりすぎると、中途半端なカットで終わるような気がする。
短くさっぱりしたいときは、活動的な話をできるだけ集中的にすることだ。
美容師さんも人間、プロとはいえその方がわかりやすいに決まっている。
思いがけずコミュニケーションの勉強をした日だった。


2002年05月14日(火) 外交も変化も足元から

いよいよサッカーW杯が近づいてきた。
既にコスタリカのチームが来日している。
試合そのものもさることながら、
サッカー場や選手村のあるそれぞれの地域がどんな様子になるのかも楽しみだ。
W杯が自分の国で行われること自体貴重な経験なのだ。

今、日本の外交はお粗末な状態、
話題にするのも恥ずかしいほどの失態の連続だが、
願わくばW杯で挽回してほしいものだ。
外国語はしゃべれても状況判断のできないエリート達より、
体当たりで受け入れ準備をしている選手村のおじちゃんおばちゃん達のほうが
上手な外交をしてくれそうな気がする。

久しぶりに大学の図書館に行ってみた。
IDカードの期限が切れていたので更新したのだが、
このカードで自動貸し出しができるのだそうだ。
どうりで、この間まで2箇所にあった貸し出しカウンターが入り口の一箇所にしかないわけだ。
本を読む人間がここまで減少したのかと一瞬妙な孤独感に襲われたが、
理由を知って大いに納得。
本を機械の上に置くだけで登録完了だ。
全て自分ひとりで手続きができる。
最近はあまり行かないが、市や県の図書館もこんなに便利になっているのだろうか。
元来、読みたい本は自分のものにしないと落ち着かない性分の私だが、
これならもっと図書館を利用してもいいかなという気になった。
こういう変化は大歓迎だ。
有事法案だの個人情報保護だの遠いところからばかりでなく、
我々の近場から、住みやすい社会に変えていってほしいものである。


2002年05月11日(土) 娘のバンド

バンドと言ってもズボンのバンドではない。
(’ズボン’もこの意味の’バンド’も今や古語。)

娘のバンドの演奏をCDにしたのを聞いた。
おっ、最初の頃よりずいぶんとうまくなっている。
まず、ドラムがいい。ギターがいい。
ベースはもうちょっと音が出ててもいいかな。(ミキシングの関係か)
キーボードもうまくのってるし。
歌もうまくなったよ。(自分の娘は最後に褒める)
今はすぐCD化できてしまう。
昔とは大違いだ。
ちゃんととっておけば、いい思い出になるだろう。

思い出といえば、最近テレビなどで昔のヒット曲をよく聞く。
番組制作の責任者たちが我々の世代なのだろうか。
懐かしい曲ばかりだ。
ファッションにしても髪型にしてもしかり。
駅でトゥイギーのポスターを見た。
確かにあれはトゥイギーだと思うのだが、
今の時代に全く違和感を感じさせない。
自分の時代が再評価されたようでうれしい反面、
これほど懐古趣味でいいのかと思うくらいだ。



2002年05月08日(水) 皆疲れる連休明け

トルシェ監督、母国への就職活動が今回はうまくいかなかったようだ。
だからって、やたらに日本を売り込むのは’いかがなものか’。
スポーツは結果がものを言うのだ。
W杯本番は中田ヒデがFWだと言う人もいるが、案外いいかもしれない。
こうなってくると撹乱だか名案だかわからない。


今日は阪神と巨人の結果しか見てない。
両方負けたので順位は同じだ。
などと言うと両球団のファンににらまれる。
実際にらまれた。
虎ファンではないが(なんかいつも言ってる気がする)藪で負けたのは悔やまれる。



あまり言葉が浮かんでこない。
連休明けはやはりちょっとしんどい。
同じ休み明けでも夏休みや冬休みはこれほど疲れない気がする。
気候がよくて知らないうちに体を動かしすぎているのかもしれない。
電車の中でも朝から本気で寝ている人が多い。
みんなもお疲れだ。
それだけが救いである。




2002年05月07日(火) 就職活動

朝の地下鉄は駆け込み乗車をすることが多い。
今日も危機一髪と思って乗り込んだのだが、
なかなかドアが閉まらない。
結局5分ほどそのまま止まっていた。
丁度私の乗った車両の、反対側のドアにバック挟んでしまった人がいたらしい。
駅員さんが4人ほど乗り込んできて四苦八苦していた。
その5分程の間にどんどん人が乗り込んでくる。
危機一髪どころか、ゆとりを持ってすし詰め状態になってしまった。

途中で、バックを挟んだ高校生らしき女の子が降りて行った。
ぼろぼろになったかばんを隠すように抱えていた。

地下鉄を降りる頃にはこちらもぼろぼろ状態だ。
階段を上りながらちょっと視線を感じた。
ピシッとスーツを着込み、きちんとネクタイを締めた若い男性がゆっくりと
階段を下りてくる。
すれ違いざまににこやかに挨拶するではないか。
わ、知り合いの学生さんだ。
就職活動にでも行くのだろうか。
いつになくキリッとしている。
こちらは朝からの霧雨も手伝って、髪はぼうぼう服はよれよれ。
向こうは私を見てまさかと思ったのであろう、
私もあちらを見てまさかと思った。
お互いやはりまさかであった。

学生さんのおはようございますの挨拶とにこやかな笑顔が救いだった。

いつでもどこでも普通の姿かたちでいたいものである。



2002年05月06日(月) お礼の葉書

4月に伺った金工展の関井・宮崎氏からお礼のお葉書をいただいた。
素人の私ごときにと、かえって恐縮してしまう。
と同時に’夫婦で個展を開催’は本当にすばらしいと改めて思う。
平凡な私が芸術家ご夫婦についてこんなことを言うのは生意気だが、
結婚後もお互いの才能を発揮しつつ生活していくということは
中々できることではないだろう。
優れた才能を持った人達は既婚・未婚・男・女を問わず
思う存分その力を発揮できる世の中であってほしいものだ。
堅固な文化はこのようなところから育っていくのではないだろうか。

芸術の関係ではないが、関井・宮崎両氏のようなご夫婦を何組か知っている。
私は陰ながら彼らの応援団を自称している。
もっともっとこのような人達が増えればいいと思う。


話はガラッと変わるが、
ここ数年の阪神はどうしてあんなに顔に特徴のない選手が多いのだろう。
そう思うのは私だけだろうか。
名前はよく聞くが顔が覚えられない。
少し前は(私の世代では)、阪神ファンではない私でも
バースだの掛布だの岡田だのいっぺんで覚えられたものだ。
星野監督級の印象を与えてくれる選手がいない。(あくまでも見た目の話だが)
ついでに言えば、巨人には監督以上に影の薄い選手はほとんどいない。




2002年05月05日(日) 暑い一日だった。

‘実はサッカー通です’なる芸能人が
急に歌を作ったり、レポーターをしたりと、
あまりにサッカーW杯の話題が巷に多すぎて、
同じ調子で話をすることに少々抵抗を感じ始めている。

なにしろ、
流行は極力避けて通りたいという曲がったへそが自慢の私である。

よって、ささやかな発見!
中村俊輔とさだまさしの若い頃の顔が似ている!

以上、真夏日の子供の日の感慨。


2002年05月04日(土) 連休の谷間

少し気を緩めたら、5月に入ってしまった。

世間の連休の谷間を利用して実家に行ってきた。
学校のある娘達を置いて、ドライブを楽しみながらの帰省だったが、
天気がよかった。
景色がよかった。
両親4人とも元気でよかった。

北信越方面のドライブはこの時期が最高かもしれない。
北アルプスはもちろん、黒姫、妙高等々の山にはまだ雪が残り、
それが何十種類もの緑色で覆われた新緑の山々と絶妙なバランスを保っている。
やはり自然はいい。

もう一つ改めての発見。
両親4人とも健康だが、その秘訣はおそらく、
よく食べ、
よく動く、
だ。
4人とも何でもよく食べ、こまごまとよく動き、そして何事にも積極的だ。
体が健康なら、気持ちも健康といったところだろう。
年齢とは反対にこちらが活力をもらって帰ってきた。


実は、年をとったと思っている親に活力をもらい、
実は、まだまだ未熟だと思っている子供に元気をもらって、
我々は忙しい毎日を過ごせているのかもしれない。


―――もっと、ひとりごと―――
  O.H.さんへ、
  車で行くなら上信越道が最高だよ〜ん。
 



Hiroko |MAILHomePage