遺書

2010年05月13日(木) 1935 愛と希望の物語

おれがまだ夢や希望を息をするように摂取していた頃
おれがまだ夢や希望を鼓動とともに謳歌していた頃

どこまでも青い空はまるでおれたちを祝福しているようだな
などと、ネジが数本すっ飛んだ言動や思想をしていたが、
思春期ならしょうがない、しょうがないのだ

おれがどれだけ挫折したところ、
あの日の影が、ついてくるのだ
夢を見ろと、希望を持てと、
あの日の影が、ささやいてくるのだ

愛と希望を履き違えた、
恨み辛みを履き尽くした、

そんな日でも、空は青いのだ
どこまでもどこまでもつづいて、
(そりゃあ、世界は一周するんだからな、
 というリアリストっぷりを以てしてもなお!)

おれの背後にまで続く
嘲り笑っている、太陽が、雲が、風が、
おれを笑っているのだ

青春が、青春が、青春が!
どうしたって青くならない空を見れば見るほどに
おれはおれを思い出してしまうゆめを思い出してしまうきぼうを思い出してしまうあいを、ねつを、うしなった、ねつを手に戻らない、ねつを!

許してくれ許してくれ
せめてちょっとぐらい青いことを休んでも、バチはあたりゃしないんだから
許してくれ許してくれ
せめてちょっとぐらい青いはるを恨んでも、バチはあたりゃしないだろうよ


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