錆びついた表情がうまく機能しない、無情 開かれて閉ざした世界の声はよく、聞こえない
現状、無情に流されて私が私と手を伸ばすのは 空想幻想ありもしない夢、希望、物語
無常に無情な無機質の、現実現状並べたて、 私を恋して愛する世界、有機質、有機的、世界を創る
見え透いた笑顔がうまく機能しない、捏造 透き通る言葉はそのまま二酸化炭素の海に消える、響かない声
疲れ果て、歩みを止める 目を閉じて、思い浮かべる そこは私の理想郷
現実は、 朽ちる
孤独に、孤独の、孤独であるゆえに 誰にも癒されることのない傷を抑え込み、無情
他人よりはるかに劣っている私が 抱く、この憎悪は、嫉妬だ 私より優れた世界すべてに対する、嫉妬だ
私には何かに優る点は一つもなく かと言ってそれを補える人もいない
世界の全てが妬ましい
その感情でさえ 私は口の中に潜め、胸の中へと飲み下し 体に巡らし、忘れたふりをしようと思う
ああ、妬ましい、妬ましい この傷を分かち合える人がいる人が ああ、妬ましい 世界には溢れかえるほどいると言うのに 妬ましい 私は、どうして、一人なんだろうか 寂しい
| 2009年01月14日(水) |
1864 びゅーてぃふるわーるど |
意味も持てずに息をして 意義を持たずに生を謳い 最後、最期に何も残さず 人とし人として人の世に 死に 死んで死んだ 死んだ場所には何も残らない
口々に口にする夢希望未来 遠く遠くて遠すぎた恋愛感情 すべて総ては散りゆく花流れゆく星
刹那的な生命を自覚する 目を閉じる開く それだけの世界だとわかっていても
夢を夢見て呼吸をし 明日に夢見て鼓動する 遥かなる絶望へ 極少量 微々たる希望を胸に抱いて
生きていく まるで夢物語のように
なんと、儚き、現実だろう
| 2009年01月10日(土) |
1864 夢のある話 |
廃墟に佇む影二つ 今宵描くは幻想郷 灰色のビルディング 崩された空 完膚なきまでに死んだ空気 そして君
| 2009年01月03日(土) |
1863 開放的自閉世界 |
自閉世界は自業自得 笑い笑えず涙を零し 口を開けば漏れるは ため息や、寂しさや
誰もかもを認めても 誰もかもが認めてくれるわけでもなく 開放的に、閉ざされた 今日も今日とて独り身の、世界
私は私を頼って生きていきます 精神の壊れる音を、乱暴な宣言で誤魔化した 私は私に頼って生きていきます
伸ばした手は誰にもつかまれず落ちていく 開いた目も、口も、耳も、どうせ一人ならばと 私は閉ざすことを選ぶのでしょう
あなた、わたし、ふたり、わらう わたし、ひとり、ゆめを、みるの
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