遺書

2005年10月31日(月) 蒼穹を目指して

月の光に照らされど、
私の記憶は戻らない。

私は目を瞑りながら、
蝶の舞わぬ夜を越え、
花の散らぬ夜を過す。

私は目を瞑りながら、
遥かの青い空を視て、
地平線の彼方を視る。

目を瞑っていたとて、
月の灯りを私は知る。

終わらない夜を待つ、
終わることをねがう。

終わらぬことを知り、
終わらない夜を待つ。

蒼穹を視ずして私の、
拙い記憶は戻らない。

ただ、この世界には、
最早、夜しかないと、
知りながら希望する。


老いることを恐れた、
時の止まった夜の園。

迷い込んだ記憶喪失、
終わらぬ夜をただ待。

days934/work982:-min--sec
不思議な世界の記憶喪失
同じ夜を繰り返す時の楽園
失われてしまった蒼穹の記憶



2005年10月30日(日) code: jelly beans

jelly、どうやら僕の居る場所はここではないらしい

人に会い、人に触れ
人を知り、人と別れ

己に会い、己に触れ
己を知り、己と別れ

見つけたものは空白と
手に入れたのは蒼白と

気づいてしまったんだよ、jelly

どちらが上で、どちらが下か
右と左は、どちらだったか

右手はどっちで、左手はどっちだ
頭はどこで、足はどこ?

世界にたゆたっている
世界にただ浮かばれて

知っている、

jelly、どうやら僕の居る場所はここではないらしい


days933/work981:-min--sec
この世界以外に、いる場所は無いと知りながら

2004年02月16日(月) jelly beansのjellyへ



2005年10月29日(土) 傷つくことは怖いだけ

わかちあっていきていく

よろこびもかなしみも
たのしさもくるしみも

いたみも、なにかも

だからわたしが
しぬときは

ねぇ、

あなたも、いっしょだよね?

days932/work980:-min--sec
さびしい少女の恋心、拠所



2005年10月28日(金) カラクレナイ 即興ゴルコンダ


あなたがわたしを愛してくれるのなら、
わたしはよろこんで殺されましょう。

days931/work979:-min--sec
あおばさん出題「カラクレナイ」
赤い色をイメージして。



2005年10月27日(木) Katz.

いまだ、私はメンチカツ
所詮、空は飛べない

ただ、もう一度雲に乗ってみたかった
あの頃を思い出し、今でも涙する


カニクリームコロッケであった私は
メンチカツよりも、遥かに優良だった
空も飛べたし、雲にも乗れた

それがきっと私の最高記憶。


けれど、私はメンチカツ
もう、空に戻れない

ただ、もう一度中にカニを詰めてもらいたかった
メンチなどありきたりなものなど、
体はもう充分拒否反応を起こしている


トンカツだった日もあった
そのときは私にかなうものはないとさえ思った
ただ、カニクリームコロッケ、それが最強だと知らずに

それがきっと私の最高記憶。


なのに、私はメンチカツ
ああ、空を愛しく思うばかり

翼を奪われた私は、最早カニクリームのように
空は、飛べない

days930/work978:-min--sec
時々、壊れた世界のうたを謳いたくなる、ゆえにこれ。
カツとコロッケの壊れた世界、Katz(カツ)



2005年10月26日(水) RainyRainyDays

私に触れて、離れていく人々を
私は冷ややかな目で見送った


私の、
暖かそうに見える外装、
それに触れる

冷たくて驚く人々、
内装は、
そう暖かくない


私の線の内側は、とても冷たいよ
私の線の外側で、こっそり暮らしておいでよ

私の線に入るなら、もっと暖めておいでよ
私の線に入ったら、すごく寒いんだから


触れては逃げる人々に、
私は何一つ言葉をかけられなかった

ただ少しの希望を持っていた私は、
失望して冷ややかな目で見送る


私に何を望んでいたの?
私はあなたに望んでいたよ

私は何をすれば良かったの?
私にあなたは何もしなかったよ


何日も、何年も繰り返し
いつも、いつも一人の私

何度も、何度も触れては
二度と、帰ってこない人


暖かそうに見える外装の通り、
内装を暖かくなんてできない

誰かに上辺だけでも触れて居たいから、
ずっと、ひとりでこのまま、

泣いている

days929/work977:-min--sec
良い人に見えた、けど知ってみたら違う人間でした。
そんな、お話。被害者側。

RainyRainyDays、涙雨の日々



2005年10月25日(火) Sunny Day. Sunny Days.

希望を描いて、呟いて
希望を見つけて、磨いては

僕の手の中にある無数の希望は
僕の手によってつぶされる

僕の可能性は、
僕自身が潰して

未来を狭め、
いつの間にかたどり着いた先は

誰も居ない、親にも会わない、暗い部屋

days928/work976:-min--sec
あの時〜していれば良かった。の繰り返し、
いけないのは自分。自分で可能性を狭めて、
結局、何もしない。ひきこもり。

タイトルはリズムが好きで。続けて読んで、さにーでいさにーでいず。
意味は、特にないです。ひきこもりに晴れは関係ない。ってことで。



2005年10月24日(月) ChangingNow

私の世界を少し変えてください

世界の彼方から見て、
私の世界の変化を求めているのですが

私自身、何もできないままここに居ます

私自身が世界だというのに、
私自身は何もできないのです

私、と言う存在を私自体、世界は変えられないつ
まりは世界は自分では変えられないのです

私の世界を少し変えてください
通りすがる少年でも、
夢見る少女でも、
誰かの干渉で私を変えてください

days927/work975:1min22sec



2005年10月23日(日) We. (Words-Ephemeral)

感情を言葉に込めて構成し、失敗作を眺め行く日々

days926/work974:-min-sec
中途半端な感情が、言葉になって枯れていく日々。

意味もなく、短歌の形を取っています。
Words-Ephemeralは儚い言葉たち
とかそんな意味に捉えてもらえればいいです。
We、とかけているギャグですけど…。



2005年10月22日(土) Me. (Mars-Ephemeral)

誕生が地球じゃなくて火星なら僕は今頃スーパースター

days925/work973:-min-sec
火星生物第一号、それが僕の名称になっていたはずなんだ。

意味もなく、短歌の形を取っています。
Mars-Ephemeralは火星、一瞬の生命。
とかそんな意味に捉えてもらえればいいです。
Me、とかけているギャグですけど…。



2005年10月21日(金) Penguin(空飛ぶ魚、海泳ぐ鳥)

愛すべき空に別れを告げ
僕は海へと息を潜める

静かに暗い闇の中で
空の光源を見つめ

帰れないんだと
僕は思い出し

冷たい水を
切り裂き
泳いだ

冬の


days924/work972:2min04sec
きっと、この話には壮大な背景がある
ペンギンが昔、人間だったころのお話。とか
ペンギンが昔、空を飛んでいた頃のお話。とか
きっと、きっと



2005年10月20日(木) 絶望の(Kosmos)

吐き気がする現実を目の前
僕はギリギリ踏みとどまるので限界だった

もう何も考えたくないよ、と弱音を吐いている
強気になるつもりなんてないし
弱音を止めるつもりもないけど

ただ、そんな自分が嫌で嫌でしょうがなかった

現実に嗚咽する、現実に嗚咽する
泣くことしかできないと気づき
もっと、もっと涙が零れ落ちて

吐き気がする現実の胎の中
僕はもう何も叫べない変わりに嘔吐する

days923/work971:6min54sec
秩序ある世界(Kosmos)で、秩序なしの僕(Chaos)は、対なす故に、吐き気がしてしょうがない。



2005年10月19日(水) 黒い翼(Chaos)

心の中に潜む何かを変えられない
僕はまだ、空を飛べない


見方を変えれば敵にも味方にも見える、黒い何か
敵として見るなら切り捨てて
味方として見るなら手を繋いで(でも、そのあと捨てなきゃ行けない)

空なら、いつでも飛べる
ただ、翼がないだけで
翼なら、いつでも手に入る
ただ、色が決まらないだけで


己の何かを切り捨てて、白い翼で空を飛ぶのか
己の何かと手を繋ぎ、黒い翼で空を飛ぶのか

ただ、それだけの問題で


己の何かが、実は何かわかっているのに
それを名前で呼ばないのは、直視したくないから
己の何かを、認めればいいのかどうすればいいのか、まだ決断できないから


空には飛び立たなくちゃならない、
けど、僕には翼が選べなくて

そのときがくれば、きっと、堕ちていく
黒い翼と白い翼で堕ちていく


そのときを、確かに待っている
どちらかを、選ぶふりをして
どちらとも、選べないことなら
知っている。

days922/work970:5min16sec
黒い翼、白い翼
絶望と希望、昨日と明日、ChaosとKosmos



2005年10月18日(火) Player(仮想世界で)


透明な緑に写る無機質を心に思い浮かべて
世界で生き残る術を知っていく

繰り返し、繰り返していく音楽と
手の平が、覚えていく敵を倒す術


―、世界の声がする
―。世界の声がする


ただ、ただ世界を救うために
ただ、ただ世界から人々を切り離していく

存在しない私の介入で

ただ、ただ世界を変えていく
ただ、ただ世界を終わらせるために

存在しない私の介入で

ただ、ただ世界を見果てる為に
ただ、ただ世界のその後を無責任に

存在しない私の介入で


緑の世界で、その世界を生き残す術を
緑の世界で、その世界を救う術を
緑の世界で、その世界を見果たす力を
緑の世界で、その世界を失う力を


―、世界の声がする
―。世界の声がする


私の存在を消そうとする声は、
確かに耳に届いているけど、
大して気にもせず私は実行する

―leave、



―start、

さぁ、
世界を救う戦いを始めましょう?

days921/work969:-min--sec

ANUBIS ZONE OF THE ENDERS Original SoundTrack収録
VR Trainingを聞いて。

世界の声はADA…、
倒すすべは操作方法、
繰り返す音楽はBGM、
緑の世界はバックグランド。



2005年10月17日(月) Memory(世界の終わりに)

memory…、記憶に
noise…、ノイズが走る
need…、必要なことが、思い、出せない

…、E、c、R、o、R、l、O、o、;・r・・・

風に吹かれて、朽ちるmemory
雨に濡らされ、失うartifact

自分は…、
自分は一体…、
自分は一体、何だったんだろうか…?

…、M、e、E、n、M、e、O、g、R・・・y・

精神を溶かし、他人とanabolic
身体を溶かし、すべてをunite.

自分は…、
自分は一体…、
自分は一体、何に成りたかったんだろうか…?

…、R、e、V、e、R、s、E、d、I・・e・・

骨と鉄、滅びるworlds
砂と鉄、世界のenders

自分は…、
自分は一体…、
自分は一体、何をしようとしていたのだろうか…?

…、S、w、A、o、V、r、E、l、T、・od・・

消え行く、最後のleben
溶け行く、最後のnight

自分は…
自分は結局…、
自分は結局、何もできなかったんじゃないだろうか…?

…、I、wan、ted、t、o、reli、eve、t、hew、or、l、d、…

何も、

days920/work968:-min--sec
世界の崩壊、滅亡を前に
何かをしようとしていた人類、最後の希望のお話



2005年10月16日(日) Abyss(堕ちる)

無数の偶然が重なり、
精神の崩壊を起こさないギリギリのライン上
その上だけで僕は僕を完全に他人として見ることができる


感覚に制限される、限定の時間


僕が僕だと忘れるか、僕が僕だと思い出すか
そのギリギリを繰り返し
自分の存在をあやふやにして
精神すべてを完全に溶かして

視る

どんな自分も、すべて

知る

危ういバランスの偶然が重なって、
絶望に落ちる寸前、希望を抱かないで見る境界

僕は、

満ちる

days919/work967:-min--sec
脳内麻薬が出まくりで、もう何も、わからなかった



2005年10月15日(土) 桃源郷(敵の存在意義)

此処から世界は見えますか?
あちらに世界は見えません。

ここは一体どこなのでしょうか
世界に嫌悪を抱いては、
世界の葛藤に苦しんで。


逃げて逃げて辿り着く
求めたいつかの桃源郷


敵なんてない、世界の平和を
敵なんてない、世界の憂鬱を

確かにかみ締めて
これが幸せなんだろうね、
と思い込んで敵の居ない現実から目を背けて…


私は、結局、敵から逃げて
私は、結局、負けてばかり
私は、結局…


桃源郷の中で思い出す、世界を
桃源郷の中で見えない、世界を

私は、確かに掴み損ねた
私は、勝利を掴み損ねた

此処には、もう私の敵は在りません
此処では、もう永遠に勝利は在りません


ああ、だからこそ、
私は、楽園を捨て、
また、世界を見て

days918/work966:-min--sec
敵が居たって、僕が楽園だと思う限り
そこは楽園なんです



2005年10月14日(金) 忘れた(呼吸の仕方)

最近呼吸がうまくできないから
いっそ呼吸を止めてしまおうかと思って
小さい両手で口をふさいだ

それでも中々死なないもの

両手で口をふさいでから何時間かで
僕はようやく鼻から呼吸をしていることに気づいて
生きているんだ、と気づいた

days917/work965:-min--sec
よく水の飲み込み方を忘れて、のどに詰まって
息ができずに陸で溺れかける



2005年10月13日(木) 僕は少女の白い手を

心というものが自棄に煌いて綺麗な世界
肖像の中、Erilと称された笑顔の少女

「…君は幸せだったの?」

鉄の線路、聳え立つビルディング、恋する電線、廃墟の教会
…コンクリートジャングルの中

「…僕は幸せなんだろうか?」

子供の我侭、大人の言訳、上手に使い分けて生きる合間に
…笑うことさえない現実を視る

触れられない少女を、ただ羨むばかり
白い肌に魅せられて、ただ愛しく思い

心というものが煌いちゃいない、僕の嘘は
少女の笑顔の前で、何の意味もない音になって
心というもののキラメキをほしがった、僕の嘘は
少女の笑顔の前で、消えてしまって

僕は彼女に恋をする、触れられない少女を、僕はただ愛しく思う

days916/work964:8min53sec
絶望なんていらない、そう気合を入れて
詩を書いていかなきゃ、受験戦争勝てないよね



2005年10月12日(水) Eden type-B

もう誰も傷つかなくていいんだよ
そう、僕に囁く

そうよ、だって此処は楽園だもの


傷ついて、傷ついて
やっと辿り着いたエデン
傷ついて、傷ついて
エデンだと信じる平穏

傷ついて、傷ついて
自分の傷は見ないことにして
傷ついて、傷ついて
自分は傷つかない、傷つけないと信じた


心の傷から血が溢れ出ている
彼女自身、気づかない傷
心の傷から血が溢れ出ている
僕自身、目を瞑りたい現実


彼女は、今、白い部屋の中
赤い華の横で、ベッドに横たわり

まだ、楽園を思い描いて
また、僕に囁く

days915/work963:-min--sec
彼女の目にはもう、楽園としか映らない
窓のない病院。



2005年10月11日(火) Eden type-A

これが楽園だと手渡されたのは
あきらめること、希望しないことだった

何もかもあきらめて生きるのは楽で
何にも期待せず生きるのは楽で

裏切りも何もない楽園を私は手に入れた


ただ、希望も期待もせずに生きていることは
生きることをあきらめていることと一緒で

生きていることさえ希望せずに
いずれか死んでしまうのだろうね
と、苦で満ち溢れた現状を見て
呟いた

days914/work962:-min--sec
誰も信じなければ、
確かに其処は裏切りのない、楽園だ



2005年10月10日(月) きみと私

黒い世界ですやすやと世界が終わるまで眠りゆく
中で、私は誰かを

絶望ばかり、希望ばかりの世界で
絶望しか見えぬ私と違って
希望しか見えぬ誰かを

羨ましくも何とも無く
見ていられずに
危うくて

絶望しか見えない私に
そっと希望を与えてくれる
そんな、誰かが居るならば

私も、
世界に、
絶望しなかっただろうに

死なない私は、
きっと誰かを、
愛せただろうに

死なない私を、
きっと誰かが、
愛せただろうに

けれどもやっぱり
世界は絶望だけで
今の私には何もない
終わらないという絶望の日々

繰り返し、繰り返して
ほんの一つの希望をあきらめきれない
きみと言う誰かを、
私は、
待って、

days913/work961:3min27sec
絶望している、ってことは希望している、ってことなのかもしれない。
何かがあれば絶望が崩れる、何かがないから絶望している?
何かがどうにかならないから、絶望している?

つまりは、何かを待っている、って希望の状態を絶望と言うんじゃないかな



2005年10月09日(日) かみさまと私 R

死にたくないよと
かみさまに、小さい私は願っていた

意地悪なかみさまは、
こっそりと私のお願いをかなえてくれた


終わらない明日を抱き、
黒い世界で私は眠る

明日には希望がキラめいて居るのに、
私にはキラめかない絶望しか見えない

長すぎる明日には、
死ぬほどの希望が込められているのと同時に
長すぎる明日には、
死んでも足りない絶望が込められている

それはいつか終わるから、
人は生きていけるのに

私の明日には終わりがないよ、
だから私は希望に浸れなくて

願いをかなえるその代わりに
かみさまは一番大事な

いつか終わるという大切な希望を、
奪ってしまって

だから、私は
黒い世界ですやすやと世界が終わるまで眠りゆく

days912/work960:-min-sec
黒い世界は、案外どこにでもあって、
近づこうと思えば近づけちゃう、場所

浅緋さんリクエスト「明日」



2005年10月08日(土) vacuum.b R

私の心は空白です、と少女は言う

だからと言って何も怖いことはありません
ただ何も無く、けど意味がある
そんな、それこそが私なのだから

だからこそ、心はいつでも空白に
それ以外のものになると
意味をなくしてしまい、そうで

days912/work959:-min-sec
かっらぽであることが、一番、難しい

あみさんリクエスト「空白」
あみさんより拝借した言葉
「何もないようで確実に意味のあるような」



2005年10月07日(金) vacuum.a R

空白の世界に
歩きながらぶすり、ぶすりと言葉を刺していく

世界は空白で
いくら言葉を描いても埋まらない

空白の世界に
ひとりぼっちでぽつり、ぽつりと言葉が立ってる

世界は空白で
砂漠のようで、言葉が見えなくなっていく


僕が歩いた後ろ側、
からっぽの僕が生み出した言葉は、
やっぱり空っぽで簡単に崩れ去っていく

そして、また世界を空っぽにする

僕は、そんなことにも気づかず
世界を、からっぽに
埋めてゆく

days911/work958:-min-sec
言葉で埋まっているように見えても
この世界(詩集)はかっらぽです。
作っているものがからっぽなので。

あみさんリクエスト「空白」



2005年10月06日(木) Dear my friend.

酸素に触れて黒くなる血、
赤と黒の斑模様
じわじわと油が染み出て
もっと複雑な色になる
肉片

夜なのか朝なのかわからない闇の中
ぐちゃぐちゃと踏み潰して
ゆっくりと進む
死の臭いが立ち込める

希望など持っていなかった
何かがどうなるとは思っていなかった
ただ、今は絶望している
暗闇の中ひざを抱えて唇を震わせている
大きく息を吐いて、吸う
何回呼吸を繰り返しても
心音は速いまま

世界には私一人
望んでいたことだった
けど、今は後悔していた

床は赤と黒と油の模様、
視線は侵される
心音は大きく速く、
聴覚も侵される
ぐちゃぐちゃと肉の感触、
触覚さえ侵される
唾液と血液で、
味覚が侵される
嗅覚はもうすでに使い物にならない、
死臭に侵される

暗い部屋で、赤いサイレンを待っている
暗い部屋で、もう何も望んじゃいなかった

days910/work957:-min-sec
そろそろ1000作品だけど、一体何人殺したんだろう。



2005年10月05日(水) バボー、バボー

水かさの増した水溜りに
溺れていく、雨の日

浅い浅い水のはずなのに
深い深い闇へ落ちてゆく

ぶくぶくぶくぶく
ぶくぶくぶくぶく
ぶくぶくぶくぶく
…自分の吐息は泡に

自分の気泡は、尽きることのない夢の中

ぶくぶくぶくぶく
ぶくぶくぶくぶく
ぶくぶくぶくぶく
…心音と泡音の世界

自分の耳には、鼓動と泡の音しか聞こえず

落ちてゆく、落ちてゆく
水溜りのミナゾコ

明るいミナモを少し見た
落ちていて、上がれない

僕はもう、あきらめて

ぶくぶくぶくぶく
…ただ、落ちてゆくことにする

浅い水溜り、絶望の中
己の心音を聞いて

ぶくぶくぶくぶく
…まだ、夢は終わらない世界の中

days909/work956:-min-sec



2005年10月04日(火) 枯れる眼球

僕の目から涙がなくなるその前に
僕は何のために泣こうかと日々、思索する

現実に居るだけで涙はいくらでもこぼれていってしまうから
大事な涙をこぼさぬようにと仮想の世界に入り浸り
さぁ、ここで何のために涙を流そうか?
そう思い、ひたすら世界を駆け巡って、ただ思索する

カラカラに乾いた眼球、潤わすための涙
カラカラに乾いた世界、潤わすための涙
カラカラに乾いた心情、潤わすための涙

ただ、何もしなくても涙は流れてゆく
ああ、もったいない
そう思う暇も無く

涙は何もつかめずに落ちてゆく
ただ、必死にしがみついた僕の頬
しがみつけずに落ちてゆく

さようなら、さようなら
ひとつひとつ涙にお別れをいいながら

また、思索する

「何のために涙を流そうか?」
もう、そのことを考えているだけで
涙が流れるというのに

days908/work955:-min-sec



2005年10月03日(月) heroine

私は悲劇のヒロインです
私はとても可哀想な女の子です
誰かに同情されてもいいかな、ってくらいの
私はとても不幸な運命な女子です

何もかもがうまくいかない
誰にだって愛してもらえていない気がする
私が生まれるまで愛し合っていた二人は
もう、愛し合っちゃいない
だから、もう私も愛してくれない

何もかもがうまくいかない
夢を見ようと明日へ向かえば
夢に見るのは良かった記憶、過去
ああ、ああ、明日って素晴らしいのに
ああ、ああ、昨日に私はあこがれてしまいます

私は悲劇のヒロインです
そう言うことで誰かから同情されたい
私はひとりぼっちだから
そう言えば孤独がまぎれると思ったの

私は悲劇のヒロインです
だから何もうまくいかない
そう思うことで自分から解放されたい
何もかもがうまくいかない焦燥や
死にたくなる矛盾と不幸から

私は悲劇のヒロインです
誰からもそう思ってもらえないことが
悲劇なんです、と

一番の悲劇に気づいて
私は

逃げた

days907/work954:3min30sec

自分は可哀想だから、不幸なんだ。って思うより
自分は不幸だから、可哀想なんだ。って思うことで
最初から何もかもうまく行かない気がするようにして、
希望を持たないようにした。
絶望さえ、しない。



2005年10月02日(日) night echos

濡れた指で唇なぞり
夜の中響く己の心音

目を瞑り耳を塞ぐ、心音は止まない
目を瞑り鼻を塞ぐ、心音は病まない
目を瞑り口を塞ぐ、心音は已まない

孤独の中にエコーする
孤独の中でエコーする

己の音だけが跳ね返って戻ってくる
己の音だけが孤独の中聞こえている

自分は生きている
そのことだけはわかる
自分は生きている
そのことしかわからない

自分は生きている
重要なのはそんなことではなく
自分は生きている
孤独の中、すっかり忘れてしまった

ドクン、ドクン
とただひたすらに流れていく感じていく
夜の中、自分の
中にだけひたすらに感じる

僕が生きているという音だけ
何かを失ってしまったのです

とても大切なものでした

生きているということ以上に

大切なものでした

days906/work953:5min01sec

主人公、実は死んでます



2005年10月01日(土) no title two

電灯失い、暗がりの中
希望失い、怖がりの僕

所詮―、
所詮世界は暗闇ばかり


小さな光じゃ照らせないくせに
この世に大きな光は存在しない


ただ、小さな光を見つけて
手をかざして安堵を得ればいい

ただ、小さな光を見つけて
絶望の中を歩ければそれでいい


だが、それでも
こんな世界、
何を、何を光にすればよいのだろうか?

days905/work952:1min43sec
希望なんて、そんなのは人間の妄想なんだ
けど、無くちゃ生きていけないよね


 < 過去  INDEX  未来 >


死んだ鳥籠 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加