買い物について行ったところ、久々に知らないおばさんに話しかけられた。
「何ヶ月?」と聞かれ
「もうすぐなんですけど……」と答えたところ
「うーん、まだまだね。もっとお腹が下がってこないと! 私は3人産んでるからわかるの!」とのこと。
まだまだですか……。もう予定日過ぎてるんですけど。
おばさんの「おめでとう。もうじきお母さんね!」という言葉にも笑顔がひきつってしまうワタシでした。冗談でも「まだまだ」なんて言わないで〜。もうヘソが限界だよ〜。
「出産ってやっぱりたいへんかな〜、痛いんだよね〜」なんて怖がっていたのは先週あたりまで。ここまで育ってしまったら怖さよりも「お願いだから早く出てきてくれー!」という思いのほうが勝る。もうじき満月。これを逃したらいつになるやら……。
どっちもあんまり関係ないものかと思っていたら、フェロシルトは埋まっているとされる場所がだんだん実家に近づいてきてるし、アスベストに至っては今度の宿舎の天井に含まれていることが判明。日本に安全な場所はないのか〜。
まだ生まれないー。
最近「予定日より早めに生まれた」という話ばかり耳にしていたせいか、なんとなく「うちも早めに生まれるのでは」と思っていたけど、どうやらまだまだらしい。逆子がなおってなかったら今頃は帝王切開してもう生後4〜5日目だったんだけどなぁ。どちらがよかったのやら。
実は自分の出産よりも、一人置いてきたオットのほうが心配だったりする。昨日まで休みを利用して数日こっちに来ていたけれど、また今日からしばらく一人暮らし。いい大人とはいえ、初めての土地でこれからどんどん寒くなっていく中、5年ぶりの一人暮らしはつらいだろうな(……もしやのびのびしている?)。何の因果か怪我までしてるし、私が帰るまで無事に生き延びてくれよ〜。
ああ、それにつけても腹の重さよ。「妊婦生活にも、もう慣れたでしょ」と言われるけど、とんでもない。体重計に乗っては、かつてない数字に「信じられない……」とつぶやき、お風呂に入るたびに鏡に映る姿を見ては「ありえない……」と驚く日々。なんちゅーか、人体の不思議だよねぇ。ほんとに元に戻るのかな、この腹は。