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2005年06月07日(火) 消せない「殺気」

最近、50代の方々とチームを組んで仕事をしている。
「顧問」と呼ばれる政財界に顔が効く人たち。

僕にとって、50代の方々と仕事をするのは久しぶりだ。
前職では、早期退職勧奨により、50代の社員は限りなくゼロだった。
コンサルティングファームには50代の社員は元々いない。
コンサルタントの定年は40代前半。
40代後半以上の社員は、事実上存在しない。
クライアントの経営陣以外に50代の方々とは接する機会がない。

久々に50代の方々と同じチームとして仕事をしてみると、自分が未だにガキに過ぎないことがよくわかる。
政財界で活躍してきた人たちだけに、さすがに紳士。
僕がいかに品格に欠けているかを痛感する。
彼らは穏やかでありつつも強い意志がある。

僕は「殺気」が強い。

声が大きい。
しゃべりまくる。
早口。
せっかち。

僕はどこから見ても殺気が漂いまくっている。
50代の紳士の方には殺気がない。
あくまでも穏やかだ。
静かに、ゆっくりと、落ち着いて話す。
でも、きちんとメッセージは伝わるし、人も動く。

僕は、ガキの頃から目立つ子供だった。
今でも、ただオフィス内をぶらぶら歩いているだけでも目立つ。
存在しているだけでも、周囲から浮き立って見えるようだ。
僕の外見はごくごく普通だ。
僕は攻撃的なキャラクターではないのだけれど、「殺気のようなもの」は消せない。
戦略コンサルタントはもともと殺気が強い人間が多い。
そのなかでも目立つのだから、僕の殺気は相当強いのだろう。

僕は自分が50代になったとき、あのように穏やかで品格のある大人になれるのだろうか?(反語)




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孤独に歩め 悪をなさず 求めるところは少なく 林の中の象のように

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