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2004年09月21日(火) 僕の年間労働時間は「3537時間」

厚生労働省によると「年間平均労働『1800時間』を掲げてきたものの、パート採用など雇用形態の多様化で、平均労働時間は減っても正社員には見かけほどの時短効果が出ていないことがはっきりしてきた」のだそうだ。
2003年度の日本人の年間平均労働時間は、1853時間。
だが、この数値はパート労働者を含めた時間。
正社員の年間平均労働時間ではない。

僕は、自分の年間労働時間を計算してみた。
僕の場合、倒れる前の労働時間の実態は、平均すると平日は午前9時半出勤、午前2時退社だった。
あくまでも「平均」である。
週に1〜2回は徹夜もある。
昼休みや夕食の時間を2時間引くと、1日あたり14.5時間労働。
週末は土日のどちらか1日は出勤していた。
休日出勤は5時間とする。
祝日(年間15日)や有給休暇(20日)を差し引く。
有給休暇は完全消化とする。

すると・・・。

僕の年間の総労働時間は「3537時間」。

改めて計算してみるととんでもない数字だ。
自分でもここまでの長時間になるとは思ってもみなかった。
僕は年俸制なので、残業手当も休日出勤手当もつかない。
「残業」という概念がないので、サービス残業には該当しない。
コンサルタントは年俸が高くても、時給にすると安い、と言われてもしかたがない。

僕の労働時間が長いのは、仕事が遅い、要領が悪い、というような理由からではない。
平日昼間は、ミーティングやクライアント訪問等でギッチリとスケジュールが詰まっている。
バックオフィスの人達は定時で帰宅してしまうので、事務的な仕事も昼間のうちに終わらせなくてはならない。
コンサルタントとしての本業は、実質的に夜と休日しかできない。

これが日本のサラリーマンの労働実態だ。
僕は極端な例なのかもしれない。

僕の会社では「9 to 9」キャンペーンと称し、労働時間短縮を目指している。
午前9時出勤、午後9時退社。
昼休みの1時間を除いて、11時間労働。
同じく休日祝日、有給休暇を完全消化するとして計算する。
年間総労働時間は、「2486時間」。
これはあくまでも「目標」である。
当然のことながら目標達成には程遠い。
目標値はあるが、時短のための具体的な施策はない。

厚生労働省の掲げる労働時間「1800時間」は、僕の現状の労働時間の半分。
あり得ない目標値。
年間労働時間1800時間など、僕には想像することすらできない。
いくらがんばっても1800時間は無理だろう。
2400時間程度が努力目標。
2400時間だとしても、僕の3537時間からすると、全然働いていないくらいの時短。
1800時間しか働かなくても良いのであれば、僕の人生は全く変わったものになる。

年間平均労働時間が本当に1800時間になれば、当然のことながら、企業は人手不足になる。
雇用も促進される。
雇用促進どころか、深刻な人手不足に陥るだろう。

労働基準監督署にはもっともっと厳しい指導をしてがんばって欲しいものだ。

■正社員の時短促進・厚労省が法改正方針
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20040923AT1F2201J22092004.html




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