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2003年11月05日(水) 卒検撃沈。なんだか理不尽

大型二輪の卒業検定に撃沈。

僕以外の卒業検定参加者は再受験者ばかりだった。
「一回めは練習みたいなもんスよ」
「はじめての時は緊張して検定中止っスよ」
「やっぱ、大型二輪はそう簡単には取らせてくんないスよね」
げ、そうなのか?

僕は5番めだった。
それほど緊張することもなく、順調に走りはじめた。

急制動。
僕は一気に加速した。
駐車場に停まっていたクルマが突然出てきた。

ぷっぷーっ。

検定員がクラクションを鳴らした。
僕は加速中に急停止。

「邪魔が入ったので、もう一周してやり直してください。減点はしません」

あれー、テンション下がるなあ。

40キロの指定速度までの加速区間。
コーナーを加速しながら周り、直線に出た。

ぷっぷーっ。

検定員がまたクラクションを鳴らした。
また、僕は急停止。

「前に遅いクルマがいて加速できないので、しばらく待ってください」
おいおい、またかよ。

今のところノーミスのはずだが、どんどん調子が狂ってくる。
調子を狂わされながら、前に進む。

一時停止の標識の前にバイクが2台停まっていた。
僕の後ろにもクルマが来ていた。
その一時停止の標識のある道路は20メートルくらいしかない。
僕の後ろのクルマは交差点にはみ出していた。
僕が前に詰めないと、後ろのクルマは交差点内に取り残される。
僕は普段の一般道路のように、クルマがもう少し前に出られるようにと、自分のバイクを前のバイクのすぐ後ろまで、詰めてあげた。

ぷっぷーっ。

検定員はまたまたクラクションを鳴らした。
次は何だよっ!

「はい。20点減点です」

へっ?

「停車時の前方の車両との車間距離が短すぎます」

僕が前に詰めないと後ろのクルマが交差点内に取り残されて危険なのではないですか?

「検定中は後ろのクルマのことなど無視してください」

こういう場合、普通は前に詰めるでしょ。

「一般道路ではもちろんそうですが、現在は検定中なので」

状況判断から言って、こういう場合は前に詰めますよね。

「でも、検定のルールですから」

と、いうことで僕の卒検は撃沈した。

なんだか理不尽。




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