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2003年06月18日(水) ようやくETC車向けのエコ贔屓割引が始まったと思ったら

 ようやくETC車向けの本格的な割引が始まる。
とりあえず試行ということで半年間の限定らしいが、永久に続けて欲しいものである。

 今回の発表は高速道路の長距離割引。
ETC車に限り300〜400キロの区間は35%割引、900キロ超の区間は60%割引なのだそうだ。

 僕は横浜に住んでいるが、実は関西人なので、東京⇔大阪間を最低でも年に3往復はする。
東京⇔大阪間は約500キロなので、35%割引は適用される。
35%割引だと片道でも4,000円くらいの割引になるので、3往復だと24,000円/年くらいの恩恵がある。
このうえに50,000円を払って58,000分使える前払い割引も適用すれば、かなりのおトクである。
うーむ。
これなら納得感があるぞ。

 が、しかし!

 非ETC車にも長距離割引は適用されるのである。
非ETC車でも100〜200キロの区間は25%引き、200キロ超の区間は30%引きなのである。
「ETC車に限り」というのは、割引率の上乗せぶんの事である。
ETC車の上乗せ分は、たったの5%。
たかだか500円くらいである。
ああ、ムカつく。
という事で、ETC車の僕にとってのザマミロ感は一瞬にして吹っ飛んだ。
利己的な僕としては、非ETC車の割引はゼロにして、そのぶんETC車の割引率を高くすべきだ。

 非ETC車はたかだか2−3万円の機器をケチっている非国民なので、もっと冷遇すべきである。
非国民にまで割引を適用することなど、ないっ!

 ETCは正直言って、割引がなければ料金所のバーが「パカッ」と開くオモシロ感しかメリットがない。
ほとんどのゲートはETC/一般の兼用であり、ETC専用のゲートはまだ少ないので、並ばずに素早く料金所を通過する、という本来の目的はほとんど享受できない。
僕などはETC車の唯一の楽しみである「パカッ」を見たいがために、最寄の第三京浜の港北インターではなく、少し遠い都筑インターでワザワザ降りてみたりしている。

 ETCは「パカッ」のオモシロ感を除けば、隣に乗せたおネイちゃんに自慢するくらいしか、利用価値がない。
しかも、喜んでもらえるのは最初の一回だけだ。
そのうえ、料金所のゲートが兼用ゲートで「パカッ」のイベントが無ければ、面白くも何ともない。
一般車と兼用の出口を通過する際などは、バーもなく、ただ単にゲートを通過するだけである。
「お金払わなくてもいいの?」
「あ、これETC車だから」
などという、クソ面白くもなんともない会話がなされるだけである。

 国土交通省には更なるETC車へのえこ贔屓を強く要望する。

■ETC車の長距離割引、7月から半年間試行 国交省
http://www.asahi.com/national/update/0617/041.html




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