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2002年12月10日(火) ボーナスそのものよりも生き残りのほうが大変

ボーナス支給!なのだけれど、あんまりありがたみがない。
今年のボーナスはいくら貰えるんだろうか?的なドキドキ感とは無縁。
だってあらかじめボーナスの支給額がわかっているんだもの。

僕は年俸制。
年間の給与総額はあらかじめ決まっている。
ボーナスの金額も自分で設定。
僕の場合は年俸を16分割して、夏と冬のボーナス時期に2か月分ずつ。
今日はこの年俸の16分の2が支給された。
年俸の分割パターンの設定は自由なので、毎月の給与を減らしてボーナスを多めにすることもできる。
僕はサラリーマン魂を忘れたくないので、限りなく一般的サラリーマンに近い設定にしている。

年俸そのものは、毎年見直し。
プロ野球選手と同じである。
年に1回、年俸の見直しを行なう。

ただ、コンサルタントの年俸の意味は一般的なサラリーマンとは大きく異なる。
コンサルタントの場合「個人に値札がついている」のである。
各コンサルタントそれぞれに「1時間いくら」という値段。
年俸はその自分の値段と連動。
自分の値段が上がれば年俸もそれにつられて上昇するというしくみ。
僕らはまさしく商品。
値札をつけられて売られている。
付加価値を出せる人は値段が上がっていくが、値段に見合った価値しか出ていなければ値段は上がらない。
年俸も上がらない。

仕事の価値が値段に見合わなければ商品として売れない。
売れ残る。
プロジェクトに呼んでもらえなくなる。
仕事がなくなる。
その場合はサヨウナラ。
基本的に「お水」の世界と同じである。

年俸が上がれば上がるほどリスクも増す。
常に年俸に見合った付加価値を出しつづける必要がある。
世間的に戦略コンサルタントは高給だと思われているが、高給をキープするにはバカみたいな付加価値を出しつづける必要があるのだ。
素人にはおすすめできない。

付加価値を出すために一番手っ取り早い方法は、他人より長時間働く事である。
2倍働けば、価値も2倍だ。
実はそういう人もたくさんいる。
ただし、毎日15時間くらい働くコンサルタントは大量にいる。
1日は24時間しかないので、15時間の2倍の30時間は働けない。
2倍の時間働いて付加価値を出す人は週末も働くしかない。

僕は大した能力も無いにもかかわらず、長時間労働も避けたい。
僕は自分自身の「他人との差別化戦略」や「オレ様ブランド化戦略」をを実行することによって付加価値があるようなフリをしている。
自分自身が商品なのだから、そういったマーケティング戦略を実行するのはごく自然な事である。

エリートちゃん達と同じ土俵で競争に巻き込まれたら、大変。
ガチンコ勝負になってしまう。
競争に巻き込まれるのは避けたい。
長時間労働勝負なんかになったら目も当てられない。

最小限の努力で付加価値を出す、というか出しているように見せるためには自分をブランド品にしてしまうのが一番である。
自分を希少なブランド品のように見せかけ、他人と差別化し、あたかも付加価値があるかのように振舞う。
「なんだか良くわからないけど、あの人はすごいのかもしれない」と周りを煙に巻いてしまうのである。
ブランド戦略の本に書いてあることは、全て自分自身に適用中。

ボーナスそのものよりも生き残りのほうが大変。




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