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2002年09月28日(土) ピーター・ガブリエル様はやはり神であらせられた

例によってAmazon.comからCDが届いた。

ピーター・ガブリエルの「UP」。

「オタ」が入っている人たち(僕もじゅうぶんオタだけど)は「ピーター・ゲイブリエル」と呼ぶが僕は敢えてピーター・ガブリエルと呼ぶ。だってジャケットには「ガブリエル」って書いてあるじゃん。クルマの名前も「ジャギュワ」じゃなくて「ジャガー」だし、「メルツェデス」じゃなくて「メルセデス」と呼べ。

僕はピーター・ガブリエルが最強に好きである。
初めて聴いたのは学生時代。
あの大ヒット作「SO」。
サンプリングしまくって、良くライブ等で音源を使わせてもらった。
サンプラーを買ったときに一番最初にサンプリングしたのもスレッジハンマーの冒頭の尺八「♪ひょろりりーりろりりい〜♪」であった。
ジョン・レノンが好き、とか言うのとはまた次元が違う。
純粋にミュージシャンとして最強の存在なのだ。

寝転がってビールを片手に本でも読みながら、と思いつつCDをかけた。
「ガッツーン!」

ピーター・ガブリエル様はやはり神であらせられた。

「ごめんなさい。ピーター・ガブリエル様の新作を拝聴させていただくのに、なんて無礼なことを。お許しください」

とても本を読みながらなんて聴けないのであった。
音のほうに気が取られる。
BGMからは程遠い。

昔ながらのピーター・ガブリエル節なのにきちんと2002年型の音になっている。
と、いうよりも「2002年の音楽とはこういうものだ」という時代の正しいスタンダード。
音的にはジェネシス時代を彷彿とさせる重厚でダークな作り。
とんでもなく丁寧に作りこまれている。
レコーディングには時間かかったんだろうなあ。
例のお城スタジオで作ったんだろうか?
僕が買ったのは輸入版でライナーノーツみたいなものは何もついてないので、何もわからない。

そこいら辺のいい加減なCDと同じ値段で売られていることに納得がいかん。
良いものは高く売ってもいいんじゃないの?
ピーター・ガブリエルって超高級ブランド音楽だぜ。

流行に流されず自分のスタイルを守っているにもかかわらず、どう聴いても最新かつ最先端の音である、っていうのは一体どういう事やねん。
やっぱりこのオジさんは神なのか。
こういうオッさんになりたいな。




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