| 2006年03月06日(月) |
美術館の是非論の前に |
市議会全員協議会が開催されました。橋本地区にある「日金工」の跡地利用(緊急再生)の概要説明と文化施設の申し入れと、群馬県桐生市にある�蛎臉酥�術館からの作品提供の申し入れについてです。
文化施設を市立の美術館にし、大川美術館から作品の提供を受けることについての検討を始めたい旨の提案でありました。内容と議論については、カナコロニュースに詳しく掲載されているので、そちらをご参照下さい。
ここでは、記事になっていない部分で問題だと考える点をお伝えします。
まず、2000点の帰属です。「寄贈」と「貸与」では大きな違いです。一般論として市立美術館を同地区に作った場合、15億〜20億の建設費だと説明がありました。継続的に「貸与」があったとしても、いつどうなるか分からない状態で更にランニングコストを掛けて大きな金額を投入するには、あまりにも危険です。現在の市収蔵美術品は約70点しかないのです。作品によって作る施設が変わるともいえます。
次に、議会や市民に対する説明の仕方です。全員協議会は2月28日に市長から議長へ開催申し入れがありました。議員に通知が配られたのは3月1日。日金工からの申し入れが2月7日。大川美術館からの申し入れが2月15日。15日〜28日の間に市役所内の様々な会議を経たことになります。
一方、その前にあった事実としては、相模経済新聞に同様の記事が掲載されたのが1月20日。同記事を見た市民団体から内容照会が寄せられ回答したのが2月14日(議会に対しても送付)。この回答には「美術館構想はない」「検討した経過はない」と記載。
市議会は3月定例会が2月8日から開催中。関係する委員会である建設委員会は2月24日、文教委員会は2月27日に開催。一般質問の通告期限は2月28日午後5時。
つまり、この間に一切の説明はなく、14日付けの「美術館構想はない」「検討した経過はない」のみ。これほど重要な案件でこの日程でこの対応は、市民団体に対しても失礼であり、議会に対しては議論を封殺することにも繋がります。
最後が、市民が運営するギャラリー的なものや市の芸術論です。厳しい運営をしいられているのに対する支援をしてきた経過はありません。市で芸術論を議論してきた経過も垣間みれません。このような状況での市立美術館は行政運営として大切なものを置き去りにしている感があります。
以上、ざっと書きました。
無論、大川美術館が「寄贈」をしてくれて、手続きをしっかりと踏んで取り組まれるのなら、検討の余地は十分あるとの意見が体勢でした。おそらく私は大いに賛成するでしょう。
が、現在の状況はまるで違っています・・・。近々に桐生市にも行ってみるつもりです。
|