会派で5日6日と視察をしてきました。場所は名古屋市と岡崎市です。
名古屋市はガイドウェイバスです。相模原市が検討している新交通システムの中で、導入した場合の最有力なものです。 混雑区間は専用軌道を建設し、それ以外の区間は通常のバス運行と同じ。但し、通常のバス運行であっても、バス優先レーンを設置している。これにより、定時運行ができることになります。 約6kmの専用軌道区間で、通常30分程度かかったびが13分になったようです。経営は赤字ですが、様々な工夫を行い年々赤字額は減少していました。勿論、当初の見込みよりは悪いようですが、それでも来年以降は単年度黒字になる予定だとか・・・確かに、そうなる雰囲気があります。単なる通勤通学だけでなく、日中に利用されるような工夫や、駐車場経営、保育所の設置など様々な取り組みを行っています。第3セクター方式の株式会社ですが、この手が黒字になることは全国的に稀なことです。専用軌道上の駅も大変簡易なもので対応可能です。輸送力やコストからすると手軽さを感じました。
岡崎市は企業誘致に関連してです。名古屋圏としての位置づけからも本市と同じような状況下と考えてです。 基本的には愛知県との連携で進めています。また、三菱自工の工場閉鎖問題などもあります。過去において、大規模で全国的な工場を誘致した実績があります。一方、中小を積極的に誘致もしています。特に気になったのが、担当はかなり長い時間同じ部署に所属して、常に「岡崎市への誘致」を様々な場面で働きかけていることです。数年かけて事ある毎にアピールをする。条件が合わずに興味を示さなかった企業も、いつ方向転換するかわかない。その時に即座に対応できる体制・・・。少し、日産誘致に対する横浜市に似ている部分を感じました。
さて、実態の視察とは特に関係がないのですが、両市(名古屋は会社。とは言っても市交通局出向)の担当者や事務局の対応が非常に良かったです。親切と言うか、丁寧と言うか・・・。物凄く好印象でした。不思議なもので、そういった事柄で町のイメージが良くなります。自らも振り返らないといけないと感じた次第です。。。
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