神奈川県議会議員「長友よしひろ」活動記
政治家としての日々の活動や感じたことを記載しています。
ご意見・ご感想などは掲示板へお願いします。

2004年09月21日(火) 定数特例2・2・1の計5名。でもそれ以上に・・・

 なかなか結果がでなかった、合併した場合の議員数が漸く決まりました。昨日開催された第7回「議員の定数等に関する検討委員会」です。

 色々な議論が予想通り繰り広げられたのですが、最終的には「定数特例」に決まりました。簡単に言うと、合併と同時に各町単位で相模原市議会議員の増員選挙を人口比例で行うことです。
 その場合、城山町2名・津久井町2名・相模湖町1名となります。もし、これに藤野町が加わったとした1名です。任期は、相模原市議任期の平成19年4月まで。その4月に行われる選挙も同じようにやることも決まりました。その次の23年からは、全てが同一選挙区となります。

 さて、議論の中身は過去に記載したのと同じよう内容なので書きません。別の部分で非常に気になったことを2点書きます。

 一つは、開会して直ぐに休憩になった点です。
 前回持ち帰った中身ついての各委員からの発表を行い、幾つかの質疑があった後です。ある議員から休憩を望むことをほのめかす発言がありました。委員長が汲み取り休憩を宣言。
 この休憩とは何ぞや・・・と知らない方は思うでしょう。これは「休憩を取って、別室で協議する」との意味なのです。純粋なトイレ休憩などとは違います。委員会の席上では話せない(?)ことなどを密室で調整するのです。最近、相模原市議会では少なくなってきましたが、多くの議会では良くある手法と言っていいと思います。傍聴されていた市民から見ると異常だったでしょう。
 私は、人事や個人情報、あるいは本当に特別なこと以外はオープンに喧々諤々やるべきだと思います。実際の別室での内容は書きませんが、平場で話しても問題ないことだったと思っています。。。

 二つは、自治区に関連することです。
 協議の結果、定数特例を是とすることが大勢でした。しかしながら、吸収される側は住民と行政のパイプ役でもある議員数が大幅に減ることに懸念があります。当たり前の話です。ですから、現行の町の意思が最大限に合併後も新市に反映されることを望みます。そこで、議論に出ているのが自治区です。
 本来は、議定件では協議する内容ではないのですが、議員削減に対する補完的な考えから、この部分を合併協議会自体に要請すべきとの意見がありました。
 そこで、出てきたのが事務局からの合併協議会への報告文です。先の定数の取扱が記載され、その後に代替え(補完)としての自治区設置の要請文がありました。

 ところが、それは合併特例法に定める地域自治区と限定して書いてあったのです。自治区制度には、これと、それ以外に合併特例区、地方自治法上の地域自治区とがあります。(それぞれの違いについては今回は書きません)そして、合併協議会での協議事項となってる案件であり、結果は出ていないのです。
 確かに、先の地域自治区になる可能性は高いのが現実のようです。(私は自治法上の自治区にすべきと考えていますが)ですが、そんなことを書いたら、合併協議会が決めることに対して、議定件が口を挟むことになってしまいます。せめて、「自治区制度等を活用して、議員が少なくなる住民の懸念を少しでも払拭してほしい」的が限界です。個別に「どれ」と明記するなどは完全な越権行為です。一瞬にして「変」だと思いましたので指摘をしました。
 最終的には委員全てが理解をしてくれたようでしたので、幾分修正され何とかギリギリと思われる範囲内になったので良かったです。
 
 ですが、そのやり取りを行っている時の書類を用意した協議会事務局と議会事務局の一部は「何がおかしいの?」と思っているようでした。誠に残念です。
 だいたい、「自治区についてどれが良いか」の議論も議定件ではしていないのです。越権だからです。それなのに、限定して書いてくるのは先導しようとしていると捉えることができます。


↑クリックしてください
My追加     

 それに気が付かないのでしょうか・・・。

 返す返すも残念なことでありました。。。
 


 < 過去  日記の目次へ  未来 >


長友よしひろ [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加