| 2003年12月05日(金) |
総務委員会での討論。思わず下を向いてしまいました。。。 |
提出されている議案の中に任期付き職員の採用に関する条例があります。 国が制度化したものに伴う条例制定です。 一般の市の職員採用とは違って、特別な技能や能力、経験を有する人を職員として採用できるようになるものです。 期間は最長5年間。職員定数内となり、一般の職員と同じ待遇となります。(一部特別待遇の採用もあるが、職員としての身分などは同じ) つまり、兼職の禁止や福利厚生なども同じであります。 民間等で活躍された方を公の職務でも活躍していただく、専門的な知識を行政に注入してもらうことは大変良いことだと思います。 相模原市は当面はSE系の専門家を考えているようです。
ところで、この件は通常の職員採用と同じく市長の裁量(?)となります。助役や収入役などの特別職は議会の議決が必要ですが、一般職員と同じく議会や採用担当以外の誰かが携わることができません。採用試験も一般の学力試験とは異なり行うことになると思われます。広く公募もあると思いますが、所謂一本釣りが主となることが予想されます。
総務委員会で共産党議員が、その点を指摘しました。国では人事院が携わることになっており、一応外部が関係する仕組みとなっています。 しかし、本市のような人事委員会を有していない自治体は市長の裁量のみで採用することが可能となります。 前出議員が討論で曰く、「法の行き届いていないそのような点を自治体独自で組み込むべき」とのこと。
正にその通り・・・では・・・
っと思ってしまった自分がいます。 実態として、市長が好きな人材を定数の範囲内で独自に採用することが可能な条例は、運用としてそのようなことが行われるはずがないにしても、問題であるのは事実です・・・。
会派として、事前に「良いことだ」と賛成することが協議の結果、決まっていました。よって、委員会採決では起立をしました。 しかしながら、討論で指摘されていた点は確かにその通りであり、考え足らずであったとして言いようがありません。思わず下を向いてしまいました。。。
これから、本会議に戻ります。 本会議上でこの案件について賛成反対それぞれの討論が行われると思います。 自らを深く反省しつつ、賛成者の討論に上記を理論として納得できる説明がなされることを願うばかりです。
他人まかせな発言であり、自分を恥じています。 皆さんに対し、心からお詫び申し上げます。
|