ななの想い。

2007年10月25日(木) なんで?


彼と付き合う前から ちょくちょく遊んでる人がいて。

年はちょっと離れてるけど 男友達的な存在。

色々なことを知ってて おもしろい。

そして身の危険を感じず 遊ぶことができるかなり貴重な相手。

だったんだけどなぁ…。


昨日 明日暇してる? 昼間時間取れる? ランチしよ!ってメールがきた。

ちょっと迷ったけど たまにはいいかなぁーって思ってOKした。


そして 今日の昼頃 あたしの家の近くまで迎えに来てくれた。

会うのは2ヶ月ぶりかな?


何食べたい?って言われたけど。

優柔不断なあたしはいつも決められず 考え込んでると。

らーめん好き?

うまいトコあるからそこ行く?って。

あたしは うん。って答えて。


車はそのまま高速道路へ。


そんな遠いとこまで食べいくの?って思ったけど。

ドライブがてら行こう思ってな。って言われて 納得。 


1時間ちょっとかかったかな?

らーめん屋さんに到着。

どれがいいか分からないから お任せで勧められたチャーシュー麺を食べた。

麺がもっちりしてて なかなかおいしかったっ♪♪


らーめんでおなかいっぱいになって車に戻ると。

助手席でごそがさ探し物をしてる…。

なんだろう?って思ったら… お土産だった。

ディオールの口紅。 ななに似合うかな?って選んだんだ。と。

急だったからビックリしたけど あたしのために買ってきてくれたから お礼を言って受け取った。


なんだか いつもと違う車の中の空気。

すごく感じる視線。

なんだか 嫌な予感…。。


だって車に乗って お土産ももらったのに 車を動かそうとしないんだもん。


すごい視線感じるけど 気づかないふり…。 するしかない雰囲気。

だけど 一向に車を動かす気配がない。


思い切って 友達の顔を見たら。

思いっきり視線が合う。

だけどそらそうとしないから 思わずあたしがそらした。

そして どしたの? なに? って聞いた。


なな やっぱりかわいいな。 っていきなり言われて。

全然かわいくないのに 何言ってんだか… と笑って流した。


そしたら 急に顔が近づいてきて いきなりキスされた…。


えぇーー?

なんでなんでなんで?? って感じでただただビックリ。


そして またキスしてこようとしてる。

思いっきり拒否った。

やだ! やめて!って。

それでも強引に近づいてきて もうどうしていいか分からなくなってきた。

すごく動揺しちゃって。

友達の顔が見れなくなった。

ずっと顔を背けて 窓の外を見てた。

きっと見たら またキスされるって思ったから。

そんなの嫌だったから。


ごめん。って言って 車を動かしだした友達。

どこ行くのかなぁー?って思ったけど なんか聞けずにいて。

でも来た道を戻ってたっぽかったから きっと家の方に戻ってると思ってた。


何事もなかったように 今まで通りに笑って話してたんだけど。

インターがもうすぐってとこで 車は急に曲がった。

えっ? どこ行くの?って思ったけど 地理分からないし 何も言えなかった。

だけど なんか嫌な予感。 すごく不安になった。


そして その嫌な予感は的中。

車は細い道を入って行って ラブホテルへ。


もう頭の中真っ白。

だって 今日。 ランチしてカラオケでも行こう!って行ってたじゃん。

心の中で叫んだけど 言葉にすることができなかった。


そしたら友達が。 ちょっと休憩しよ。 カラオケだってあるしさ。 って。


あたしは。

やだ!
無理。
行かない。

この言葉をずっと繰り返し言ってた。


何もしないから とりあえず行こう。って言ってくるけど。

何もしないわけないじゃん…。

何もしないならこんなとこ来るわけないじゃん…。


行かない。 行かない。 行かない。

そう言って あたしは車から降りなかった。


友達は急にあたしを抱きしめてきて。

俺の気持ち知ってるだろ?って言ってきた。


えっ? 知らない。 そう答えるあたしに。


俺さぁ 結構気持ち伝えてきたつもりだよ?

今日覚悟決めてきたんだよ?

嫌いだったら こんなとこ誘わないし キスしたり抱きしめたりしない。


まっすぐあたしを見る友達。

思わず目をそらしたよ。


確かに ななのこと好きなのになぁー。 とか タイプ。だとか言われてたけど。

全然冗談だと思って流してたし こうなると思ってなかった。

こうなるなら来てなかったよ。


どうしてもダメ?って言う友達に。

ごめん。 としか言えなかった。


あたしね。 彼を裏切れないよ。

ケンカしたり イライラしたり キライって思ったりもするけど。

それはただ彼に甘えてるからそう思ってるだけ。

ホントはすごくすごく好きで 今は彼以外考えられない。

彼があたしを大事にしてくれてるんだもん。

あたしも彼を大事にしたい。

もう流れに流されるのはやめよう。

きっと後悔しか残らない。


あたしの揺るがない気持ちに負けたのか 車をラブホテルからやっと出してくれた。

車から逃げ出すことも考えたけど 場所が全然分からないからやめた。

きっと友達なら分かってくれるって信じてた部分もあるかな。


すごく苦笑いしてる友達。

ごめんな。 俺のこと少しは好きになってくれてるって思ってた。って言われた。

はぁ。。 またあたしそんな思わせぶりな態度でもとったのかな。

また傷付けたね。 そして友達じゃなくなっちゃったね。


友達は家の近くまで送ってくれて。

あたしはそそくさと車を降りて。

今日はごめんね。 ご馳走様でした。 お土産もありがとう。

そう言って 友達を見送ろうと待ってたけど 友達は動く気配がない。

ななが先に帰って。 そう言われて ちょっと早歩きで家に向かう。

途中に何度か後ろを振り返ったけど 友達の車は動かずにずっとそこにあって。

逆に心配になった。

メールしてみよっかな?とも思ったけど まだあたし自身が動揺してるから やめた。


しばらくして 謝りのメールを送る。

そしてすぐに返事が。


今日はこっちこそ突然ごめんなさい。

反省はしてるけど 後悔はしてないかも。

また誘ってもいい?


なんて返事していいか分からなかった。

だから結局そのまま。


なかなか純粋な男友達を作るのは難しいのかな。。

なんだか悲しいな。


なんでこうなっちゃったんだろう。。

家に帰って すごく落ち込んだよ。

彼に逢いたい。 逢って抱きしめて欲しい。 すごく強く。







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