99745..チェリー
ココロの想い
2002年09月19日(木)
吐き気と、吐き気の合間に(吐く寸前→薬→吐きそうだけど、まし→)、本を読む。
吉井怜さんの、「・・・神様、何するの」。
白血病を発病されてから、2年間に渡る、闘病生活の日々を綴られている。
一つ一つの言葉が、ココロに響き渡る。
吉井怜さんの、その時々の、素直な気持ちや、今の思いが、ココロの奥深くに伝わった。

ここに、ずっと書きたくて、書いてこなかったこと。
クローン病で入院していた時。
同じ病棟で、血液疾患で入院中の仲間と出会った。
当時、半年に渡る長期入院は初めてで、検査や治療の日々に、不安に重なっていたあたしを。
彼や彼女らは、一緒に手を取り合い、励ましてくれた。

あたしが、ベットで引っ込んでたら、看護婦さんに、「連れ出してええ?」と勝手に許可取って。
喫茶に連れてってくれたり。
絶食中で食べれないあたしに気遣い、みんな不自然に、「飲み物〜」ばかりで、お腹グーグー鳴らしてたり(笑)
そのかわり、おいしい笑える話は、いっぱいいっぱい、みんなでおしゃべりし続けた。

彼が、無菌室での治療に入った時。
仲間みんなで、いつもとおんなじように、会いに行った。
冗談のお土産、いっぱい持って♪
その後、個室に移って。
あたしも、詳しい検査のために、転院が決まって。
手紙出したけど、返事は来なかった。

その後、あたしは転院先の病院を退院して。
もう、彼らの病院には行かなくなって。
一年後、元の病院に再入院した時に、看護婦さんから聞かされたこと。
ショックで、息が詰まった。
嘘やろっ。嘘やって!

彼はもう、この世にいない・・・。
そんなこと、あたしは信じられへん。
信じない。

手紙読んでくれてたこと。
最後まで、あたしのこと、どーしてるんやろ?と、心配してくれてたこと。
・・・自分のこと・・・心配しいや・・・。。。
いつも笑顔で元気くれて、笑わしてくれて。仲間の支えとなり。
やさしい、やさしい、彼。
あたしは、今も、あなたのこと。忘れられません。
この先も、ずっと・・・。必ず。

骨髄移植のドナーを、待てなかった、彼。
その後、あたしは、短大の卒論に、
「骨髄移植」を選んだ。
いろんな人に、彼のがんばった笑顔を伝えたい。そう思ったからだ。
でも、果たせなくて、ごめんね。。。
再入院しちゃって・・・ごめんね。。。

今まで、このことを、一人の友人にしか話せずにいた。
どーしてだろう?
元気な友達には、わかんない。
ちっぽけなつまらない、表面の出来事には、されたくなかったのかもしれない。

ずっと、ずっと、胸の中にあったこと。
みんなに、話したくて。
今日、ここで話しました。

現在、闘病されておられる方。
また、今、健康で生活しておられる方。
受け取られる方の気持ちは、それぞれで自由でいいと思います。

だから・・・あなたも一生懸命生きて。とも言わない。
あたしも、精一杯過ごせてません。
彼の生き方に恥ずかしいくらい・・・。

でも、今のあたしは、彼との出会いがあって、ある。
そう、感じさせてもらってます。


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