| 2014年02月11日(火) |
バーバラ・ピム著「なついた羚羊」借りる |
期限が切れていたのでバーバラ・ピムの評論と小説2冊を泣く泣く図書館に返却しに行く。先日お財布ごと紛失してしまったカードの再発行の手続きをして新刊書の棚に行くと、なんとピムの新刊があった。誰も借りなかったようだ。奇跡的な遭遇だと思った。その後「当日返却された棚」に行くと先ほど返した3冊が並んでおいてあったので、大喜びでまた借りる。どうやら邦訳されているのは先の2冊だけだったので、すごい出会いだと言えよう。と、言うか昨年はピムの生誕100年だったらしい。ずっと独身のまま67歳くらいで亡くなったらしい。小説の方はべリンダとハリエットという姉妹を中心にいろいろな日常茶飯事が語られる。語り手は姉のべリンダである。教会での交流も中心的なものだ。大執事とは聞きなれない役職だが、次の職が副牧師なので牧師のことだろうか。とにかく大執事はべリンダが大学時代に同級であったヘンリーであるが、もう何十年もべリンダはヘンリーに想いを寄せていた。代々の副牧師に夢中になってもてなしを続ける妹のハリエット。独身の姉妹といってもなかなかハリエットは流行の服を着コ泣いているし、交流も華やかで、質素で地味という言葉とは程遠いが、いずれにしても、小さなことに喜びを感じながらその日々を紡いでいるという感じか。
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